
車冑
〜重すぎた任務〜
曹操配下の車騎将軍。車騎将軍といえば、なかなかの身分。えらいんですね。そして、呂布討伐を終えた曹操から、徐州の守備を命じられる。そこまでは順風満帆、追い風の人生(知らないけど)。でも、後は急転直下。
偽皇帝、袁術討伐のために劉備が徐州にやってくるんです。そして劉備は、首尾よく袁術を倒して帰ってくる。劉備がそこで曹操の下に帰ってくれればよいのですが、そうは問屋が卸さない。劉備は曹操暗殺計画の一味ですから、曹操のところにいて計画がばれたら自分も殺されちまう。だから脱出目的で袁術討伐に来たんですね。そして、曹操から使わされた監軍、朱霊達を騙して、曹操の元に帰してしまう。
それを聞いて曹操は激怒。騙された朱霊も殺されそうになりましたが、何とかセーフ。そこで煽りを喰らうのが車冑。曹操は、車冑あてに命令を下します。「劉備殺っちまえ」。
怖いですよね。劉備にはいつも、あの弟達がついている。あれにかかれば自分は小粒。自分の能力をわきまえている車冑は、部下の陳登に相談します。しかし、ここが人生の落とし穴。ふりだしに戻る。
この陳登、表では曹操の部下のふりしてますが、実は大の劉備好き。だから、車冑から相談を持ちかけられたときは、神妙に答える。でも、答えて3分後には、関羽のところでその情報を横流し。それを聞いた関羽、張飛。殺られる前に殺っちまえということで、先制パンチ。夜陰に乗じて曹操の部下を名乗り徐州城へ乗り込もうとします。しかし車冑もさるもの。疑って城門を開けようとしません。しかし、陳登の横からの圧迫と城門に陣取った、関羽(曹操の部下のふり)の「車冑は二心があるから、城門を開けようとしないんだろう!」コールによって、遂に開門。
その後は、想像の通り。部下から、妻子からみんな殺されちゃいます。車冑だって、例外じゃありません。関羽の青龍偃月刀のもとで、虚しい最期を遂げます。
別に、彼はとんでもない凡将という訳では無いと思います。曹操から信頼されて、徐州を預かってるわけだし、陳登が裏切らなかったら、劉備を殺して一躍英雄だったかもしれません。結局、後一歩の詰め甘く、凡将という評価が一般的になったのではないでしょうか?
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