人それぞれの人生には人それぞれの青春がある。
だが 人は過ぎてしまわなければ
それが青春だったことに気がつかない…
「みちのくローカルエキサイティング・アクション」

一匹狼の殺し屋・神竜大介
ドラッグの売人・マサト
暴力刑事・山村

マサトの恋人・ケイコ

銀行強盗(この作品がデビューの井上氏)

暴力団土田組の組長
刑事たちが売人を追いつめて行く
荒川に雇われた別の殺し屋
東北地方のある町を舞台に、暴力団戸田組の抗争に巻き込まれ、翻弄される主人公たちの思惑と挫折を描くハードボイルド作品だ。


殺しをビジネスときっちり割り切って殺人を行う神竜大介。
今日を、何の目的もなくさすらうヤクの売人マサトと、そんなマサトをなんとか立ち直らせようとする恋人ケイコ。
その二つの物語を軸に、ストーリーは展開して行く。
そして、それらの生きざまを冷徹に見つめる暴力刑事山村。
これらが、ラストの消滅点へと向かって疾走してゆく!


つねに青春の生きざまを、アクションという形をかりて表現する「かぶしきがいしゃ」。
この作品でも、実にさりげなく、そして、見事に青春を描きだしています。
初期の「かぶしきがいしゃ」が目指していた傾向がいちばん顕著に出ている作品です。
主人公のクールな殺し屋・神竜には、『夢幻伝説』でおなじみの阿部貞二。
対する刑事山村には、『夢幻伝説』の志田泰久。
そして、マサトには、数年前に他界した『太陽にさけべ!』の志田鈴夫。
その恋人ケイコには鏡 佳代子。
そして、戸田組の荒川には、今は亡き、長谷川哲。
さらに、刑事からドラッグの売人まで幅広く何役もこなす山口 茂。
そして、ただひろし、井上 卓、南雲正明、武田幸男、秋場 徹などのベテラン男優陣と、江 部 孝 子、斎藤美恵子ら女優陣もしっかり脇を固めています。
また、堀 英敏が神竜の声を、槇  淳子がケイコの声をアフレコしています。

製作・脚本・撮影・監督は、ハードボイルド大好きの、たかはしよしひで。
企画・構成・撮影は、南雲正明。

あきらかに300円のおもちゃと分かる銃を撃ち、音声や音楽の不明瞭にもめげず、画面せましと大暴れしている「みちのくローカルエキサイティング・アクション」の熱い思いが炸裂します。
信じられないかもしれませんが、登場人物名は、漫才師からいただいております。
タイトルの 「HARDEST DAY」は、松田優作のアルバムから。
そして、この作品は、和製ハードボイルドの金字塔を確立された、村川 透監督と、松田優作氏の作品『最も危険な遊技』シリーズや、『蘇る金狼』等の影響を色濃く受けて制作されております。


(1981年劇場公開作品/上映時間54分)
神竜は、狙撃して一気に敵を片づけてしまう

逃げるドラッグの売人のバイクを追跡する山村刑事の車
(撮影は、まだ工事中だった桜田地内)

だが売人も狙撃されてしまう

荒川は取引の金を準備する

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