CASIO QV-2900UXにワイコンをつける

使用機材
QV-2900UX CASIO QV-2900UX

カシオのデジタルカメラ
 光学8倍ズームレンズが270度自由に回転することで面白い視点からの写真が撮れます。



画素数211万画素
(有効画素数202万画素)
レンズF3.2-3.5
f=6-48mm
(35mm換算 40-320mm)
ズーム光学8倍/デジタル4倍

詳しくはメーカーホームページ

QC-505
QC-505
※写真のヒモは私がレンズを加工して取り付けたものですQC-505には付属していません。

QC-505を装着
QC-505を装着

Raynox QC-505

レイノックスのビデオカメラ用0.5倍ワイドコンバージョンレンズ
 これをつけると画面が2倍に広がります。
 バネを使った構造でワンタッチで素早く取り付け&取り外しが出来るようになっています。
 ワイド端での使用が基本ですが、少しはズームしても使えます。
 27〜37mmのフィルター径に取り付けることが出来ます。

●使うときのコツ
 カメラに取り付けたとき、QC−505の中心と画面の中心が合わずにケラレの大きさが左右で異なることがあります。
 そういうときは、まず右の写真のように、QC−505のツマミが水平になっていることを確認します。
 次にQC−505のレンズ部分をケラレが大きい方に軽くグッと押します。 そうするとレンズ部分がが1〜2mmほど動いて中心をだいたい合わせることが出来ます。


QC-505の裏側
QC-505の裏側

ヒモとスポンジを装着
ヒモとスポンジを装着

●使うときのコツ(その2)
 QC−505の裏側を見るとツマミの両脇に直径1.5mmくらいの穴が合計4つあります(右の写真の緑の部分)。
 これをピンバイス等で貫通させるとヒモを通すのにちょうどいい穴が出来ます。

 さらに、QC−505の裏側にはレンズに沿って溝があります(右の写真の赤の部分)。
 ここに5mm*5mm*60mmくらいに切ったスポンジをはめると、レンズとカメラの隙間を埋めることが出来て、 隙間から入る余分な光とレンズのガタツキを抑える効果があります。

外径50mm(突起部:78mm)
長さ13mm
重さ30g
メーカー希望
小売価格
3800円
実売価格3000円前後
注意事項※QV-2900UXにQC-505を取り付けるにはアダプタリング「RA3743」が必要です。

詳しくはメーカーホームページ

DVR-5000
DVR-5000

DVR-5000を装着
DVR-5000を装着

Raynox DVR-5000

レイノックスのビデオカメラ用0.5倍ワイドコンバージョンレンズ
 効果はQC-505と同じですが、さらにズームしても使うことが出来ます。
 取り付けフィルター形は37mm、付属のアダプタリングを使えば27mm、30mm、30.5mmにも取り付け可能です。


外径57mm
長さ35mm
重さ80g
メーカー希望
小売価格
9800円
実売価格6000〜7000円
注意事項※QV-2900UXにDVR-5000を取り付けるにはアダプタリング「RA3743」が必要です。

詳しくはメーカーホームページ

RA3743
RA3743
Raynox RA3743

レイノックスのアダプタリング
 QV-2900UXはフィルター径が43mmなのでQC-505、DVR-5000をつけるのに必要となります。

材質ABS樹脂
メーカー希望
小売価格
1000円
実売価格700〜900円

詳しくはメーカーホームページ





テスト方法
 解像度チャート(のようなもの)をワードで作成し、 EPSONのプリンタ(PM−770C)でA4サイズの紙(スーパーファイン専用紙相当)に印刷。
 その紙をQV−2900UXで撮影。
 カメラの設定は「フラッシュ発行禁止」、「マクロモード」以外はオート。
 画像サイズは1600*1200ピクセル(高精細)

解像度チャート(のようなもの)(ワード形式)

※このテストは厳密なものではありませんので参考程度に御覧ください




QV−2900UXワイド端
QV-2900UX ワイド端 25%
ワイド端 25%
 QV−2900UXのレンズそのままでワイド端でチャートが液晶画面いっぱいになるように撮影したものです。
 実際の写真ではチャートの周りが少し余ってしまいました。
 どうやら液晶の視野率は100%ではないようです。

撮影距離=約35cm

QV-2900UX 100% 1 QV-2900UX 100% 2
QV-2900UX 100% 3 QV-2900UX 100% 4
100%

QC−505
QC-505 ワイド端 25%
ワイド端 25%
 撮影距離は最初のままでQC−505を装着。
 確かに画面が2倍くらいになりました。
 カメラをマクロモードにしないとピントが合いません。
 四隅に黒い影いわゆる「ケラレ」が発生しました。
 このケラレは撮影時液晶画面では確認できません。

撮影距離=約35cm

QC-505 マクロモードズーム端 25%
マクロモードズーム端 25%
 上の状態のまま、さらに1.6倍までズームしました。マクロモードなので1.6倍がズーム端となりますが、 これでもノーマルのワイド端よりは少し広いです。
 ここまでズームするとケラレは消えました。

撮影距離=約30cm

QC-505 ワイド端 25%
ワイド端 25%
 ワイド端でチャートが液晶画面いっぱいになるように撮影したものです。
 かなり画面が歪みました。
 解像度は若干落ちるようです。

撮影距離=約20cm

QC-505 100% 1 QC-505 100% 2
QC-505 100% 3 QC-505 100% 5
ワイド端 100%
雨上がりの虹
雨上がりの虹
 QC−505を装着して虹の撮影をしました。
 残念ながら0.5倍でも入りきらずに少し切れてしまいました。

DVR−5000
DVR-5000 ワイド端 25%
ワイド端 25%
 撮影距離は最初のままでDVR−5000を装着。
 これも画面が約2倍になりました。
 これもカメラをマクロモードにしないとピントが合いません。
 QC−505よりも大きく「ケラレ」が発生しました。

撮影距離=約35cm

DVR-5000 マクロモードズーム端 25%
マクロモードズーム端 25%
 上の状態のまま、さらに1.6倍までズームしました。これもマクロモードなので1.6倍がズーム端となります。
 DVR−5000はQC−505と違ってズームしてもケラレが消えません。

撮影距離=約30cm

DVR-5000 ワイド端 25%
ワイド端 25%
 ワイド端でチャートが液晶画面いっぱいになる距離で撮影したものです。
 歪み具合はQC-505とほぼ同じですが、解像度の落ち具合はこちらのほうがひどいです。

撮影距離=約20cm

DVR-5000 100% 1 DVR-5000 100% 2
DVR-5000 100% 3 DVR-5000 100% 5
ワイド端 100%



まとめ
 QC−505、DVR−5000ともに画面が2倍にはなりましたが、どちらもケラレ&解像度の低下が見られました。
 それでも、QC−505は程度としては軽いもので使用上気になるほどのものではありません。
 しかし、DVR−5000はQC−505と較べてケラレが大きく、しかもズーム端でも消えませんでした。 さらに解像度の低下も著しく実用的ではないようです。 DVR−5000はビデオカメラに装着したときにもかなり画質が悪化したのでこの結果は正直予想通りでした。

 どちらも装着時はマクロモードでしか使えないので1.6倍までしかズームできませんが、 QC−505はワンタッチで素早く外すことが出来るので、広角0.5倍から8倍ズームまで比較的スムーズに使うことが出来ます。
 逆にDVR−5000はねじ込み式なので脱着が素早く出来ないのも大きなマイナスとなります。

 また、大きさや重さの点でもQC−505は小さくて軽いので、フラッシュや調光センサをほとんど塞がないのも良いです。 DVR−5000は大きくて重いので外したときに置き場所に困ってしまって持て余してしまいます。

 結論としては「価格」、「使い勝手」、「性能」のどれについてもQC−505のほうが有利で、 この2つを比較した場合はQC−505がお買い得と言えるでしょう。

 なお、アダプタリング自体は付けたままでもケラレは起きません。


<追加情報>

  • 逆光の中で撮影する時QC−505を装着していると、レンズ表面のホコリが光ってしまってそのホコリにピントが合ってしまうことがあります。 マクロ性能が良過ぎることが裏目に出てしまうようです。(02.09.15)
  • QC−505とカメラの間にMCプロテクターなどのフィルターをつけるとケラレが大きくなってしまいます。 QC−505とカメラの間にはなるべくアダプタリング以外は挟まない方が良いようです。(02.10.27)
  • アダプタリングをつけると付属のレンズキャップがつけられなくなってしまいますが、 他社のデジタルカメラまたはビデオカメラ用で37mm径に取り付けられるものが多数あるのでそれを使う事をオススメします。(02.10.27)

トップに戻る

Last Up Date 2002.10.27
2002.09.11