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8月31日土曜日「今日こそG4」

 実は昨日のつぐみシナリオ、今日仕事に出勤する直前のクリアでした。本当にぎりぎりで終了。あと五分遅れても遅刻ギリギリという(笑)。ドキドキしながらのラストでした。つぐみグッドエンドだったわけですが、上手い終わらせ方だと思う一方で……やっぱりトゥルーエンドも用意されてるのかな? 誰かのシナリオでバッドエンドで終わったという報告もありますが。

 ところで台風が接近中です。大接近中。13号だったかな? 強くて大きいらしい上に福岡を右手に掠めていくルートを通るようなので、相当雨が降る……はずなのに、まださっぱり降って無いってどういうことよ? 確か予報では30日夜から雨じゃなかったか? おかげでなんだか拍子抜け。でも進路は変化してないっぽい。どうやら相当遅い速度で北上してるみたい。となると、一度降ると長引きそうだ。でもさー、折角の台風なんだから、降ってくれないとつまんない。最近福岡じゃあんまり雨が降らなくて、ダムの貯水率もひそかに低下中なんだよね。だから降ってもらわないと困る。でも台風の影響はちゃんとあって、風は強いし、それに暑い。

 昨日の続き。「アギト映画版DC(ディレクターズカット)」、思ったよりも高くて税抜き6800円でした。が、私にしては珍しく、あまり迷わずに購入。やっぱりなんでもいいからDVDのソフトが欲しかった、というのが大きかったみたい。それにアレだ。実はアギトの主題歌がどんなだったかど忘れしてしまったから、聞いてみたいというのもあったりして。通常版とDC版の違いは、20分近い追加シーン。それにボーナスディスクも付属してますね。
 とりあえず映画本編から。えーと、思ったよりもあっさりした内容だったかな、と。もっともっと凝った話なんじゃないかと思ったのは、今放送中の「龍騎」の影響かも。収録してる映画CMだと「全ての謎がここに!」とかあるけど、別にアギトでの謎に触れた部分は無かったような気がするな(笑)。アギトのバーニング・シャイニングフォーム、エクシードギルスの登場など見せ場はそれなりでした。好きなギルスの活躍がちょこっと少なめなのが残念。アナザーアギトも出なかったし。えーと、要約すると「やり過ぎはいけないよ」という話だったのかな? ゲストキャラの子供二人組は、女の子の方がすごく可愛かった。私は別にロリコンじゃないけど、ロリコン趣味の男の前には出せないな、と思うくらい。映画の本旨を考える場合、もうちょいこの二人組にスポットを当ててラストを盛り上げないといけないのになあ。結局「良かったね」の一言で済んでしまっている。できれば「この二人なら、これからもきっと大丈夫」と思わせてくれるようなラストにして欲しかった。下手すると、いなくても話が成立してしまうという内容なんだよね。
 でもってボーナスディスク。こちらはメイキングDC版、スーツアクター座談会、アギトアクション徹底分析、メインスタッフ座談会、劇場予告、スチール集、プロデューサー秘蔵フォトを収録。こちらの方がトータルの収録時間が長くて、しかも面白かったりして(笑)。映画の収録風景とか、その合間の役者さんたちの素顔とか、合成とか特撮の舞台裏とか。どれもこれも興味深いものばかりでした。スーツアクターなんて、普段は着ぐるみに入ってる人達だから、素顔が見られるってのはとても珍しい。アギトやギルスはともかく、G3ーXなんてスーツが重そう。大変だよなーと、見てていつも思ってました。しかもG3の場合、スーツアクターじゃなくて氷川役の要潤が着込む場合もあるだけに。ギルス関連では、「バイクシーンも本当はスタントじゃなくて俺でやりたいんだけどね〜」という葦原涼役の友井雄亮の本音が高ポイント。アギト役の賀集利樹については、見ただけじゃあんまり語ることはありません。でも「アギト」の撮影期間中にお父さんを亡くしてるんですよね、この人。そんな中であんな笑顔の良いキャラを演じてたってのには驚かされました。こっちのディスクのことも考えると、6800円でも高くないかもしれません。活動写真は本編だけで7800円……。微妙だ。

 さて、これから来月の日記のタイルでも描きますか。まだ何を描くかは決めてないんだけどね〜。

8月30日金曜日「プロジェクトG4」

 さっそくプレイしてます、「EVER17」。既に一周目をつぐみグッドエンドでクリアしていますが、クリアが31日に食い込んだのと、あれこれ断片を思い出すと印象的な場面もたくさんあるのに、頭の中でいまいち話がつながってないということもあって、つぐみレビューは後日再プレイの時にします。というか、正直言いましてプレイ中の集中力がかなり散漫でした。クリアに12時間かけたのがそれを証明しているでしょう。途中で食事を作ったり、食べながらプレイしたり、シャワーを浴びたり、寝たりしたので(笑)。なんとなく良かったような気がしているだけに、自分をちょっとだけ断罪。あ、そうそう、ヒロインがオープニングに登場してくる順序でクリアしていくのが良いという情報を得てるので、つぐみからだったわけです。だから次は空。
 それでもちょこっとだけ。なっきゅはともかく謎の多いヒロインだらけの今作にあって、ひときわ謎めいた存在であるつぐみ。謎の一端は彼女のシナリオをプレイすれば分かるのデスが、それでも?は全部消えてくれません。プロローグのタヌキって、彼女のような気がするんですが……。なぜタヌキ? それにどうしてアレに詳しいのか、とか。んでもって肝心な○○○○。アレのもっと詳しい情報。まさかここで○○○○が出てくるとは思わなかったので。再プレイとラストのココシナリオである程度解明されるのかな?
 前作と違って、今回は最初からSF的な要素が加味されてるのがバレバレなので、下手にそっちの方重視で続編を作ってもらうと困るな、と思っていました。けど、これはちょっと心配しすぎだったみたい。謎を振りまきつつも、シナリオのメインはちゃんと人間ドラマでした。それと、前作で私が一番感銘を受けた点。それは例のいづみキュアシナリオでの大胆な内容なわけですが。ですが、真の意味で衝撃だったのはキュレイシンドロームそのものではなく、なぜ作品内でそういう要素を取りあげたのか、という「核心を取り入れた動機」でした。そして、そのレベルでの作品的継承はきちんと行われていました。ですから、この作品を前作の続編だと素直に認めてしまっても良いと思います……って、こんな書き方じゃ訳分からんか(笑)。
 とにかく続きは後日。

 今日の本題は昨日買って来た「仮面ライダーアギト映画版ディレクターズカット」のお話……にしようかと思ってたけど、やっぱり明日にしよう。今月の日記はさすがに容量がデカくなりすぎてきたし。

8月29日木曜日「発売」

 というわけで、KIDの「EVER17」も今日発売です。というか、日記を書きながら午前中指定の宅配便を待っているという状況。ただ、届いても一度自転車で天神まで買い物に出て、それから寝て、それからプレイするからまだまだになってしまう。レビューは明日以降ということになるね。とりあえず期待なのは、ほとんど究極の領域に達しているシステム関連。「夢のつばさ」あたりで既に究極だったが、「てんたま」でもうちょい踏み込み、「まいめり」で究極のミュージックモードを披露。これ以上があったら、そりゃもう凄いって。「夢のつばさ」の音量をアナログで調整出来る機能が復活したら、本当に究極だ。プリンセスソフトは一度本気で見習おう。
 ちなみにファミリーマートの端末で「EVER17」のブロマイドを買うことが出来ます。プレイゲージを上げるために、カレンダー付きのヤツを一枚所望してきました。今使用中の卓上カレンダー、一番左が日曜じゃなくて月曜なんで、いまいち使いづらかったんで、これが結構良い感じ。150円は安いな。キャラ物のブロマイドはちっとも買う気にならないけど。

 ところでうちにはDVDプレイヤーがあります。でもほとんど見るソフトがありません。一応某大正浪漫(太正浪漫ではない。でも意外とこっちにも大正らしさがあって良かったりする)アニメのソフトがありますが、これは元を軽く取るくらい見ました。ぼちぼちニューフェイスが欲しい。けど、例の活動写真は11月発売でまだ先。そこでふと思いついたのが去年公開された「仮面ライダーアギト」の映画。これのディレクターズカット版が発売されていると言う話をちらっと聞きました。「クウガ」は終盤のゴ軍団編をビデオに録画してあって、「龍騎」も録画中。でも「アギト」は残ってません。全話録画に挫折してどーでもよくなってました。今でも「アギト」テレビ版のDVDを買おうとは思いません。全部買えるはずもなく、一部を抜き取るのも意味が無く。でもきちんと一本で完結してる映画版ならどうだ? というわけ。しかも結構評判が良かったような。今日天神まで行くのは、このためです。だから早いトコ宅急便に来てもらわないと困るぞ。というか、普通は買って来てから日記を書くよな。

 この日記でもちょくちょくプロレスネタを書いてますが、正直プロレスを知らない人に説明するのはとても難しい。第一人によってプロレスのどこに魅力を感じてるのか、全然違ってたりするし。昨日は「ダイナマイッ!」とかいう興行が国立競技場でありました。柔道の吉田が格闘家に転向して最初の試合があったり。試合は吉田がリードする展開だったみたいだけど(PPVだから見てない)、決着はアレな感じだったらしいです。でもまあ、グレイシー家が絡むとろくな決着にならないのは毎度のことなので、まあいいやってかんじ。桜庭のvsミルコ復帰戦は……どうでもいいや。この二試合が早々にDVD化されるんだけど、本当にどうでもいいな。面白かったと評判だったのがノゲイラvsボブ・サップ戦。これは見てみたい。ノゲイラにパワーボムなんて、普通はやらないというか、やれないよ。

 ワールドカップが終わって日本人選手も次々に海外移籍。でもって、城の時とかと違って結果も出してる。日本はやっぱり中盤に才能片寄りすぎなのか(笑)。稲本が日本人初の欧州でのハットトリックを決めたりして、本当に凄いよね。という感じな横でプロ野球。地味。ジャイアンツの監督が原のせいか、本当に地味。監督の戦術にケレン味がないのか、はやばやとマジックが点灯してあっさりペナントレース終了。そりゃあ、普通にやったらジャイアンツが強いって。なんて思ってて実際に放置モードでしたが。どっこい2位のスワローズがここ最近どかーんと連勝中。だから消えたマジックがなかなか再点灯しない。でもジャイアンツも負けが込んでるわけじゃないから、ゲーム差はあんまり縮まらない。結果、やっぱり盛り上がらない。とかスワローズファンの私が言ってちゃいけないんだけどね。大丈夫かな、プロ野球。

8月28日水曜日「水夏再評価」

 ちきしょー。まだプロレスカードで西村修が出ねーんだよお。ほんと、これ一枚出たら、もう要らないってのに、何枚余計なカードを手に入れさせるんだ(笑)。でもこの商品、スナックの方もカードの方も質がなかなか高いので、良いモノです。正直スナックオンリーでも80円くらい。カードなら8枚で300円とかしそう。それがスナック+カード2枚で100円なんだから安い安い。なんだかんだで買い続けるのは、これが最大の理由だな。

 今夏の(一部の人にとって)大物「EVER17」が今週木曜日に遂に降臨。その前に「水夏」をさらっとおさらいしておこうと思ってプレイ……するつもりが、オートプレイが無いので「夢のつばさ」の桜花や勇希シナリオをやってみたり。随分プレイしてたつもりの作品なのに、プレイ時間は50時間を突破してなかった。これは意外。「まいめり」は100時間超えてたっけ? ま、とにかく、それでも「水夏」をプレイしました。プレイしたのはとりあえず第二章。美絵じゃなくてさやかシナリオ。このゲームで一番人気のあるヒロインのシナリオです。
 するとちょっと気になる点が。どうも、あんまり文章が上手とはいえない。正直、前回も多少気になってはいましたが、話そのものが面白いのでそれほど問題に感じてませんでした。話に仕組まれた仕掛け自体は、やっぱり効果的に機能していることは再確認しましたし。で、そこそこの仕上がりになっている部分と、どうにも誉められたもんじゃない部分が同じシナリオの中で同居しているようなので、複数のライターで書いたのかなあ、と思ったり。具体的にどの辺が問題なのか、例を挙げると分かりやすいんでしょうが、めんどくさいのでやりません(笑)。が、少なくとも、このまま本として出版出来るレベルじゃないことは確か。
 今月初めの日記で随分「水夏」を誉めちゃったんで、今後買ってプレイしてみようかなあ、なんて思っている人に対しての警告のつもりで書いてみました。ただ、かなりの程度テキストレベルでの不備を内容でカバー出来るんだってことは分かったかな。いろいろな意味で意趣深い作品になってしまった。
 でもって「EVER17」。これはプレイする前から「仕掛けがなされている」ことが明々白々な作品なだけに、逆に恋愛部分の方を注目してみたいなーなんて思ってます。プレイ前の推測が当っててしょぼーんとしたくないしね。

 ところでトップページに「みんな大好きX-pac」なんて書いた直後で非常にきまずいのですが、X-pacがWWEを離脱したという報が入ってきました。あちゃー、nWoの毒は消滅しても健在なのか〜〜。もうすぐ復帰するケインも、復讐する相手がいなくて困ったもんだ。

8月27日火曜日「ひったくりゃー」

 私はあんまりトイレの我慢が利かない人間なので、行動範囲内のあちこちにトイレ場所を確保しているのですが、その中のひとつがブックオフ。で、先日の事。ブックオフは古本屋。トイレを借りておいて何も買わずに帰るのはさすがに後ろめたい気分になります。なので、適当な本を買ったのでした。それが近代ミステリ中興の祖である島田荘司の「寝台特急はやぶさ1/60秒の壁」と「出雲伝説7/8の殺人」の二冊です。ちょっとの間読まずに放置していたのですが、今日なんとなく手に取って読んでしまいました。他にも長く積んだままにしているものも多いので(京極堂とか)、どうしてチョイスしたのがこれなのか、私にもよくわかりません。だいたい、エンジェルハウリングの続きとかも読まないといけないんだよな、本当は。
 で、この二冊のお話。これらを世に出した時点で、近代ミステリ史において非常に重要な作品である「占星術殺人事件」と「斜め屋敷の犯罪」のふたつを既にリリースしています。ですが、この「占星術」&「斜め屋敷」は、その内容の素晴らしさに比較して、あんまり売れなかったそうで。まあ、そりゃそうだ。当時のミステリ界は社会派全盛。荒唐無稽な設定を持った探偵小説は時代遅れでした(そんな中でもかろうじて頑張ってたのが鮎川哲也と高木彬光)。今じゃ信じられない話ですけどね。で、ブームだったのがいわゆるトラベルミステリ。トラベルミステリというとぱっと思いつくのは西村京太郎でしょう。あまりに有名なので、西京=トラベルという図式さえ出来ている人も多いのでは。ま、確かに西村京太郎はサスペンスの名手ですが、きちんとした名作ミステリも数多く書いているという事実も見過ごしてはならないところ。
 話が少し逸れました。とにかく島田氏も本が売れないと次を書けないということで、ブームに乗ったトラベルミステリも書くことにした。それが吉敷竹史を主人公にしたシリーズでした。「はやぶさ」と「出雲」はそのうちのニ作になります。読んでみればすぐにわかりますが、「俺は普通のトラベルミステリは書かねえぞ」という気概が溢れまくってます。とりあえず、死体は猟奇的に処理しないと気が済まないようです。片方では顔の皮が剥がされ眼球を持ち出されていて、片方では完全なバラバラ死体。なぜそんなことをしなければならないのか、ということについては、きちんとした理由が用意されています。納得出来るような理由が。どうせならもっと荒唐無稽の方が面白そうだと思いますが、まあ、作品の意図を考えるとこんくらいで落ちつかせるのがベターでしょう。
 この作品がおもしろいかどうかというと、おもしろかったと思います。1冊100円ですし、それ以上のものは確実にあったかな、という。だから特に文句を言う気にはなりませんね。ただ、御手洗潔物だけじゃ駄目っぽいから吉敷に手をつけて、最近では大家になったので御手洗オンリーってのも、ドライ過ぎてどうかなあなんて。ともあれ島田氏が奮闘しつつも大勢は社会派&トラベルブームで推移していた業界に「十角館の殺人」なんぞを持ち出して来た綾辻行人も恐るべし。業界のターニングポイントは島田作品もさることながら、こちらの功績も大きいみたいね。ただ、今「十角館」を読んで素直に満足出来るかというと微妙だと思うけど。おもしろいけどさ。

 お仕事中、店の裏手でひったくり事件がありました。被害者の方が店の電話で警察へ通報。うちの店は表は結構人通りがあるけど、裏は典型的な裏道でかなりひっそりとしていて、確かに自転車とか原付を利用したひったくりをするには絶好な場所かも。すぐ逃げられるし。どうもね、うちの近所ってあんまり治安が良く無いみたいなんだよね。地方版ニュースを見ると、よく近所で事件があった、というのをよく見る。自転車で走っている時、犯人を連れての現場検証中なんて光景にも出会ったことがあるし、わりと最近も生で捕り物を見たなんてことも書いたっけ。
 それにあれだ、福岡市内って暴力団の抗争も激しい場所なのですわ。昔、混乱状態だったところをある大物がひとつにまとめて福博会という大きな組織が出来たんです。しばらくはこれで上手くいっていたのに、その大物さんが亡くなってから再び後継争いで混乱状態に入ってしまったのが、今の福岡。更に過激派の内ゲバ事件が時折起きるのも福岡の特徴で、博多駅から伸びる大博通りなんかでも夜中にいやーんなお兄ちゃんが血まみれで転がってたりする。
 こーいうのが無ければ本当に住みやすい場所なんですけどね。

 ぼちぼち私が研修にあたっていた新人も慣れてきたようです。慣れてくるのと同時に、例の先輩のことも分かってきたようで。「本当にくだらない些細なことで、一日に三回は注意されるんですよ」とか「この店は自分の存在でもっているって意識が強過ぎるんじゃないか」とか。見抜かれてるなー、二十歳程度のやつに。あれほど仕事そのものは大雑把に済ませてる人が、なんでまた人の仕事についてはあれほど細かく注意するのか、どうもよく分からん。というか、自分では「自分の仕事が大雑把」なことについて自覚が無いようなんですが。口うるさい学級委員長が、その権限を利用して自分だけ悠々とやっている、というとイメージが近いでしょうか。これじゃ、若い人間に嫌われても無理ないよなあ。

8月26日月曜日「ミッシングパーツ第二話」

 先日新しく購入した自転車で初めての遠出をしてきました。うーん、今度の自転車にはギアがないので、乗りやすいかわりにスピードがあまり出ない。でもまあ、事故るのもバカバカしいし、これで良いのかもです。というわけで天神まで出て来ました。立ち寄ったのは例によって例による、いわゆる書店だというのがアレなところ。いくつか漫画を見繕って、帰宅。何を買ったかは内緒にしておこう。帰路でといザラスに寄りました。危うくR&M「仮面ライダーゾルダ」を買いそうになってしまった。これで何度目だろうか。でもさすがにダイエーとかよりもかなり安いんです。あの値段なら……。日記を書いてる今も迷ってたりするんだけどな(笑)。そのかわりに発売されたばかりの「MGガンダムシュピーゲル」を発見! この店、プラモデル系の新発売入荷は遅いと思ってたんだけどなあ。びっくり。こっちも安い。購入の決め手はネオドイツの女でしたか(笑)。これまでに発売された「シャイニング」「ゴッド」「マスター」は今風の面構成なのですが、この「シュピーゲル」はかなり地味なデザインなので一見するとMGっぽくありません。でもまあ、これが1/100で発売されたこと自体が快挙ですし。Gガンが放送されてから、もう五年以上経過してますからね。間違ってもGより後に放送されたXに登場したMSがMG化される可能性はなさそう。Gの潜在的な人気が窺われるというもの。あーでも、いつ作るんだ、私は。

 「ミッシングパーツ」の第二話をプレイ。途中でご飯作ったりネットしたりしたんで、えらい時間がかかりました。ニ話しか入ってないのに、合わせて軽く20時間以上プレイしてしまったことに。こんどの「赤いカメオ」もヒントの出し方がかなり丁寧でしたね。パズラーな出来になっていることでは、前回と同じです。名作「クロス探偵物語」よりもその点では上だと思います。最初は訳が分からないくらい入り乱れていた事件内容も、少しずつ事実が見えてくる。その経過がたまらなく楽しい。まさしくパズルですね。多少のオカルト要素が入ってますが、「ミッシングパーツ」はやはりクイーンのカラーが強くてシャープな印象があるせいか、あんまり効果的に働いてない感じが。オカルトを取り入れるならもっと徹底した雰囲気づくりが必要みたい。「ミッシングパーツ」には向いてないかな。残り四話ではどうなるんだろ。オカルトはやめた方が良さそう。
 真犯人のための伏線の張り方については、今度もなかなか良かったかも。ただ、第一話でもそうなんだけど、事件の解明よりもそっちの方から考えた方が早く真犯人に到達してしまうのがちょっとだけ残念。しかも第二話の場合、最終的な容疑者の数がかなり絞り込まれてしまうため、犯人の想定、かなり容易です。それでもラストのまとめ方の良さも健在で、終わった後の感触が良いのがこのシリーズのポイントかも。
 あ、それとこれまで指摘してなかったけど、音楽もさることながら演出面の良さも特筆もの。実に上手く汎用グラフィックを使ってて、その自然さは見事というしかありません。
 これは「ミッシングパーツ2」も期待大ですね。チェックしといて良かった良かった。欠点はセーブにブロック数がかなりかかるわりに、あんまりたくさんのポイントでセーブが出来ないところかな。

8月25日日曜日「ミッシングパーツ第一話」

 まず最初に「仮面ライダー龍騎」の話。先週に続いてコメディ編となりました。先週も「仮面ライダーシャンゼリオン」になってるなあ、と思いましたが、今回は更にシャンゼリオン度がアップ。ヒーロー物で繰り広げられるチープでシュールなギャグ。子供にはちょっとついていけない世界だったのではないかと思います(笑)。この「龍騎」は、もともと稀代のC調ヒーロー「超光戦士シャンゼリオン」のスタッフが多く関わる作品。いつかこういう話もやってみたかったんでしょうね。「シャンゼ」でも子供をアクセル全開で置き去りにするパワーが素敵でした。その「シャンゼリオン」を演じた荻野崇が、今は王蛇なんだからやっぱり凄いや。あ、でも、ギャグ話としては先週の方が優れていたと思います。シャンゼっぽさで今回が際立ったということで。今回のくだらん逸話に感激してのたうちまわり、主人公(今回はゾルダ北岡)に詰め寄る真司は、ほんとに速水そのものだったな(笑)。でも相性が合わない人には物凄く不評だったみたい。無理も無い。

 今日はなんとなく「ミッシングパーツ」をプレイしました。「2」を予約したということで、微妙にプレイゲージが上昇していたのでしょう、きっと。やる気ゲージといっても、解放してやらなきゃいくら溜まってても意味ないんですけどね。
 今年の初頭に発売されたこの作品は、推理ゲーです。推理ゲーといっても、難易度は低く、誰でもエンディングまでたどり着ける程度。今日プレイしたのはニ話収録されているうちに「鳴らないオルゴール」。クリアするのに十時間近くかかりました。これでボイスが入っていたら、もっとかかってたでしょうね。無いのよね、ボイス。バックログが微妙に使いづらく、メッセージスキップもないのですが、それほどプレイ環境に不満はありませんでした。雰囲気を盛り上げるという意味で、サウンド関係は凄く良かったように思います。いや、ほんとに。同社の「久遠の絆」もこんな感じなんでしょうか。だったらさっさとプレイすべきなのかも。最近プレイしたゲームの中でも出色の出来では。
 さて、詳しく内容を書いてしまうと著しくバレてしまうので困りますね〜。昨日の「人形幻戯」でもこの表現を使ってますが、ここでいう「パズラー」という言葉をすぐに理解できる人も少数派でしょうから、少し説明しておきます。推理小説において、ヒントの提出と謎解きの関連性が実に上手く固められている、純粋論理で解決に至ることが可能な優れた作品を敬意をこめて「パズラー」と呼ぶんですね。ちりばめられた伏線をきっちり読み解くことができれば、解答編を読む前に真相に到達出来る。ジグソーパズルのように、ひとつひとつのピースを当てはめて完璧な一枚の絵に組み上げるように。エラリー・クイーンがパズラーの代表的な作家で、極端な話本格推理といったら一部のクイーンのパズラーだけを指すのだ、という人さえいるくらいです。それだけ良く出来たパズラーは、ミステリマニアには賛美の対象であるわけ。ただ、あまりに論理を重視するために、登場人物の肉付けがおろそかになることもしばしばではありますが。日本でのこの手の作品の継承者は霧舎巧……なんだそうで、分からないこともないんですけど、最近の氏は絶不調だからね。やっぱりパズラーとして美しくて面白いのは西澤保彦の「人格転移の殺人」あたりではないかな、と思います。
 で、この「ミッシングパーツ」はパズラー系の推理物ゲームだというのが私の印象です。結構上手くロジックが組まれていますし、ヒントの出し方もまずまずなので、パズラーと呼んでも差し支えないでしょう。小説ではなく、主人公の視線を通して事件を見るので、話の説得力もしっかりしてるように思います。ですから、主人公が物語の成り行き上で犯人を指摘する前に、プレイヤーも真相を掴むことが出来るはずです。ですから、頑張って考えれ(笑)。惜しいのは解決編が始まった後に最後のヒントが提出される点でしょうか。以下ネタバレトーク。

 私は途中でこの作品のパズラー性に気づいたので、あれこれ考えながらプレイしました。ですので、一般的にどれくらいかかる作品なのか知りませんが、10時間というのはちょっと長かったと思います。で、良一の殺害犯それ以降の実行犯が別に存在する、ということは分かってました。まあ、各事件のアリバイをきっちり押さえてみると、全ての事件アリバイが成立しないというキャラがいないので、この点は考えればすぐに分かることでしょうけど。良一の殺害犯が誰なのか。最終的なヒントの提出が遅いので迷うかも知れませんが、一応それまでに見当をつけることは可能です。ただし、この部分の問題点として、「最後のヒントと犯人の関連性について、主人公よりももっともっと早く警察で察知されなければならないはず」というものが。明らかにつじつまがあってないわけですし。この点を早期にチェック出来ていれば、以降の事件は食い止めることが可能だったはずなんだよなあ。田所さんもその点では同罪。なんのための事件関係者の取り調べなのでしょうか。あの部屋を封鎖しなかったら……。とはいえ、真犯人のための伏線の張り方は良かったと思います。最後、撃ち殺すなよ、とは思いましたが。
 暗号はおまけですね。解明に近いところまでは誰でも到達出来ると思いますが、解き明かすためには音楽の知識が必要。当りをつけることは出来るんですけどね〜。
 ミステリ系のメルマガ、ほとんど全部ネタが分かってしまう私はやっぱりミステリおたく? ファイロ・ヴァンスのゲームプレイでの心理解析による犯人指摘を行う手法は、確かにこれが元祖ではありますが(ゲームはコントラクト・ブリッジだったはず)、他に類を見ないわけではありません。二階堂犂人も同じくブリッジで、森博嗣がチェスで、加藤元浩が将棋でやってたと記憶してます。たぶん。

 物語として考えると、かなりまとまりが良くてラストシーンも上手。おいおい、ゲームでこんなの書かれたら霧舎の立場が無いよ(笑)。ちなみに同じDCでの探偵物「探偵紳士ダッシュ!」は、パズラーではなくハードボイルド。エラリー・クイーンではなくレイモンド・チャンドラーの系譜を継いだ作品。ま、好み次第。そういや私はレイモンド・チャンドラー未読だったっけ。だから本当はなんとも言えん。

8月24日土曜日「人形幻戯」

 今日は西澤保彦の「人形幻戯」を読了。これまでの短編集とは違って、キャラ主体から話主体になってますね。だから、この一冊に関しては多少の今後の伏線があるものの、シリーズでの位置付けとしてあんまり重要性がない。レギュラーキャラの内面への切り込みが凄く薄いから。それでも西澤カラーは健在で、今回あれこれ思い悩むのは事件関係者ばかり。別にそれが悪いとか、そういうことは言いません。かえってパズラーとしての特性がソリッドになっていて、分かりやすくて好感触。いっそこのシリーズはこれで初めてという人にもお勧め出来るといえるかも。なにか感じるところはあると思うし。
 こないだ最初の話の「不測の死体」がいまいちだった、と書きました。で、実際いまいちだと思います。このシリーズ独特の設定を使ってパズラーしてみただけという感じ。それじゃ西澤保彦を読む価値が多少なり薄れてしまう。ですが、それ以降の話はどれもこれも良い感じでした。「不測の死体」ひとつだけが駄作ってことですか。
 パズラーとして優れてるのは「おもいでの行方」。設定された超能力から、その使用動機をどんどん辿っていくとこういう落ちになる、という。さきほどソリッドという表現を使いましたが、まさに切れ味の鋭さではこれが収録作でも一番といえるでしょう。お話としても優れていて、完成度で考えてもナンバー1だと思います。
 西澤氏独特のカラーで考えた時に印象深いのが表題作でもある「人形幻戯」。このシリーズは毎回漢字四文字でタイトルを構成しているからこれが表題作になったのかもしれませんが(それとも表題作にするために、この作品を書いたのかも)。ミステリとして考えると偶然性が強くていまいちなんですが、メインで描かれている内容のことを考えると……。うーん、日常の憂鬱さゆえに非日常性を求める心は誰にでもあるに違い無いから、それだけに恐い。
 『甘く蕩けるような謎にくるまれた、苦いまでに美しく澄み切った論理!』という帯のキャッチコピーはなかなか良いかもです。「不測の死体」を除けば、確かにどの作品を取りあげても当てはまりますね。甘く蕩けて、苦く、美しく澄んだ……まさに西澤作品の傾向を端的にあらわした名文。この傾向はタックシリーズで顕著なのですが、やっぱり同じ作者の書いた著作です。ああ、いいなあ、この人の物語は……と思えるような、そういう物を書いてくれる西澤保彦に感謝。ただし、帯の下の「美少女と美女の名推理乱れ打ち!!」というコピーはいかがなものかと思う(笑)。表紙の水玉螢之丞のイラストもちょっと損をしているかもしれません。……って、表紙が漫画っぽいから中身も漫画っぽく感じてしまう効果に騙されるな、というのは自分で指摘した話でしたか。正直シリーズ初期作の二種類ある表紙、先代の方が好きなんですよね。

8月23日金曜日「日記を四日も溜めるもんではない」

 ここから26日までの四日分の日記は一度に書いています。こういうしょーもないことはするものではありません。だって、忘れるし。なんで溜めたのかというと、とくに理由も無く。なんとなく、というだけなのがしょぼいところでして。とほ。それでも日記にちょこっと書くようなことはメモってあるので、書くだけかいてみる。

 今どきDCオンリーで発売されるという奇特なゲーム「ミッシングパーツ」。その続編である「2」の予約がDDで始ったので、さっそくチェックしました。というか、捕獲してあるとはいえ「1」もまだプレイしてないっていうのに、そういう私もたぶん奇特なんだと思いますが。最近はゲームキューブを買ってみてもいいかなあ、とかちょっとだけ考えているところで(購入ゲージはまだまだ低いので未定だけど)、基本的にドリームキャストでゲーム歴お終いでも良いと思ってる私。ですから、せめてDCくらいは最後まで遊び倒してやれというわけです。もっとも、サターンも今でも稼動させてるのが現状ではありますが。いやあ、こないだのサターン積みゲー解消は実に有意義だったなあ。真面目な話、「リンダキューブ完全版」はいつかプレイするぞー。「MP2」はもうお金を振り込んだので、後は到着するのを待つだけだ。
 待つだけというと、KIDの「EVER17」も来週ついに発売。これはどうだったっけ? 代金払ってあったんだっけか? 確かコンビニ払いは「斑鳩」以降だったから、これはまだだったはず……。ま、いいや。到着すれば分かることだ。

 チャーハンのリターンマッチをしました。前回と違うのは、夕食ではなく朝食だったこと(ぐえ)。それに味付けの醤油の量と使う卵を2個にしたこと。そしたらなんとなくそれなりのものが出来てしまった。相変わらず具がベーコンだけで寂しいったらありゃしない。ネットで検索してもうちょい研究してみても良いかもしれん、などと思ったのでしたとさ。

8月22日木曜日「プロレスについてふたつ」

 今日はたまたま仕事中にプロレスの話がふたつ出た。まったく関連性のないもので、単なる偶然だというのが笑えるところ。

 一つめがプロレスと八百長。休憩中に店長さんと話していた時に出て来た話題。今、人気でいうとプロレスよりもKー1の方が上なんじゃないか、という。確かに一般的な知名度で言えば、歴史のあるプロレスをKー1が凌いでいると思われる。アーツやベルナルドなど、個性的なファイターがCMにも出てくるし、私もそれに反論は無いと言うか、異存は無い。これはKー1をそこまで押し上げた石井館長の功績だろう。リングで闘ったファイター達もほんとに素晴らしい。
 一方でプライドやレジェンドといった総合格闘技の興行もある。こちらはグラウンドの攻防を重視したガチンコ勝負だけど、目潰しや金的なんかは反則で、なんでもアリってわけじゃない。先日放送されたレジェンドは、とにかくつまらなかったと評判だ。けど、そのレジェンドも八百長だったという人は少ないだろう。あの意味不明のガファリを除けば、観客が求めるものを見せていない。これはつまり「日本人が勝っていない」ということだ。ナショナリズムに乏しいようで、意外とそうでもない部分もあるってことは、ワールドカップが証明した。やっぱり体格や技術に上回る外国人を日本人が倒すのは、一種のカタルシスのある光景なのだと思う。一度、日本プロレス界はこの構図を放棄したという歴史があるけど。
 さて、一般の人が考えるような真剣勝負という意味から照らし合わせれば、Kー1や総合とプロレスの方向性はまったく違います。ここにある明確な違いというのは「観客への意識」の問題です。極端な話、Kー1や総合の選手は勝つことだけを考えていればいい。これは観客も承知しているので、いかに容赦なく相手を倒すのか、そのためにどれだけの技術と作戦が提出されるのか、そういったことを目当てに観戦します。ですから、試合時間が1分だろうが、1秒だろうが、勝てばいいんです。勝つことそのものが観客へのアピールとなる。でも試合そのものが、非常につまらないということもしばしば。
 そこでプロレスです。どっこい勝つことが必ずしもアピールにつながらないというのがプロレスの特殊な性格を示しています。勝利以外、つまり試合内容で観客を納得させなければいけません。何も考えずに相手を潰すことに意味が無いんですね。ですから、プロレスの試合は約束組手であるという性格が付きまといます。フェイントもなにもなく「チョップ打つぞゴルァ」という時、プロレスラーは避けてはいけません。「そんなもん、やられても平気だぞゴルァ」というタフネス、プロレスの観客が求めるのはこっち。やられるのが分かっていてもやられて、やせ我慢するのがプロレス。承知で技を受ける以上、八百長と言われるのも無理のない話ではあるんですね。
 でもだからといって、八百長=詐欺というわけではありません。個人的に上に書いたようなやせ我慢に耐えられなくなった方が敗退するのがプロレスだと思います。だから、そこには根性が不可欠です。そういうプロレスは、今の合理性を求められる世相から逆行しています。相手の技を受けないといけないというのは、どう考えても合理的じゃないもんね。そもそもプロレス八百長疑惑は昔から根強く残るものですが、以前はライバル的な興行がありませんでした。今は合理を重視したKー1や総合がある。そこで合理的じゃないプロレスが一般から八百長視されるという構図なのでしょう。
 とはいえここまで書いて来たことをふまえて言うのなら、プロレスとKー1&総合が同じ視点で見るような性格のものではないということが分かると思います。たとえば、先日新日本プロレスで安田という選手が大幅に遅刻すると言う事件がありました。彼の試合は時期王座挑戦者を決めるためのものだったので、簡単に不戦敗にも出来ず、試合中を繰り上げて興行は続行。それでも来ないので、試合時間を引っ張らなくてはならなくなりました。蝶野&天山vs中西&西村という試合です。「安田の馬鹿が来ねえ。仕方ねーからヤツが来るまで出来るだけ長く試合をするぞ、わかったなオラッ」という会話があったことは、容易に想像できます。この事自体は明確に八百長といえる行為でしょう。が、結局この試合。制限時間の1時間経過のフルタイムドローになります。観客もなんとなく「安田? ヤツの遅刻のせい?」とか空気を読みつつ観戦。それでもレスラーは1時間観客を飽きさせない試合をしなくてはなりません。1時間の試合に説得力を持たせないといけません。蝶野は首に爆弾を抱える身、天山はこの試合で鼻を骨折、中西も負傷退場して一時医務室に運び込まれるという壮絶な試合になりました。新日本という団体では普通の試合時間が10分以下という事もしばしば。ですから実際レスラー達もしんどかったでしょう。でも、だからといって脱落して試合を投げ出すことは許されません。それは安田の遅刻に匹敵する暴挙。中西も医務室から戻って試合を続行。こんな泥試合で突然輝きだしたのが西村修でした。蝶野&天山というタッグチャンピオンを相手に一人になってもまったく怯まず、それどころが試合が長引くに従って、逆に元気になっていく。で、ようやくドローで試合終了となった時。蝶野、天山、中西はリングにぶったおれました。無理もない話。100を超える大男が1時間も肉弾戦をやれば、普通はこうなります。ですが、何故かシューズを脱いで裸足になっていた西村は、試合が終わるとポストに駆け昇り指を1本立ててファンにアピールします。「延長だっ!」。あるいは「もう一時間だっ!」だったのかもしれません。無理無理、他の三人はダウン中。そしてそんな西村の中に観客は見たはずなのです。「一時間、それも途中で2vs1になっても闘い抜いて、なおかつ平然と立っている凄い男」と。八百長的な試合延長の末に、プロレス独特の何かが生まれたという試合でした。個人的には最後の西村の姿に、プロレスってのはこういうもんだ、という要素が凝縮されていると思います。強いヤツではなく、凄いヤツがえらい。
 というわけで、八百長=低質とは必ずしも言えません。ま、そもそも世界最大のプロレス団体WWEでは試合にシナリオがあることをカミングアウトしていて、それでもファンを熱狂させているわけで。個人的には八百長だろうがなんだろうが、私が満足出来る試合を見せてくれれば、どうでもいい、というのが意見。内容知ってるはずの原作漫画付きアニメを見ても楽しめる、というのと大差はないよ。

 もう一つのプロレスの話題。男の二人組の客の片方が、「おまえ、ピープルズチャンピオンに似てるな」ともう片方に。ピープルズチャンピオンというのは先日映画「スコーピオンキング」にも主演したアメリカで最も人気のあるプロレスラーです。WWE所属。私は「えっ?!」と思い、そいつを見てみると……。モミアゲーん(笑)。それだけで全然似てないどころか、今のロック様はモミアゲ伸ばしてないぞゴルァ、という笑い話でした。体格が似てるって、ロック様は193センチだーぜ〜〜〜〜〜。

8月21日水曜日「敗北を約束された闘い」

 二日めの長勤。仕事を終えてやっとこさ寝て、起きたらもう仕事前というのにはさすがにへこみました。でもまあ、まだ八月も下旬に入ったばかりなのに妙に涼しくて快適ではあったんですが。季節の前倒しって、早く熱くなるだけじゃなくて、寒くなるのも早いんですかね?
 それでもお仕事を片付けました。が、うっかりスーパーの卵を割ってしまって、6個入りパックを2つ買わなきゃならないというまぬけな目に合いました。12個の卵、どうしてくれる(笑)。で、まあ、取り敢えず割れた卵3つからなんとかしないといけないということで、久々にチャーハンに挑戦。使えそうな材料がベーコンしかなくて、彩りが寂しいのは仕方のないところ。次はもうちょいなんとかしたい。タマネギでもいいや。ま、とにかく。ひとり分のチャーハンを作るのに卵3つっていうのは多過ぎる。そんな事は分かり切ってました。なのであんまり期待せずに醤油と塩、胡椒で味付けしてみる。一応食べられるものにはなりました。リベンジに期待だ!

 「FKS2」の最後のオマケ要素であるクイズモードが出現しました。さっそくプレイ。いろいろなジャンルから問題をセレクト可能と、オマケのわりにはなかなか凝った作り。「FKS」のゲーム内容に関するものではなくて、ちゃんとスポーツやら音楽芸能やら、文化といったものなのでびっくり。で、えらい難しいです。よくまあこんな真面目に問題をチョイスしてきたなあ、というのが本音。ちなみに「文学/社会」だとこんな問題。

年号「昭和」が改元されたのは西暦何年?
江戸時代の都市部で発生した江戸煩いとはどんな病気?
旧暦で神無月は10月。では神有月と呼ぶ地方はどこ?
11代将軍家斉が好んで食べたものはなに?

……などと、ギャルゲーに収録されてるとは思えない問題のオンパレード。しかも7つのジャンル毎に10問出題され、3回間違えたらゲームオーバー。これ、全部で3回。つまり70問出題されて2回しか間違えられないのです。うわー、えらいきつい。しかもクリアしても特典が無いらしい。酷いよ(笑)。すげー難しくて3問連続間違えたりすることもざらにあるってのにさ。でもまあ、収録問題数に限りがあるんで、全部記憶すればクリアも夢では無いらしい。でも特典は無いんだ〜〜〜(笑)。ゲーム中に選択したヒロインのサービス汎用グラフィックが見られるのだけがポイントか。でもゲーム中でも見られるのもあるしー。
 この日記のためにちょこっとプレイしてみたけど、マンガ/アニメのジャンルで出てくる竹本泉の問題で私が分からないだぜ、おい(笑)。氏の著作は大抵所持してる私がだよ。「魔法使いさんおしずかに」って、単行本未収録とかとっくに絶版で入手不能とかじゃなかったかよ、おいおい(笑)。

 チョーモンインシリーズの最新作「人形幻戯」を読破中。仕事があるんでなかなか先に進めないんですが、短編集なので気楽にゴー。でも最初の作品「不測の死体」はいまいちでございましたな。次に期待。

8月20日火曜日「書くことが無いので」

 今日は長勤の日。お盆休みを調整する都合上、先週はなかったんですが、今週はその煽りを喰って二日連続になります。たぶん、かなりきついと思うのだ〜。
 本当にこれといって書くことが無いので、映画も封切られてただいま絶好調の「仮面ライダー龍騎」について、あれこれ書いてみます。というか、不定期で登場するライダーをひとりずつ紹介していこうという試み。あくまで私が放送を見た上での感想なので、この解釈が正しいってことはありませんので、念のため。

 最初に「仮面ライダー龍騎」の大雑把な内容を。
 謎の人物神崎士郎がある目的のために13人の仮面ライダーを闘わせる「ライダーバトル」を主催。最後に勝ち残った勝者は、どんな願いでもひとつだけ叶えられるという特典が与えられます。それぞれに闘う理由を持つライダーは、最後のひとりとなるために他の12人を倒さなければなりません。まさに闘わなければ生き残れない、のです。
 今日紹介するのは主人公の「仮面ライダー龍騎・城戸真司」です。ロン毛で原付バイクを乗り回す彼の職業はインターネット新聞OREジャーナルの記者。いわゆる熱血記者ですが、まだまだ若僧ゆえに記者としては三流。ただし、事実上取材にあたる記者が二人しかいない零細企業なので、そんな彼も重要な戦力だったり。典型的なヒーロー物の主人公で、正義という言葉を信じています。むしろ仮面ライダーよりも戦隊ヒーローの主人公っぽい性格であるといえるでしょう。
 彼は取材中の偶発的な出来事によってライダーに変身するカードデッキを手に入れました。他のライダーのように神崎士郎によってライダーバトルにスカウトされたのではありません。デッキを入手して間もなく、彼は「仮面ライダーナイト・秋山蓮」がミラーワールドのモンスターと闘う場面に出くわします。ミラーワールドのモンスターは、鏡の世界から人知れず現実世界に足を踏み込み、人の命を狙っているため、鏡の中に入る特種能力を持った仮面ライダーでなければ倒すことが出来ません。また、ライダーもモンスターを倒すことで得られる魂を自分が契約するモンスターに与えることで強化することが出来ます。ナイトがモンスターと闘う姿を見た真司は、人の命を守るためにライダーになることを決意しました。ですから、彼には他のライダーの命を奪うことが出来ません。彼はライダーバトルを阻止するライダーなのです。そういう彼ですから、当然のごとく最後のひとりとなって叶えたい願いというものはありません。
 彼は闘いを止めるということを簡単に考え過ぎていました。単純に「闘いなんて良くない」という理由だけで説得されるほど、他のライダーの思いは軽くなかったのです。彼に他のライダーの思いを否定することは出来ません。やむを得ない事情というものは存在します。それでもライダーバトルの本質は人間と人間の殺し合いに過ぎないと考える彼は、その立場を放棄しません。なんとか必死で闘いを止めさせ、そしてモンスターから人々を守らなければなりません。そしてそれこそが全ライダーの中でもっとも困難な道程だったのです。
 というわけで、「龍騎」という物語の中で真司が果たすのは、「心に考える正義という理想だけではどうにもならない現実」と向き合い、足掻く姿を見せることです。当然ながら見せる対象は子供の視聴者になります。理想だけではどうにもならない、しかし理想が無ければ前に進むことすら出来ない。理想を貫くためには、覚悟と長い時間が必要である。無駄になるかもしれないと分かっていても、やらなければならないことがある。そして、理想に到達するためには、人と分かりあうことが絶対に必要だ。それを子供に伝えるために、真司というキャラは存在しています。彼は典型的なヒーロー物の性格でありながら、同時に「闘わないヒーロー」という特殊な属性を持ち合わせた主人公なんですね。
 真司の性格を端的に示した事件として、「ゾルダ殺害編」というものがあります。「仮面ライダーゾルダ」の正体は後で別に解説する北岡秀一という自称スーパー弁護士なのですが、北岡の策略によって真司は「自分がゾルダであるゴローちゃん(北岡の秘書)を殺してしまった」と思い込んでしまいます。結局それが芝居であり、騙されていたことが分かるのですが、その時に彼は騙されたことよりも、死んだと思っていた相手が生きていたことを喜びました。我欲よりも他己的なしあわせを優先することが出来る青年なのです。
 物語は中盤。ライダーバトルは未だに継続しています。そして3人の犠牲者も出してしまいました。確かに苦悩の連続ですが、それでも真司に絶望は許されません。ライダーバトルは阻止されなければならない。そのための方法を模索し続けます。でも、いかんせん彼は頭脳派ではなく直情的で、とにかく前進するしか出来ることがありません。これからも辛い出来事が待っているでしょう(映画では、巡り会った女性を失ったようですし)。「闘わないヒーロー」というある意味矛盾した物語がどういう決着に至るのか、それだけでも「龍騎」をおい続ける価値はあります。それだけにちゃぶ台をひっくり返して欲しく無いんですよね(笑)。
 次は「仮面ライダーナイト・秋山蓮」。不定期なのでいつ書くかは不明です。明日かもしれないし、一ヶ月後かも。

8月19日月曜日「霧舎学園5月の事件」

 えっと、その、なんていうのかな。

 やってくれたな霧舎巧ィッ!!

 という感じです。「五月はピンクと水色と恋のアリバイ崩し」(ひでえタイトルだが)を読んだ人なら、私の憤りも分かっていただけるのではないかと思います。氏がこのシリーズを立ち上げた理由。

「コナン」や「金田一少年」でミステリに関心を持った人に、「まずこれから読むといいよ」と気軽に薦められる作品が欲しい。とりあえず自分でも書く。

 これは良いんです。確かにせっかくの新規読者としての可能性のある人達をむざむざ手放す手はありません。実際私もそういう人に薦められるタイトルというと、あんまり思い浮かばないというのが現状だったりします。あれだけ読んでるのにね〜。強いて言えば有栖川の国名シリーズだろうか。初期短編のあたり。「マレー鉄道」はレビューした通り、いまいちだったし。でなけりゃ案外「日曜日の沈黙」なんて良いのかもしれん。あ、そういえば石崎作品の方が霧舎氏の意図に上手く乗った作品を書いてる、なんて前にも書いたなあ。ま、とにかく、氏の考えていることはミステリ界全体のことを考えても無駄どころか必要なことである、と私も思うんです。
 が、それで「ミステリ+学園ラブコメ」を書くのはヨシとしましょう。でも内容が駄目なら、全部御破算だ……。氏の作品は処女作「ドッペルゲンガー宮」からはじまり、「カレイドスコープ島」「ラグナロク洞」「マリオネット園」と続いて「4月」が出ました。どうもね、もともと小説の下手な人だと思ってたけど、「マリオネット園」あたりから作品の質も低下傾向にあったみたい。だって、氏の作品で初心者に薦めるとしたら「ドッペルゲンガー宮」だもん。「カレイド」は好き嫌いが激しく、「ラグナロク」はまあまあでしたか。「マリオ」で、あれ? 「4月」で、おいおい。でもって「5月」で……

 ふざけんな!

 まで到達してしまうとは。
 真面目な話、「4月」からシリーズ化を受けて書かれた「5月」。最悪です。あんまりです。酷過ぎる。これほどまでに酷いミステリなんて、そうそうお目にかかれないというくらいです。初心者を引き付ける大きな要素であるキャラクターの魅力。「4月」の時点で、この点が非常に弱い、ということは気づいていました。だったらもう片方の軸であるトリックはどうか。これもちょっといまいち。人によってはかなりいまいち。でも、今月2冊レビューしたタックシリーズで分かるように、ミステリはシリーズでこそ書き得るタイプの作品も存在します。シリーズとしての必然性。それははっきり言えば、「キャラの成長」。挫折から這い上がろうと必死になるキャラ。苦難を乗り越えようとするキャラ。そこに読者は共感を感じるはずです。が、「5月」はこの点がほんとに最悪。一応「あかずの扉」シリーズでそういう路線も書いてる霧舎氏。それで「5月」っていうことは……相当初心者を舐めてます。この程度でいい、こんくらいでいい、なんて思ってたんじゃなかろうか。死体の第一発見者になってもなんの感慨も無いくせに(焦るなり、混乱するなりしろってーのー)、転校から一ヶ月、ようやく届いた制服に気づいてもらえて涙ぐむ。さすがに萎えました。こんなヒロイン、やだ。ヒロインに課せられた「伝説」を絡めて考えても、私だったらこんな感じでヒロインを追い込むのにな、などと思います。こんな人殺しが絡んだ伝説、成就よりも破壊するのが主人公の役目だろうに。ヒロインが重さに対して無感覚なので、主人公の方もどーしよーもない。断言する。主人公を保とのの子に変更して最初から書き直した方がキャラが立ってる分、まだマシ。
 とりあえずヒロイン絡みのツッコミを入れてみましたが、それ以外のキャラも駄目駄目な連中ばかりで、本当に駄目だ。いや、やっぱりヒロインの意識の問題になるのかなあ。「4月」の犯人、一応「5月」にも出て来ます。

 ……普通に友達付き合いしてちゃ駄目ダロ……。

 いや、縁を切れ、というのではなく。仮にも殺人犯相手なんだから、どうしたって両者の意識の変化は避けられないはずでしょうに。というか、その犯人があっさり復学してるって、どーなのさ。学校の教師を殺したんだから、いかに状況をうやむやにして保護観察処分にしたところで、自主退学は免れないだろ。周囲の視線ってのもあるだろうし。このキャラはね、秋頃だから「9月」か「10月」あたりに再登場させて、彼女が立ち直ろうというところへ起きた事件に巻き込ませるっていうのが、普通のやり方なんじゃないかなあ。ほんと、伝説なんか、くそくらえ。きちんと人間を書け。こんなリアリティの無い世界でミステリうんぬんを語っても無駄だ。
 期待してたんだよな……。シリーズが本格始動する「5月」から、何か魅せてくれるものがあるんじゃないかなってさ。内容は初心者向けなんだし、多少トリックが弱くてもキャラでカバーできれば目的は達成できる。でもそのキャラが駄目駄目過ぎる。「6月」以降もまったく期待できないよ、この有り様では。講談社なんだし、せめてシリーズを立ち上げる前に、マガジンあたりの漫画家と協議したりして、キャラの掘り下げをすれば良かったのにね。私はこんなシリーズを初心者には薦められないよ、霧舎巧。

 とまあ、随分叩いてしまいましたが、基本的に私は作品をそのまま受け取るタイプだと思うのデス。余程目立ちに目立ちまくる齟齬があったりしなきゃの話ですが。ですから「活動写真」だってなんだかんだで、それなりに評価してますし、ハッタリが効果的に決まった作品なら「ハッタリ」であることを誹るよりも、上手く騙してくれたことを誉めるでしょう。なので、私が「これは全然駄目」というのはあまり無いことなんです。稀にありますが、それはそもそも私が求める方向性と違い過ぎたもので、マッチングをミスった私にも責任がある。でもお、この作品は霧舎巧の目指す路線に共感した上で見せられたものなので。ショック三倍。よくまあ最後まで読んだもんだと思いました。とほほ。「クビツリハイスクール」でお口直ししようかなあ。

8月18日日曜日「新自転車購入」

 満身創痍どころか、とっくにその上を行ってしまっていた私の自転車。なにしろ中古で買った時からフレームそのものが歪んでいてハンドルがやや左にズレてるし、タイヤは走り過ぎでボロボロで一回総とっかえしてるし、泥よけも歪んでまともに機能してないし、ブレーキは片方完全に破壊、もう片方もちーとも利かなくて危険きわまりない。正直言って、人に貸してくれと言われても、危なすぎて貸せないくらいだ。事故ったら私の責任になってしまう。そういうわけで、ここ数日新しい自転車を買おうかなゲージがひそかに上昇中でした。そしたら何故か後輪がパンクしてるので、あっさりとゲージを解放。新しいのを買うことに決定したのです。
 前回は中古で失敗したので……そんな欠陥品に二年も乗った私も私だとは思うが……絶対に新車を買うぞ、と決めていました。さっそく10時を待って自転車屋さんにゴー。お盆で開いているかどうか不安でしたが、ふたつのうちの片方は営業してくれてて、ほっとする。なにしろ徒歩だからな(笑)。今私は弟にある程度まとまった金額を貸している状態なので、思い切って多少高めのヤツを買ってやるか、と意気込みを覚えつつ。理想的なのはスポーツタイプのロードレーサーで、いつかちゃんとしたのが欲しい。でも店にそんな速そうなのは置いてなかった。残念。となると、私本来のケチな属性が復活してきます。私はお酒も飲まないし煙草も吸いません。煙草は死ぬまで吸おうと思いませんが、お酒は自らに禁じているわけでもなく。ただ単に凄く弱いのと、お金がかかるからという理由で飲んでいません。ま、とにかく。私には他の人にとってのふたつの散財源がありません。結局の所、ケチなんだ。というわけで、定価から60%落ちのママチャリを買いました。さすがに新品。ピカピカのかわゆいヤツです。ギルスレイダーと命名(嘘)。大事に乗ろう。なにしろ事故らなきゃ3年は乗るのが確実だ。私は高校時代自転車通学で、それ以来ずーっと自転車を愛用しまくってます。で、乗り換えのきっかけはほぼ例外なく「前の自転車を乗り潰したから」です。たぶん、二代前のから今回廃棄することにしたのに乗り換えた時も、「もう駄目だ、買い替えなきゃ」と思ってから一年くらいは乗ってたくらいだ(笑)。
 問題は先代のハンドルが歪んでいたことで。そんな自転車を普通に乗りこなしていたんで、今のまともな自転車が乗りづらいのなんのって。まっすぐ走れないんだ、これが。こりゃ慣れるまでには時間がかかりそうです。にしても、カゴがついたママチャリって、かわいくて機能的で素敵だよね。ほれぼれ。

8月17日土曜日「依存」

 んあー、「スコッチ・ゲーム」に続いて「依存」を読んだんだけど、レビューしにくいなこれ。いや、もちろんタックシリーズでは名作の評価を受けている作品だけにおもしろかったんですけどね。ボリュームも従来作よりあったような感じかな? 私は一応高速読みも出来るけど(速読じゃないよ)、きちんと読みたい作品の場合普通に読むことにしてるんで、なかなか時間もかかりました。新鮮だったのは、シリーズの主要4キャラのうち、ひとりだけ遅れて登場してきたウサコ視点で物語が進むことでしょうね。「解体」でシリーズが幕開けした時から彼女のキャラクターが設定されていたかどうかというと、ちょっと怪しい感じ。「解体」って基本的にイッパツネタで、その後を想定して書かれた感じがしないので。実際「解体」だけ読むとボアン先輩はともかくタックのキャラが微妙に違うような気がするんです。なんというか、イメージだけの話ですけど、タックの持っている独特の朴訥とした雰囲気が薄い。シリーズだけあって、タックだけじゃなくてボアン先輩、タカチ、ウサコが揃わないと真価を発揮出来ないのかも。それぞれのキャラが相互影響を及ぼしている作品なだけに。
 シリーズ物の推理小説には2種類があって、キャラが成長していくものと、しないものに分けられます。確かエルキュール・ポアロが前者だったかな。最近のミステリはキャラを描こうとするものが多くなってるから、前者のタイプはあんまり見かけなくなってますね。太田忠司の「新宿少年探偵団」は前者で始めようとして、自然な流れで後者になってしまったタイプ。あー、一応石崎幸二のシリーズも成長しない感じかな? で、成長物のスタンダードがもひとつ太田忠司の狩能俊介のシリーズ。これは少年探偵物なんで、精神的にも肉体的にも成長していくタイプ。でも、その成長の度合は中学生を登場させてるこの作品でも、比較的ゆっくりとしてます。
 タックシリーズは後者のタイプで、しかも劇的にキャラが変化していく作品です。なにしろ事件を通して自己反省をひたすら繰り返し繰り返し繰り替えし繰り返し。他人の嫌な点、自分の嫌な点に徹底して向き合おうとします。そもそも西澤保彦はこういった作品傾向を持つ作家なのですが、それがもっとも顕著に出ているシリーズだと言えるでしょう(チョーモンインもそうだけどね〜)。これほどキャラの内面を描くことに集中したシリーズというのも珍しいのではないでしょうか。普通はトリックやらなにやらだよなあ、ミステリなんだから。
 といって、「依存」もやっぱりミステリです。でもこれまた珍しいことに、作中では殺人事件が発生しません。先の石崎氏のシリーズみたいに、殺人事件が起きないタイプのミステリもありますけど(奇しくも太田氏にもそういう短編集がある)、やっぱり珍しい。それでも石崎氏のシリーズは殺人事件にまで至らなかったケースが多い。「依存」みたいな感じとは違います。「依存」ではミステリ的な手法で解きあかされるのがキャラの心理、記憶になっているからです。ですから、一見すると無関係なようなエピソードが伏線になってたりします。でもこれは一般的に言う小説としての伏線で、ミステリとしての伏線とは大分違ってますね。ま、とにかく、長いのに無駄が無く、サスペンスなようでそうでもなく、それでいてハラハラさせる物語。やっぱり西澤氏は小説そのものの腕前が高いなあ、と改めて思った次第。

 「FKS」を終了させて、「EVER17」までどうしようかなあとか思ってましたが、先日買った「KOF2000」をちょこっとプレイしてみました。ようやく移植されたこの作品。なにしろSNKは無くなっちゃったからなあ(笑)。DCでのKOF展開の特徴は「背景ポリゴン化」です。1999でそんなもん意味があるのか、と言われたものの、99ではかなり上手く消化されていて、見事なものでした。が、2000では退化して背景ポリゴンを廃止。そのかわりにVGAに対応。2D格闘はあんまりVGAと相性が良く無いんですけどね。更になんかこう、ゲームとしてもやや退化しちゃったような……。でもきっと今後発売予定の2001も買っちゃうんだろうな。94から全部買ってきたから。もちろん94はネオジオ版デス。2000の良い点。BGMにオリジナル楽曲が収録されたこと。サターン時代からアレンジ収録オンリーだったんで、そこがずっと気に喰わなかったんです。めでたい♪

8月16日金曜日「プロレスカード」

 ファミリーマート専売のプロレスカードスナック、大人買いを避けてひとつずつ購入してます。なのでなかなか枚数が増えません。最近出たのは「蝶野&天山」「山崎一夫」「IWGPジュニア王座」「スタイナーブラザーズ」。悪くないけど、西村じゃないし、微妙だ。

 さてと。「依存」を読みはじめているのですが、読了までにはもうちょい時間がかかりそうなので、レビューも当分後になります。ジャイアンツにマジックが点灯しちゃって、もうどーでもいーや的展開になりつつ、サッカー海外移籍組が順調に活躍してたりで。プロ野球、2位なんていう微妙な位置にいるスワローズがなんとなく信じられない。首位か4位と相場が決まってるダロ(アホ)。代表漏れした中村俊輔のフリーキックはお見事の一言。はじけてますね!

 という感じで、日記としては書くことが何もない。なので、予告してた「作品全体でシナリオを構築するタイプのゲーム」に関するお話でもしましょうか……とも思ったけど、いまいち内容がピシャリと決まってくれないので簡単に書きます。大雑把なことは10日の日記に書いちゃってるし。
 「クローストゥ」みたいに作品そのものに仕掛けを仕組んだタイプの作品は、全部プレイしないと真価を発揮しない。ということは、それぞれのシナリオにきちんとした魅力が備わってないといけないということです。ですから途中でやめてしまって、真相を理解出来ずに駄作扱いしてしまう人も出て来てしまいます。それはそれで仕方のないことですが、勿体無いことでもあります。最後まで引っ張り切れなかったシナリオライターの責任なのかもしれません。ですが、だからといって「作品全体でシナリオを構築するタイプのゲーム」の存在意義そのものを否定されてしまってはたまらない。「真相なんかどうでもいいから、目当てのヒロインに萌えていたい」という人は、そういうゲームをプレイしていてください。「FKS」なんかがそういうゲームにあたりますね。その手の作品の存在も否定するわけじゃないですし。
 ようするに小説で言えば短編集と長編の違いなんですね。「FKS」のようなタイプは短編集。好きな作品だけ読めばオッケー。でもこれば、ある意味好きじゃ無い話を省いて、好きな部分だけ安く売ってもらえば、その方が良かったりしないか? あくまで小さな作品の集まりでしかない。まあ、ひとつにまとめた方が結局お得ということかな。
 「クローストゥ」は長編(むしろ、西澤保彦の「解体諸因」みたいに、それまでの短編の総まとめを最後の話で行うってのが適切か)。全編を読まないと意味がないけど、でもそこには作品としての統一性があります。複数の物語がひとつに収束されることに意味がある。
 両者には決定的な違いがあるんだから、プレイする方もそれを意識した方が得です。短編集を求めてるのに長編を手にしてしまって、相性が悪いからというだけで駄作扱いされると、長編が好きな人間はものすごく腹立たしくなります。それもシナリオの良さではなく、「萌え」なんてものを基準にされた日には。逆に長編好きな人が短編集を読んで「重厚さが足りない」なんていうのも、馬鹿らしい話。短編には短編の良さがあります。短編として楽しむべき。
 ただね、これまでのギャルゲーって、短編集型がメジャーというか主流だったわけです。でもここ2、3年くらいで長編も可能なことにようやく業界が気づいた。でも一部のプレイヤーが、この流れについて来て無いんじゃないかと思うんです。短編を読むつもりで長編を読もうとするから、どうしてもその評価には齟齬が出て来てしまう。読んでいる途中で長編であることに気づいて、読み方を修正してくれればいいけど、その程度の柔軟性も無かったり。で、その修正を邪魔する最大の要因が「萌え」ではないかと。素直に作品を楽しむためには、「萌え」なんてのは余計な要素なんじゃないかなあ、なんて思ったりしました。いや、これ短編集を読む時でも実は同じだと思うんですけどね。「萌え」が作品全部を楽しむことを邪魔しかねないということでは。
 長編。「YU-NO」という前例はあったけど、本当の意味でこの作品の傾向を受け継いだ作品はまだほとんど無いですね。「クローストゥ」や「21」も本来短編集なんだけど、最後に一つに収束するように構成されてるってのが適切かな? だから全部を通過することで真相まで辿り着ける「YU-NO」こそが本来の意味の長編なんだろうと思います。でもギャルゲーってのは、本質的にヒロイン毎にシナリオが分離してるものなんで、「YU-NO」の方が特殊なんだろうなあ。でないと「EVE」みたいに単純に長い一つの物語になるしか。どっこい、こうなるとヒロインの選択というギャルゲーである意義を失う訳で。だからどうしても収束短編型として構成されるしかないってのが実情か……。

 なんかまとまってないな(笑)。自分で読んでもおもしろく無いぞ、これ。しかも全然簡単になってない。とにかく「萌えない=駄目」と極論する一部の萌え信者に腹が立ったというお話なんです。おしまい。

8月15日木曜日「お姉ちゃん攻略」

 昨日の「スコッチ・ゲーム」のレビューですが、あれは私が感じた全てを語り切ってません。なんかこう、仕事に行く寸前に書いたのが災いしました。自分的にも、もどかしい感じです。とにかく、シリーズ物としての内容の良さ、それに推理小説の前提条件であるところの、小説としての面白さ。そこんとこまで突っ込むことが出来ませんでした。チック賞。

 「FKS2」で最後に残っていた本郷路美紗をクリアしました。ちなみに主人公は本名を本郷路魁斗といいます。たぶん、「勇者特急マイトガイン」の旋風寺舞人のパロディなんじゃないかと。このゲームそんなネタばっかりなので。そもそもこの本郷路家というのはネットバブルに乗って急成長した企業の社長であるらしく、その上に名門だったとか。そんな恵まれた状況で家出(家出というのもおこがましいが)をした主人公は、ようするに世間知らずのお坊っちゃんなのです。美紗は主人公の姉で、しかもちゃんと攻略対象の一人です。その上、どうやら彼女こそこのゲームのメインヒロインのようです。前代未聞だ! ……と思ったけど、「みずいろ」とか「同級生2」という妹が攻略対象ってのがあるので、それほどでもないのかな? 世の中「妹ブーム」とか、変に盛り上がってますが、これってお姉ちゃんには実に失礼な現象だと思うなあ(笑)。
 ねーちゃん、デザイン的には「ラブひな」の成瀬川なるそっくり。別のデザイナーが描いた同一人物と言われても疑問に思わないくらいそっくり。まあ、成瀬川そっくりっていうなら、「メモオフセカンド」の白河姉も同じかもしんないけど。
 で、まあ。当たり前の話、こういう肉親キャラが攻略対象になる場合、その相手キャラと主人公は実は血がつながっていないという話になるわけです。そうでないと色々(いや単純に言っても)まずいし、やっぱり。あ、でも「水夏」では……ぶるぶる。あれはホラーだしな。当然のことながら、お約束で固められた「FKS」の世界において、この公式が守られないはずがないのです。この辺はバレ情報かもしれないですけど、明白過ぎるほど容易に読めてしまうので、いいですよね。
 ただ、「みずいろ」や「同級生2」の場合、兄妹関係にあるふたりは自分達に血のつながりが無いということを、最初から承知しています。それゆえに思春期に入ったふたりが、今までの関係を続けていられなくなったというのが、この手のパターンです。ですが、この姉弟の場合自分達が実は血のつながりがないということを、知りません。実際問題、こういう兄弟姉妹の関係うんぬんって、血のつながりよりも意識の問題だと思います。ですから血縁であろうがなかろうが、幼い頃からそれと知らされずに育っていれば、それはもう姉であり弟である以外にないだろうと思うんですが。基本的に妹が兄に憧れたりはしても、恋愛感情に発展するかどうかというと、それは普通は無い。ですから、こういうシチュエーションは天然ボケキャラとか、女騎士だとかお姫さまだとか、それに妙にフェロモンたっぷりな女教師みたいに、ファンタジーの中の存在であろうと考えるわけです。なんか訳の分からない話になってきた(笑)。
 とにかく、この姉弟で問題なのは、姉が弟を愛してしまった挙げ句に、アメリカへ逃げてしまったという一点に尽きます。あぶねーねーちゃんだ。まあ、それを受け入れるというか、積極的にアプローチしてしまう主人公もどうかと思いますが。さすがにそのせいか、この本郷路美紗というキャラは初回のプレイではクリアできないように設定されています。その点に注意。
 そういう危ないお姉ちゃん、帰国して弟に会って最初にしたのが、背中から抱き着いて豊かな胸を押し付けること。ちなみにデータ上ではゲーム中一番ナイスバディってことになってます。例の5cmアップの法則でいけば、91cm。凶悪。愛しちゃった弟から逃げるためにアメリカに留学しといて、帰ってくるなりコレでは、その意思の弱さが窺えるってものです。
 意思の弱さは、ひょんなことから血縁じゃない事を知って大爆発。こうなったらやっぱり逃げるしかないけど、これはもう「追っかけて来て」というのと同義。で、その気になって追っかけた弟。姉弟で縁日ラブラブデートなんかやらかした挙げ句、最後にはしっかりと結婚エンド。うわあ、バラし過ぎだ、コレ。曲がりなりにも長年姉弟だったのに籍を入れちゃって、名家としての体面とかそういうのは大丈夫なのだろうか。
 このねーちゃん、夕美と並んで「FKS2」の人気キャラみたい。ねーちゃんにベタベタされるってのは、男の願望なのかもね〜。でも主人公がもうちょいしっかりしてなきゃ、女性受けはしないだろうなあ、このシナリオ。
 えーと、他のヒロインについてもちょいと補則。ロリキャラ御用達のミキは、実は小学校低学年であることが判明。そんなバカな。スタイル的には中学生以上という話があるのに……。蘭シナリオ、走らずにタクシーに乗れ、とか。夕美、仲間はどうする。剛は立派なロリコン。ほんと、ツッコミ所は満載なゲームだと思うデス。
 このゲームで私が気にいったのは蘭、おねーちゃん、夕美。ち、見事にスタッフの狙いに討ち取られたか? ただ、蘭が良いのはプールのイベントで競泳用水着を着ているからだったりして。機能性の無い水着なんて、男に媚びるだけのアイテムだと思うデス(そういう機能なんだろうけど)。蘭みたいなポニーの子は、髪を下ろすイベントが必須だと思うのだが、それが無かったあたり、スタッフもまだまだだな(アホ)。おねーちゃんと夕美はキャラが立ってるから。実はこういうゲームの場合、私の見方はその一点が重要になってきます。バラ売り出来ず、まとめ売りしないと成り立たないような個性(アク、とも言う)の弱いキャラはあんまり好きになれません。だから、シスプリだと千影か四葉なんですね。実は四葉は説明書を読んだだけで「このキャラは一人立ち出来るタイプだな」と思った。最初から冷めた見方をしているわけで、この辺りが私を萌えから遠ざける一因になっているのかも。バラ売り出来るほど際立った個性を持ったキャラがいなかった「みずいろ」になじめなかったのも、ある意味必然なのかもしれない。

 ……くだらん自己分析だなあ……。

 最後になりましたが、「FKS2」のゲームとしての欠点を。
 まず、既読スキップを装備しているのはいいとして、画像が瞬間表示されないために高速のスキップを阻害している点。これがKID作品の鬼神のようなスキップに慣れている人間には、辛い。また、選択肢がやたらめったら多い事。第一章の終盤に強制的にミキシナリオが展開すること。主人公と親友ふたりしてロリ一直線なので、うっとーしーったらありゃしない(親友の風間剛は、座右の銘を「風林火山」とするロリコン)。そのくせねーちゃんはあんまり出番が無い。この辺のバランス取りがかなりいまいち。
 それと独自のシステムである「性格診断」。これはゲームで選択した内容の傾向をソフト内で分析することで、ヒロインとの相性を審査するというシステム。このシステムがあるために、普段の選択でベストのチョイスを続けていても、ラストでどうしてもバッドエンドにしかならないというケースが出てきます。幸いなことに、私は性格診断で引っかかったことはありませんでしたが、駄目な人はとことん駄目みたい。こういう余計なシステムがプラスに働いたって話はあんまり聞きませんね。
 それにイベントCGの縦横比がかなりおかしいこと。私はVGA使用なので、モニターの縦横比をいじくって対応しましたが、普段はこうして調整することはありません。普通の作品は、それなりに最初から対応されているわけです。具体的に言うと、「FKS2」のCGは横に長い。ワイド画面でプレイしたら大変だ(笑)。
 これは欠点じゃないけど、PCに移植したら18禁一直線って感じもする。さすがにミキの存在があぶなすぎるけど、それを除けば突入しちゃってても不思議は無いシナリオだと思う。
 純粋にゲームとして見たら、このゲームは駄目な部分も数多い。けど、前作から受け継ぐ王道、お約束、バカ、萌えなどの要素はきちんと受け継がれてると思います。続編として、立派に成立していると言ってもいいでしょう。萌えたければプレイしてもいいんじゃない? それ以外の人には間違ってもお勧めしない。どう考えても「水夏」とは対極に位置するゲームだと思うのデス。

 「水夏」の話が出たので、ちょっとだけそっちの話。セBでこの作品をお薦めした人に、「おもしろかった」と言って頂けました。シナリオの良さに自信はあったとはいえ、ゲーム的な問題点も多い作品だったので心配でした。まだ挙げてなかった欠点もあって、汎用グラフィックのパターンの少なさってのがあります。つくづく演出の弱い作品だなあ、と思います。
 それとPS版のタイトルは「ウォーターサマー」。商品としてのパッケージングまで使った構成の丁寧さを考えると、タイトルは「水夏」じゃなくちゃ意味がないじゃんか、と思うんですが。私がPS版をプレイしていたら、げんなりしてた可能性も大でしたね。

8月14日水曜日「スコッチゲーム」

 食玩の王蛇にベノスネーカー、ゾルダにマグナギガを与えた時点で結構満足したわけですが、なんとなく気まぐれでダークウイングとライドシューターを買って来ました。思ったよりも良いです。どうせドラグレッダーはベノスネーカー同様自立しないに決まっているのでパス。龍騎はライドシューターに乗ってもらいました。ダークウイングはナイトに装備。翼を纏って、ウイングソードを手に持つと、なかなか良いではないですか。あんまりナイトは好きじゃないんですけどね。こうなると武装がベノサーベルしかない王蛇が寂しくなります。やっぱりジェノサイダーにするしか。でも入荷待ちですか。残念。にしても遊べるなあ、食玩も馬鹿になりません。

 さて、予告通り西澤保彦の「スコッチゲーム」のレビューです。これは西澤氏の匠千暁シリーズの1つで、メインで登場するのはヒロインの高瀬千帆。彼女の過去には何かがあったらしい、ということはなんとなく分かっていましたが、その事件の内容が語られています。例によってそこまで自己分析するかタカチ、という感じでした。「仔羊達の聖夜」でもそうでしたが。ただ、どうしてそこまでタカチが事件に執着するのかと言う謎の解きあかしも本作でなされました。自分の中を渦巻く葛藤に対して、そこまでして体当たりで打破しなければならないのか……。毎度のことですが、痛々しい。今回で結論が出たタカチから、次はタックが悩む番になりそうです。最後のタカチの熱い告白シーンは、やっぱり名場面であると言うべきでしょう。これだけタックに心理的にも頼っているのに、愛の告白と微妙に違っているのがタカチらしいといか、むしろだからこそ良いシーンになっているというか。「解体諸因」や「迷亭論拠」で語られている通り、ふたりはこの後カップルとしてくっつく展開にならないようです。恋人というよりは、ソウルブラザーという感じになってるんでしょうか。やきもきするなあ(笑)。
 ミステリとしての「スコッチゲーム」評として、この作品は酩酊推理用に作られたストーリーだなあ、と感じました。普通の推理小説の探偵は、証拠の数々を見落とさずにチェックし、そこから理詰めで真相に辿り着こうとします。ですが酩酊推理では、最初からほぼ全部のデータが揃えられていて、そこから飛躍した論理を構築しては破壊。結果としてつじつまの合うものを最後に残すという。ですから、読んでいる人は、「どうしてそんな推理が可能になるんだ」とか「よくそんな事を思いつくもんだ」という印象を受けます。でも、その飛躍こそが酩酊推理なんですね。けして理不尽ではなく、きちんと幕引きされるので問題はないでしょう。ただ、この手法は凡庸な作家には真似できないと思います。それだけ独特の作風だと言えるでしょう。
 西澤氏には「殺意の集う夜」という前例がありますので、今回の犯人当てはさほど難しくありませんでした。この謎についてアレコレ文句を言いたくなる人もいると思うんですが、中盤あたりの松尾庸子のタカチ評はが綺麗な伏線になっています。結局、これが事件の全容を端的に語っていたといえるでしょう。このシリーズは事件と登場人物の心理が密接に絡み付く性質がありますので、謎とシリーズとしてのキャラの変遷を切り離して語ることも、あんまり意味のないことなんでしょうけどね。
 今回「スコッチゲーム」を読むにあたって、タックの容姿を先月私が描いたアレを想定して読んでみました。ん、案外違和感がないかも。
 次はいよいよ名作と言われる「依存」です。さて、いつ読むか(笑)。

8月13日火曜日「闘わなければ生き残れない」

先月はお休みしましたが、今月はやります、WWEPPVレビュー。
今回は「ベンジャンス」。

今日の注目は統一王座戦とHHH。
ビショフとステフの駆け引きも見物です〜。
ではサクっといきましょう♪
 

★闘わなければ生き残れないッ!
ダッドリーズvsラディカルズのイリミネーション形式テーブルマッチ。
いやあ、スパイクとベノワとゲレロのスポードがえらい早いので
目まぐるしい展開の凄い試合になりました。
タッグマッチとはいえ、あれだけ動き回れるってのはやっぱり凄いです。
またそれについていく巨体のババも大したもんなんですが、
案の定ほとんど受けに回されていましたね。
スパイクがゲレロを、ベノワがスパイクをテーブル葬にすると
最後はババがババボムでベノワを埋葬。
スピードに乗ったまま終了。

○ババレイ&スパイク
        ババボム
           ゲレロ&ベノワ
 

★タイガー
クルーザー王座戦。
顔ぶれからして地味になるかと思いきや、意外とノーブルが奮戦。
キャラはともかく、リングでの見せ方はどっこいどっこいのふたりかと思いましたが。
ノーブルは執拗にキッドマンの腕を攻撃。
クルーザー級ではなんとなく日本風が流行?
ノーブルはキッドマンのシューティングスターを回避すると
最後はまさかのタイガードライバーで撃沈!
ニディアのかっぺ応援ぶりも目立って、なかなかいい試合になったかと♪

○ジェイミー・ノーブル
        タイガードライバー
              ビリー・キッドマン×
 

★おにーちゃーん♪
今日のボーイズはみんな気合入りまくり?
どの試合もやたら走りまくっているような感じがします。
逆にメリハリがないとも言えますが。
で、欧州王座戦です。
なにげなく獲得してないのは統一王座だけになってるジェフ。
遂に挑戦も果たしましたし、今がノリノリでしょうか。
ジェフはスワントーンが不発で防衛あやうし。
が、スクールボーイで丸め込む意外なラストでした。
マットお兄ちゃんは出て来ませんでした。

○ジェフ・ハーディー
       スクールボーイ
             ウィリアム・リーガル×
 

うお、ありそでなかった、ホーガンとフレアーのツーショット!
時代が10年巻戻った!
新GMの就任で若手の今後を心配する良い人達で素敵。
 

★迷走ジェリコたん
結局ジェリコは新人ジョン・シナとの試合になりました。
下手すれば出て来ない展開だったんで、まだ良かった方でしょうか。
にしてもPPVがvsジェリコとは、シナはレスナー以上のプッシュとも。
それだけに、確かにシナはやりますね。
さすがにどっしりと構えるジェリコの方が試合運びも風格も上なのは当然でしょうが
それを引いても見事に試合をこなしてます。
油断したジェリコ、WoJを切り返され丸め込まれて敗退!
番狂わせが起きました。
ジェリコは痛恨の一撃を喰らった!

○ジョン・シナ
     丸め込み
        クリス・ジェリコ×
 

そういえばここまでの実況はタズ&MCでした。
初PPV実況でしたが、あんまり違和感を感じませんでした。
で、これ以降がJR&キング。
 

★次代の大物、大物への道
IC王座戦。
この『ベンジェンス』、なんとなく久々に王座戦めじろ押しですね。
女子王座だけないのは層の薄さからでしょうか……。
RVDvsレスナーという典型的スピードvsパワー対決です。
両者共に気合の入った攻防を披露。
RVDのキック連打に会場も大喜び。
どうやら下半身に狙いを絞ったRVD、が、レスナーもパワーで苦境をひっくり返す。
場外に叩き付けられたRVDはピンチ!
まさかのコブラツイストに悶絶。
が、レスナーは必殺F5を初めてスイングDDTで切り返される!
そこにファイブスターが決まり、RVD勝利かと思いきやヘイマンが
レフェリーの足を引っ張って反則裁定。
なんと試合後怒ったレフェリーがヘイマンに暴行(笑)。
こういうの似合う男ですね。

○RVD
  反則裁定
    ブロック・レスナー×
 

HHHとステフ、ようやく離婚同意のサイン。
まだ調停中だったんですね(笑)。
にしてもビショフは誰かに似ているような……。
 

★ビゲーストスピンルーニー!
この試合がnWoの鎮魂歌になるのでしょうか。
ふたりとも久々のPPVです。
ブックさんはレッスルマニアのエッジ戦以来。
ビッグショーは……わかりません(笑)。
やはりビッグショーは凄い。
新日本のふたりのジャイアントと試合させみたい感じ。
ブックさんは長い足で対抗、なんとビッグショーにエンズイギリ。
でも全然効いて無い(泣)。
ビッグショーは怨敵を圧倒しまくります。
それでもブックさんはスペイン語実況席葬シザースキック!
これにはさすがのビッグショーも大ダメージ。
リングに戻ってシザースキックもう一発、
でもって隠し技コーナーポストからのローリングレッグドロップ!
これにてビッグショー撃沈!
あ、ブッカーTがPPVシングルで勝った。
ひょっとして初めてかも……。

○ブッカーT
    ヒューストンハングオーバー
               ザ・ビッグショー×
 

オマケ・HHHの移籍問題
試合じゃありませんが、HHHの移籍問題で大きな動きがありました。
噂のロウ移籍は実現するのか、それとも前妻ステフがひっくり返すか。
リングには3者が登場しますが、HHHはどっちの相手も嫌な模様。
そりゃそうか(笑)。
とはいえHHHの映画出演ってのも魅力的。
ロックみたいな主役じゃなくて、渋い傍役ならハマるかもですね。
膠着した時に登場したのがHBK!
「ロウでばか騒ぎしてこのおっさんに地獄を見せてやろうぜ〜〜」
会場は大DXコール!
HHHの選択はDX=ロウでした。
旧メンバーのXパックやビリーはさすがに合流しないでしょうね。
チャイナ、ロードドッグ……みんな駄目だあ。

スマックのリキシはHHHのロウ移籍を「残念だ」。
ロウのブッカーTは「サッカ〜〜〜〜〜♪」。
 

★アメーリカ、サック!!
タッグ王座戦、見物はエッジvsクリスチャンでしょうか。
エッジが一つ伸ばしたタイトル奪取記録に並びたいクリスチャン。
モロにヘビーvsジュニアの体格なので、カナダ軍不利とはいえ
テストがどうにも怪しい。
タッグ解消してからプッシュ中のエッジですが
クリスチャンもインサイドワークではTAJIRIが賛嘆するほど。
ストームもテクニシャンで、これはいいタッグだと思います。
玄人受けするチームですね。
むう、日本に来ないかなあ、このチーム。
エッジのスピアーはストームが軽やかに飛んで避け、もろにレフェリー誤爆!
本当にモロ(笑)。
そのおかげでエッジキューションでカウント3を奪取できず。
そこに乱入したテストのブートも、エッジはキックアウト。
テストはリキシがバックステージに連行。
が、さらにジェリコが乱入してエッジをベルト攻撃。
やはりジェリコもカナダ軍だったのか?

○ストーム&クリスチャン
         ジェリコ乱入
             ホーガン&エッジ×
 

★これほどめちゃくちゃなメインも初めてみた(笑)。
3ウェイ統一王座戦テイカーvsロックvsカート。
誰が勝ってもおかしくないこの試合、とんでもない展開になりました。
WWEでは全員が反目する3ウェイは案外珍しく、そのせいでしょうか。
カートの新コスはどうかと思いますが(笑)。
長い睨み合いからテイカーとロックがカートに一撃。
ここから試合開始。
序盤から大技の出し惜しみの無い展開。これが最後まで続くとは。
テイカーがリング外で、ロックvsカートでチョップの打ち合い。
場外に戦場が移るとテイカーが復帰。
ふたりをダウンさせると、狙いをロックへ。
やられまくるロック、しかしなんとチョークスラムで反撃とは!
さらにロックはアンクルロック。
するとカートがロックボトム!
でもってテイカーがアングルスラム!
ロックはテイカーにピープルズエルボーを決めるもカートがカット。
ここからペースはテイカーに移り、カート流血。
オールドスクールからのフォールはロックがカット。
テイカーのジャイアントDDTはロックがキックアウト。
カートは必死の椅子攻撃をテイカーへ、アングルスラムをロックへ。
両者に対してフォールを試みるも、双方キックアウト。
復活したロックはカートへどらすく>シャープシューター。
それをカットしたテイカーがロックにラストライド。
が、フォールするテイカーにカートがアンクルロック!
テイカーはそのカートにもラストライドを狙うも、あの三角締めを喰らう。
更にカートはロックにアンクルロック。
復活したテイカーがカートにチョークスラム。
そのテイカーへロックがロックボトム。
テイカーがロックへブートを叩き込み、テイカーへカートがアングルスラム。
油断したカートにロックがロックボトム。
テイカーのカットが間に合わず勝ったのはロック!
酷い文章だけど、こう書くしか無い試合でした。
この3人ならでは、といいますか。
敗退してないテイカーはこのままでは済まないでしょうが
今度の相手はとりあえずレスナーです。

○ザ・ロック
   ロックボトム
        カート・アングル×
 
 

さて、明日は西澤保彦「スコッチゲーム」レビューです。
昨日読んでたけど、「FKS」で書き込み過ぎてパスしてましたので。
では。

8月12日月曜日「ファーストKiss物語2」

 さて、「FKS2」のレビューの続きです。前作の欠点である、メインのゲーム部分である第一章がやたら長く、ディスク2の第二章(各ヒロイン編)が妙に短いということ、この欠点が2でも健在なんですなー。これ、ようするに他のこういった作品に比較して、ヒロイン分岐が遅いということなんです。だからかったるさを感じるんですよね。ただし、その代わりということでもないんでしょうが、最近の作品としては珍しく複数キャラの同時攻略が可能になっています。これって、ようするに古臭いゲームだってことも言えるんでしょうが……。アニメのムービーシーン、画質は凄く良いのに、元のアニメがヘタれてるとことかも。
 まずプレイして違和感を感じるのは、こういったゲームではまず見ないけど、テレビドラマだと良く見るアレ。「この作品に登場する〜実際の人物団体とは関係ありません」という(笑)。これねえ、凄いんですよ。スパイス的にパロディが交えられるのならともかく、ガンガン出てくる。この細かいネタに関しては、後日にでもまたまとめてみましょうか。
 ゲーム開始直後女の子とぶつかって……というベタベタな展開からスタートしますが、凄いのは公園というスポットなのに数人の女の子に次々とぶつかられること。というか、家出するのはいいとして、公園でホームレス生活をモバイル片手に始める主人公ってのはどーかしてると思いますが(笑)。

 とにかく同時攻略が可能なので、昨日あれだけ苦戦したのに複数のキャラの攻略に成功しました。まず最初は小早川蘭です。前作の主人公やヒロインの多くが在籍した微風高校の3年生で、陸上短距離100mのホープです。素質的には日本記録を狙える位置にいるというほどの逸材。
 前作の「FKS」が「ときめきメモリアル」リベンジだという話をしましたが、今度の「2」は「FKS1」リベンジだというような気がします。本来「ときメモ」リベンジなら存在していて良かったはずの清川望の後継キャラが「1」にはいませんでした。たぶん、前作のストーリーが卒業ギリギリの2月だった、ということもあるんでしょう。
 気が強くて、男勝りで、ポニーテール。お化けには弱い(笑)。
 初登場。河原で練習を続ける蘭が、100mダッシュ。しかしそれを大学に遅刻ギリギリで走っていく主人公が追い抜く! そんなバカな! 長距離を走る主人公が女子とはいえスプリンターを追い抜くとは!? しかも主人公はコテコテのスプリンター走り。嘘だ、なにか間違ってる。ショックを受ける蘭。更に蘭は連日のように主人公に抜かれます。とうとうキレた蘭は主人公にメールで果たし状を送るのでした。後日の昼食を賭けての勝負は、蘭が敗退。義理堅い蘭は、ちゃんと奢るのでした。しかし蘭はそもそも自分のために陸上をしているわけではありませんでした。家族思いの彼女は、病弱な弟に代わって走っていたのです。なので、一度悩みだしたら止まらなくなり、大スランプへ。という具合に、この作品のストーリーに独創性はありません。でもきっと、これでいいんだと思います。これ以降はヘタなネタバレを避けるため、あえて書きません(でも読めるかもなー)。
 蘭ちゃんの問題点。あれだけグラマーな女の子がノーブラのタンクトップで走ってはいけない(笑)。一部で妙にこだわる人が多くて、私はうんざりなのですが、「1」の一つの魅力はパンチラだったそうです。どうしてそういうサービスシーンに固執するのか、ちょっと理解を超えます。今回の「2」ではパンチラはそこそこ、それ以上に胸チラが目立っています。このゲームのヒロインはみんなグラマーで、それこそ説明書記載のキャラのスリーサイズよりも全員5センチ増しといった感じ。それに乗っ取ると、蘭の場合。バスト88cmの女子高生が早朝の河原で胸元も露に走り続けてるってのは、やっぱり問題でしょう。ゲームだからいいのか(笑)? ガードが甘いよう。
 トータルとして見た時、蘭シナリオで描かれるのは頑なな少女が少しずつ弱さを見せていく、という話です。まあ、やっぱりパターンですね。ラストの主人公の馬鹿丸出しのキメゼリフには大爆笑。どーかしてるぜ(笑)。ちなみに声優は大本眞基子。スタッフロールではクリアしたヒロインの曲が聞けるので、ファンならお勧めなのかな? ちなみに前作のヒロイン杉崎由希子が大々的に登場してきます。

 次は石川夕美。変な名前のキャラが多いこのゲームでは珍しく、えらく平凡な名前を持ったキャラです。が、彼女の設定は平凡どころではありません。友人を作らない孤高の天才女子高生。普段はクールだけど、勝負ごとになると意外と熱しやすい。謎の多い彼女の正体は「怪盗パープルキャット」。ああ、まさか製作するスタッフの年齢が忍ばれるキャッツアイのオマージュなのか(笑)。三姉妹だったりはしないけど。猫好き。
 初登場(実際にはゲーム開始直後にも姿を見せるんですが)は、パープルキャットとして主人公の実家に姿を見せた時。お約束とはいえ、あんな目立つコスチュームはどうかしてます。胸を強調する必要は無い……あ、追っかける警察を惑わすためなのか? 彼女は義賊なので、犯罪行為を行っている大企業に狙いを定め、そのお金で孤児院に寄付をしています。……タイガーマスク? でもBGMはルパンなんだな、これが。
 しかし、彼女の怪盗行為によって会社の中間管理職が自殺。これで激しく落ち込んでしまう夕美。なんとなく正体に気づきはじめる主人公(こいつの実家も狙われるような資産家)。悩む夕美は最後の事件に挑むが、主人公姉の的確な指示によって警察が動き大ピンチに。こうなったら彼女を助けるしか、という主人公。
 シナリオのタイプとしては蘭と同じ。つまり、頑な態度でそっけない少女が、主人公と接するうちに段々と……という。夕美は怪盗ということで、シナリオのあちこちにツッコミ所があります。もう笑え過ぎ。ムービーのバカバカしさには卒倒できます。あちこちで見たところ、この夕美が比較的人気なようです。

 次はアイコ。ちなみに攻略順でお送りしてます。全然隠れて無いけど隠れキャラ的存在。主人公に謎のメールを送ってくる女の子です。あーでも、ネカマかもなー、可能性としては。だんだんとプライベートの話になってきて、どうやら彼女がいじめを受けて引きこもっているらしいことが分かります。で、ようやく会えてデート。ところがその彼女は主人公以外には見えていなかったのです。という幽霊ネタなのでした。
 このシナリオもやっぱりベタです。ベタベタです。系統としては「メモオフ」のみなも、「クローストゥ」の小雪、「21」の双児みたいな感じ。人の生き死にが描かれているぶん、盛り上げやすいといったら、ちょっと悪く見過ぎでしょうか。むしろ密接に関係してくる医者の織倉母の印象の方が強いかもしんない。

 続いて織田切姫乃。ぶっちゃけた話アイドル。しかも今や死滅状態になったような、古のアイドルです。いるか、今どき(笑)。ポジション的には既にデビューしてシングルもアルバムも出してるけど、ブレイクにまでは至っていないという感じ。売れないアイドルと言い切るには、やや知名度も高そうな感じはしますが。
 この子もゲーム開始時に主人公に衝突してくるひとりです。で、なぜかその時に主人公の事を気に入ってしまい(ホームレスなんだが)、ちょこちょことイベントに誘ったりして来ます。本人は胸が無いとかいってますが、例の5cm増しの法則で考えれば87cm。というか、あの衣装であの谷間で、どこが小さいのか理解不明という話も。
 彼女のシナリオには売れっ子の男性アイドルユニット「ファントムキックオフ」という連中が絡んで来ます。略して「PKO」(おいおい)。リーダーは露骨に姫乃にアタック。一番年下はどう考えても惚れてるのに、きつい言葉でしか離せない不器用なヤツ。真ん中は良い人。で、こいつらの名前が津上、葦原、氷川。これはまさに、「仮面ライダーアギト」のライダー3人衆! んじゃあ、こいつらのマネージャーは木野で決定だな。姫野の名字「織田切」もどうやら、「仮面ライダークウガ」の主人公を演じたオダギリジョーから取られたようで。すると姫乃のマネージャーの星河も何かありそうなんだけど……。
 いろいろときっつい目にも合いつつ、最後には王道というのか、「みんな良い人」エンドでした。そんな中で一番痛かったのはなんといっても主人公。あれは痛い。某所で厨扱いされても仕方ない。まあ、全編に渡って馬鹿丸出しの主人公ではあるけれど。

 更に続いて菱村菜々美。主人公の先輩ホームレス(爆)。まだ高校二年生という彼女のホームレス歴が既に2年というのは、あまりにあまりな設定。こんなヒロイン、例が無いから他のシナリオみたいに読めはしない……かと、思いきや。いきなりバレバレだったのが実は彼女でした。物語の冒頭部分でしっかりと。
 さすがと誉めてしまっていいものか、おっとりしてるのに逞しい生活感。ただ妙に小奇麗なのが気になるというか、現役の女子高生らしき描写はまったくないというか。とにかく、同じ公園に住んでいるので、登場する機会は他のキャラよりもやや多めな感じがします。
 どうやら彼女は石川夕美と知り合いのようです。その理由を追求するといろいろと鬱になりそうだし、バレなのでパス。が、どうもプレイしてみた感じ、夕美との同時攻略は出来無さそうです。私の場合、姫乃とミキと同時攻略をしました。それにたぶん、美沙とも同時は出来無さそうですね。
 菜々美の問題点。しつこいけどグラマーなんですよね。データ的にはともかく、絵柄的には全キャラでもナンバー1といってもいいでしょう。こんな若くてグラマーな美少女が、公園でホームレス生活。あぶない。これはいくらなんでも危な過ぎる。なんせテレビ局もあるような都市部ですぜ。アイドルも撮影にいるようだから、東京かも。悪い人はいくらでも。
 彼女のシナリオ、すぐバレるとはいえ、ここで後半部分を書くのもちょっとと思うのでこれまで。

 今回の最後にはミキ。年齢は厳密に設定されてないようですが、まあ小学生であることは間違いないでしょう。で、この子までもバスト54cm増しの法則が適用されるってのがアレ過ぎる。さすがにこの子のサービスシーンは無かったようですが。やや幼な目に描かれているものの、これで中学生とか高校一年生とか言われても、たいして違和感は無いでしょう。前作の真奈美なんてのがいるだけに。
 ホームレスである主人公が公園で度々出会う子で、どうも学校へも行ったり行かなかったりという感じ。そして、その原因は彼女が秘めた過去と超能力に……。ゲームで描かれる彼女は、かなり幼いです。明らかにロリ層狙いのキャラクター。口調とか仕草とか、行動とか、ちょっと狙い過ぎた感があり、正直いってそれがあざとく見えて個人的には受け入れられないというか。シナリオ的には比較的良いという話もあるんですが。私はどのシナリオも同レベルだと思いますけど。突出して良いのもないし、悪いのも無い。それぞれのキャラクターで王道的展開を描くというのなら、それ自体は成功してるから、商品としては合格かなあ。
 ちなみに、このキャラのみエンディングがふたつあるそうです。

 残ったのはただ一人。本郷路美紗です。このキャラについては後日。

8月11日日曜日「タイムベント」

 過去に戻されたオレ。これから起きる未来を知っているオレはなんとか須藤や芝浦、それに手塚を救おうと手を尽くす。けど、どうしても肝心な事を覚えていられない。忘れてしまうんだ。おかげで誰も救えなかった。死んでいったライダーは、もう一度死んでいってしまった。どうしてこうなるんだよ! こうなったら、アイツだけは。アイツになんとか一撃加えるくらいのことをしなけりゃおさまらない。どうすればいい? どうしたら覚えていられるんだ?

 以上、今週の総集編「仮面ライダー龍騎」でした。「クウガ」の総集編も新たな怪人メ・ガドラ・ダとの死闘の中で語られるという、単なる過去のつなぎ合わせじゃないものでしたが(アギトのは忘れたか、見忘れた)、今回は突如出現した13人目のライダー「オーディン」のタイムベントにより過去に戻されるという構成でした。ちゃんとストーリーはあって「ライダーの闘いを修正することにした」>「修正は完了した」ということで、果たして何が修正されたのか? そこんとこが深いような、単なるシスコン馬鹿兄貴というか(笑)。まあ、いいんだけど。
 ちなみに、結局主人公が使った手段は「デス13」の花京院みたいなの。話そのものだと「マンインザミラー」に「バイツァダスト」を更に複合したような感じだった。

 昨日の続き。今回は「ファーストKiss物語2」ですね。これまたある意味凄い作品でした。こういったシリーズ物にはいくつかタイプがあって、前作を踏まえるもの、前作を軽く踏まえるもの、前作とは全然関係ないものなんてのがありますが、この「2」は前作を踏まえまくってるものになると思います。これほど前作のキャラがバリバリ出てくるゲームってのも珍しい。全員ではないけど多数が登場し、しかもそれなりに重要な役割を果たします。
 たとえば前作のメインヒロイン織倉香奈は、今回のメインヒロイン本郷路美沙の後輩に収まっていますね。病院にはあいかわらず40才になったはずなのに20台の若さを維持する織倉母もいますし(笑)。女優の卵だった森村恭子はそろそろ大女優の気配。クラスメイトだった準ヒロイン杉崎由希子は、今回のスポ魂系ヒロインのコーチになってます。前作から四年ということで、それぞれきちんと成長してて、織倉姉妹あたりは前作よりも可愛くなってるかも。
 前作の批評で「シナリオの骨子が薄い」ということを書きました。が、「2」で4年後になり、空白の4年を経過することでキャラとしての魅力が向上したような感じを受けました。織倉母のように大して印象の変わらない人もいますが、基本的に前作よりも良いと思います。ただし、前作から登場しているキャラは、誰も今回の攻略対象に入っていません。
 さて、前作を踏まえているということで、その前作の主人公はどうなったのか……というと。例として「メモオフ」>「メモオフセカンド」に移った時は、主人公の智也はメインヒロインだった唯笑とくっついたという落ちになってたようです。「FKS」ではどうだったか。どうやら恋人がいて、それが前作の主人公らしいと臭わせるキャラが少なくともふたり。でもって、なんとなくもうひとりいる臭い。三胯かけてるのか? それとも「ときメモ」ドラマシリーズみたいに三人いるという落ちか(笑)。
 んで、今回の「2」。攻略対象の人数が半減し、攻略期間は2倍半に増加しました。シナリオも前作と比較して、やや最近の流行であるシナリオ重視に移行。それでも本当のシナリオ重視作品には及ぶべくもありませんが。でもきっと、このシリーズはプレイヤーを萌えさせるのが基本なので、そこまで深いストーリーは要らないんだろうな。
 舞台もほぼ完全に前作を踏襲しているので、背景グラフィックも見た事あるようなのばっかり(笑)。ここまで潔いと逆に天晴れ。4年も経過したんだから、店の内装くらい変えろよとか思うけど。
 それにしても今回、長い。期間が延長されたのと、画面の切り替えが微妙に遅いので、ちょっとイライラするんだヨ。KID風に一つのデータで多くの場所にセーブ出来るけど、12箇所というのはこのゲームの場合、ちょっと少ない。移動場所なり普通の選択肢なり、かなり多いために、ちょこちょことセーブしなきゃいけません。まあ、「1」は6箇所しかないんですが。
 結局この日のうちにクリアすることは出来ませんでした。某所でずーっとチャットしてたってこともあるんですけど(苦笑)。おまけに攻略ページでも製作してみようかと、データ取りもしてたし。これは結局長過ぎて断念。きついよ、このゲーム。
 各ヒロインについては、また後ほど書く事にします。いろいろツッコミ所が多いんだ、これが(笑)。

 近所ではDCの新作ソフトを入荷しない。というか、マイナーなPSソフトだって入荷して無いような気が。というわけで、DDでうっかり完売になってた「KOF2000」を買いに天神まで行って来ました。うちの片方のブレーキが逝き、もう片方の効きも弱い恐い自転車では、雨の確率50%で往復2時間の道程を走るのは無謀。さすがに電車を選択。目当ての「2000」は無事ゲットできました。でもあの店、中古のDCを9800円ってのは、いくらなんでもどうかと思う。「FKS2」の限定版は既に無くて、「エリュシオン」は一つだけ残ってた。「水夏」は……少なくとも限定版は無かったと思う。やはり発売日を逃すときついらしい。
 微妙なのは、ここまで電車で来て買うのと、DDで届けてもらうの、どっちが良いかだけど。店でなら5800円のソフトは税込み5200円くらいで買える。DDだと送料込みでほぼ定価。ただし、こちらは同日に複数まとめて送ってもらえば、送料が一定なのでどんどん安くなる。やっぱり微妙だ。とりあえず今後の購入計画にある分は、既にDDで予約を入れてるので、その後の話になるけどね。
 ついでというか、「2000」をしばらく開封しないからこっちが本命というか、いろいろと本も買って来ました。まず西尾維新の密室本「クビツリハイスクール」。西尾氏は書店で自分の本を手にした女の子から「こんな可愛い表紙の本が講談社ノベルスから出るなんて、許せない」などと言われたそうな。でも中身は可愛いなんてシロモノではないよね。でもって結局買ってしまった霧舎巧の「五月はピンクと水色の恋のアリバイ崩し」。どうやら12冊で「密室、アリバイ崩し」など、ミステリを構成する主要素をひとつひとつ描いていくようです。まあ、予想はしてましたけど。いつか「時間表トリック」とか「嵐の山荘」とか出てくるのかな。前回がとにかくイマイチだったし、今回面白く無いとヤバいと思う。考えてることは正しいと認めてるだけになあ。西澤保彦の「人形幻戯」と「スコッチゲーム」も購入。チョーモンインシリーズは久々ですね。あ、そうそう、ようやく「依存」も買いました。むむ、そういえば漫画は一冊も買っていませんでしたか。
 天神地下街の玩具屋に、「仮面ライダー龍騎」のR&Mシリーズが置いてありました。私の本命「王蛇」&「ゾルダ」はどちらもありました。定価ですが。給料日直前だし、買っても良かったんですが……デカイ(笑)。特に王蛇のメタルゲラスやエビルダイバー、ベノスネーカーがデカイ。これでジェノサイダー化させたら、置く場所がない! ということで断念。値段からいっても、買うとしたらゾルダでしたが、こちらのマグナギガもジェノサイダーほどじゃないにせよ大きいもので、やっぱり断念。ゾルダは200円の食玩2個の物で結構満足出来るものだっただけにね〜。

8月10日土曜日「ファーストkiss物語1」

 というわけで「FKS2」というのは「ファーストkiss物語(ストーリー)2」の略でした。いくらなんでも恥ずかし過ぎる題名なので、これまで略称に逃げていました。できれば今後も逃げたい。なんでこのゲームを買ったのかというと、限定版にはPCーFXやPSで発売された前作の移植版が同梱されるからです。実質ニ本のソフトのパックということですね。これ、今までに発売された限定版商品の中でも非常に珍しいものだといえるでしょう。これほど通常版の価値を落とす限定版も珍しい(笑)。
 一応順序ってのがあるので、1の方からプレイを始める事にしました。さすがに古い作品なので、そういう意味での古臭さをあちこちから感じる作品ではあります。たとえばオプション関連の設定が非常に弱く、システムもかなり使いづらい。今どきバックログが無いってのもなあ。それに最近のKID作品に限らず、今ではすっかりサクラ以外で見かけなくなったゲーム中でのアニメ挿入があります。サクラはエンターテイメント色の濃い作品で、ムービーもメカ関連に強く力を入れられていますから例外的。お金がかかるだけのムービーは最近は流行らなくなってるんですね。当時はムービーに力を入れている時期だったんですねえ。
 それにしてもこの作品は凄い。一部で名作と言われているようですが、私には到底そうは思えません。かといって駄作ってわけでもなく。く○ぷーさん曰く「怪作」だそうですが、なるほど、ぴったり。最近のギャルゲーは、自らギャルゲーという扱いを払拭したいのか、出来るだけそこから離れようとする傾向があります。それはストーリーのメインをギャル以外に置くとか、いわゆるお約束から逃れて型にはまらないようにするとか。が、この「FKS」は、真っ向から「アイアムギャルゲーッ!!」と言わんばかりの気合。こういうのを王道というのかな? お風呂場でドッキリとか異常に若い未亡人とか、お兄ちゃんとか、もうすぐ離ればなれとか、砂糖と塩を間違えるとか、とにかくお約束の連続。あまりにお約束過ぎて、今では他のゲームではやらなくなっているものをこれでもかと投入してくるので、もう大爆笑。いやあ、予想以上の濃さです。これがギャルゲーの公式って感じで展開する物語は、先の展開がバレバレ。意外性の欠片もありません。でもこのゲームはこれでいいんでしょう。
 そこで思いました。私はこれまで萌えを理解できませんでした。今でもやっぱり駄目です。でもきっと、この作品こそ「萌えゲー」なのだろうと。それっぽいキャラと、それっぽいシチュエーションをつなぎ合わせて、ある意味居心地の良い空間を作ることに成功しています(自分的には寄席みたいな空間ですが)。これにハマれば、もうたまらんのでしょうねえ。おそらく、この作品を名作だという人は、ほぼ例外なく萌えている人なのではないかと思います。
 この話はそのうちする予定の「作品としてシナリオを構築する」タイプの話とも絡んでくるのですが……結論として「私自身は萌えを理解できなくても良い」ということになりました。探究するのはいいけど、理解出来なくてもいい。なんでかというと、「萌え」という言葉が秘めた残酷性に気づいてしまったからです。「FKS1」はヒロインの数の妙な多さという部分からも古い作品だと言えると思います。私が今リメイクするなら人数を絞って、もっとひとりひとりを集中して描くようにするでしょう。でも人数が多いと、その中の誰かひとりはお気に入りがいる、という効果が生まれます。これはこれで選択の一つです。……が、それじゃあお気に入り以外のキャラはどうなるのかというと……。それは萌えないキャラというわけで。つまり、基準は萌えが全てなんですね。萌えられれば最高であり、そうでなければ最悪。ある意味非常にドラスティックなモノの見方になっているわけです。ほとんど二元論でしかないその見方に、私はとてもじゃないけど共感なんて出来ません。萌えられないキャラには価値が無い、なんてことを私は言えません。
 でもねえ、確かに「FKS1」は萌えゲーなんでしょうが。でもこのゲームのキャラに萌えるってのもどうかなあ、と思うのは、人数の多さとシナリオの薄さからくるヒロイン達の薄っぺらさがあるからでして。別にどういうメディアでもいいけど、人格を感じられないキャラクターに愛着は湧かないと思うんですけど。このゲーム、なんとなく「リベンジときめきメモリアル」という気概を感じています。あちこちから「ときメモ」の雰囲気が。音楽とか、システムボイスとか。「ときメモ」が本来シミュレーションである事で出来なかった事を、アドベンチャーとして再構築しようという感じでしょうか。これはメインヒロインである織倉香奈に顕著に見えると思います。彼女は完璧過ぎるヒロインである藤崎詩織を等身大のキャラへ引き戻すためにデザインされたように見えました。そのために年齢を落とし、幼馴染みではなくして完成。私には「それだけ」にしか。それがシナリオの薄さからくる、エンディングへの道程の説得力の無さと絡んで、結局の所個々のシチュエーションの面白さだけで内容の無いものとしか受け取れませんでした。やっぱり名作とは言えないと思うよう。シナリオだけでいえば、そのボリュームは全ヒロイン総合しても「メモオフ」の今坂唯笑とか「夢のつばさ」の深山勇希ひとりにかなわないのじゃないだろうか。
 ま、いいや。製作された時代性もある程度考慮しないといけないだろうし。「ときメモ」から生まれたこの系統は、その後ヒロインの人数を減らしたノベル系に移行していくけど、その過渡期に作られた作品だろうからね。
 でもねえ、さすがに限定版付属の「おまけソフト」だわ。2はVGA対応しているのに、非対応。かと思ったらスイッチ切り替えで裏対応。でも一部のCGをPS版から使い回しているせいか、解像度が恐ろしく低く、ドットがバリバリ見える(笑)。と思いきや、きちんと高解像度に差し換えしてる部分は差し換えてる。音声関連のバランスは無茶苦茶。なんだこりゃー、という感じ(笑)。おまけじゃない作品だったら批難轟々だろうけど、おまけなんでネタとして昇華してる。そう考えると凄い作品だ。
 結局クリアしたのは織倉姉、織倉母(普通は攻略外キャラなんだろうが……)、クラスメイト、女優の卵、双児姉。人数が多い分さくさく進むんで、プレイ時間は短く済みました。けど、もういいや。これ以上「1」の世界に居続けるのはちょっと無理っぽい。全員クリアしようとも思わないので、「2」に移行します。おまけとしてなら、これでも充分楽しんだと思う。「2」ではさすがに人数が減ってます。というか半減(笑)。

 モロギャルゲーというゲームの話をした後にってのもアレかもだけど、ファミリーマート限定のプロレスカードスナックにちょっと手を出してみました。私はあんまり新日本プロレスは好きじゃ無いんですけど、唯一西村修はファン。この人、今年の夏の祭典GIクライマックスで大暴れしてるみたいです。なんと4試合中3試合をフルタイムドロー(笑)。すごい、すごいぜ西村! というわけで、西村だけを目当てに購入。でも出たのはケンスキー、修は修でも木戸修、キングコングブルーザー・ブロディ、15周年大会ポスターでした。うーん、ブロディ出てるし、びみおなラインナップだ。大人買いはしないので、西村をゲットできずに終わるかもしれないけど、それはそれで仕方ないね。

8月9日金曜日「永遠のサンクチュアリ2」

 「エリュシオン」、予定通りクリスリベンジを実行。とりたてて説明するようなことでもないけど、クリスのバストのサイズは89cm。これでも4ヒロインの中では3番目ってのが横田守の凄いところか? もっとも「火焔聖母」では84cmの三香野京子も凄いグラマーだったし、横田的には数字はあんまり関係ないのかという気もしますが。ちなみに京子は「火焔」の4ヒロインでは一番小さなサイズ……のはず。5人目の紫乃を除けば。そう考えると「まいめり」で一番グラマーなのがレゥ&リースってのは、作品の主張から考えても興味深いものがありますね。なんて、無理矢理な考察をしてみたり。でも案外外れて無いような気も。
 話が逸れまくりました。とにかくクリスシナリオを最初からリベンジ。で、どうやら本当に「ハピレスバグ」を喰らっていたようです。いったいどこの選択肢がポイントになったのか分かりませんが、同じようにプレイしたはずなのにきちんとメイドエンドへ向いました。これで恋人エンドでは不明なままだった某キャラとクリスとの関係も丁寧に見せてもらいましたし、パドリーノも土壇場でかなりの問題点を露出、今後への大きな引きをかましてくれました。「エリュシオン」そのものに『メイド』という一つのテーマがあるようなので、恋人エンドよりもメイドエンドの方が真相に近づくというのもしょうがないんでしょうかね。
 あ、ちなみにクリスシナリオでは「西洋でのメイドの本質」について語られているので、いわゆる日本での微妙に間違ったメイド観はこのゲームでは通用しません。こうしたゲームを構築する時、こういった深い造詣(きちんと地中海近辺の気候や風俗、それに人種による性格の傾向、主義主張、そういう部分が描かれています)を投入するのはひとつの手段です。が、これはあくまで「おもしろい作品にする一要素」ではあっても「必ず面白い作品になる要素」ではありません。扱い方を間違えると失敗作になってしまいます。失敗しまくった、というか確信的に馬鹿やったのが「プリズマティカリゼーション」でしたね。必要なのは匙加減。あくまでゲームなので、多少のディフォルメをするのは普通の話。こういうのは映画の世界でも当たり前なんでしょうけど。たとえばハリウッド映画での日本人の描き方とか、失敗してる例でしょうか。
 このゲームは「NEVER7」や「クローストゥ」「21」のように、一人のシナリオをクリアしても真相が見えて来ない作りになっています。こういうタイプのシナリオ構築のポイントについては、また後日いろいろと書いてみる予定。やっぱりここはオタク的視点による「萌え」を切り離せない問題のようです。

 こないだの食玩「龍騎」シリーズ、今度は「鋼の巨人マグナギガ」を買ってきました。ライダー4体→ベノスネーカー(王蛇の契約モンスター)→マグナギガ(ゾルダの契約モンスター)という順序が私の「龍騎」嗜好を如実に物語っているといえます。これまでに登場したライダーはナイト秋山、龍騎城戸、シザース須藤、ゾルダ北岡、ライア手塚、ガイ芝浦、王蛇浅倉、オーディン正体不明の8人。オーディンを除いて好きな順に並べると王蛇>ゾルダ>>>ライア>>ガイ>ナイト>龍騎>シザースというように。王蛇とゾルダという、明らかな悪役と、どちらかというと悪役のライダー好きというのもアレですが(笑)。特に王蛇はたまらんです。テレビブロスで王蛇特集をやってたので、ついつい購入。普通やるなら龍騎特集だろ(笑)。
 で、このマグナギガ、ベノスネーカーと較べるとなかなかです。蛇がベノサーベルしかないのに対し、ギガホーン、ギガランチャー、ギガシールドの3つの武器を選択可能。さすがにファイナルベント「エンドオブワールド」の再現は無理でしたが。とはいえ、ギガランチャーは凄いです。たかだか10cmくらいのサイズしかないゾルダにMGFAZZ顔負けの巨大な大砲を装備できるんですよ。これで200円は激安。もうド迫力。ドラグレッダーやダークウイングなんざ目じゃないぜ! 後買うならメタルゲラス&エビルダイバーでジェノサイダーを再現するかどうかだけど……。むう、R&M。さすがに何千円もする子供向け玩具を買うのは抵抗がある。でも最近はお金を持ってる大きいお友達も主力購買層なんだけど(笑)。

8月8日木曜日「8月8日はフジテレビ〜♪」

 おっと、3月3日に続いてまたやってしまった。それこそオタクじゃないと分からないマニアックなネタだよなあ、これ。でもこの日記では恒例なので、仕方ない。あ、でもなあ。なんで8月8日がフジテレビの日なのか地方の人には分からないよね。元ネタも配慮が足らないぞ……って、今更こんなこといってもどうにもならないけど。

 とりあえず「エリュシオン」の続き。今日は4ヒロインの一人クリス・マクレインのシナリオをクリアしました。基本的にひとりのキャラを追っかけていればいいので、攻略も楽と言えば楽。このゲーム、どうやら4ヒロインの場合「恋人エンド」と「メイドエンド」というのがあるらしいです。でもって、今回は恋人エンドの方になりました。正直言って消化不良です。前回のプレイでちらっと出て来たゾンビの秘密に絡んだ謎の一部が明かされて、でもって洋館の主人の手オ・パドリーノが服用していたらしい薬の来歴も明かされました。が、どう考えてもクリスのアレなはずのキャラとの絡みが最後の最後に発生しなくて、謎は謎のまま無理矢理島から脱出して、クリスと開業医を始めて結婚してハッピーエンド。これはこれで現実的な展開だとは思うのですが、これは現実ではなく物語なので、ある程度伏線を収束してもらわないとわけがわからんですよ。それもメイドエンドでは解消されるのかと思い、いろいろと選択肢を試してみたのに、なぜか恋人エンドにしかたどり着けません。あの恐ろしい「ハピレスバグ」が仕込まれているのか、と不安になってしまいました(ハピレスバグというのは、一旦シナリオを終えてしまうと、ロードしてやりなおしても、フラグが残ってそれ以外のエンディングにはたどり着けないというもの)。
 納得いかないので、もう一回クリスで挑戦して、それから「FKS2」に移行することになると思います。「FKS2」はこれから届くので、まだプレイ出来ないんです(笑)。
 ちなみになんで4ヒロインからクリスを最初に選択したのかというと……メインっぽいミレイをラストにするため。別の好みがどうとかいうことは反映してないのでした。

 さてと。今日はちょっとした雑感をダラダラと書こうということで、興味ない人はブラウザの「戻る」をどうぞ。ネタはアメリカンプロレスWWEのnWoというチームです。
 そもそもは今年の最初のPPVでヴィンス・マクマホンvsリック・フレアーという試合の結果、ヴィンスが敗北したことによります。ヴィンスはレスラーではなく経営者、フレアーは50代という大ベテラン。それでも試合は見ごたえのあるものになったのだから、このふたりはすごい。とにかくヴィンス敗北。それによって団体の主導権はフレアーに移行しつつありました。そこでヴィンスが考えたのがnWoの投入でした。nWoはかつてアメリカマット界がWWFとWCWというニ大メジャーが凌ぎあっていた時に生まれました。プロレス界の歴史に残るヒール軍団はWCWで大ブレイク。それによって一時期WWFはものすごく苦境に陥りました。今もWWE(元WWF)に残っているアンダーテイカーあたりは、その猛威を肌で感じていたはずです。その後オースチン現象によって状況は大逆転。WCWはWWFに吸収合併され、競争に決着がつきました。それでもWWFで頑張ってきたレスラーにとって団体を苦境に追いやったnWoは、名前を聞くのも嫌な存在でした。とりわけテイカーはメジャーデビューして一貫してWWFで生きてきた人間。WWFマットへのnWo導入に反対したそうです。
 とにかく鳴り物入りでnWoは姿を見せました。メンバーはハルク・ホーガン、ケビン・ナッシュ、スコット・ホール。ホーガンは日本でも有名なレスラーで、あちらでは猪木クラスのカリスマです。実際猪木とも何度も日本マットで闘っています。確か初対決はアックスボンバーで失神に追いやったんだっけ。今でも現役だから凄い。ナッシュとホールもWCWトップに君臨した大物。当初の彼らは「毒」と呼ばれました。フレアーの物になるくらいなら、毒を団体に注入し、ヴィンス自らの手で愛する団体を滅ぼす……。彼らは確かに猛威を奮いました。大スターのロックを乗せた救急車にトレーラーで突っ込んで欠場に追いやったのが印象的。
 確かにnWoは毒だったんです。その後トロントで開催されたレッスルマニアでホールとオースチンが試合。これはオースチンが制しました。が、その後扱いに不満を感じたオースチンは大会をボイコット。それから何が彼の中で駆け巡ったのか不明ですが、結果として彼は自分を大スターに押し上げた団体から離脱します。家庭ではドメスティックバイオレンス事件も起こして、精神的にもかなり不安定になってしまってたようです。オースチンの相手だったホール自身も、酒癖の悪さが災いしてファイヤー(首)。ナッシュは腕の怪我で戦線離脱。
 でもってホーガンですが、彼はレッスルマニアでロックと対戦。この試合は観衆の絶大な支持を得て、ホーガンはヒールではいられなくなってしまいました。自然nWoからも抜けなければならなくなり。アメリカに再びホーガン現象が巻き起こります。突如出現したタイフーンのようなカリスマの登場は、それまで頑張って来たレスラーにとっては大きな脅威でした。本当の意味で毒になったのは、ホーガンの存在そのものだったのです。ホーガンはさすがに高齢で(フレアーほどじゃないけど)、往年のファイトは出来ません。それでもメインで試合をさせて、観衆を納得させないといけません。さすがにこれは大変です。なんとかしちゃうのが WWEの凄いとこではありますが。
 オリジナルメンバーの3人がリタイヤしてしまったnWoは新メンバーとして、とりあえずナッシュ&ホールの旧友であるXパックを加入させました。これは予想通り。そして大物なのに扱いづらい大巨人ビッグショーをも加入。更にオースチンの前の英雄ショーン・マイケルズをスポークスマンに迎えナッシュも復帰。更に更に今の団体のエースの一人HHHまでに食指を伸ばします。nWoは当初の極悪ヒールの面影こそ失ったものの、最発進をするところでした。
 ところが! ケビン・ナッシュは復帰戦の10人タッグ戦に登場。観衆の大きな歓声の中で、遂に復帰のリングイン。動きの重いテストみたいだったナッシュはWWEでどんな試合を見せてくれるのか……(それまで試合してたのはほとんどホールで、ナッシュは何故かバイプレイヤーだった)。それからわずか15秒たらず。ナッシュは太股の筋肉を断裂。悲鳴と共にnWoはその歴史の幕を閉じました。HBK(マイケルズ)は試合の出来ない身体。となると実戦で大暴れしなくてはならなかったナッシュだったのに、あっという間に再離脱。団体はもはやnWoというユニットを「使えない」と判断しました。
 次の放送でヴィンスはnWoのテーマで入場。そしてこれが曲を聞ける最後の機会なのだと言いました。伝説のnWoはWWEマットでほとんど何も残さずに消え去ってしまったのです。それどころかケインに怪我をさせてしまい長期離脱、オースチンは電撃離脱、ホールは消えて、ナッシュも怪我。Xパックとビッグショーはプッシュされるはずだった場を失いました。HBKはスポークスマンの役目も失い、次のストーリー待ち。HHHの勧誘も無かったことにされました。何も残さないどころか、負の遺産をコレでもかと言うほど残してしまいました。唯一の明るい材料は、nWoに一度は加入しながら脱退させられたブッカーTの存在。憎めないヒールだった彼は、ベビーフェイスとして方向転換し、これが成功。いまいちぱっとしないロウ陣営の中に現れた希望の光です。
 最後は本放送ではないヒート枠でのビッグショーvsマット・ハーディー戦でした。寂しいすぎる最後だ。
 マイヒーローブックさんなら、こう言ってくれるでしょう。
「お前らいったいなんだったんだ、サッカ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!」

 それでもめげないのがWWE。急遽方向転換してロウにエリック・ビショフ、スマックにステファニー・マクマホンを配置しました。無理矢理新しい路線に移行したため、今度の日曜のPPVベンジャンスはいまいちちぐはぐな感じです。でも、期待を持たせる展開になりました。ベンジャンス以降が今から楽しみ。

 ついでにサクラBBS本家にアップされた麻雀SSについてもちょこっとだけ触れておきましょう。あの人は自分に都合が悪くなると逃げてしまうので、レスをしても無駄なんですよね。前回の事で荒らしとほぼ確定された以上、今回は一貫して放置という対処をすべきでした。彼はツッコミ所のあるSSを掲載して場を荒らし、結果としてSS禁止に追い込もうとする極めて悪質な荒らしです。本人にそのつもりが無い可能性もありますが、結果としてそのような事態が推移していることは否定できません。そして、これは場を荒らす手段として、相当に効果的であると思います。こういった騒動を定期的に何度も起こされたら、SSは冗談なくして危うい状況に陥ってしまうでしょう。本家のSSライターは基本的にSSという伝統を守る姿勢をとっています。ですから、それを考えてもあの人のSSは無視すべきなのです。それが今回の場合、SSを守る事になります。
 でもね、キャラの描き方、それに基本的なあの人名の誤字は、故意という匂いがぷんぷんするんですよね。突っ込ませようと隙を見せているような気がしました。それに乗ったら、駄目ですよ。

8月7日水曜日「永遠のサンクチュアリその1」

 「水夏」片付けて8日にDDで届く「FKS2」待ち〜のはずだったけど、何故か「エリュシオン」をプレイしはじめてしまった。ん〜なんでだろう。まあ、いっか。その前に「水夏」について、最後のひとこと。
 予想外の内容に驚かされ、でもって予想を遥かに超えて面白かったです。この日記をミステリの書評とかゲームのレビュー目当てで読んでるような人にはお勧めできると思うなあ。
 「エリュシオン」はまだまだこれからが真価を発揮するはずの作品なので(始めたばっかりだから)、「水夏」みたいにシナリオを俯瞰してのレビューではなく、プレイ経過報告みたいなのをやる予定。でも「FKS2」が届いたらそっちを先にプレイするつもりだから、気の長い話になりそうだな。

 で、ちょっと思ったんだけど、この日記を読んでる人って、私のことをどう見てるのかなあ、と気になったりしました。正直言って「あんたオタクだろう」と言われれば否定できないし、ある先輩にもそう言われたことがあります。もっとも、その人も充分ヲタクの範疇に入る人だと思うのですが。
 そもそも「オタク」というのは差別用語みたいなもので、偏見もかなり入り混じっているのが現状です。一般的に言えば「オタク」からストレートに想像されるのは、太っててキャラ萌えしてて秋葉原通いしててアニメや漫画やゲームの知識に精通しているってとこでしょうか(酷い見方ではあるけど)。私は九州人なので、当然秋葉原通いなんてのはしてません。福岡の似たような場所に出入りはしてますけど、それも数カ月に一回かなあ。地方だからそういうスポットは集中した場所にあるんで、どうしても足を伸ばすしかないし。別に太って無いし、スポーツはする方はそろそろアレだけど見る方は好き。あーでも、片道自転車一時間という道程を平気で出かけて行ったりすることもあるか。自転車で走り回るのは趣味(でもそろそろ今の自転車も駄目っぽいんだ)。最近のアニメや漫画にはついてけないし。キャラ萌えは理解できないし。キャラ萌えしてたら、「水夏」のレビューもあんな感じで書いたりはしてないと思うけど。
 あー、なんだろ。自分でも何が言いたいんだかわからなくなってきた(笑)。ま、いいや。おもしろければ、なんでも。

 「エリュシオン」は欧州イタリア圏の孤島に建てられた洋館の中で繰り広げられる陰謀劇です。主人公である日本人のイリーガルに身を落とす寸前の若い医者が事件の渦中に巻き込まれ、その中で美人のメイドさんと交友を育む……とだけいうと、なんだか単なるギャルゲーっぽいですね。でもどうやらそんな甘いものじゃないらしいです。
 原画を描いたのはサターンの名作「慟哭」や、DCの「火焔聖母」も担当した横田守。「火焔聖母」については今年の1月の日記にレビューを書いてます。「慟哭」が名作なので、その継承を横田守原画の作品に求める傾向がサターンユーザーにはある、というのはいつだかも書きましたっけね。
 「火焔聖母」は下手にポリゴンによる校舎の3D化なんてのをしてしまった上に、変なエンカウントがあったりしてゲームの進行を妨げてしまってました。シナリオそのものは悪く無いのですが、肝心な部分で説明の足りないところがあって、全部終えても納得しきれない部分が残ったりして。「エリュシオン」ではポリゴンの建築物は廃止。「サクラ大戦2」の大帝国劇場みたいな感じになりました。その中をチビキャラが動き回っているため、目当てのキャラと接触するのは容易に。シナリオの方はまだ評価出来る段階じゃありません。とにかく、「火焔聖母」での失敗はクリアしようという意気込みは感じました。
 そういえば、今年もこれまでに「火焔聖母」だけに限らず「てんたま」「ディバインラブ」「ハッピー☆レッスン」「マイメリーメイ」、ゲーム以外でも数多くのミステリの感想を書きまくってきましたが、キャラクターについて深い印象を書いた覚えがありません。せいぜいVシリーズの練ちゃんくらいでしょうか? 「エリュシオン」のキャラについても、「キャラが生きているかどうか」なんてことを書いて行きそうな予感がしますね。「火焔聖母」の時は、メインヒロインのキャラの薄さについて色々と書いたような気もしますが。ま、とにかく。原画が横田守なので、基本的にやっぱり巨乳です。それも「火焔聖母」よりも年齢設定がちょい上なので、さらなる……。4人いるヒロイン(隠しヒロインが多数いるみたい)の第一印象でいうと、みんなどっこいどっこい。やっぱりこういう作品はシナリオが命なので、キャラだけでどうとも言えませんが。
 最初のプレイでは、てきとーなプレイを心掛けました。結果、多数のバッドエンドを踏むことになりました。いやあ、このゲーム、油断すると死ぬ死ぬ(笑)。容赦なく殺されます。最初のエンディングでは4人のメイドが人身売買を受けてしまうという最悪なものになってしまって、さすがに鬱になりました。セーブポイントからやり直して、なんとか先に進めないものか……と思って続けてみたら、わりとあっさりと進んでしまいましたよ。メインヒロイン4人以外、つまり隠しヒロインのひとりであるマリア・パドリーノルートです。
 彼女は洋館の主人で非合法っぽい組織のボスの孫娘。かなりの箱入り娘で、キャラクター的には典型的なそういった感じな作りになってます。ですから、彼女から見れば、主人公はナイト役なんでしょうね。そういうようなキャラっぽい展開から、一転して酷い仕打ちを受けることに。でも最後にはハッピーエンドになりました。こういう風に書くとありがちっぽくて、つまらなそうでしょ? うん、つまらん(笑)。ヒロインを軸に物語を見ると、特別語るべき部分はありませんでした。評価の高い作品なので、たぶんこれが一番の凡作シナリオだったのでは、という感じでしょーか。
 むしろ面白かったのは主人公を洋館に誘う役目を担ったアレックスという黒人の外科医の方。もともと横田守が絡んだ作品って、サブキャラの男性キャラが、しばしばヒロインを喰ってしまうほどの存在感を見せることがあるのですが、今回もその一例になってしまいました。「火焔聖母」の時にも思ったけど、ある意味ギャルじゃなくて野郎ゲーな感じもするぞ(笑)。
 ちょっと気に喰わなかったのは、孤島の中に隠された謎が絡んだ話なのに、シナリオ展開によってイベントの役割が変わってしまうこと。「火焔聖母」でいえば、誰をヒロインにしても犯人は変わらない。ある意味当然なことですよね。でも「エリュシオン」ではルート分岐によって、それに近いことが起きてしまうんです。できれば、一貫した作りにして欲しかった。でないと、今後明かされる謎も、同一線上に置いて考えることが出来ないかもしれないじゃない。
 とにかく、「エリュシオン」の真価については、今後のシナリオ待ち。たぶん中途半端に切り上げちゃうけど、その辺はごめんね。

8月6日火曜日「水夏閉幕&ドラマCD」

 昨日の「4章」ですが、オフだからゆっくりプレイ出来ると思いきや、想像以上に長くてギリギリってとこでした。残っているのはあるエンディングを見ておくとプレイできるようになる「閉幕」とドラマCDです。実は「水夏」を買おうと思ったのはドラマCDがついてくるからだったりします。こういう特典にはちょっと弱い私なのでした。「水夏」の次にプレイする予定のアレもそうだしね〜。

 「閉幕」。これは4章のエンディングとも深く絡んでくるんですが、なんというか、納得出来ない部分もあります。本来死神として普通の人達には見えないはずの「名無しの少女」なのに、こういう展開は可能なのだろうか、ということで。最後の最後で御都合主義が割り込んで来てしまったのは、かなり残念といえば残念だし、ホラーといっても長々とプレイしてきた最後がハッピーエンドじゃないってのもアレだし。難しいところです。
 とはいえ。ある村の夏に起きた4つの死にまつわる物語ということで、強烈に「夏」を意識する展開になっているのでタイトルに「夏」がつくのはいいとして。なんでそれが「水夏」なのか。正直言えば読めていた展開ではあっても、きちんと描かれたのは好印象でした。作品最大の象徴であるタイトルが、〜〜に直結するというのは、対比として考えた時、すごく印象的で効果的です。プレイし終えてパッケージを見た時、そこにはある種の感慨が浮かんでくるでしょう。
 各章毎の構成も巧みでしたが、作品全体として、またひとつの商品としての構成まできっちり計算されて気配りが行き届いていて、素人には真似できない仕事だな、と。ほんとに「みずいろ」とは天地の差だと思います。「みずいろ」好きな人、ごめんね(笑)。いろいろとこの手のゲームもプレイしてきてるけど、プロであることを感じさせる作品というのも珍しい。

 「ドラマCD」。「水夏」に登場する4人の女性キャラが海に遊びに行くというお話。2章ヒロイン白河さやか、2章主人公上代蒼司の実妹上代萌、4章主人公の妹稲葉ちとせ、4章ヒロイン名無しの少女という4人。前者ふたりと後者ふたりにはほとんど面識がありません(笑)。ま、おまけのドラマCDならではということか。しかも、上代萌は人気キャラだけど……。ゲーム中に汎用グラフィック(立ち絵)の一枚もないし(大爆笑)。姿を見せることが無い癖に、行動がシスプリ咲耶な妹ということで、一部に人気らしい。確かに面白いキャラだけど〜、他のヒロイン押し退けてドラマCDに出てくるとは。というか、こうなると第1章の影が薄くなるな。きっと、「水夏」のキャラの人気のある上から4人が選ばれたんだ。
 そこそこ楽しめるCDだったけど、収録時間が短い。シングルCDに入っちゃうくらい短い。せっかく12cmCD使ってるんだから、もうちょいサービスして欲しかった。主題歌くらい収録してくれてもバチはあたらないぞ。サターンの「メルティランサー/リ・インフォース」付属のCDが嫌になるくらい盛り沢山な内容だったのを思い出した。

 さて、最後に「水夏」のゲームとしての欠点を。これまではべた褒め状態でしたが、明らかな欠点はあります。
 まず、「ゲーム媒体で叙述トリックに挑戦する」という意思は潔くて結構なのですが、シナリオを除いてゲームとしてだけ見ると第三章の選択肢がひとつしか無かったり、他のシナリオに影響を与える選択肢の与え方だったりとか、やり方がいまいちでした。他の章を補完するような情報は出てくるけど、基本的にそれぞれの章は独立していて、ほとんど絡み合う場面が無かったのもちょっと残念。その辺をもうちょい強化したうえで、1〜3章までを順に読ませるのではなく、自由に選択できるようにすれば良かったのになあ、という感じ。基本的にそれぞれの章は並立しているはずだしね。高度なことをやってくれたスタッフなだけに、もっと上を望んでしまうのは罪でしょうか。
 次にフルボイスになってないこと。主人公のボイスが入っていないのは普通ですが、このゲームには4人主人公が登場。で、たまーに他のシナリオに出てくることもある。その時もやっぱりボイス無しなのは、ちょっと寂しい。けど、仕方が無いのかなあ。とはいえ、重要キャラであるはずのアルキメデスにもボイスがないってのはどうなのか。声をつけておくべきキャラってのは、他にもそれなりにいたような感じ。若林兄も声が無いと3章のクライマックスが締まらないじゃない。だいたい、なんで上代萌にはボイスをつけるのさ(笑)。このキャラには要らないだろ。ドラマCDのためか?
 んで、1〜3章まではノベルスタイルなのに、第四章だけウインドウに文字が表示されるシステムになってるのはなぜ? 別にやってることは全然変わって無いと思うんだけど。なんか意味あるのかなあ。
 後はオリジナルスタッフではなく、移植を担当したプリンセスソフトの問題になります。まずシステム関連。PC版にはオート機能があったらしいけど、それがない。バックログがえらく使いにくい(カナリヤほどじゃないけど)。文字フォントに芸が無くて、結構読みづらい。フォントだけでいえばサターンレベルだ。サターンの「With You」でももっと読みやすいフォントが使われていたと思うのだが。それに汎用グラフィックがジャギってる。「サクラ大戦」をはじめとして、こういうゲームはいくらでもあるけど、その汎用グラフィックにジャギーが見えるというのは、これまでにひとつしか記憶が無い。それは同社が移植を担当した「21」だった。というか、移植スタッフは同一だったりしてな。「21」からVGAに対応してひとつレベルアップしたけど、「21」ではテレビだったからあんまり目立たなかったジャギーが、VGAになったことで、格段に見えやすくなってしまった。つまりこれ、汎用グラフィックと背景画のマッチングのことをまったく考えて無いということでしょうね。普通はここでアンチエイリシアリングなんかを使って自然に見えるようにするはずなんだ。それ以外のCG関連は綺麗だったので、ほんとに残念だ。本来「21」も「水夏」も面白い作品なだけにね。あ〜、移植したのがKIDだったらなあ(笑)。
 というような感じで「水夏」終了。

 こないだの「龍騎」食玩のアイテムで「ベノスネーカー」を買って来ました。やっぱりというか、自立しねえ(笑)。王蛇に持たせるベノサーベルもちょっと短いかも。でも造形そのものはそれほど悪く無いです。単色成形なのが残念だけど、200円だからな。メタルゲラス&エビルダイバーも単色成形だから、ジェノサイダーに合体させてもマッチングがよくないかもね。うーん、R&Mかあ……。
 「まいめり」のアンソロジー本、普段はこういうの買わないのに買って来ました。面白かったけど、私のスタイルとはかなり違うんで、やや違和感がないでもない。でもこんな本、作って売っても採算とれるのかいな? キャラ人気に比例したのか、吾妻もとみの出番極小。レゥ>みさお>たえ>リース=ひとえ>>>>>>>>>>>もとみという感じなのだった。

 二日遅れで講談社ノベルスメルマガが届く。今月発売の目玉は西尾維新の密室本「クビツリハイスクール」でしょう、やっぱり。これだけは必見。必ず買います。それに久々の西澤保彦の「人形幻戯」。これはチョーモンインシリーズですね。買うぞ。問題は霧舎巧の「五月はピンクと水色の恋のアリバイ崩し」なんですね。メルマガには「早くも大人気」とか書いてありましたが、私が知る限り前作「四月」で良い話を聞いた覚えがありません。私も正直面白く無いと思ったし。うー、霧舎、ほんとに12冊書くつもりなのか? そこにたどり着けるまでシリーズを続けることが出来るんだろうか。

8月5日月曜日「水夏第4章」

 さあ、今日は「水夏」第4章の感想です。そろそろ大詰めということになりますが、その前にこれまでの章の分岐分の話をちょっとしましょう。

 前に書いたのと違って、第二章はちゃんとダブルヒロイン制になっていました。白河さやかと若林美絵。後者は前者のシナリオでは完全に脇役でしたが、美絵シナリオだとさやかはもうちょい目立つ役所でした。このシナリオ分岐、わりと序盤の段階で露骨な描き方で示されているので、かえって分かりませんでした。が、これは単に私が馬鹿なだけかもしれません。実にこの一つの選択肢で、ドラスティックな程大胆に分岐していきます。事実上ニ章だけふたつのシナリオがあるということになりますね。他の章は結局ほぼ一本道。エンディングはいくつか装備していますけど。
 で、一部で凡作扱いされている第ニ章。でも美絵シナリオをプレイしてから全体を俯瞰してみると、そんな事も無さそうだ、という感じがしました。簡単に言えば、第ニ章で描かれているのは「家族」なんですね。さやかでは父親、美絵では母親。「そんな対比、極端過ぎる」というかもしれません。でもヒロインふたりの性格とか、親以外の家族環境とか、主人公に与える心理的影響とか、ふたつのシナリオは非常に対照的になるように、故意の操作で仕組まれています。第ニ章だけがヒロイン分岐を持つのは、こういう構図を作り上げるために必須だったからではないかというのが私の感想。
 それに、片方のシナリオをプレイしただけじゃ分からない伏線とか、他のシナリオに絡んだ展開とかも、なかなか綺麗に決まってたように見えました。たとえば、この作品では一貫して「死」について向き合うシナリオが描かれています。美絵シナリオではある交通事故が発生して、その野次馬として美絵や主人公がたむろするという場面があります。4章までプレイすると分かることですが、ここで死んだのは1・4章に出てくるある人物。当然4章ではとても重大な出来事として語られます。でも、関係ない2章の登場人物であるふたりには、野次馬から抜け出るような印象を持ち得ません。ある人物にとっては重く、他の人物にとっては軽い「死」というものを象徴的に描いた場面であると言えるでしょう。これはこの作品が4章構成でそれぞれに別のキャラクターを主要人物として設定しているからこそ表現出来るものです。ここにシナリオライターの計算を想像するのは容易ですよね。
 それにしてもキャラ人気で言うと、白河さやかと若林美絵は圧倒的な差があるようで。さやかの方が上……まあ、分からんでも無いです。けして美絵が悪いキャラということではありません。美絵は確かに空手使いで、主人公の奥歯も殴り折ったりしてますが(笑)。
 この2章のダブルヒロイン、本来なら格的に並立しているはず。そうでないと対比させる効果が薄れてしまうからです。でも、どうもさやかシナリオの比重の方が重いようなんですね。元々美絵ルートは、さやかルートから分岐する形で派生するようになってますし。さやかルートをプレイすると美絵はほとんど出て来ないし。それに……元が18禁作品ということで、主人公とヒロインの間に関係が発生する場面があるんですけど(コンシューマに移植といっても、それを臭わせる表現は露骨に残されています。DCでもここまでやっていいのか……。でも3章はこれが無いと話そのものが成り立たないからなあ)、他のヒロインは「ここだ」というのが分かるのに、美絵だけそれが無い。なんとなくコンシューマオリジナルのシナリオのようにさえ見えます。別に悪い事ではないですが。

 次に第三章。こちらは一本道ですが、土壇場の選択肢でエンディング分岐します。でもって、バッドエンドの方の選択肢をチョイス。すると……うわあ、なんだこりゃ。どうしてこんなとんでもないことになってしまうんだ〜。ちょっと理解を超える。だって、なんで妹が主人公を殺さないといけないのか、そこからして分からない。でもそういう理解を超えた状態になってるから、バッドエンドなのかもしれない。
 この第三章は元々18禁のレギュレーションでないと描けない内容でした。根底に流れているのが、押さえ切れない妹への恋慕だからです。よくDCにそのまま移植したもんだ。ですが、前にも書いたように「まいめり」のひとえシナリオみたいなのは18禁では逆に書けない。住み分けってのは、あって良いはずですね。

 うお、第四章のレビューに入る前に随分長々と書いてしまった(汗)。まあ、いいか。そういや先月の日記は久々に100K超えると思ったら、97K止まりだったっけ。
 第4章。最後のシナリオということで、これまでに不可解な存在として描かれて来た人物の正体が判明したり、軽く張られていた伏線が解きほどかれたりと、いかにも最終章という展開になっていました。といっても、他の章のキャラがバンバン出て来たりはしないというか、ほとんど出て来ないというか。基本的には独立したお話なので。
 ヒロインはこれまでの章にちらほらと顔を見せていた「名無しの少女」。主人公は父親が死の床に就く中で帰省してきた、使用人との間に生まれた少年(なのか? 年齢を臭わす場面は無かったな。高校生くらいだと思うけど、他のシナリオの主人公は浪人生だったりしたし)。母違いの姉と妹がいて、妹も心臓の障害で手術直前。そういう状況で現れた「名無しの少女」の正体は、実は死神だった。という、一見するとありがちなお話。でもありがちでないのは、「死神」というものの存在がいかなるものなのか、丁寧に描かれているという部分でしょうか。
 この作品は、見かけ以上にキャラクター造形が深く作り込まれています。本来がホラーの範疇の作品なので、どのキャラの中にも薄暗い闇がある。さすがに4章ともなるとちょっとくどいかもしれません。特に4人の主人公が全員ってのはね。でもこれはシナリオの構成から考えてもやむを得ないことではあるのでしょうが。作り込みの深さは、そのままシナリオの深さに直結してきます。表面上ありきたりな話に見えても、説得力が違って来ます。この部分、作品にとって良い方向に機能したのは間違いないことのようです。
 え〜と、4章ではこれまでの伏線が紐解かれる、ということなんですが、叙述トリックの種明かしとも言えます。今でも叙述トリックと言うのは小説ならではの手法だと思っています。これをなんとかゲームとかアニメとか、ドラマで表現してみようと思うのは、別に珍しいことでもないでしょう。けど、本来「文章の書き回しで騙す」のが叙述トリックなわけで、映像に訴えかける他のメディアではほとんど無理なはず。それがこの作品ではそれなりの効果を発揮出来たというのは、映像媒体の一つではあっても、形態としては文を読ませるメディアだったからでしょうね。ゲームで成功したからといって、ドラマやアニメでも成功するとは思えません。ま、とにかく、成功させたという点で、評価されるべき作品であることは間違いないでしょう。
 「水夏」の本質はギャルゲーとは程遠いところにあるので、女性にもお勧め出来る珍しい一作だなあ、というのが4章プレイしてみての感想です。なので、「3章は萌え要素が足りないから致命的」とか言ってるヲタな人達は、プールに入って塩辛く無いから海には及ばないというような、間抜けな感覚をしているだけです。まあ、萌えを理解しない私は、だからこそ萌えを求めてこういったゲームをプレイしているのですが、かえって変に惑わされずにプレイできたのかもね。

 明日は「水夏」閉幕と限定版付属のドラマCDについて。それとゲームとしての「水夏」の評価についてで終わりにします。

8月4日日曜日「水夏第三章」

 昨日は無理だと思ったけど、第三章は少し短かったのか、仕事前にクリア出来てしまいました。なので今日も継続してレビュー。実はこういう一作品個別レビューって、前から日記でやってみたかったんだよね。「みずいろ」は作品自体が駄目だったから出来なかったけど。本来は「メモオフセカンド」でやるつもりだった。「水夏」は他のギャルゲーとやや形式が違ってるから、キャラ毎じゃなくて章毎のレビューになってるけどね。それになんだか、レビューの書き方もギャルゲーに対するそれとは随分違ってるねえ。まあ、気にして無いからいいや。
 で、第三章です。ネット上の評判は、他の章と較べてあんまり良く無いようですね……って、この節穴どもがッ(笑)。いやあ、このシナリオは結構凄いですよ。全編にはり巡らされた見事な伏線。それを受けて描かれるのは『叙述トリック』。そう、叙述トリックなんですよ。普通やらないよね、ギャルゲーで叙述トリックなんて。
 まあ、正確に言えば叙述トリックっていうのは、文章上のトリックなので、視覚に訴える媒体であるゲームではミステリでいう叙述トリックそのままを再現することは出来ません。正直な話、このゲームでのそれは叙述トリックとしては、ちょっと反則です。人間の視覚情報が曖昧なのは確かですが、だからといって、〜〜〜が〜〜〜で押し通せるかというと、ちょっとねえ。でもこの手の作品で、こういう試みをすること自体が希有なことですし、それにさっきも書いたように伏線の張り方は実に巧妙です。最初に主人公が見た夢もアレなんですよね? でもって体重だったり、海だったり、それに同時進行するシナリオでの含み。ミステリ的読み解き方をすれば、こういうラストが待ちかまえている事は予測可能な作りになってます。
 で、当然の話、叙述トリックというのはシナリオ執筆前の入念な計算が必要になります。アンフェアにならないように細心の注意を払わなければなりません。読み終えてから、「ああ、あれが伏線だったんだ」と、読者が納得出来なければ、単なる失敗作です。その辺でいえば、「水夏第三章」は成功しています。シナリオライターが誰だか知りませんが、よくチャレンジしてみようと思ったもんです。構成もなかなか巧みだし、素人じゃないね。いやさあ、「みずいろ」は素人だったんだよね(笑)。
 話の終わり方も、1、2章に較べてナイスだったんじゃないかと思います。一般的に言えばバッドエンドではありますが、この作品はサイコホラーでありますからして。下手すれば、実は〜〜だった妹と結ばれるアンモラルな終わり方の方がハッピーエンドなんじゃないか、という含みを持たせたのもプラスのポイントでしょうか。ありえないんですが。
 後はキャラクターになりますか。ギャルゲーなんだし。でもこの第三章でキャラクターうんぬんの話になると、こわれ気味の主人公と、その恋人ってことに。もうひとりの主要人物である主人公の妹は、叙述トリックの仕掛けゆえに重要なのに評価外。上手いのは恋人の描き方ですね。素直に恐い。演出も上手い具合にハマってる。どう考えても良いシナリオだとしか思えません。
 この第三章。欠点があるとすれば、「ゲームとして成り立って無い」ということでしょう。なにしろ選択肢がひとつしか無いんだもんな(笑)。でもこの一つが一つであるがゆえに「決定的」なものになっているのですが。

 あ、ところでDCの廉価版シリーズ「ドリコレ」の次の展開が発表されました。10作全部ギャルゲーという凄まじいラインナップには、笑うしかありません。あの天下の奇ゲー「ハッピー☆レッスン」も選ばれています。嘘だろ(笑)。確かにレアで入手しにくい有名な作品だけど、本質的にはクソゲーですぜ。シャレが分からないと楽しめないこの作品、レアなままでも良かったのに。「メモリーズオフコンプリート」が選ばれたのは良いことです。これもレアソフトになってましたから。他はまあ、どうでもいいんじゃないかな。お勧めは「クローストゥ」とか「21」になるけど。個人的にはやっぱり「青の六号」とか「リボルト」とか「ナップルテール」とかが欲しい。一般的に考えれば「まぼろし月夜」とか「ゴルフしようよ2」とか「エスピオ」とか「ソニアド2」とか「クルクルトゥーン」とか「リバイヴ」とか、その辺をドリコレ化するのがいいんじゃないかな。そういや、今回自社タイトルあったっけ、セガ?

 日記のタイルの王蛇ですけど、200円の食玩を参考にしたのでかなり違ってる点もありますね。ま、いいや。どこどう見ても王蛇でしかないし。うー、そのうちR&M買ってしまいそうで恐い。その時は王蛇かゾルダだな、うん。

8月3日土曜日「水夏第二章」

 あっはっは。私は他のスタッフで新人のフォローが出来ると思ったから、やや早めの時期でもひとりで送りだしました。その期待に応えられなかったからって、どうしてオフだった私が文句を言われないといけないのかな。新人なのは分かってるんだから、フォローが要るのは最初から明白だろうに。どのみち新人は送りださないといけないんだし、私もオフなんだし、店全体で育てるくらいの気概を持って欲しいっての。「自分の手には余った、どうしてくれるんだ」っていうのは、泣き言としか思えないのに、それを堂々と小言にすり替える(その子に任せたのは、私と店長さんが相談して決めたことだったんですね。店長さんが、他のスタッフでフォローすると言ったんだしい)。その馬鹿らしさが、本人には分かって無いんでしょうか。誰がなんと言おうと時間がないので、研修は後一回で、本格的に正式スタッフとして使いますが、その後で何か言われても私は知りません。一緒に入った人間で、教えて行くしかないでしょう。というか、結局研修ってのは仕事の流れを教えるので精一杯で、後は現場で覚えるしかないんですわ。やって覚えないとね。何事も最初が大変なのは、当然だよね。
 あーでも、私にはあんなに小言を言うくらい大変だったとは思えないけど。接客だけは出来るんだから、それをずっとさせておいて、自分達で残りの仕事を片付ければいいだけじゃん。私に小言を言う機会を狙ってた、という邪推も出来ないことはない。第一、他に一緒に入ってたスタッフである店長さんは何も言って無かったけど。問題があったら、店長さんから言って来ないはずがないよね。なんか、あの口ぶりだと、店長さんを省いて私だけの責任にしたいっていう感じが窺えた。ひょっとして私、いじめられてる?(笑)。かなり前に仕事のことで怒らせたことがあったから、それを根にもたれてるのかもしれない。でも、こっちはその時の事も私の方が正しいと思ってるけど。この仕事は自分じゃ無くてお客さん本意なんだから。
 私達男子のスタッフにそういう態度で接する一方で、女の子には「あ、あのCD持ってるの? 貸してくんない?」とか仕事中にやらかしてるんだから、こっちも頭には来るな、やっぱり。態度豹変させ過ぎ。女の子には怒らないんだからなあ、まったく。その裏で、女の子の仕事も信用してないっぽい。雑な仕事を見て「やったの女の子達でしょ?」これってかなり最低なのでは? あんたの仕事が一番雑なんだよね〜。
 あ、客と言えば、自分から「お客さまは神様だろ」なんていう客も来た。そういう客が一番タチが悪いってのは、直接会ってみるとよく分かる。あの酔っぱらいめ(笑)。

 で、今日は「水夏」の第二章です。今度は死を描く画家とその娘、そして弟子の3人が主な登場人物でした。この作品は舞台設定を小さな田舎の村としています。ですから田舎独特のネットワークで、プライバシーはどんどん広まってしまう。この画家は気味が悪いと評判が良く無く、娘も変な目で見られて生活してます。この作品の特徴的な部分で、主人公は一章の風間彰ではなく、上代蒼司になりました。風間彰は異様に変なギャグを連発するけど、内面は普通という青年でしたが、上代蒼司は一見普通でモテるタイプだけど、内面にちょっと異常な情熱を抱えているというかんじ。ま、死を描く画家に弟子入りするようなヤツだから。
 この作品は、設定の都合上どうしても死が絡むようです。今回もそうでした。問題はその死の影が誰に降り掛かるのか、ということです。第二章では精神病院に通院する不良少年が登場します。彼が凶器を持って姿を消します。どうして彼が主人公や画家を狙うようになるのかは、きちんと描かれてますが、その前段階の伏線が明かされなかったような気が……。コンシューマだからカットされたんだろうか?
 終盤、視点は主人公からヒロインに移ります。愛する主人公も、父親も行方が分からなくなります。そんな中で凶器を手にした少年が、ふたりを狙っているらしいと聞かされる。これが絶妙なミスリードになってて、展開を引き締めてました。こういった作品でミスリードで読者を誘導するってのは、あんまり見た覚えがありません。とにかく良い緊張感がありました。ラストはハッピーエンドでしたが、ん〜、ややバッドでも良かったような気はしますね。ハッピーエンド至上主義の私としては珍しい意見だけど、この作品はサイコホラーなわけだし。
 ただ、最後でネタ明かしされるんだけど、実はコレが全編メタだった、という。もうちょい「これは実はメタなんですよ〜」という伏線でも張ってあったら(無かったこともないけど)、かなり高く評価出来たシナリオだったので、勿体無い。でも第二章。説明書にはふたりのヒロインがいると書いてあるのに、大一章でサブキャラ扱いされた小夜の方がよっぽど格上のヒロインでした。若林美絵、完全に脇役。つまり、これまた一本道でヒロイン分岐なんてのはない、という。メタだからこういうものなのかもですが。
 元が18禁の作品をコンシューマであるDCに移植したものなので、一部の表現が……になってます。でも、もうちょい直接的なものを臭わす程度にしないと、違和感は拭えません。レーティングってのも難しいな。
 このゲーム、ゲーム部分にも多少の欠点があるのですが、そこんとこは最後までプレイしてからにします。それほど特筆しなきゃいけない部分でもないんですけどね。
 明日は第三章……ってのは、ちょっと無理っぽい、残念。仕事だし。

8月2日金曜日「水夏第一章」

 今日もオフ。
 先に書いておかないといけないことがひとつ。「まいめり」のアペンド、7月締めきりのものは結局書けませんでした。ひとえってのは、意外と新しい話の割り込ませづらいキャラだったんですね。この子のシナリオは幼馴染みキャラとしては、ちょっと珍しいタイプで、「無自覚な主人公と、距離を詰めたいのにやきもきしてるヒロイン」という構図じゃないという。無自覚なのはむしろひとえの方だったり。ひとえシナリオのラストは「これからちょっとずつ距離を詰めて行きましょうか」というラブラブゲージがやや低いもの。書くならやっぱり、エンディングその後なのですが……。とかいってたら少しだけアペンドで書ける内容が頭に浮かんで来た。
 8月はひとつは書いて応募しときたい。ひとえとリース、どっちにしようか。あ、ちなみに「リースエンドをハッピーエンドにする」ような安易なのは、私キライです(笑)。あれはきちんとバッドエンドとして受け止めるべきだよなあ。それが出来ないとは単なる逃避ではないかと思う。

 さて、二日かける予定が半分以下になりましたが、DCの「水夏」をプレイしました。PS(2?)では「ウォーターサマー」というタイトルの作品です……って、まんまだなコレ(笑)。ちなみに初週売り上げではDCの方が倍近く上回ったらしい。これってどうなんでしょうね? そもそも10万を超えるようなヒット作品が「サクラ大戦」しか無くなったようなギャルゲー市場で、1〜3万程度の売り上げを繰り返す中、DCでも3万くらいなら狙えて、PSでもせいぜいそんくらいっていうのなら……。DCの活路がここしかないってのは残念だけど、市場は確実に存在する。捨てたもんじゃないって感じなんですかね?
 とにかく「水夏」です。この作品、全4章構成で、それぞれの章で主人公が異なるという、珍しい構成をとっています。まったく別の話が展開されるので、シナリオ的に共通部分は無し。つまり、分岐がない。プレイしてみた第一章では選択肢はあるものの、ほぼ完全に一本道で、エンディングはいくつかあるらしいけど、攻略対象となるキャラはひとりだけでした。前にギャルゲーの存在意義として「より気にいったヒロインとの物語を、プレイヤーの手で選択出来る、ヒロイン並立制」というものを書いたことがあるのですが、このゲームではそれが成り立っていない。伊月と小夜というふたりのヒロインが登場するにも関わらず、エンディングは伊月のものしかないという。どっちかというと小夜派の私はどうしたらいいんだ(笑)。
 ギャルゲーには大雑把に二種類あります。それは「キャラを見せるためにシナリオを作るもの」と「シナリオを見せるために、キャラを作るもの」です。前者は明らかにシスタープリンセスとかハッピーレッスンとか。サクラ大戦もこちらに含まれるかな。後者は「YU-NO」や「マイメリーメイ」とか。で、この「水夏」という作品、一見するとあまりにもぎゃるぎゃるしくキャッチーなキャラクターデザインなので前者っぽく見えますが、実は後者だったようです。後者の特徴として、萌えよりもシナリオという傾向を挙げられるでしょう。「水夏」はそういう作品だったようです。
 第一章のふたりのヒロインは双児です。髪型は違いますが、顔はそっくりです(他のキャラだって描き分けできてないって話はナシにしよう)。両親の仲が最悪な中で、双児の姉妹で手を取り合って生きて来なくてはならなかったふたり、その中に同じく両親の仲がこじれて田舎に転校してきた少年が加わる。それによって双児の姉妹の関係のバランスが崩れて行き、そして最後には崩壊に至る……というお話。両家の両親の仲の悪さはなかなか凄まじいものがあり、子供に八つ当たりをする有り様。個人的にギャルゲーとは「心理的に醜さを感じさせる痛さから解放された物語」だと思うので、この辺りや姉妹仲が崩れて行く様を描いたこの作品の本質はライトなサイコホラーであり、実は体裁だけがギャルゲーなだけ、という印象を受けました。ま、実際この手のシナリオを世に出そうとすると、ギャルゲーのフォーマットを使うのが一番やりやすいんでしょうけど。
 で、ヒロインが双児っていうのがミソなのでした。夫婦仲の悪化が行き過ぎたあげくの果て……ここから先はネタバレなのでやめとこ。とにかく、死と双児を絡めたことで、ミステリでいう「入れ代わった死体」というシチュエーションを生み出しました。ここまでは描き方も丁寧で、なかなか面白かったと思います。惜しいのはラスト。個人的にホラーとしてラストを飾るのなら、「最後に現れたのがどっちかわからない」ようにするのが良かったかな、と。歪んだ主人公への思い、生への執着、それを考えたらその方が。でも、伊月が「不死」を信じるようになってしまうきっかけを描いた下りは、なかなかなものでした。
 明日は第二章です。

8月1日木曜日「夜歩く」

 昨日「水夏」をプレイするといってたのに、なぜかプレイしてませーん(笑)。そのかわりといってはなんですが、ディクスン・カーのミステリ「夜歩く」を読んだりしました。なぜだろう? しかも読みながら例の長篇の続きも書いているというヘンテコぶり。ま、とにかく日記とおんなじ感じでちょっとずつでも書いていこうと思ってますので。それにしても、執筆だけじゃなくて、展開も牛歩だなあ。長くなるわけだ。でも無駄なことはそれほど書いているつもりはないんだけど。難しい。

 さて、というわけで「夜歩く」です。ミステリ小説界にも偉大なる先人がたくさんいます。日本でなら江戸川乱歩、横溝正史、高木彬光、鮎川哲也といったあたり。世界を見渡すなら、エラリー・クイーン、アガサ・クリスティ、ヴァン・ダイン、コナン・ドイル。それにディクスン・カーという感じでしょうか。クイーン、クリスティ、ドイルあたりは読んだ事がありますので、カーやヴァン・ダインは読んでみたかった。という感じで、先日カーの「皇帝の嗅ぎ煙草入れ」を読みました。一緒に買って来たのが「夜歩く」。これがカーの処女作なんですね。
 まず読んでいて思ったのが「基本的に風俗の違う国で書かれた作品だ」ということでした。登場人物が、ややエキセントリックな印象を受けるんです。私はそもそも外国人の知り合いがいませんから、アメリカ人もイギリス人もドイツ人もフランス人も、それぞれ風俗的に異なる文化を持っているんだろうという想像は出来ても、どれだけ人格にそれが影響を与えているものなのか、漠然としか分からないんですね。だから、作中でフランス人とアメリカ人が比較されているような部分で、いまいち雰囲気が伝わって来ない。ちなみにアメリカ人の方が傲岸不遜に描かれています。「アメリカ人だから〜」「フランス人ってやつは〜」という書き回しに、多少の不快感を覚えるのは、日本が島国ってことが大きいのかもしれません。あと私の経験不足。
 でもまあ、その辺はミステリとしての出来とは無関係。ちなみに煽り文句はこんな感じ。

 巴里警視庁を一手に握る名探偵アンリ・バンコランたちが見張るクラブの中で、新婚初夜の公爵が無惨な首無し死体として発見された。しかも現場からは犯人の姿が忽然と消えていた! 夜歩く人狼が巴里の町中に出現したのだろうか?

 いいでしょ? ミステリとオカルト要素ってのは基本的に相性がいいんです。で、その先駆け的存在がカーなんですよね。これに魅せられたのが日本の二階堂犂人や芦辺拓だったりするわけで。一体夜に歩くのは何者なんだろう、どんな恐ろしい怪人なのだろう。と思ったら。物語の中に人狼なんてのは出て来ないじゃないっすか(笑)。いや、びっくり。密室物なんですけど、トリックそのものは普通な感じでしたか。こういった古典も、読んでみるとさすが名作と目を見張る物がたくさんあります。が、今回はそこまでじゃなかったかな。手法としては「皇帝の嗅ぎ煙草入れ」に近いものがあったし。もっとすごいのが読みたい。カーほどの作家なら、唸らされる作品が絶対あるはず。だけど、本を探すのが大変なんだよなあ。

 八月になったので、BGタイルを変更です。前々からスキャナーを使ってもうちょいちゃんとしたものを描こうととは思ってるのに、なかなか実現しません。むう。見ての通り「仮面ライダー龍騎」の脱獄囚ライダー「王蛇」です。食玩の龍騎製品を買いまして、龍騎、ナイト、ゾルダ、王蛇の4体が今部屋に飾られています。一個200円。安いわ。出来もなかなかだし。その中の王蛇を参考にしつつ描いてみました。横には「いらいらするんだヨ」と書いてあるんですが、潰れちゃってますね(汗)。
 にしても二月のコクリコからはじまって、シンテシス、ジェフ・ハーディー、例の長篇のキャラふたり、匠千暁、王蛇。一貫性の無さが凄いなあ。