
|
CATS & TRAINING 猫が爪を家具に立てて困るけれど仕方ない・・・と諦めてはいませんか? まず、最初に覚えておくべき事は、『しつけ』と言う言葉の意味。 “(人間に都合が良いように)言うことを聞かせる”と誤解していませんか?犬の躾方法で猫を躾けようとしていませんか? そもそも猫は犬と違って飼い主を“自分より身分が高い敬うべき存在”とは思っていません。ですから、人に命令されても従う気は無いのです。
猫を上手にコントロールするための一番重要なことは、命令する(=人間の都合を押し付ける)のではなく、『猫の立場で物を見る』と言うことです。これで、ほとんど100%の問題が解決します。 成功の鍵は、猫の立場で物を考え、猫にも納得できるような有効的な躾け方を知ることです。
『猫の言い分を聞く』 まず、一番大切な事は猫に悪い癖、困った行動がある場合、『どうして私の猫はこれをするんだろう?』と猫の立場で考えてみることです。『どうして??』が分かれば、解決方法も自然と分かります。 たとえば、『家具に爪を立てるので辞めさせるにはどうすれば良いか?』と言うことですが、猫が爪を立てるのは本能、大事な仕事です。それを辞めろと言っても通じません。爪を立てる対象を家具以外に設置してあげれば良いだけのことです。
十分に工夫しないで諦め、家の中はボロボロ。猫がいると家がこうなるのは仕方がない、と言う飼い主さんがいますが、それは違います。
子供がしつこいのがストレスになり、そのストレスのために爪を立てたり、粗相をした場合、これは猫のせいではなくて子供のせいです。猫ではなく、子供をしつけましょう。 トイレを使わない猫については、『トイレの話』を参考に。 子猫が大人猫を追いかけて迷惑だからと、子猫を捕まえて叱る人がいますが、これも大間違いです。子猫が物を追いかけるのは本能であり、とても大事なことです。
だからと言って、ずっと追い掛け回されるのは大人猫にとっては大迷惑。ではどうするか?答えは簡単です。追いかける対象を別に作ってあげればよいのです。 『体罰は絶対にNG!』 猫に暴力を使っては駄目です!体罰はしつけではなく、『虐待』です。第一、体罰をしても猫を怖がらせるだけで解決にはならないので意味がありません。 猫は嫌いな人の言うことは聞きません。飼い主との折り合いが悪くて粗相を繰り返す猫がいます。『叩く=暴力の肯定』ですので、噛み癖のある猫になってしまう危険性もあります。 動物虐待にならないため、猫に嫌われないために、絶対に体罰は辞めましょう。
『叱る時はその場で』 家に戻ったら花瓶が床に落ちていました。そこで、猫を叱ってはいけません。なぜなら、それはすでに時効だからです。叱るのは無駄なだけでなく、なぜ叱られているのか分からないので混乱させます。 では、花瓶を落としたのと同時にすぐに叱るのは良いのでしょうか?それも意味がありません。なぜなら、猫は悪いことをしたとは思っていないからです。猫が上がれるところに落ちて困るものを置く人間が悪いのです。 また、猫を叱る時に名前を使わないことは絶対条件。名前はネガティブな時に使ってはいけません。呼んでも来なくなるのは、これを間違えたせいがほとんど。 叱る時には、短く分かりやすい言葉で、
『駄目』『悪い!』『NO!』などと強く言います。決してワーワーと叫んだり、大声を出すのではなく、落ち着いた様子ではっきり、短く叱るのです。そのとき、目を必ず見ること。
『意味の無い事はしない』 時効のことを叱っていけないのと同じように、意味の無いお仕置き、ということがあります。 ある人が猫をバスルームに閉じ込めていたので、どうしたのか聞いてみると、「しつけてるの」と答えるのです。 何のしつけか聞いてみると、テーブルの上に乗ってコップをひっくり返したお仕置きだというではありませんか。 そのお宅の猫ちゃんは、いつまでたってもトイレが使えなかったり、所かまわず爪を立てたり、上ってはいけない所に上ったりで世話がやける、と聞いていたのですが理由が分かりました。 飼い主さんが意味の無いお仕置きをし続けていたからです。 テーブルに乗っていけないのなら、乗りそうなときに静止をかけるか、乗ってしまったその場で、いけない!と叱ります。バスルームに閉じ込めても、猫はなぜ閉じ込められているのか分かりません。 『習慣つける』
猫は習慣の生き物と言われます。あることを毎日の習慣として癖にすれば、それをずっと守ります。
猫が爪を立てる理由も色々とあります。理由によっては叱ってしまうと逆効果の場合もあるので、爪のコーナーを参考にしてください。 『飼い主が工夫する』
猫が物を倒して困るならば、倒されて困るようなものを倒す所に置かないというのは基本です。
食べ残しを取る癖がある子がいるのなら、食べたものは速やかに片付ける。片付けもしないで置いてあったたものを猫が取っても、それは片付けない方が悪いのよ、というのが猫の言い分。猫は、そこにあるものを食べてはいけないとは思っていないのですから。 猫ばかりを怒るのではなく、飼い主さんがちょっと工夫をして猫の気持ちを理解してあげるだけで、今まで猫の問題行動と思っていたことが実は自分の工夫の無さだったと分かり、困っていたことも嘘のように解決することもあります。 これから長い時間を猫と快適な生活を送るために、飼い主さんが頑張ってくださいね。
|