FLYBALL

 

Animation courtesy of Greg Ellis

                                              

フライボールは1970年代にカリフォルニアのハーバートワグナーがテニスボール発射装置を開発した時に始まった。その後、いくつかのドッグトレーニングクラブによってトロント・デトロイト地域に紹介され初めてのフライボールトーナメントが1983年に開催された。

フライボールの競技は左右に並んだ51フィート強のコースで其々4匹の犬がいるチームによって競われる。其々の犬はリレー方式でジャンプを越え、フライボールボックスを作動させて、ボールを放ち、ボールを咥え、そしてジャンプを越えて戻ってこなくてはならない。次の犬は、前の犬が4つの全てのジャンプを越えて戻ってきてスタート・フィニッシュラインにたどり着くまで、スタート・フィニッシュラインを越えてはいけない。先に4匹全ての犬がエラーなしにコースを終えたチームがそのヒートに勝つ。

ルールを標準化し、トーナメントの記録を残し、フライボール競技の発展を導くために1985年にミシガンとオンタリオから12のチームを代表するグループによってNorth American Flyball Association, Inc. (NAFA)が作られた。フライボールへの興味と参加はその設立から急上昇して現在では北米、ヨーロッパ、オーストラリアやその他の国々で楽しまれている。NAFAでは300を超える登録チーム数、7000匹を超える登録犬数がいる。

フライボールレースは、その速いペースのアクションによって犬、ハンドラーそして特に観客を興奮させる。多くのチームが4匹全ての犬を20秒以内で走り終える。現在の世界記録は16秒以下である。NAFAのトーナメントはいくつかのディビジョンに分かれていて、同じような能力を持ったチーム同士が対戦できるようになっている。NAFA公認のトーナメントではミックス犬を含め全ての犬が競技に参加してタイトルを稼ぐことが出来る。タイトルはその犬のチームが其々のヒートレースで競うのに要した時間による得点方式によって与えられる。

ボックスについての規定
  1. 各チームそれぞれのボックスを用意する事

  2. 電動ではないペダルを押すとボールが飛び出るメカニズムを持っている事

  3. チームの好みで色や飾りがついていてもよい

  4. ボールはスタートフィニッシュラインの方向にまっすぐ24インチ(約61cm)以上何の障害も無く飛ばなくてはならない

  5. サイズは幅24インチ(約61cm)、高さ18インチ(約45.5cm)、奥行き30インチ(約76cm)を超えてはならない(ボックスローダーがボックスを押さえるのに使うプラットホームはサイズに含まれない)

ボールについての規定

ボールはパンクしていない通常のテニスボールを使用する(色は何色でもよい)。

あるいは、サイズによってはラケットボールやスカッシュのボールやテニスボールに準ずるような承認されたボールを使用する事もできる。(テニスボールと同じように跳ねたり転がったりするようなボール)

ジャンプについての規定

ジャンプは濃淡のない白(ジャンプを支えるポストの部分は何色でもよい)。

ポストの内側の幅が24インチ(約61cm)で、24インチ以上36インチ(約91.5cm)以下のポストで支えられていなくてはならない。

ロゴや文字は書かれていてもよいが最低2インチ(約5cm)の白い線で囲まれていなければならない。

ジャンプの高さはレースに出る一番小さい犬の肩の高さから4インチ引いた高さである。(ただし、最低8インチ(約20cm)から最高16インチ(約40.5cm)までの1インチ刻みで切り捨て)

ベースのジャンプボードは7インチで、その上に1インチのボードを載せて最低の8インチジャンプにするのが望ましい。また、全ての1インチもしくは2インチのボードは厚さ1/2インチより薄いベニヤ板か承認された素材であること。

ジャンプの設営はスタートフィニッシュラインから最初のジャンプまでの距離は6フィート。各ジャンプの間の距離は10フィート、最後のジャンプからボックスまでの距離は15フィートである。

レーシングレーン

トーナメント会場は最低でも30フィート×90フィートは必要である。レーシングレーンの中央と中央の間の距離は最低12フィート、最大17フィート。

ボックスの後ろ側にはキャッチに失敗したボールが遠くに転がりすぎないように最低2フィートの高さのバックストップを立てる。

レーシングレーンが硬い床、もしくはカーペットの場合、レーンの中央から両端へ最低4.5フィートのマットを、助走部分から初めのジャンプまで及び最後のジャンプからバックストップまで敷くこと。ただし、芝、土、草もしくは似たような表面の場合はマットは必要無い。

助走部分は最低29フィート、ボックスの後ろのエリアはボックスの先端から最低7フィートある事。

競技クラスとディビジョン

NAFAは公認トーナメントにおいて3つの競技クラスを認めている。

レギュラークラス:あらゆる犬種の犬(ミックスを含む)からなるチーム。全ての公式トーナメントで行われるクラス。

マルチブリードクラス:チームはAKC(アメリカ)、CKC(カナダ)、UKC(イギリス)、MKC(メキシコ)、レアブリードアソシエーションのいずれかで認められている異なった犬種もしくはミックスブリードの犬で構成されている事。(最低4種類、最大6種類でヒートで走行するのは4つの異なった犬種)

ノンレギュラークラス:NAFAレギュラー、マルチブリード以外のクラス。

出場チームは事前にチームのアベレージタイムを申告し、それによって主催者は出場チームをいくつかのディビジョンに分割する。試合はディビジョン内同士で行われるのでほぼ同じ速さのチーム同士が当たる事になり、ゲームを面白くしている。

第一ディビジョン以外ではディビジョン毎にブレイクアウトタイムが設定されていて、それより速い時間で走り終えると反則となりそのヒートは負けになる。得点も与えられない。

トーナメントにおけるフォルト

以下の場合はその犬は他の犬が走り終えた後、もう一度走りなおさなければならない。

  1. スタートドッグあるいはハンドラーのからだの一部がグリーンのランプがつく前にスタートフィニッシュラインを通過した場合、レースは中断し再スタートになる。二度目に同じフライングがあった場合はレースが続行されその犬は最後にもう一度走らなくてはならない。(その時相手チームが一度目のフライングだった場合はレースは再スタートになる。)
  2. 前の犬がスタートフィニッシュラインを超える前に次の犬がラインを通過してしまった場合 
  3. スタートフィニッシュラインの外を犬が通過した場合
  4. ジャンプを飛び越えなかった場合
  5. ボックスを押してボールを取らず直接ボックスから掠め取った場合
  6. ボールをスタートフィニッシュラインまで咥えていなかった場合
  7. ハンドラーの体あるいは手に持った物などがスタートフィニッシュラインを越えた場合

レース中に犬がジャンプを倒してしまったときは、後続の全ての犬がジャンプがあるものとしてプレイを続ければペナルティーは科せられない。

タイトル

チームの勝敗とはまた別にレースに出た犬はそれぞれのポイントを獲得する事ができ、その獲得ポイントによってタイトルが与えられている。

チームが24秒未満(23.999以下)で走った場合、それぞれの犬に25点

チームが28秒未満(27.999以下)で走った場合、それぞれの犬に 5点

チームが32秒未満(31.999以下)で走った場合、それぞれの犬に 1点

が与えられる。点数は所属チームが変っても加算されていく。

 略号      タイトル        ポイント  賞品   
FD Flyball Dog     20 Certificate
FDX Flyball Dog Excellent     100 Certificate
FDCH Flyball Dog Champion     500 Certificate
FM Flyball Master    5000 Pin
FMX Flyball Master Excellent   10000 Pin
FMCH Flyball Master Champion   15000 Pin
ONYX ONYX Award   20000 Pin/Plaque
FGDCH Flyball Grand Champion   30000 Pin/Plaque

 

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