前の映画の話

トランスアメリカ

 

この映画のすばらしさは主役を演じた俳優によります その一点がすべて
デスパレートな妻たちの彼女が・・・!

すでに最終的手術を待つ性同一性障害のブリーは息子(彼が男だった時にできた子)探しに
西から東へ、そしてまた西へ はるか開拓史をなぞるコースがいまや親子の、性の、家族の
アイデンティティ探求の旅に変容して・・・ フェリシティ・ハフマンに一世一代の演技をさせた
プロデューサーはW.H. メイシー 彼女の夫であり名バイプレーヤーなのです 

↓のカポーティもP.S.ホフマンがお金出してます いい脚本に映画人が心血を注いだ
二作品・・・観るシアワセよ
 


capote
カポーティ



あのティファニーで朝食を
の作家

名探偵登場 でカメオ
出演してた あの
発声の奇妙さは、映画
でのホフマンの演技
で絶妙に再現

 
ベネット・ミラー監督

フィリップ
シーモアホフマン
 
一世一代の演技

 アカデミーほか
 20以上の賞を受けた


昔 映画で「冷血」
見たが、これもまた
衝撃的な作品だった

「彼らを助けたかった 立ち直れないよ」
「あなたは救いたくなかったのよ」

ある惨殺事件に何かを感じ、作家は殺人犯に近づいた 作品の題名は「冷血」。

ノンフィクションノヴェルとして書上げたい、という作家としての欲、 彼らの話をきくごとに深まる同情・・最悪の幼少時への共通項。 作家は弁護士の調達までするが、彼らの控訴によって、死刑延期が・・・生存が作品完成を阻む矛盾 。
どうしても聞きたい惨殺の夜をめぐる話・・・人は冷血に囲まれているのだろうか いや、自分の中にあるのだ。  だから・・・小説も映画もまたこの伝記映画も、演技もなにもかも人を惹きつけてやまない・・・・

対象へ近づきすぎた作家は彼らの処刑を目撃することで作品の完璧さを手に入れる。
と同時に彼自身の後半生を犠牲にする。 二度と長編作品を書けなくなるという・・・・

「刺し違えたね」いっしょに見に行った、文を書く友 曰く。 ほんとうに・・・
 


山椒大夫
BS hi
 
 
原作 森鴎外

 監督 溝口健二
 

子供ごころに怖かった〜〜〜・・・リバイバルをどこかで見たのだ

平安末期、丹後の国守が百姓に理解をしめしたがための流刑となり
家族離散 その7年後実家もいたたまれなくなった妻と息子、夫が流された地へ行く途中
によこたわる悲惨な運命とは・・・・母は佐渡へ流され遊女に、子らは人買いに売られ鬼の山椒大夫の荘園で酷使される地獄だった

覚えていたのは みせしめの焼きごて、妹の入水(兄を逃がすため 拷問で
自白させられるのを避けるため・・・・)
最後の目がみえなくなった母と厨子王の再会 でしょうか・・・

時間と空間を特定させない(実際はさせているけれど象徴的に描写)
見るものを亜空間に放りなげるような演出 画像はどこまでもリアリズム 
だから目にやきつく ・・・怖かったわけだよ!

今また見ると、虐げられるものが助け合うというぎりぎりの
人間性も描かれていたと気づき、ぎりぎりが大好きな溝口ワールドが堪能できる・・・・・ 
 

花よりもなほ
立川シネマシティ
 
 
監督 是枝裕和

戦わないことのたいせつさ 

長屋とその住人たちのしたたかさと汚さの造形が神の領域 ^^
是枝さんならでは 浅野さんはちょっとだけ でも貫禄十分
V6の岡田くん、なんとも魅力的に撮られてます
アダン↓でも出ていた中村賀津雄さん、うまいなぁ
監督のファンまりさんと浅野ファンのワタシで、行けました

追記: 仇討ちにお上から報奨が出ていた
江戸元禄時代、赤尾浪士討ち入り直前のまさにその時期
ひとり父の仇を討ちに江戸へ出た宗三(衛門)と身を隠す裏長屋の面々とのニンゲン模様 
そこで彼が学んだことは・・

美術担当は故黒澤明監督作品をずっとやっていた方だと! どうりで・・・・ 
長屋も衣装も臭うようでしたぁ リアル

アダン
東京写真美術館
 
 
監督 五十嵐 匠
 脚本 松山善三
榎木孝明さんのロール オブ ライフ(一生の役)でした
画家でインドが好きな彼の、二度とない適役
古手川祐子も良い年のとり方している・・・・(絵友mieさんの言)


追記: 田中一村  東京美術学校で学ぶも志半ばで去らざるをえず、その後、我の強さが画壇との迎合を許さず、一枚も絵を売らずに、奄美大島へ50歳で渡り、自分の絵を描くため一生をそこで過ごした壮絶 食べるものも惜しみ、いつか無理解だった画壇への復讐誓って展覧のために金をため、画業に身を削る 献身的な姉がいたのもゴッホに似ている 楽園求めながらも彼個人の人生は凄絶  こんな画家が日本にいた 純粋な彼の絵は誰も真似のできない気迫の境地 一度見ると忘れられない 大好きです

「あれだけ好きなことできればしあわせね」ともmieさん
確かに ・・・・・・・確かに

ダヴィンチ・コード
橋本MOVIX
 
 
監督 ロン・ハワード
   トム・ハンクス 髪型が・・汗
    終始渋い顔の演技で貫禄
   オドレィ・トゥトゥ 英語に苦労
むむむむむむ〜〜〜〜 

もっと映画として冒険してよかった 説明多し でも仕方がないか
よく作った、といえるかも

ニューワールド
新宿東急
 
 
テレンス・マリック監督
天国の日々、 シン・レッド・ライン の監督 今回も映像の美しさを見たく、映画館へ足を運ぶ

独白と目のさめる自然の静かな調和 現存するヴァージニア州の自然がそのまま映されていることに驚き
お話は「ポカホンタス」・・・こういうことがあったのですね
主演の女優さんがうつくしい 彼女でもう十分成功していると思った
音楽と映像の結びつきも印象的
起承転結というよりは生々流転のものがたり 

白人の砦の悲惨さと、自然と調和した原住民の豊かさ 
監督の意図は鮮明です
 

V フォー ヴェンディッタ

六本木ヒルズ
 
 
マトリックスの
 ウォシャウスキー兄弟 脚本

 V :ヒューゴ・ウィービング
 イヴィー: ナタリー・ポートマン

注) 
80年代のイギリス、サッチャー時代の保守主義に反発した
コミックだったそうです 原案は
サッチャーとヒットラーを
ひっかけたのですね サトラー・・・・
 
近未来の独裁社会にひとり立ち向かうVとは?
細菌兵器と政府のかかわりは? 情報操作のむこうに
真実は隠されている???
 
マスクがよくできていて夢に出そう 時にほんとうに表情が
あったり PG-12(12歳未満 見ちゃだめ)っていうが、
たしかにこれ小さい子が見ると悪夢かも・・・・

おちびで可憐ナタリーが
この映画にとっても合ってる ほかがグロテスクなので
スキンヘッドとコスプレ・・よくやりました ^^!

なんで剣、なんでゴーモン、とレトロ感満載 極め付きはジュークボックス・・・
面白くてこわ〜い娯楽作品 でも・・・  
 
会話が多いのはこの兄弟の特徴 
所望されて同伴しましたが、とちゅう彼は一時いねむりしてた
まったく・・・

 

ターミナル
wowow

スティーブン・スピルバーグ監督

トム・ハンクス
キャサリン・ゼタ・ジョーンズ

トムハンクス
が今度はぶよぶよで(キャストアウェィではげっそりぃ)、たよりな〜い英語の架空の東欧の国の旅人役 面白くなかったと、という人がいるようですが私はけっこう好きですこの映画 

空港の非日常性と猥雑さが出ていて、お話はまったくのつくりごとでも秩序一歩手前という環境の空港とそこでの人々がいい・・・いやみな管理局長もいいしね ^^   

JFKに似せたとか言うけれど、こんなに綺麗じゃないよぉ  創造のターミナル作ってしまった(ほんとうに)スピルバーグは夢があるんでしょうね またも 

そういえば、キャッチミーイフユーキャン も空港というかパイロットになりすました主人公だった

移動したい夢ってみんな持っている・・・でもね移動ばっかりしてるとちょっとヘンになるのです そういう仕事のスッチー役のキャサリンゼタジョーンズ、みごとにスレンダーに戻って、トムと対照的だった
子供生んだあとと思えない・・ 

夢ものがたりだからこそ楽しめる
今のギスギスした世相を潤してくれる一作 
 

ナイスの森

渋谷QA-Xシネマ

金かえせ

浅野さん あんまりだよ  夫に二度と見ない、と言われた・・・でも結構人はいっていた? 渋谷ラブホ山じゃない、円山町の映画館自体はよかったけどね