けんかと伝染病

1.猫のケンカ
のら猫どうしのケンカは発情のときのメスをめぐる争いと、ナワバリをめぐる争いがほとんどです。
攻撃的な猫は上半身にキズを受けやすく、逃げる猫は下半身をやられます。
ツメによるキズはあまり問題になりません。
問題なのは深い咬み傷で、皮膚の下に入った細菌が繁殖して翌日熱が出ます。
その後ウミがどんどん貯まってきて、1週間くらいするとその場所の皮が腐って大きな穴が開きます。
ここまでくると捕獲して病院に入院させなくてはなりません。
どうしても捕獲できない場合は、獣医師に相談してエサに混ぜる化膿止めのクスリを処方してもらいます。
自然の状態ではキズがふさがるのに何週間もかかるので、体力のない猫は命を落とすこともあります。       


2.伝染病

A 猫パルボ
   一番怖い伝染病です。最初は40度以上の高熱と1日10回以上の吐き気です。
   その後に下痢が始まり脱水症状か二次的な敗血症(血液の中に大量の細菌が増えてしまう)で命を落とします。
   発病後3日目くらいが山で、若い猫の死亡率が特に高いです。
B カリシ
   鼻炎と鼻づまりで鼻がきかなくなり、おまけに舌に潰瘍ができて痛くて 
   ヨダレを垂らします。エサが食べられない状態が続くと命を落とします。
   インターフェロンという治療薬があるけど、けっこう怖い病気。
C ヘルペス
   鼻かぜの鼻づまりと結膜炎が特徴。
   子猫でよく目と鼻がぐちゃぐちゃになっているのがこの病気。
   食欲があればそれほど心配はないけれど、後遺症で目と鼻の病気がのこりやすい。
D 白血病(FeLV)と
  猫エイズ(FIV)
   ヨダレをたらしたり、エサを食べているときに悲鳴をあげて途中で止めてしまったり、
   口内炎や鼻炎やケガがなかなか治らなかったり・・・・
   という猫を捕獲して血液検査をすると白血病や猫エイズが陽性にでるのがあります。
   どちらも免疫のシステムがやられるので自分の力で細菌をやっつけられなくなります。
   初期の症状からでは見分けが困難です。
   治る病気ではないけれど、治療が受けられればかなり長く延命できます。
E 伝染性腹膜炎(FIP) 
   発熱やお腹や胸に水の貯まる症状が出ると長くても数ヶ月の命。
   コロナウィルスという腸炎をおこすウィルスの感染症の中の5%に突然変異が起きて引き起こされると考えられています。
   健 康な猫の血液で陽性反応が出ても95%以上の猫は何の症状もなく一生をおくれるということになります


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