スペリオルドラゴンについての考察

 スペリオルドラゴンとは、スダ・ドアカ・ワールドに於ける12神の1人である。他の神、創造神イシュタ、邪神ガイアス、古代神バロックガン以外の姿、名称等が一切不明な為、かの神が12神の中でどの様な立場におり、どの様な力を司っていたのかは不明。おそらく、地上世界の管理責任者的存在だったのではないかと思われるが……。
 そして、"スペリオルドラゴン"とは、それだけでは完全体ではなく、彼の守護龍・カイザーワイバーンと共にある事で、スペリオルカイザーとしての真の姿と力を著すのである。この事実が判明したのは、『黄金神話(ゴールドサーガ)』の時代であり、それ迄は、スペリオルドラゴンが"黄金の龍の神"そのものとして崇められていたらしい。

 ……と、まあ、堅苦しい書き方は此処迄にしましょう。苦手だし。
 元々、スペドラっていうのは、完全なる黄金神・スペリオルカイザーだった訳です。それが、スダ・ドアカの形成が始まるうーんと昔、創世の時代っていう位だから、本当に気の遠くなる程昔っすね、に、古代神とのガン飛ばし合いから大喧嘩になって、しまいにゃ相手を封印したんですわ。それが元で、彼は自らの力の権現、多分、力の増幅器だか触媒だかと言える存在とのユナイト(平たく言うと融合)を維持出来なくなり、別々にならざるを得なかった。もしくは、そうなるよう仕向けられたか。
 で、その後、時間的な流れがイマイチ判りませんが、更に力のバランスを失ったスペドラは、龍族・ブラックドラゴン、MS族・騎士ガンダムの2つの存在に分かれてしまい、記憶と力を失ってスダ・ドアカの地上世界へ落ちてしまった。
 彼は完全体に戻る為のパーツの1部、三種の神器を入手。そして、互いに惹かれ合う様な戦いの後、バーサル騎士ガンダムとネオブラックドラゴンは再び1つの存在、騎士スペリオルドラゴンへと生まれ変わります。
 天空、と言うか、何処へ還ったかは判りませんが、彼はそこで暫く力を溜めていたか、眠りに就いていたか、直接力を発揮出来ない状況にいたのではないかと思われます。神の国、ブリティス王国の戦禍に対し、彼も、そして他の神も力を貸した形跡がないからです。お膝下過ぎて見えてなかったのかも知れないですけれどね(その可能性は大だよな〜)。近すぎて、返って力の行使が危険という事もあるしね。
 その後、スペリオルドラゴンは大なり小なり、その力をスダ・ドアカの民に分け与えています。この世界、神様の力は有限なんでしょうね。黄金神話(ゴールドサーガ)の時代、彼は太陽の異常膨張を食い止める為、遂に最後の力を使い果たしてしまいましたから。
 彼の命が消えた事で、カイザーワイバーンは暗黒卿(ダークロード)の手で暴龍となり、蘇ってしまいます。その後、暴龍は超光騎士(ハイパーナイト)バトルシャインの中に主の姿を見(黄金魂(ゴールドスピリッツ)の為と思われる)、彼を受け入れ、浄化される。そして遂に自らの主・スペリオルドラゴンと再会を果たします。しかし、主は魔に魂を洗われ、悪神となってしまっていた。彼は、暴龍と太陽騎士ゴッドガンダムがユナイトした太陽神ゴッドカイザーに浄化され、そして真の黄金神・スペリオルカイザーの姿を取り戻すのです。
 だがその後、彼が死んでいる間に古代神の封印が緩み、そのリバースパワー及び弱体化した自らの力、着々と力を蓄えていたであろう古代神により、彼は自ら動く事が出来なくなってしまいます(もしかしたら、最後にマスターの魂が向かった場所って、本当は古代神の所だったのかも。デスペリオル三魔卿だって古代機兵だったし)。封印っていうものは、必ず揺り返しが本体へ戻りますからね〜。都合のいいモノではないんですよね。
 その後は、鎧闘神のカードをちゃんと集めて裏書きを読んだ人ならお判りの通り。神と神との代理戦争勃発。

 ラストは遂に語られませんでしたが、神様がいなくなる結末か、もしくはウイングが鎧闘神として新たな神になるかのどっちかかなと思いました。コミック版……うーん、イヤじゃないんですが、すんごく端折っていたから、納得が出来ないんですよ。スダ・ドアカの他の国の守護神(守護獣)や、他の神様――イシュタやガイアスはどうなのかとか、精霊や、神の力を有する兵器(旧シャッフル騎士団の機兵)、そして神の一部とも言うべきシャッフル騎士団(ナイツ)の扱いとか。今迄のシリーズもそうですが、カードダスとコミック版、結構違いますよね。ラストだけ一緒で、展開が違ったり、ラストがちょっと違ってたり。機甲神のラストなんて、ちょっとどころかかなり違うもの。カードダスは逆襲のシャアのオマージュだったけれど、コミック版には重要キャラクターの騎士シャアが出ていないし(ラストバトルに参加する筈のキャラクターなのに!)。
 SDガンダムはあくまでも子供達が楽しむ様にと考え出された世界で、特に外伝は『ラクロアの勇者編』の後、設定を付け足していった様な作りだし、その辺をつつくとアラが出るのは仕方がないですね。政治・経済はどーなってるのかとか、MS族と人間族の共存問題とか。同人上で個人設定考えるにしても、どこ迄を自分設定にしたらいいのか判らなくなる事もあるし。

 補足になりますが、騎士ガンダムの持つ銀の楯、これは、武者の頑駄無真悪参(マーク3)が、頑駄無城から盗んで持っていた物と同じです。彼は、落雷と共に武者ワールドから姿を消し、記憶を無くしてスダ・ドアカに現われた、という話が"オフィシャル"設定として存在しています(事典内を参照)。
 騎士ガンダムの元のモデルは、ガンダムマーク3です。
 偶然にしては、面白い設定だと思いませんか?
 他にも、戦国伝と外伝は様々な部分でリンクしているので、興味のある方は調べてみては如何でしょう。

補足2 神の力を持つ者に取って、時間の流れは意味がないようです。コトバの選び方がヘタクソなので、上手く説明出来ませんが、物事の本質を見抜く力は、時間と空間、そして外殻には左右されないと言う事です。

HIROMI/WATANABE 1997/10



 
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