カブトムシの育て方

以下の例は実際の私の飼育方法です。ご参考になれば幸いです。


幼虫の育て方

用意するもの

まず、準備をする前に石鹸でよく手を洗います。幼虫は菌に弱いので持つときもマットをすくう感じで持ちましょう。

飼育ケースにほぼ90%昆虫マットを入れます。昆虫マットは霧吹きで湿らせながら徐々に入れていきます。
市販の昆虫マットは袋の中で固まっていることが多いので、細かくほぐしながら入れましょう。
固まったままいれるとカビの原因になります。室内飼育を原則とし、直射日光があたらず常温が保てる場所に置きます。光がまったく入らない物置などはよくありません。エサとなる昆虫マットは15センチ以下にならないように注意し、湿り気を保つするようにします。

幼虫はマットの上に置くと自然ともぐっていきます。

冬場はほとんど活動しませんが、3齢幼虫になったばかりの秋とサナギになる前の春は食欲旺盛でマットの上に黒いフンが目立ってきたら取り除いて新しいマットを追加します。
マットが乾いてきたら霧吹きで湿らせて下さい。手でさわった感触が日陰の庭の土と同じがベストです。マットを少し掘ってみても湿り気がない場合はマットをひっくり返して湿り気のチェックをした方がいいかもしれません。

 


サナギになる前の準備

幼虫は4月の下旬から6月頃に脱皮してサナギになります。(環境により時期にちがいがあります)
よって5月のはじめぐらいにはサナギのための準備をする必要があります。
準備といっても大げさなものではなく、飼育ケースの底に2〜3センチの赤土か細かい土を敷き、その上に
マットを入れます。幼虫はこの赤土を利用し、よう室(サナギの部屋)をつくります。

よう室は壊すと羽化に失敗しますので、なるべく飼育ケースに振動を与えないようにします。
飼育ケースの周りを黒い紙でおおうと、蛹化や羽化の様子が観察できます。


成虫の飼い方

用意するもの

飼育ケースの約40%にマットを敷き、朽ち木片や落ち葉などの障害物を入れます。
障害物はブトムシがひっくり返った時の足かけになります。

飼育ケースは風通しのよい日陰に置きます。家の中で飼うこともできますが成虫の場合は甘酸っぱいなんともいえない臭いを出すため、ベランダなどの外へ置く方がいいと思います。

エサは果物であればバナナやリンゴが適しています。スイカは水分が多いため長生きしません。
衛生面や手軽さから市販の昆虫ゼリーを使用するといいと思います。
エサは、必ずエサ台に置き(マットに直接置くとマットを汚してしまうため)2〜3日ごとに必ず取り替えます。放っておくと小バエがわいたり、余計な虫が来ることが多いので注意しましょう。

成虫の天敵はダニです。もしカブトムシの足のつけねなどにダニを発見したら、流したままの水道水の下でハブラシを使って取り除きましょう。その場合、マットは交換するか日光消毒する必要があります。

成虫の寿命は1ヶ月〜2ヶ月と言われています。でもストレスを与えずにうまく飼うとそれ以上生きるようです。中には翌年の2月まで生きていた例があるようです。

 


産卵したら

オスとメスをペアで飼うと、必ずと言って良いほど産卵します。産卵が確認されたら、採集して観察することも飼育の楽しみです。

卵は、たいていの場合、飼育ケースの底の方に産卵されます。しかし、せまいケースの中では成虫が動き回ることにより卵がつぶれてしまうことと、成虫の尿などで汚れたマットでは卵数が減ってしまいます。生まれてくる幼虫の数を気にされる方は、採集して別のケースへ移されることをお奨めします。ただ取り出した卵を単にケースのマットにうめてもふ化しません。通常成虫から産卵された卵は卵室(らんしつ)という部屋に産みつけられ、その中で育ちます。採集をするということはその卵室を壊してしまうということにもなります。従って卵を飼育するためには卵室に代わるものを作ってあげる必要があります。

 

卵室のつくり方 その1

タッパを使って孵化させる方法(確実に孵化します)

卵室のつくり方 その2

飼育ケースで孵化させる方法(観察に適しています)

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