■前置き |
斑鳩DC版が出ることを聞いてすぐさま買ったDC用アーケードスティック。
標準のコントローラはあまりにシューティングには不向きなため、これの購入は必至でしょう。
しかし!アーケードでは大手のセガから出ている割には、このコントローラも出来が悪い!
ボタン部分は申し分ないのですが、レバーが最悪。どうやら、レバーの軸が他のモノより長いらしく、
レバーがニュートラルに戻る際の反動が大きすぎて反対側にも入力が入ってしまうのです。
これでは結局、緻密な操作を要求されるシューティングには不向きといえます。
しかも、30時間も使う前に下が効かなくなってしまいました。高いお金を払ったというのに〜・・・
このままではあまりにツライのでどうにかならないかと思い、インターネットで調べたところ、
yosshyさんのHPの1コーナー『DCアーケードスティック改造講座』に辿り着くことが出来ました。
実際にアーケード筐体に使われている三和電子製スティックと交換してしまおうという夢の講座です☆
これぞ私の求めていたモノ!ヘタに修理するより明らかにこちらの方が有益と言えましょう。
(セガに問い合わせたところ、修理するより新しいの買った方が良さそうな感じでした。)
そういうことで改造に手を出すことになったのですが、
情報があるとは言え、こういう改造は初めてなのでかなりドキドキしたものです。
しかも改造初心者のクセに、yosshyさんの手順に変更を加えたもんですから更にどっきどきどん☆
このコーナーでは、私がどういう手順でやったかを見て笑うなりして楽しんでください(爆)
yosshyさんのHP『ザ・ウェイ・オブ・ジ・インターセプティング・フィスト』では、
改造の他にも、ゲームの歴史・情報が大変良くまとまっているので勉強になりますよ♪
■レバー購入 |
先ずは肝心なパーツ、JLF-TP-8Y(レバー)とそれをコントローラ本体に繋げるJLF-H(ハーネス)を
三和電子のHPで通信販売で購入しました。送料込みで約3800円です。2日で届きましたよ♪
配送先によって送料はかなり変わってきます。手数料・消費税など含めたら約1300円でした(T-T)
他のパーツ屋も少し調べてみましたが、ハーネスを扱っていなかったりしたので、
素直に三和電子で買うのが良いかと思います。因みに、商品カタログも付いてきました。
ケースの内部に隠れるというのに、なかなかカッコイイデザインです。見えないオシャレってやつ?
■レバーの台座を削る |
レバーが届いたので早速改造開始です☆
コントローラ本体の裏蓋を外して壊れてしまったレバーを取り外しました。
長いネジで4ヶ所留めてあります。ここは問題なく終了。
三和電子製のレバーはそのままでは取り付けられないので、
コントローラ本体の台座を少し削り取る必要があります。
ケーブル・基板・ビジュアルメモリのソケット部分は削るのに邪魔なので外しました。
先に基板を外さないと、ソケット部分が取れないようになっている様です。
台座の突起部分をペンチ(だっけ?)で挟んで、グリグリして取り除きました。
ネジ穴部分4つと左右のカベの真ん中当たりを取り除けばOKです。
・・・もう後には退けません。びくびく。
ある程度取り除いたので、今度は金ヤスリで平らになるまで整えました。
これが結構、時間と手間と労力が要ります。結構疲れました。
休憩も兼ねて、ちゃんと置けるかのチェ〜ック。良い感じですね☆
■レバーを固定するネジ穴を空ける |
次に、新しいレバーを本体に固定するためのネジ穴(直径3mm)を空けます。
※ここは慎重に行いましょう。場合によっては修正が大変になります。何より美しくない!
(写真撮り忘れ(爆))
三和電子製レバーの透明なカバーと基板部分を外してから、台座と平行になるように真ん中に置き、
4隅にあるネジ穴にペンを突っ込んで、台座の方に穴の位置をマーキングしました。
マーキングした所を、写真の様なキリやドリル状のアレを使って穴を掘りました。
ある程度掘れたら、先の丸い金ヤスリを突っ込んでグリグリ回していれば穴が大きくなります。
まあこんな感じです。これも結構てまひまかかりました。
・・・ちょっと歪んでる?気のせいです。
表から見るとこんな感じです。
表のフタを外すには特殊なドライバが必要ですが、
Tack!さんがたまたま持ってたマイナスドライバでたまたま開けることが出来ました。
あのドライバはなかなか高価なので、買わずに済んで助かりましたよ〜。
■レバーを台座に取り付ける |
グッデイ(ホームセンター)で買ってきた直径3mm×長さ10mmのネジの出番です。
ボルトとナットとドーナツ状のアレが10セットで100円位でした。
これを買う為だけに徒歩で往復50分です。田舎ってステキ☆(自転車は坂が多いので死ねます。)
台座にレバーを置いて、4つのネジ穴にネジを通し表側からナットで固定しました。
ナットが回しにくかったので、ある程度ネジがハマってから
ナットをしっかり抑えた状態でネジ側を回すと、しかっり固定されました。
台座への取り付けが終わったので、基板・ソケットを元通りにしました。
さあ、次はいよいよハーネスの改造と接続です!
■ハーネスの改造・接続 |
アーケードスティックに元々付いていたレバーから、ハーネスを奪い取りました。
見るも無惨な姿になってしまいましたが、あなたの事は忘れません。4割方。
奪い取ったハーネスのケーブルを、中身が先から5mmくらい見える程度
ラジオペンチやハサミ等を使って取り除きました。
・・・黒がちょっと短い?気のせいです。
(ハーネスをレバーから切り取るときに、根本からいったのはこれを恐れていたからですね)
ここからが一番の難所でした・・・。
純正ハーネスと三和電子製ハーネスを接続しなくてはならないのですが、別メーカーなので
ケーブルの色が違いますし、電気信号も合っているかどうかは分かりません。
yosshyさん所の情報通りに接続すればちゃんと動作するのですが、
あの方法ではケースを支える柱を削る必要があるのです。
個人的にそれがイヤなのですね(^^;
yosshyさんの場合/ハーネスのコネクタが柱に当たります。
今更ですが、ハーネス繋げても柱にコネクタ当たらないかも・・・(ぉ
私の場合/これなら柱を削らずに済みますが・・・
操作が90度傾くので、それに応じて配線も変える必要があります。
そこで、yosshyさんの接続方法で繋いだ後、1本1本外しては
どの色がどの操作に当たるのかを調べていきました。
そもそも、操作するのは上下左右の4つなのになんで5本もあるのかと思ったら、
1本はアースと言って、電気の流れを安定させる役目がある様です。
ボタンの方を見てみると、どのボタンにも黒いケーブルが繋がっていますよね。
だからきっと黒色がアースなのだろうと勝手に思い込むことにしました。
調べた結果は下の表の通りです♪
三和ハーネス | 純正ハーネス | 対応する操作 |
オレンジ | 茶 | 上 |
赤 | オレンジ | 下 |
黄 | 黄 | 左 |
緑 | 赤 | 右 |
黒 | 黒 | アース |
ちゃんと動くかどうかを『斑鳩』でチェックした後、テープで固定しました。
私は半田こてを持っていないのでお互いを結んでテープで留めただけですが、
出来れば半田を使ってしっかりと固定した方が良いと思います。
この結び方の方がしっかり繋がりますが、ダサイよね?
■仕上げ |
ケーブルの接続が完了したあと、念のためもう一度動作チェックしましたが
何も問題が無かったので、線の流れを整えてフタを閉めることにしました。
う〜ん壮観ですね☆いえーい(≧▽≦)
レバー軸のお尻の溝にマイナスドライバを入れて、
レバーのボールをしっかりと固定すると、プレイ中にボールが外れたりしなくなる様です。
アーバン(ゲーセン)の店員さんがやってるのを盗み見ました♪この為の溝だったんですね。
最後に、フタを閉めて出来上がりです☆やったね♪
・・・フタがなんか違う?気のせいです。
コントローラの完成を彼も心から喜んでいるようです。ゆんゆん♪(謎)
■最後に・・・ |
見にくい画像ばかりで無駄に重いページなってしまいましたが、以上で終了です。
『写真が見にくいんじゃボケ(▼△▼メ)』
『もっと簡潔にまとめやがれ、こん畜生』などありましたら、
お気軽にメールでご報告下さいね♪どんどん改善していけたらいいなと思っています。
ここまで読んでいただきありがとうございました☆
最後に、この改造でお世話になったyosshyさんとTack!さんに乾杯☆
>『GCでDCアケステを使おう♪』へGo♪(2004/05/19追記)
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