メヒカリの生態



メヒカリの紹介
標準和名 マルアオメエソ
英名 Round Greeneyes
分類 ヒメ目アオメエソ科
学名 Chlorophthalmus borealis
体長 15cm(福島県沖)
体重 30g(15cm時)
2001年5月に福島県いわき市で「市の魚」に指定され人気上昇中!このため1kあたり1000円を超えることがありました。今年は豊漁のため安く買うことが出来ますよ!




生態
 福島県沖で漁獲されるメヒカリは現在の分類ではヒメ目アオメエソ科に属する魚 マルアオメエソであると考えています。言葉を濁したのは福島県沖で漁獲されるメヒカリについて正確な分類を行った報告がなく福島県の漁業統計上はメヒカリはアオメエソとして扱われており詳し分類についてはっきりしないためです。
 マルアオメエソの分布は千葉県の銚子沖から青森の間です。これは2003年5月の乗船調査でわかりました。高知県や宮崎県で漁獲されるメヒカリは標準和名でアオメエソと呼ばれ、分布は相模湾からフィリピン沖までとされています。一部文献ではアオメエソはインドネシアや香港沖、ニューカレドニアの深海にも生息するという報告もあります。
 福島県沖で漁獲されるマルアオメエソ(以降メヒカリ)は水深100mから300mに分布し、冬期は深所 (200〜300m)、春〜夏にかけては浅所(100〜200m)に移動するという深浅移動が報告されています。また、水温の高い年には漁獲が多い傾向が見られます。 産卵時期や場所なんかについては現在のところわかっていませんが雌雄同体であることが知られており繁殖生態など大変興味深い魚です。メヒカリの食性を調査したところ1年を通しほとんどがオキアミを食べておりその他に端脚類なんかの動物プランクトン、小魚(キュウリエソ、稚魚)なども見られます。
 メヒカリの名前の由来は目が大きく、光を反射すると黄緑色に光って見えるためであるといわれています。実際に光を放つ発光器は肛門のあたりにあります。
こんな風にわかっていることが本当に少ない魚で研究のしがいがあります・・・。




参考文献
  • 中坊徹次/編:日本産魚類検索 全種の同定 :東海大学出版会
  • 平川英人・江部健一・石田敏則・立花一正(1990):福島県海域におけるアオメエソの生物特性:日本水産学会東北支部会報、第41号
  • 岸田周三・堀川博史・通用正弘(1988):土佐湾産アオメエソの成長に伴う生息水深の変化、南西外海の資源:水産海洋研究
  • 平川英人・江部健一・石田敏則・立花一正(1989):福島県におけるアオメエソの季節的深浅移動:福島県水産試験場事業報告
  • 富永敦(1997):茨城県産のアオメエソについて:東北底魚研
  • Fish Base: http://www.fishbase.org/search.cfm




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