薬事法ってありますよね。「薬効がある」かのように宣伝するとお縄になるというヤツ。
商売を目的としていなくても対象になるのかどうか知りませんが、反面民間伝承薬ってのもやはり法に関係なくちゃんとあるんであって、このレシピも私が親戚から聞いたものです。

話が全然違うほうへ飛びますが、幽霊って居ると思う?
てんほうは居てもおかしくないと思いますね。なんでかっつーと・・・

1 私には心がある。
2 心は脳に宿るといわれている。
3 じゃあ脳を半分取ったら私は半分になるのか?
4 4分の3取ってもまだ私なのか。最後の細胞1個になったらどうなる?
5 ということで、心を計る機械がない以上、その存在も量もわかりません。でも私の心は「ある」。
6 同じように、幽霊を計る機械もないから、居ないとは断言できない。
7 つまり計測できないからといって「非科学的」というのは非科学的だ。

つーことで、世の中私のようなヒトがたぶん多いだろうから、トンデモ本が売れる土壌は、果てしなく広がってると思うのですよ。
しかしなんでもかんでも信じていたら、霊感商法のいいカモですね。
何が言いたいかというと、どんな話に接しても、囚われのない自然科学の視点を忘れんようにしたいもんだなぁってことです。
「誤謬を遠ざけよ」ってね。ははは。

失礼しました。
さて、ムカデ油の体験談です。ちょっと長いのですっ飛ばしていただいても良いですよ。

数年前のことでした。私はホットプレートで左手にヤケドを負ったのです。
そんなにひどいキズではなく、長さ1.5センチ、幅8ミリのものでした。しかしこのやけどが中々治らない!! 
一週間ほどグズグズしていました。傷口からは透明な体液が流れるというアレで、結構痛いかったです。
そんな時に妻の実家へ行ったんす。
義母はなかなか古いしきたりの家に育ったらしく、その影響はウチの妻のヒトにも受け継がれているのですが、私の全然知らない妙なナラワシとか縁起に詳しい。
で、そのとき彼女が棚の奥から持ち出してきたのが、この
「ムカデ油」でした。

パッと見、どす黒い液体でした。
自分の実家から持ってきたというン十年物のそれは、食用油にムカデを2匹漬け込んだものであるという。ブツは小さ目の茶色いネスカフェビンに入っていました。
私は「どこにムカデがあるのか」と思い、目を凝らしてビンを覗き込んでみましたが、
ムカデ自体は跡形もなく溶けてなくなっていました。「すごく効く」と彼女は言うのです。「ヤケドに良いからつけてみろ」と。

「不衛生だ」と私は最初に思いました。ヤケドは清潔に保つのが基本ですからね。
しかし横から妻のヒトも「大丈夫だからつけろ」としきりに勧める。で、話を聞いているうちに、私も実験してみようかなという気になってきました。
幸い傷口は小さいので、膿んだとしてもたかが知れています。野次馬半分でやってみることにしました。
少量をコワゴワつけてみると、最初ヘンな
「シビレ感」がありました。
私は
「ムカデの毒素に違いない」と思い、年月を経てもなお残るその瘴気に「虫妖」の影を感じたものです。どうなるんだろ。大丈夫なのか?
とりあえず簡単に包帯し、その日はそのまま忘れていました。

翌朝傷は急激に快方へ向かっていました。
皮まで張るといったことはありませんが、キズは完全に乾燥し、痛みも無くなっていたのです。
ここまでこぎつければ、あとは数日で完治するでしょう。「信じられんな」と思い、私はキズをじっと見ていました。「まだ知らない事が多い」とつくづく思ったものです。

さて、今回ネブトクワガタ採集の折にムカデを数匹ゲットしたので、この「ムカデ油」なるものを作ってみることにしました。いつか子供が使うかもしれないと思って・・・

食用油を用意します。サラダ油でもテンプラ油でも良いそうです。
量は適当ですが、具合の良い「アメのビン」がありましたので、これを使用することにしました。一般によくあるジャムビンも考えたのですが、フタが金属製だと長い年月の間に錆びる可能性があるから、プラスチック製かガラス製が良いと思います。
とりあえず消毒しました。
台所用のアルコールをぶっかけて、1分ほど置いておきました。
別に暴れなかったです。
いよいよ投入です。
ピンセットでつまんだら、ムカデが大暴れをして落としてしまいました。
ザザーっと逃げていくので、ちょっとパニックだったっす!!
油に入れるとさらに大暴れ!!
残酷な感じもしますが、カニを茹でるときと同じですぐに死んでしまいます。小さいムカデはホントにあっという間。大きいものでも2分くらいで★です。酢エチ並か?
合掌して完了。
どれくらい経ったら、ムカデが溶けて黒い油になるのでしょうか。忘れず観察せねばと思い、日付を書いてしまっておきました。半年くらい経ったら見てみようと思います。


変化があったらまた追加したいと思います。