たきび失踪記後記

森で捜索中、沢山の飼い主さん達から励ましの言葉をもらいました。
うちもこの森でいなくなったけど、見つかったのよ、とか、騎馬警備隊に連絡しなさい、大丈夫よ見つかるわよ、などなど。耳の刺青があれば見つかる可能性は大きいですね。

たきびを娘のように可愛がってくれている隣のアパルトマンの管理人さんは、たきび行方不明の話を聞いて、泣いてしまいました。「あんな可愛い子が・・・犬さらいに連れられていったのかも知れない、研究所に売られたりしてるんじゃないかしら」って。騎馬警備隊に貼紙を持って行ったときにそれはハンサムな青い目の騎馬隊員に聞いてみたら、ロットワイラーとかボクサーなら盗難にあうかもしれないけどね、と笑われました。
(しかし、騎馬隊ってカッコいい人しか入れないのかしら?乗馬する人が美しいのかな?)

姿が見えなくなって15分後には第1回目の保護、その後警察署を脱走(わざと逃がしたのかもしれませんが)、その日のうちに2回目の保護を受けて夜にはSPAにいたようです。2晩SPAで過ごしたわけですが、滞在中心細そうに吠えたということでした。

最後に保護して連れてきてくれたのはパリ20区のパトロール中の警察の方だったそうです。私が連れていていなくなってしまった、やっぱり私を飼い主と思ってくれていないんだわ、私達との生活に満足してなかったのかも、と思考もマイナスの方向にばかり向かっていたんですが、こうしてたきびの様子を聞くと、たきびの方も私を探していてくれたことに気がつきました。一生懸命、探してくれてたんです。どんな気持ちで森を駆け回り森を出て道を走っていたかと思うとたきびに申し訳なくて。SPAで私達を見て喜んでいる様子から、飼い主と認めてくれているんだということがはっきり分かりました。

家に戻る車の中では、ずーっと眠り続けていて、家の前に到着したら嬉しそうにグイグイ引っ張って早く家に入りたい様子。家でくつろいでいる姿を見てほっとしました。確かにムッシューみつが言うとおり、たきびがいない家はぽっかり穴が開いたようでした。

波乱万丈な3日間でした。これ以後森でノーリードで散歩させる勇気はありません。まず、呼び寄せがしっかりできるようにと、この事件後3ヶ月の時にしつけ教室に一緒に通うことにしました。秋から先週まではお休みしていましたが、やっと再開です。いつかたきびも私達も心配なく森を歩けるように頑張ります。

*しつけ教室はこの後2回ほど行きましたが、私達の仕事の都合で中断しています。
 2004年7月 ランブイエの森で、失踪事件後初めてノーリードにしました。

++ home ++

++ たきび失踪記に戻る ++