【2003年10月】

10月30日(木)  オリジナル小説DCD「シャッガイ」前編
ここ数日、ウケ狙いの更新(別名「着飾らない更新」あるいは「素の更新」)が続いたので、野中飛鳥だってただのバカじゃない、少しはかっこいいものも書くんだということを見せておかなきゃ、と思って真面目にオリジナル小説を書いてみました。
頭が弱いイメージの払拭に成功してるかどうかの判断は、読者にまかせます。ダメかもしれない。

なお、オリジナル小説「DEAD CAN DANCE」(怒られそうなのでそのうちタイトルを変えるかも)は、第一回の掲載が8月23日。

「妖蛆の秘密」前編(8月23日)・中篇(29日)・後編(9月6日)
「屍食教典儀」前編(9月7日)・中篇(12日)・後編(10月27日)

このページ下の各日記へのリンクを参考にしてください。そのうちちゃんとまとめるつもりです。今は、ごめん、わかりにくくて。
あと、さっきアップロードした時に今回のタイトル間違えてました。最後までちゃんと書き終えたら首を吊るからどうかそれで許してください。

「シャッガイ」

手を振る動きに合わせて、黒髪は蛍光灯の光に淡く揺れた。
光司とチェイジアが小さくなるまで、部屋の戸口に立って、そういうふうに作られた人形みたいにずっと手を振り続けていた。
リカヴィネより可愛い、と思ったがそんな原始的な感想は抑えて、ただこう言った。
「あそこまでしてくれなくてもな」
「そうね、でもあの子は生真面目だから」
チェイジアは自分の性質を褒められた反応に似た、まんざらでもなさそうな表情をする。
「ねえ、あの子の言ってたこと信じる?」
「俺たちはお使い仕事に行かされるだけだろう、信じるも何も」
光司の気のない回答に、チェイジアはすとんと表情を変えて怒り出した。
「私は、無駄話がしたいの。そんな話の弾まない答えなんて絶対許せない。それに、それに、あのね、私は、あの子のすることに文句が言いたいの!」
「おまえらって、仲がいいのか悪いのかわからないな」
「仲がいいから悪口を言っても許されるの」
「すると、アマテラスがチェイジアの悪口を言っても許すと」
「そのときは怒るね」
なんだかうんざりしてきた光司は、話を打ち切る代わりに「あ、そう」と出来るだけチェイジアのほうを見ないで答えた。
「嫌だわ、もう。人魚の一族に伝わる予言なんて、そんなかび臭いもの、聞きたがる人なんてないって、あんたも思うでしょ?」
湿気の多い地帯に伝わる昔話のことを表現したのだろう。かび臭いとは、なかなかうまいことを言うもんだ、と感心した。それとも、海の中で伝わる予言だから、もう賞味期限が切れてるなら腐っているかもしれない。
「それか、潮風の吹く地域のことだから、塩でべっとりしてるかもしれない。確かにうざったい仕事だ」
「おっ」
何が琴線に触れたのか、チェイジアは腰をくねらせて、どうやら喜びを表現するダンスらしいものを始めた。この女は思考が未開部族だ。
「いいねぇ、潮風! 鼻につんと来る潮のにおい。海はロマンティックで良いねぇ。想像するだけで波の音が聞こえてきた」
「聞こえてはこないだろう、と思う」
あるいはチェイジアほどに脳内活動が変に活発な娘なら、ありえないものを見たり聞いたり出来るかもしれない。
考えてみれば、ありえないものを使役するのが彼女の能力である。光司が彼女の存在をどう受け入れるかにかかわらず、既にチェイジアは此岸にいながら同時に光司の知らない世界にいる。比喩表現でもなんでもなく。
「光司さあ、海は好きかい?」
チェイジアの口調はころころ変わる。よっぽど気分がハイなのだろう。もっとも彼女が落ち着いているときというのは、まだ光司は見たことがないが、今はいつにも増して、適当にあしらいたい女になっている。
「海なんて行かない。あ、でも」
「でも?」
「ああ、うん、今年の夏は奈良崎たちと海に行ったことを思い出した」
奈良崎の名が出たことでチェイジアは足取りのリズムが崩れる。短い時間だけ彼女が言いよどんだのは、親友と争い合う間柄になった光司の境遇に気を使おうとしたのかもしれない。結局チェイジアは気の利いた慰めは言わないで、普通を装って話をすすめた。光司が一瞬予想した通りの行動だった。
「楽しかった?」
「まあ……でも大変だった。波に荷物を流された女がいて」
「そりゃまた、さくらハイツみたいな出来事だ」
そういってぎこちなく笑う。その笑顔が溶けかけて残ったままの顔で、硬い沈黙をはさんで、チェイジアは小さな声で聞いた。
「その子ってさ、奈良崎の彼女の、友子ちゃん?」
「うん」
海にまで連れ立って行くような仲のいい女友達は友子の他にはいない。そう正直に言えばこの雰囲気が和らぐだろうか、ちょっとだけそう考えた。
「友子ちゃん、何も知らないんだよね」
「たぶん」
きっとまだ何も知らない。知っていれば、あのとき、荷物を流されたときの泣きそうな、でもそれさえ楽しい旅行のエピソードに変わりそうな、あんなふうに複雑な、奈良崎を頼りきった顔は見せることがなかった。
「あんたがこうやって時間を越えて遠い時代に来たことも知らない。あんたが奈良崎を殺そうとしていることも知らない」
光司は答えない。
「ねえ光司。友子ちゃんって可愛い?」
「うん、まあ俺の好みのタイプじゃないけどな」
正直にそう言ったら、張り詰めた空気がほどけていく錯覚が、少しだけした。
チェイジアが笑ったのは、お義理の笑いなのかそうでないのか光司には判別できなかった。

10月29日(水)  小説を書くということ
本当はオリジナル小説を書き進めないといけないんだけど、なんだか気が乗らないのはどうしてなのでしょう。
別に書きたくないわけじゃなくて、書きたいことしか書かないのがポリシーなので、本当に、気が乗らないというだけの理由で書かないのは単なる怠慢だけど、この怠慢はどこから来るのかと詮無いことを考える暇人がここにいいます。
いつも思ってたんだけど、シスプリSSを書いてた人もだんだん書かなくなるのは何でなんだろう。寂しいですよね。
そこで今日の日記は、素人作家が小説を書かなくなる原因について考察してみました。

・過去に自分が書いた作品を越えようとして、無意識にプレッシャーを感じて何も書けなくなることがあります。どうしてあの頃みたいな作品が書けなくなるんだろうっていう、いわゆるスランプですね。過去の思い出を美化しすぎるようになると発生する症状かもしれません。これはとにかくひたすら書いていれば解決する問題なので、ていうかどうでもよくなってくるので、悩んでる人はもう書きまくることをお勧めします。
・小説というのは、これは実際に書くようになってはじめてわかることなんだけど、実はひとつ書き上げるには想像以上に時間がかかり、疲れるものです。そうならないようにちょっとだけのつもりで書き始めても、キリのいいところまで…みたいな感じでついついのめりこんでしまって、気がついたらぐったり、なんてこともよくあります。疲れるから書くのは億劫だ、というように、書くまでの敷居が高くなってしまうのはどうしようもありません。息抜きのために、いいリラックス方法を知ってると解決になるかもしれないけど、そうするとうっかり24時間リラックス中になってしまうので難しいところです。
・ネタを暖めてるうちにもっといいアイデアが浮かぶのではないか、という期待。自信がないアイデアだったらもうちょっと煮詰めてから、って誰だって思いますよね。私だと、クトゥルー神話でナイアーラトテップに関係する重要アイテム「輝くトラペゾヘドロン」を自分のオリジナル小説でどう扱うかでずいぶん悩みました。これだ!ってアイデアが浮かんだときは嬉しかったです。ちなみに、オリジナル小説では、クリア後に入ることの出来る難易度の高い隠しダンジョンへの入り口の鍵になっている、という設定にしました。もちろん作中にはそのダンジョンは登場しません。読者にとってはまったく関係ないこの鬼設定。ネタを煮詰めすぎるとどういうことになるかを端的に表しているように思えます。
・小説書いてるより本読んだりとかゲームしたりとかしてるほうが楽しいし。ていうか友達と遊んでるほうが楽しいし。ていうか彼女と遊んでるほうがもっと……楽しいらしいですね……
・積んでるエロゲーがかなりの量になり、消化するのに忙しすぎます。
・カイジがえらく無茶苦茶な展開になっているので続きが気になって小説どころではありません。
・来年発売予定の真・女神転生3プレミアムファンディスク(違う)では、デビルメイクライの主人公・ダンテが登場し、主人公を追いかけるアクション仕立てのイベントもあるそうなので、発売前にデビルメイクライをプレイしておこうか、いやそれよりもプレミアムファンディスク(違う)では登場する悪魔は魔人が中心になるらしいので、もしアリスに追いかけられるようなことがあったら「ウフフ、こっちよ、捕まえてごらんなさい」ごっこの逆をすることが出来るので楽しそうだ(捕まったら殺されるけど)、しかし、もしゴトウにふんどし姿で追いかけられるようなことになったらどうしよう、そして尻のえくぼもフルポリゴンでリアルに表現されていたらいったいどうしよう…と考えると怖くてとても小説など書いていられません。
・紫式部の呪い。(by清涼院流水)

と、いつものように流水にオチを付けてもらいましたがゴトウのネタでさすがの流水も霞んでしまいました。

ところで清涼院流水のJDCシリーズ新作になる彩紋家事件ってまだ発売してないんでしたっけ。
別に楽しみにしてるわけじゃなくて、もし書店で偶然見かけるようなことがあったら買うつもりだというだけなんですけど。

あと、「ヒミツの保健室」を元ネタにして清涼院流水パロをしてみました。

流水「今世紀一番最初に読者の瞳に移るJDCを『今回のJDCは夢に出そうな程印象的ですわ…』そんな風に思ってほしい…」
書店で彩紋家事件が発売されているのを見た読者の心情。
「!!」
「流水…ツッコミどころがありすぎだけどとりあえず…出オチだよ!」

これまでにJDCシリーズを読んできた方にはニュアンスは伝わるだろうと信じています。

10月28日(火)  属性の話
弱点属性が多く、属性攻撃で大ダメージを受けやすいモンスターのことを、一般的に「オタク」と言います。嘘です、言いません。
一方またオタクは「属性強化」というアビリティも所持しているとも言われます。これはFFTアドバンスに存在するアビリティで、属性魔法を使用した場合にあらゆる敵に対してダメージが大きくなるという便利なものです。でも取得するのが難しい割りに結局は無属性のフレアを使うほうが強いので役立たずなんだけど、まあそれはともかく、オタクはFFTアドバンスとは違って特定の属性に特化した攻撃力の強化傾向を示します。
何が言いたいのか手っ取り早くまとめますと、「ボクッ娘は最高なのでみんなもオリジナル小説を書くときはもっとボクッ娘を出しなさい」ということなのでよろしくお願いします。あと「呼称が”アニキ”である女の子は最高なので以下略」「メイドは以下略」ということなので、よろしくお願いします。

参考リンク
loveless zeroさんの属性データベース

ここで表示されている「強度」は、ページの下にも書かれているように特徴付けの分類に使用しているものだというのはわかるんですが、それはわかるんだけど、眼鏡っ娘のこの突出した強度はいったい何なんだろう。

ついでに、電撃萌王Vol.7掲載分の「餓萌伝」より、山にこもって萌えの奥義を極めようとする男が深い瞑想の中で思い浮かべる属性の羅列を引用してみたいと思います。

 そのすべてが、美少女だ。
 メイド。スク水。エプロン。制服。アンミラ。全身タイツ。ネコ耳。イヌ耳。妹。姉。未亡人。女教師。ナース。幼児。宇宙人。実は男。天使。無表情。双子。六つ子。姫。魔法使い。公務員。幼馴染み。ポニテ。ツインテール。男装。キグルミ……


「実は男」と「キグルミ」は、まあわかるとして(前者はおそらくギルティギアXXのブリジッド、後者はダ・カーポだっけ? 別の文章でさゆリンを萌えの一角に挙げていることから考えると、まんがタイムジャンボつながりでダブル・スターも念頭にあるかもしれません。どうでもいいけど実は男なら美少女じゃないような)。
全身タイツ・六つ子・公務員っていったいなんだろう……
女教師が別項目で挙げられているから、公務員は女教師のことじゃないですよね……萌えなのか? 公務員。
六つ子……萌え……? それとも俺が知らないだけで本当は有名な萌えなんでしょうか? 六つ子。

おまけ
今回の電撃萌王のツッコミどころ。

大学生の長男・志木春人は、3人の妹たちとひとつ屋根の下で生活していた。とっても世話焼きの長女・千夏、しっかり者の弟・秋巳、そして病気がちな末っ子・美冬……
(『恋する妹はせつなくてお兄ちゃんを想うとすぐHしちゃうの』紹介記事)


それは3人のじゃない。

10月27日(月)  日記+オリジナル小説DCD「屍食教典儀」後編
昨日の質問に「体位・処女・素股・触手・クリ肥大」等の項目をうっかり入れ忘れてたけどまあいいか。
ところで掲示板で続いている謎の百合小説にメイドさんを出したくて仕方なくなってきたのですが、女子高にメイドが通うってどんな状況なのかと考えると無茶もいいところですね。

大阪「あ そや 逆転ホームラン!」
大阪「メイドみたいな女子高生やなくて 女子高生みたいなメイドはどーやろ」
とも「えっと…それって…?」
ちよ「ホームラン…」

待てよ、演劇部を利用するというのはどうだろうか。
あと、家政部や手芸部もこじつけられないこともないかも。
それから映研も。お、意外と使えそう。

大阪「逆転ホームラン!」
よみ「うわっまたか!」
大阪「全部ひとまとめにしてー」
大阪「メイドだらけの女子高」
よみ「もうなに言ってんだかわかんねーよ」
ちよ「それにそれは『あいあんめいど』です」(?)

それではオリジナル小説をどうぞ。タイトルの割りに、ほのぼのした話になっちゃいました。

流し台から一列に並んだ調理用品の真ん中に、ステンレスのガスコンロが油に汚れて鎮座している。
大型の鍋が炎の上で息苦しそうに間歇的に湯気を吹き上げる。
向かい合ったテーブルの上には、電子ジャーやキッチンペーパーや塩コショウの容器、それにレトルト食品の箱や埃をかぶったハチミツのビンが雑多に並んで、むりやり空けられたわずかなスペースには温かそうな料理が今にも迫った出番を待っている。
調理台とテーブルの隙間にある細長く狭い通路を職人芸のように行ったり来たりして、チェイジアは手際よく料理を作る。
古く見える調理用品でも、これらは全て神から授かったかけがえのない品々である。
世界の誕生とともに、永遠の使用がかなうとして作られた秘宝である。世界のほとんどを構成しているのは今でも、超自然の力が込められた数々なのだ。
200年と少し前、この星に暮らしていたのは神とそのしもべの二人きりであった。
建国の神は自らがかつて住んでいた都市に似せて、人々と世界を築いた。
そうして生まれた楽園は永遠に続く安息にあると、創生の誓いに約束された。
それから神は人々に世界を任せ、時を渡っていずこともなく消えた。
伝えられるところによれば、神は今も時空を自在に渡りながら人々に救いの手を差し伸べる日を待っているのだそうだ。
ヒュプノスの能力を手に入れてから真っ先に挑戦したのが、建国の神の招来だった。
信仰の所在する場所としての神の存在を認めていたチェイジアだったが、人を超えた能力までは御伽噺としか見れなかった。
神の偉大な力は、存在を呼び出すことができなかったという理由で逆説的に証明された。
ヒュプノスの能力は過去の死者に対して作用する。チェイジアが操作できるのは、現時点から過去に命を失った肉体と魂だけである。
建国の王を呼び出すことはできなかった。何度挑戦しても、神とまでは行かなくても少なくとも王としては明らかに存在した人間のはずなのに、叶わなかった。
今でも生きているとしか考えられなかった。
また、同様に招来することが出来ないのが、150年昔に世界を守った改造人間で、天使と呼ばれる一団である。彼らも神の放浪に時代を越えて従者として付き添ったという昔話がある。巷には天使の子孫も存在することを考えれば眉唾物の伝説だと思われていたが、こうして間接的な証拠が揃うとなるとどうやらそのロマンティックな神話は事実なのだろうか。
ヒュプノスの力はあらゆる死者に作用するが、構築される実体がどれほど生前の能力を留めているかは召喚を行う術者の思い入れの強さに伴う。
教会の重々しい蔵書に綴られた騎士物語の英雄が目の前に並んだときは、チェイジアも目が眩むほどに感激したものだった。
能天気な対応で人をいらいらさせることの多いアマテラスも、ヒュプノスの力の厄介な制限が明らかになるにつれて真剣な顔になる。
今日のささやかな晩餐はお礼の気持ちを込めて少し腕を振るってみるつもりだった。
パンとミハナの到着は伝えられたが(少し前に厨房を覗きに来たリカはその報告のついでにつまみ食いして汚れた指を舐めあげた)、アマテラスはまだ現れない。今日も仕事は忙しいらしい。
遅くならないように来てくれるなら嬉しい。久しぶりの楽しい食事は光司をゲストに招いて今日も華やぐ予感がした。
友人たちとの変わらない繋がりの感謝と、また新しい仲間を席に招く喜びに、食事の前の祈りは少し長くなるかもしれなかった。

料理に集中しているようでも、思考は千路に乱れる。
空想はまるで人生のように、あるいは青春のように、いつまでも幸福に続くように思われた。

10月26日(日)  シスプリはエロいと思う人へ100の質問
作ってみました。

1、お名前と簡単な自己紹介をどうぞ。
2、はじめてシスプリがエロイと思ったのはいつですか?
3、シスプリはどういう点がエロいんですか?
4、あなたのマイシスターは?
5、マイシスターはエロいと思いますか?
6、マイシスター以上にエロいと思う妹はいますか?
7、あまり色気がないと感じる妹はいますか?
8、公式設定では色気がないのにあなたの脳内設定では異常にエロい妹はいますか?
9、シスプリはゲームやアニメなど多くのメディアに展開していますが、一番エロかったメディアはどれですか?
10、原作のシスプリで一番エロかったシーンはどれですか?
11、最初のアニメ版で一番エロかったシーンはどれですか?
12、最初のゲーム版で一番エロかったシーンはどれですか?
13、ピュアストーリーズはエロかったですか?
14、リピュア・ストーリーズで一番エロかったシーンはどれですか?
15、リピュア・キャラクターズで一番エロかったシーンはどれですか?
16、ゲーム版シスプリ2で一番エロかったシーンはどれですか?
17、ゲーム版シスプリ2で妹と入浴するのはやりすぎだと思いますか?
18、シスプリラジオのドラマはエロかったですか?
19、その他にエロいシスプリはありますか?
20、可憐はどんな下着を着けていると思いますか?
21、可憐はどんなコスチュームを着せるとエロいですか?
22、花穂はどんな下着を着けていると思いますか?
23、花穂はどんなコスチュームを着せるとエロいですか?
24、衛はどんな下着を着けていると思いますか?
25、衛はどんなコスチュームを着せるとエロいですか?
26、咲耶はどんな下着を着けていると思いますか?
27、咲耶はどんなコスチュームを着せるとエロいですか?
28、雛子はどんな下着を着けていると思いますか?
29、雛子はどんなコスチュームを着せるとエロいですか?
30、鞠絵はどんな下着を着けていると思いますか?
31、鞠絵はどんなコスチュームを着せるとエロいですか?
32、白雪はどんな下着を着けていると思いますか?
33、白雪はどんなコスチュームを着せるとエロいですか?
34、鈴凛はどんな下着を着けていると思いますか?
35、鈴凛はどんなコスチュームを着せるとエロいですか?
36、千影はどんな下着を着けていると思いますか?
37、千影はどんなコスチュームを着せるとエロいですか?
38、春歌はどんな下着を着けていると思いますか?
39、春歌はどんなコスチュームを着せるとエロいですか?
40、四葉はどんな下着を着けていると思いますか?
41、四葉はどんなコスチュームを着せるとエロいですか?
42、亞里亞はどんな下着を着けていると思いますか?
43、亞里亞はどんなコスチュームを着せるとエロいですか?
44、シスプリには妹の他にもエロいキャラクターはいますか?
45、シスプリがこんなにエロいのは公野櫻子先生と天広直人先生のどちらの責任だと思いますか?
46、エロの要素がないシスプリはどんなものになると思いますか?
47、エロゲーを普段からよくプレイしますか?
48、シスプリのエロゲーを想像したことがありますか?
49、シスプリの同人誌を普段からよく読みますか?
50、具体的に、あなたがキスしてみたい妹は誰ですか?
51、いろいろな部分を揉みたい妹は誰ですか?
52、一緒にお風呂に入りたい妹は誰ですか?
53、入れてみたい妹は誰ですか?
54、手で擦ってほしい妹は誰ですか?
55、くわえさせたい妹は誰ですか?
56、胸ではさんでもらいたい妹は誰ですか?
57、顔に出してみたい妹は誰ですか?
58、飲ませてみたい妹は誰ですか?
59、体にかけてみたい妹は誰ですか?
60、縄で縛ってみたい妹は誰ですか?
61、野外露出させてみたい妹は誰ですか?
62、目の前で放尿させてみたい妹は誰ですか?
63、剃毛させてみたい妹は誰ですか?
64、浣腸してみたい妹は誰ですか?
65、後ろの穴を責めてみたい妹は誰ですか?
66、おもちゃで責めてみたい妹は誰ですか?
67、媚薬を使ってみたい妹は誰ですか?
68、フタナリが似合いそうな妹は誰ですか?
69、目隠ししてみたい妹は誰ですか?
70、他人に寝取られてみたい妹は誰ですか?
71、観覧車の中で色々してみたい妹は誰ですか?
72、お化け屋敷の中で色々してみたい妹は誰ですか?
73、公衆トイレの中で色々してみたい妹は誰ですか?
74、人気のない路地裏で色々してみたい妹は誰ですか?
75、故障したエレベーターの中に二人っきりで閉じ込められるなら誰と一緒がいいですか?
76、無人島に二人っきりで取り残されるなら誰と一緒がいいですか?
77、多人数プレイをするなら誰と誰がいいですか?
78、妊娠させたい妹は誰ですか?
79、シスプリ以外でエロい妹キャラはいますか?
80、双恋はエロいですか?
81、ストロベリー・パニックはエロいですか?
82、ウルトラCはいったいどうなるんでしょうか?
83、では、これからの質問がクライマックスですが準備はいいですか?
84、可憐に一番似合うエロシチュエーションは?
85、花穂に一番似合うエロシチュエーションは?
86、衛に一番似合うエロシチュエーションは?
87、咲耶に一番似合うエロシチュエーションは?
88、雛子に一番似合うエロシチュエーションは?
89、鞠絵に一番似合うエロシチュエーションは?
90、白雪に一番似合うエロシチュエーションは?
91、鈴凛に一番似合うエロシチュエーションは?
92、千影に一番似合うエロシチュエーションは?
93、春歌に一番似合うエロシチュエーションは?
94、四葉に一番似合うエロシチュエーションは?
95、亞里亞に一番似合うエロシチュエーションは?
96、妹以外のシスプリ登場人物を一人挙げて、そのキャラに一番似合うエロシチュエーションは?
97、多人数プレイをするならどんな状況が一番エロいですか?
98、まだこんなエロシチュエーションを語っていない!という心残りがあるならここで思う存分どうぞ。
99、あなたはシスプリが好きですか?
100、お疲れ様でした。最後に一言。

以上、100問。なぜ今さら100質なのかと言われそうですが、思いついてしまったものはしょうがないとしか。
ところで作ったのはいいけど、誰が答えるんでしょうか、これ。
自分で答えたらジオにデリくらいそうな気がするんですが。

10月24日(金)  趣味文
「私よ、私なの、ボクは私」
暑い季節の名残の風がきらめきながら美和子を撫でて過ぎる。
肩口で揺れる短い髪は黒く、朝の清楚な陽光の熱を内に込めながら、また一方では夜の川面のように神秘的な深い光をたたえた。
彼女の家からの短い通学路は、3つの信号と横断歩道を過ぎた先にある駄菓子屋の角を曲がればおしまい。通いなれた道は、考え事に沈む彼女を勝手に運んでいくかに思えた。
「今日から、絶対なんだ。それは絶対決めたの」
思い起こせば、灰色の人生であった。
放課後には、私服に着替えて町へ出るといつも、遊びに行く先のコンビニで、ゲーセンで、ファーストフード店で、コーヒーショップで、牛丼屋で、と並べると切なくなるラインナップのどこででも、美和子が口を開けば周りが「あれ?女?」という目で振り返る。びっくりされるのだ。びっくりされた後はみんななんだか珍しいものを見る野次馬の目つきになるので、ますます気に入らないのだった。
おまけに昨日は街中で知らないマダムにナンパされた。逆ナンかもしれないけど。
そこでついに、長い間先延ばしにしてきた、彼女の生にかかわる重大問題に手をつけることにしたのだった。すなわち
「女らしくなる!」
ということである。
「まずは口癖から直す! そう、いつかは変えなきゃと思っていたんだ。ボクは、ボクじゃなくて、私!」
ということである。

雑談のついでというふうに佐伯先輩の口から出た一言が、直子の気を重くさせた。
「それで、まだなの?」
口調は軽い。が、重大問題であることは二人とも身にしみて感じている。
「まだです」
ごめんなさい、と付け加えようとしたが、直子が謝る理由はないのでそれだけの短い返答に留めた。
「まあね、仕方ないけれど」
同じ台詞とため息の1セットが、夏休み明けからこっち何度繰り返されただろう。
「河村さんはまだ戻りませんか」
「ねえ、まあ戻ってくれたって状況が変わるわけではないけどね」
それはそうなのだ。いま突きつけられている問題は、いなくなった先代ではなく次期候補の話なのだから。
「誰でもいいのに、ねえ」
「誰でもいいなら私でもいいはずです」
「まあ、ねえ、そうね、誰もが納得する選択は難しいわね」
佐伯先輩の力ない言葉に、笑顔で答える。
「本当はそんなに気にしなくてもいいですよ。もう覚悟は出来ています。私しかいませんものね」
「でも、嫌なんでしょう?」
「嫌は嫌です……けれど」
無理に作った笑顔が剥がれそうで、唇を結んだ。
「似合わないしぐさはおやめなさい、直子ちゃん」
「どんなしぐさが私に似合うというんです?」
「無表情」
直子は、先輩の望みどおりの顔に戻す。
「会長になったというだけで色物扱いの風潮ですもの、もちろん嫌ですよ」
先代生徒会長の河村は、夏休みの直前、18歳の誕生日を期にハーレーに飛び乗って日本縦断に乗り出した。そしてもう季節は涼しくなり始めたというのにまだ帰ってこない。
先々代は教師と駆け落ちした。
その前の会長は……まあ、このくらいまで来ると伝説化していて今となっては半信半疑の噂しか残っていない。
いつの頃からか、生徒会長はそういう立場を望まれるようになり、歴代会長はそれに答えてきた。
「私は普通の女子高生ですよ。みんなが納得しないです」
生徒会を構成するのは会長、副会長のほかにもう一人書記がいる。生徒会執行部選挙は会長だけを選挙で決め、ほかの役職は会長の推薦で選出される。ところが今年は、生徒会長より先に書記がほぼ決まっている状態だった。直子と同じ中学にいて、直子の後に中学校の生徒会長を務めた詩乃が今年は一年生で入ってきたのである。現生徒会書記の直子は、ほとんど繰り上がり的に副会長に就任するというのが大方の見方だし、直子もずっとそう考えていた。会長だけがすっぽり抜けているのである。
「直子ちゃんは普通じゃないと思うけど、そうね、みんな納得しないかもしれないわね」
普通じゃないってどういうことだろう。
「でも別にいいと思うんだけど。たまにはおとなしい生徒会長も」
普通じゃないって。
「でもそれはね、華やかなほうがいいけれどね。強いリーダーシップで引っ張ってくれるのが、やっぱり」
「先輩、私は普通です」
「何の話をしているの?」
「いえ、何でも」
「ああ、華のある人が生徒会長に立候補してくれないかしら」
「私が」
「あら、どなた?」
ふいに届いた聞きなれない声に佐伯が首を曲げたときには、すでに相手は背中しか見えなかった。
「今の、2年生の、美和子さんでしょう」
「先輩、知ってるんですか」
「元気で可愛らしくて、ときどき怒られているのを見かけるわ。とっても目立つやんちゃな子ね。ええ、有名よ。そうね、彼女ならね」
直子も同感であった。何より、自分から立候補してきたのが頼もしい。
「ええ、じゃ、私が後で少し話してみましょう」
冷静に言いながらも、ほぼ決まったようなものだ。なんだかうきうきしてきた。

その日の一時間目の後の休み時間、美和子のクラスへ行って彼女を呼び出してもらう。廊下で話して簡単に確認を取るつもりだった。
「美和子さん」
「うん、あの、ボクに何の用?」
ところで詳しい事情は省くが、いろいろあって美和子はもう今朝の誓いは忘れていた。
「何の用じゃないでしょう」
直子としてはもう一方的に決まったつもりになっていたので、つい頭に血が上る。ぐっと腕を突き出し、生徒会長立候補の要綱と生徒会公認のハンコが押されたタスキを美和子の胸に押し付け、言った。
「あなたが生徒会長になるんでしょう」
「そ、そうなんだ」
「ほかに立候補者はいないから、もう決まったようなものよ」
「へえ、よかったね、おめでとう」
「よかったのは私じゃなくてあなたよ」
「ああ、うん、ボクがんばるよ」
なんだかわからないが、人に頼られれば悪い気はしない。勇んで返事をして、胸を張る。
「生徒会もバックアップします。スムーズに決まるのが一番なのよ。選挙活動は度胸がいるけど、あなたなら問題なくやれるでしょう。立候補演説も、もし必要ならこちらで考えるから」
「え、でも、なんで? いいの?」
「不安なの?」
直子が顔を寄せる。美和子さえ立候補してくれればあとは選挙はほとんど出来レースだから、やましいわけではないけれどつい声が小さくなる。
「大丈夫、怖がらないで」
たったそれだけの短い囁きで火がついた。
それだけのわずかな言葉が、美和子にふらつくような既視感をもたらした。ずっと小さい頃、あこがれていた大人の人に同じように励まされた記憶。そのときの声はもっと低くて、男らしかったけど、引き起こされた胸の高鳴りは似ている気がする。
(あれ? あれれ? なんだか変だよ? 昨日はあのおばさんに迫られてすごく嫌だったのに、相手が直子ちゃんだとこんなに顔が近づいても平気だよ? 顔が熱くなって、どうしたらいいのかわからなくなるよ?)
「ふふ、やる気になった?」
ぱっと距離をおいた魅惑的な顔に、熱源となったままの頭がようやく回り出す。
「うん、よろしくお願いします」
「こちらこそ」
短い言葉を交わして、二人は手を握り合った。手のひらに伝わる熱さがなんだか運命的なものを伝えているようがした。

「会長。会長はどうして会長になろうと思ったんですか?」
背を向けたまま、右に左に髪を揺らしてキャビネットの整理をしながら雑談のついでにそう尋ねる。
「それはね詩乃ちゃん、副会長がぜひにって頼んだからなのだよ」
「えっ、私?」
直子が目を丸くする。
「私? 私があなたの立候補するようなきっかけになること、何か言ったかしら?」
直子には、佐伯先輩と話しているときに割り込んできた美和子の一言が始まりだった記憶しかない。
それ以前にさかのぼって考えてみるが、どうしても思い至らない。もちろん美和子の言っているのはその後のことだから、どんなに思い出しても思い当たるはずがない。
「ごめんね、覚えてないわ。私、何かそんな重大なこと言ったのかしら」
「忘れるなんてひどいよぉ」
甘えた声で拗ねてみせる美和子は直子の背中から手をまわす。直子は自分の首に巻かれた冬服の袖口にそっと手を乗せ、くすくす笑った。
「ごめんね、美和子。お詫びにそうね、何か一つわがままを言っていいわよ」
「えっ、いいの? なんでも?」
「あなたのお願いをかなえてあげる」
「じゃあ、じゃあ、ね、あの……キス、してください」
目を閉じた美和子の薔薇色の頬を、少し伸びた髪がくすぐっていた。
「そんなことでいいの?」
直子は簡単に承諾すると、唇を寄せる。
すごい勢いでのけぞった美和子は生徒会室の机を大げさにひっくり返して、降り注ぐ書類の雨に埋もれた。
「うわぁ! もう、冗談だよ!」
「会長、ふざけすぎです。あーあ、どうするんですかこんなに散らかして、私知りませんよ」
そう詩乃に叱られても、
「大丈夫、美和子?どこかぶつけなかった?」
と直子は心配してくれるけど、ぶつけた肘や肩の痛みや打撲や擦り傷には慣れていた。
ただ顔だけがかっかと熱くなって湯気が噴き出すようだから、なかなか立ち上がることが出来ないのだった。

10月22日(水)  海亀メフィスト
こないだの週刊少年チャンピオンのフェイスガード虜を読んで、うわさの「ウミガメのスープ」というのを詳しく知ったよ。
だいたいこんな感じのお話らしいです。

 ある男が、レストランでウミガメのスープを注文した。
 男はスープに一口しか手をつけずに帰ってしまった。
 帰った後、男は自殺した。

では、男が自殺した理由はいったい何なのか?という謎。
ちょっと考えてみたけど、これだけじゃ与えられる情報が少なすぎて仮説の立てようがないって言うか考えられる可能性が多すぎて決め手がない。
もし有名なミステリ作家の方々だとこんな感じの答えになるだろうな、という感じでアイデアを挙げてみました。

・島田荘司の場合

このスープに含まれる新種の特殊成分が、特定の状態にある人間に作用して激しい味覚異常(そのために一口で食事を止めるほどの)および自殺を招くほどの鬱状態を引き起こしかねないという事実を世に広く知らしめるための警鐘の作品なのであった。

・法月綸太郎の場合

そのレストランは希少動物を違法で調理して政財界の大物に振舞うという闇の顔を持つレストランであった。男は間違って出されたスープを飲み、一口でこのレストランの悪事を知る。そして正義感あふれる男は悪事を公表するために警察に向かう途中、自殺に見せかけて殺されるのであった。

・京極夏彦の場合

実は調理されていたのはウミガメではなかったのである。いや、実際はウミガメだったかもしれないが男の認識は違っていた。どこで聞いたものか、彼はこのレストランが人魚の肉の入ったスープを出すという噂を信じていたのだ。世間によく知られるとおり、人魚の肉を食べたものは不死の命を持つと言われる。男は自殺するつもりではなく、ただ不死の肉体を試してみようとしただけなのであった。

・有栖川有栖の場合

男は最初から自殺の覚悟を決めていた。ただこの世の名残に一口だけスープを食べるつもりであった。愛する人との輝かしい思い出をとどめた、そのスープを。

・森博嗣の場合

ウミガメのスープと自殺との間には直接的な関連性はない。

・赤川次郎の場合

ウミガメの幽霊が復讐に来た。

・麻耶雄嵩の場合

実は関係者全員が自殺している。

・清涼院流水の場合

実は人類全員が自殺している。


意外にも京極夏彦の説が一番説得力がある気がしました。

10月19日(日)  雑文
戦国スーパーお尻チック忍者コメディ

しらゆきん

というお話を思いついたけれど、中身を考えてる途中で白雪が「忍法母乳」とか言い出したので発表は見合わせます。おかしいな、元ネタは伊賀ずきんもシスプリもそんな話じゃないのにな。いやシスプリはそんな話かもしれない。そうなのか?

最近の百合ニュース

・まんがタイムラブリー11月号では、これといって目立つ百合ネタは見られませんでした。恒例の克巳サマくらいしか。関係ないけど「桃色爆弾」で見られる桃子先生のブルマには幼女の神が宿っていた。年上なのに。
もうすっかり百合ニュースと名乗った与太話になっているのはみんな気づいていると思いますが突っ込まれると管理人は逆ギレするのでそっとしておくといいよ。

ところでもしかして、うちのサイトとしてはきららを語るときには「トリコロ」とかの百合ネタより「1年777組」の少年メイドを取り上げるべきなのでしょうか。しかもあのマンガ、素直になれないお嬢様までついてくるという大盤振る舞い。これだけ揃えば妄想活動に不備なし!
ただし4コママンガの限界というか、まだ紹介・顔見せの段階を脱していないのが残念なところ。これからの展開でキャラとして輝くかどうかが決まると思います。今後に期待。つまり結論としては、私はあのマンガだとシノブちゃんが一番好きということです?

10月18日(土)  謎文
『マジカルステッキ』

「ダンス・マカブル、ダンス・マカブル、ダンス……」
不思議な歌を唇に躍らせながら繕い物の手を進める。
つけっぱなしのテレビからは昔の運動会の古い声援が届いていた。流れる行進曲に不吉な節をつけて覚えているのは年上の姉に教えられた影響で、今も直らない。
その見るともなく流していたビデオの映像に、カメラを意識して照れた笑顔の子供がいる。
ベランダのプランターに咲くキンモクセイは友情の証に、大切な日にもっと豪華な花を届ける約束と共に贈られたもの綺麗な花で、その咲き誇る色よりもテレビの中の輝いた笑顔は今も色あせない。
無理をして少年に扮していた頃の姿だ。
苦い出来事ばかり続いていた日々は、いまでも思い出すと苦いけれど、少しづつ熟成された思い出の甘さに近づいていくようで、針と糸を操る動きと無関係に笑顔がこぼれた。
一等賞の旗を掲げる手が、誇らしさと恥ずかしさに顔をにじませる。運動会最後の花形競技の活躍は少し重荷だった記憶があった。
終わりが来たビデオは止まり、自動的に巻き戻しが始まる。
終わらない運動会の場面が続いていた。
ビデオは擦り切れそうなほど音を立てて巻き戻しを行っている。画面だけが今も変わらない。
何か自分の制御を外れた現象が起こっていた。得体の知れない予感に鼓動が止まらず、慌てた拍子に針を突き刺した指の痛みに、ますます思考はもつれる。
同じ行進曲、万国旗、同じままの高い秋の空。運動場を走る子供だけが違ってた。
真剣な表情をした見覚えのある顔に気がついて、ようやく思い至る。
そこにいたのはよく知った人の今の姿だった。
地方局のニュースがちょうど地元の運動会の様子を報じているのだ。
今日も運動会が開かれていたみたいだ。テレビの中ではさっきの真面目だった顔が今は仲間に囲まれてはしゃいでいる。
そのそばに近づくように、近づき過ぎないように、遠慮した不安げなそぶりの少女が立っているのも確認できた。
針を刺した指を見ると、丸く赤い血が膨らんでいた。
来訪を告げるチャイムが鳴り、指と玄関先を見比べて、指先を口に含んで立ち上がる。
駆け出そうとする気持ちを抑えて廊下を進み、玄関を開けるとそこにたっていたのは予想通りの顔だった。
すぐに口に含んだ指先を見咎められて、不安げで強硬な追求があったので、みっともない失敗の説明をさせられる。
「指に針を突き刺しちゃっただけだから……」
濡れた傷口からはツヤを増した血が湧き出し続ける。
「だめじゃないか、大事な体なのに」
「指の怪我は関係ないよ」
彼の言葉に照れたので、冗談だったのかどうかも計りかねてしまった。

「さっき見たよ、テレビ」
「出てただろ? あいつら」
「ずっと子供なような気がしてたけどいつのまにか大きくなってたね」
「お前がそれを言うか?」
「そうかな? 私はそんな、そんなに子供だった?」
針仕事をしていた名残のある部屋に通される。
ベランダに面した窓からは暗くなりかけた空の名残の日が射し込んでいて、そこに立つ姿の長い髪を白いフリルで飾るようだった。
不意に幻のように見えた姿を確かめたくなって、小さな頭に手を乗せる。それを受けて恥ずかしそうに目をうつむかせて沈黙したので、彼は言葉を紡いだ。
「子供だったって、大切な、可愛い……」
ずっと前、最後に手を乗せたときから10センチは高くなっただろうか。それは長く伸ばした黒髪や膨らんだプロポーションに比べればわずかな成長だった。
小さかった体は、もう他の誰かのものだ。
うつむいていた顔は目を閉じて、求めるように突き出される。
「していいよ」
柔らかな唇が告げる。
「あの頃、ふざけて一度だけしてくれたみたいに、もう一度だけ」
透き通る消えてしまいそうな透明な涙が零れた。

「これが今の出来ることの全部だよ」
取り出したハンカチで頬を撫でる。
「うん……ありがとう」
「何か食べに行こうか」
「うん」
笑った顔が昔と何も変わらなかったから、本当に昔のまま、ただ魔法のステッキで大人になっただけの子供に思えた。

10月13日(月)  日記
「課外授業を始めるよ。教えるのは『百合』!!」
「一方的なカミングアウトになると思うなよ、萌えSS書き」

月刊コミックブレイド10月号「FATALIZER」(別名「おでこマンガ」)より抜粋。やや嘘。


今月の百合ニュース
・まんがタイムジャンボ11月号「ようこそ紅茶館」で百合ネタ。
・きららVol.16では「ハイリスクみらくる」でいけない愛が目覚めそうな気配。
・同じくきららVol.16「トリコロ」は、なんと、にわちゃんがななせに襲われる。

こうして世間では百合ネタが花盛りながらも、実は細かく見るといずれも微妙に方向性が違うことに気がつきます。
「ようこそ紅茶館」では静馬お姉さま萌え型、「ハイリスクみらくる」では千代ちゃん萌え型、「トリコロ」では玉青さん萌え型といった感じで、一口に百合と言ってもいろいろな嗜好があることが伺えます。

ところで話は変わって可南子ちゃんが祐巳の妹になるかどうかが注目される「マリみて」新刊ですけれど、私が思うに今野緒雪先生はどうも読者の意表をつくことが作品の面白さの一つになると考えているフシがあって、例えば前作ではほとんどの読者がそろそろ祐巳の妹が決まる頃だろうと思っていたのを逆手に取って祐巳の妹話を中心に据えるフリをして実はそれをラストシーンの伏線に使うという離れ業を披露して驚かせてくれたんですけれども、そうなると祐巳の妹が決まるまでの話も一筋縄ではいかないだろうという気がします。
順当に行けば瞳子ちゃんなんだけど、たぶん今度の話で可南子ちゃんに感情移入させる展開にして(具体的に言うと可南子ちゃんの悲惨な生い立ちを綴った後で祐巳の妹になることが可南子ちゃんの唯一の救いになるということを匂わせたりして)、どちらが妹になってもおかしくない状況を作ってさあ次回、ということにして読者をハラハラさせるのではないだろうかと考えています。とか予想を立てつつ、自分の予想が外れるのをファンとしては一番楽しみにしているわけですけれども。

関連リンク
九曜のラボさんの考察

今日のシスプリ。

フェティストのあにぃはいくじなし
フェティストのあにぃはいーくじーなしー
それでも ボクの姉さんと恋に落ちましたー

元ネタは筋少。あにぃは何フェチなの?

今日の夢で「『ヴァルハラ』と『ワルプルギスの夜』とは言葉が似ているというのをオリジナル小説のネタに使ったら面白いであろう」というお告げがあったんだけど、もうDEAD CAN DANCEのこの先の展開は全部決まってるので、降りてくるのが遅いよ、お告げ。
ちょっと前に、この小説は思いっきりBUCK-TICKネタを盛り込むつもりだと言ったけれど、そのときに考えていた以上にB-Tだらけになりそうです。ごめんなさい。

10月11日(土)  モルーバかしましハウス
いまタクティクスオウガをプレイしているところです。
カオスルート第二章の終盤、アルモリカ城城門前は敵にナイトがあまりに多いので「ドキッ! ナイトだらけの防衛大会! ポロリもあるよ!(ザパンの首が)」とか副題をつけて楽しんでいます。
ところでこのゲームにはモルーバ四姉妹が登場しますが、四姉妹といえばかしましハウス、というわけで今日のネタ。

セリエ「アイテム整理して」
オリビア「うん」
オリビア「清楚でかわいい槍がセリエ姉さん、スポーティーでシンプルな槍がシスティーナ姉さん」
オリビア「わけのわからん魔法がシェリー姉さん」
オリビア「…」
オリビア「敵の残りHPの20パーセントのダメージを与える魔法なんてどこに売ってるの?」
シェリー「ひみつ」

インタビュアー「セリエさんの理想の男性は?」
セリエ「えーと そーですねー」
セリエ「STRが高くてハンサムでやさしくてロマンチストで武器や防具に造詣が深くてトレジャーがレアな人」
インタビュアー「そういう人が現れてプロポーズされたらどうします?」
セリエ「えっ私に?」
セリエ「やだー そりゃ二重スパイとしか思えないわー」
インタビュアー「意外と現実的なんですね」

シェリーの場合
「何もしない。コールストームくらい」
システィーナの場合
「ま 一応テロリストだし 古都ライムとクァドリガ砦の救出イベント あとはささっとね」
セリエの場合
「カオスルートはチャプター3終了直前のサブイベント。ニュートラルルートはチャプター3のボード砦の救出イベントの後チャプター4でウォーレンレポート”クァドリガ砦の海賊”を読んでから発生するイベントで正解の選択肢を選んだ場合。ロウルートでは仲間にならない。仲間イベントって手がかかるものなのよっ」
オリビア「年をとるにつれて女の人生ややこしくなるんだよ」

あと、カチュアとデニムの関係はかしましハウス単行本巻末の『おねーちゃんといっしょ』そのまんまだという気がする。

10月1日(水)  楽園はG'sの中に
さて楽園夢想の続きですが、一口に楽園といっても4つの種類に分類できます。

1.理想世界の概念として人間によって想像されたもの(ユートピアなど)

2.現実世界において存在した世界を理想概念に高めたもの(アルカディアなど)

3.神が人間のために用意した理想郷(エデンなど)

4.神の座所(ヴァルハラなど)

実際には1と2または3と4は重なる場合が多く、厳密な分類は難しいですが、だいたい方向性として目安になるかと思います。
そんなことよりG'sマガジンだよ、大変だよ、「ストロベリー・パニック!」だよ、公野櫻子だよ、あのなんというかあまりに甘い内容に眩暈を覚えて頭からくず折れるような読後感再びだよ、溶けて消える二人に眩暈を。(百合の)扉を突き抜けたら光のシャワーの中へ。
そういうわけで世界一早いと思われるストロベリーパニックSS『ぼんやり君の目見つめていられるのなら目覚めを知らない夢の中』。

水音のように跳ねる楽しげな声は光の下でさんざめくほどに。
世界が夏の太陽の分け前降り注ぐ永遠の楽土に思われる。爽やかな風に乗ってどこからか流れるピアノの調べも耳に心地よく麗しい。
初めての通学路を歩く渚砂のつややかな唇も踊り出しそうで、まるで交差点のスクリーンから流れるメロディーに胸が弾むときめきだった。
「お待ちなさい」
鈴の音に似たころころと美しい声の優しい響きに振り返る。清楚な黒で満たされた人通りの中、美しい視線がまっすぐ自分を突き刺していることに渚砂は戸惑った。
「呼び止めたのは私で、その相手はあなた。間違いなくってよ」
「タ、タイは曲がっておりませんが」
緊張のあまりおかしな言葉づかいになる。ござるとか言い出さないだけまだマシだったと思う。
ああ、やっぱり美しい敬語の一夜漬けなんて私には無理だった。昨日の晩に必死で覚えた本の中身もゴダールのフランス映画みたいに意味をなさないまま頭の中をくるくる回る。
渚砂を呼び止めた綺麗な声の相手は、落ち着いた歩速で近づく。
ウェーブのかかった長い髪を後頭部で結んだシルエットはため息が出るほどに華麗で、理屈ぬきでお嬢様の気品と上級生のオーラを後光のように放った。
「あなた、今日から編入していらっしゃる2年月組の渚砂さんね。苗字はなんとおっしゃるの?」
「はい、あの、未設定です」
「まあ」
顔をほころばせる上品なしぐさも自然で、渚砂は言葉もなくして見とれるばかりだった。
「読者参加企画ですものね、そうね、決めておかないほうがよろしいわ」
「あの……」
「自己紹介がまだだったわね。ごめんなさい、困らせてしまって。私は3年雪組の花園静馬。よろしくね」
「は、はい。あの、静馬さんっておっしゃるんですね、変わったお名前ですね」
緊張のあまり失礼なことを口走って、たちまち顔に血が集まる。
「そうかしら? IMEには標準登録されているけれど」
本当にちゃんと「しずま」って打ち込んで普通に変換できるので作者はびっくりしたのである。
「渚砂ちゃんというのも可愛らしいお名前だわ。私、好きよ」
ミントの香りを感じて顔をあげたとき、渚砂の赤面は頂点を超えた。
いつのまにか息がかかる距離まで静馬の大きな瞳が近づいていたからだった。
栗色の瞳は引き込まれるようで、初めて見つめるその瞳は魔力がこもっているようで渚砂は胸を抑えるだけで精一杯になる。呼吸も鼓動も自分の制動を外れて急斜面を転がり出した感じがした。
「そんな、いけません先輩! こんな人通りが多いところで……」
「静馬って呼んで」
「ああ……静馬さま」
「いい子ね」
素敵な香りに包まれて胸がぽかぽかして、もうどうなってもいい気がした。
死んでもいいような心地ってこういうことなんだ……

「おい渚砂、遅れるぞ」
耳元で呼びかけても反応する気配がない。
「お前があんなに楽しみにしていた日なのに、いけないぞ」
どうしても答えは返らない。
「まったくもう、夜更かしするからだ。あーあ、こんなエロゲーのおてんばヒロインみたいに腹を出して」
大の字になってベッドの上で横たわる妹を、彼は途方にくれて見つめる。
布団を派手に放り出して寝息を立てる彼女の横に寄り添うように一冊のコバルト文庫が転がる。
渚砂はいま、夢心地で三拍子のリズムを踏んでいる真っ最中だった。

ところで付録のるる・ららノートはいったいなんでしょうか。このノートにるる・ららへの愛を綴れということでしょうか。もしくはるる・ららが装着している猫耳への愛を綴れということでしょうか。よし、まかせとけ!

それでウルトラCの情報がゼロというのは、やっぱりうやむやのまま立ち消えということなんですか? 正体不明のまま自然消滅なんてそんな何をするつもりだったのか気になることをしないでください。