エビ水槽に発生するムシたち....

水槽は濾過槽のバクテリアからはじまり、エビや魚を頂点とする生態系です。

エビ水槽(テナガエビは除く)では獰猛な魚を入れないため、普通の熱帯魚水槽では見られないようなムシたちも沸いてきます。

 


濾過器内部の微小生物

残餌や排泄物由来のアンモニウムを毒性の低い亜硝酸、硝酸へと酸化していく、通称濾過バクテリアたち(普通の光学顕微鏡レベルでは観察不可能).....から、バクテリアを捕食する鞭毛虫、繊毛虫などの原生生物がくらす場所です。彼らのバランスが崩れると、水槽中のエビや魚が病気になったり、☆になったりします。

急激な水換えや、濾材を水道水で直接洗うなどの暴挙にでると簡単にバランスが崩れます。

たまに、水槽中から吸い込まれた仔エビが暮らしていたりする事もあります.....

 


水槽内部に発生する動物

ソコミジンコ、ケンミジンコなどの小型甲殻類は、魚を飼育している水槽ではすぐに食べられてしまうものです。エビに対して悪い影響はありません。むしろ、エビ向きの水質であることの指標といっても良いでしょう。ただ、水中に漂うようなタマミジンコの類は、水が思いきり富栄養化している証拠です。

ケンミジンコの仲間(水槽壁面などをカクカクと泳ぎ回ります)


スネル(小型巻き貝)、ヒル、プラナリア、ミズムシなどは全て外部からの持ち込みによって発生します。水草や流木、生き餌など.....なにかを新たに持ち込むときには注意しましょう。また、発生してしまったからといって、容易に薬品に頼るのは危険です。魚よりもずっと薬に弱いエビ(ある種有機燐系農薬に対してエビの致死量は魚の場合の数千分の一だとか....)に致命的なダメージを与えてしまう....カモ....


ヒル?(体長1〜2ミリ)....

コイツもプラナリアと同じく、ガラス面をウネウネと這っています。

エビには無害だし、濾過が安定すると姿を見せなくなります。


インドヒラマキガイ(左)とサカマキガイ(右)

見つけ次第一匹一匹丹念に取り除きましょう....でないと大変なことに....


プラナリア(体長0.5〜1センチ)....

動きかたなどが似ているヒルとの違いは、大きくなることと、目(右写真)があることデス。

プラナリアでお困りのヒトは を!


ミズムシ(写真の個体は1cmくらい)

シュリンプ栽培センター産のモスブロックなどにくっついてくることが多い、通称「ゲジくん」です。

厄介なことに、淡水中でCRSよりも容易に大繁殖してしまいます。

エビに無害でゲジだけを根本的に撃退するような手段は特にありません.....

泳ぎが達者なので、手で捕まえるのも至難の技です。

流木やモスブロックを水から取り出すと、エビと共に這いだしてくるので、定期的に退治しましょう。

まあ、エビとは共存共栄&無害なので無視するのもアリ....カモ.....


トンボの幼生....ヤゴ(左側)

まれに、水槽内にトンボやカワムシの仲間が卵を産み付け、幼生が発生することもあるようです....