誰もいない夜空の下

  風の通り道だけ耳を澄ます





  見つめているのは空蝉の色だけ

  募る想いはただ積み重なるばかり

  浮かぶ微笑は私に緩みを与えてくれる





  アナタをつかむ手は





  アナタを聞く耳は





  アナタを見つめる目は





  アナタを抱きしめる手は





  アナタを感じるココロは





  確かに此処にあるはずなのに



  伸ばした先に掴めるアナタがいない



  同じ星空の下にいるはずなのに



  アナタを見つめることができない









  こんなにも空は広くて




  こんなにも月は綺麗で




  こんなにも想いは募るのに




  アナタをこんなにも感じていたいのに




  遠く離れた二人の間は




  ただそれだけで苦痛






  そして喜び






  次はどんな風に話しかけよう




  次はどんな風に甘えよう




  次はどんな風に困らせてあげよう











  浮かんでくることはアナタのことばかり



  それがたとえ叶わぬ願いだとしても






  アナタのことならかまわない




  私はアナタの声が聞きたい




  私はアナタの姿が見たい




  私はアナタの温もりが欲しい







  だから私は夜空の下に



  だからアナタは夜空の下に



  少しでも同じ世界にいられるように




  少しでも同じ世界を感じられるように




  二人決めたことは必ず守ろう




  ここは真夏の夜空

  過ぎ行く日々とやがて来る日々と








  そして
















  いつか叶う願いと共に