逆襲のねこさまねこのろけ・02 ■

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 02 ねこの愛称

ペットに愛称はつきものです。 『チビ』が『チー』になったり、『げん』が『げんたん』になったり。 愛ゆえに、より呼びやすく、より親しみが込もった愛称へ、名前は変化します。

ところで、我が家のたみ猫の正式な名前は『多美』といいます。『多く美しい』で『多美』です。 「名前で足りないところを補えば、その子は幸せになれる」という、 とても奥深い論理によって考え出された、自信満々で素敵な名前(微妙に失礼だが)。それが『多美』です。

それなのに、それなのに、それなのに。
困ったことに、誰もこの名前で呼ばないのです。


まず、父の呼び方 ------ 『たー』
「たーこっちおいで。たーったったったった」
「うるにゃ〜」
簡略しすぎ〜と突っ込みたいところですが、これはまだ良いほうです。

次に、母の呼び方 ------ 『たみくちょ』
「たみくちょエサ食べた?お母さんの所へおいで。たみくちょ〜」
「うにゃ〜ん」
これも『たみ』の2文字が残っているので良いほうです。しかし最近さらに進化して、 『くちょんこ』と呼んでいたのには泣けました。原形とどめてないし。

そして、妹の呼び方 ------ 『おたんこせいじん』
「せいじん君、お外行く?」
「うなぁ〜ん」
『せいじん』は成人でも聖人でも無く、星人のようです。この間おたんこ星の物語を熱っぽく語っていましたので。嗚呼。


お友達には正しく呼んでもらえると思いきや、さにあらず。
家に遊びに来る某さんの呼び方 ------ 『こげ』
「こげ色だし、こげにしなよ。こげが良いよねっ。こ〜げ♪」
「うるっ」
……もう何も言いたくありません。

こんなふうに皆で好き勝手に呼んでいたせいでしょうか。 たみ猫は『何を話しかけても返事するタイプの猫』に育ちました。

「むちゅめ、かえってきたよ〜」
「むー」
「おへや、さむいさむいでちゅね〜」
「うー」
「シトーブ(ストーブ)つけまちょうね〜」
「むー」
「ああん、ちゅけ美ちゃんてば、お返事ししゅぎ〜」(むぎゅう)

そう。私はたみ猫のことを、『むちゅめ』とか『ちゅけ美』と呼んでいるの。(しかも幼児語で裏声) ---「人のことをアレコレ言う前に、自分を何とかしろ〜」という、大切な教訓を含んだお話でした。


たみ猫画像

【02/01/06追記】現在犬も居ますが、やはり呼び方が適当。
『マール』のはずが『まー』とか『ぽっち』とか『ぽーじょ』。

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