黒猫は見ていた

疑惑4:どことなく幽遊白書に似てるかも?

調査した結果、幽遊白書と黒猫で類似したシーンを挙げる。特に3は必見である。ただここに 挙げてある比較のうちで「盗作」であるとは言い切れないものが大半であることは承知している。しかし、矢吹氏の漫画に対する姿勢を見る為には「既存の構図・設定を流用していたのではないか」と論じる事も必要なのではないかと思う。構図の模写は黙認されることが多いかもしれないが「良いこと」とは言えないのではないか?それは独自の構図を編み出すことこそが漫画の表現を進歩させていく要因であるからだと考えるのだが、皆様はどう思われるだろうか。

1.蟲(設定)


左は黒猫2巻P127よりリンスがシキの気で出来た蟲(傀儡蜂)に刺され、追い払うシーン。

右は幽遊白書14巻P56,55より。柳沢と室田が医師(ドクター)神谷の念で作ったウイルス(見た目は魔界の虫)に刺され、叩き潰すがウイルスに侵されるシーン。
何もかも良く似ているが、偶然なのだろうか?

2.医師(能力)


黒猫2巻P208,209よりドクター(と仲間内では呼ばれているらしい)が内気功でトレインの腕を接着するシーン、幽白14巻P84より幽助に切断された腕を結合手術によって復活させるドクター(能力の名前)
共通するのは名前と能力の他に指の形。きっとこれは偶然だろうが・・・(莫大な治療費を請求するところだ・・・というくだりはハンターハンターでマチが莫大な治療費を請求したのを参考にしたような気も・・・気のせいか?)

3.絵(模写)


黒猫5巻P119ウドニーを殴り倒すイヴ。
矢吹氏はジャンプ誌上で「構図はカッコいいのを探」すのが良い構図をつくりだすコツであると発言していたようだが・・・

幽白13巻P40幽助を張り倒す螢子。
女子に倒される大の男という状況はありがちである。しかし地面に叩き付けられることを強調したこの構図はありふれたものではないのではないか。氏の発言はこの構図を示していたのではないか。

4.構図(似てるかな?)


黒猫5P40,41巻天使の像を斬るクリード

幽白18巻P14,15より石像を斬る飛影

天使の像を天界戦争での神に見立て、革命の決意を示す為に切った。

相手の底知れぬ強さに苛立ち、恐れを断ち切るように像を斬って剣を鞘に戻した

ズズズズ・・・と断面からずり落ちていく

ズズと断面からずり落ちていく
アングルなどに微妙な違いが認められるものの、コマの配置はほぼ同じで、かなり似ている。

5.構図(真似かな?)

黒猫9巻P63より人狼が殴られるシーン。幽遊白書12巻P97より戸愚呂が殴られるシーン。
ド×4。描き文字の見た目(黒文字にホワイトの飛沫)。人物のポーズ(左右反転)。どちらも反撃する暇も与えずに殴りつづけると言う 点で状況も似ているが、これをパクリと言えば言い過ぎか?ポーズまで同じなのが気に掛かる。違う個所―狼男らしく長い舌が飛び出ている―に工夫が見出されるのでそのままとは言えないかもしれないが。(冨樫氏がこのような構図にしたのはバトル描写の未熟さを隠し迫力で押し切るためではないかと考えられ、矢吹氏もその点では同類なので確かに参考にはなるだろうが・・・どうせならもっと上手いバトル漫画を読むか本物の格闘技を見て勉強すればいいのに)

6.その他疑惑

●垂金権造&坂下のキャラデザインがトルネオ・ルドマン&フリットのキャラデザインに似ている。おまけに垂金編はトルネオ編の雰囲気に酷似している。
●城(闘技場)が自爆するシーンがそっくり。
上記疑惑は疑惑のページにまとめてあるのでご覧下さい。

7.クランツ=牙野?


10巻P187より

11巻P171より
上コマの絵が似ているが、横顔だから仕方ないとも言える。下コマより設定の類似が読み取れる。牙野は健常者だが嗅覚・視覚・聴覚も絶つことで触覚に集中することができるようになる。クランツは盲目で触覚・聴覚のみで攻撃を感知する。ちなみにクランツの設定は単行本で初出(補足)。

幽遊白書4巻P32より
ヘルメットの共通点は目鼻耳を覆い頭部に密着するデザインで、顎紐(ベルト)で固定、後ろ髪がはみ出す。装飾はかなり異なっている。
牙野は武道家で内気功(マッスル)のような技を使う。丈夫な胴着を着ている(露出度高め)。
クランツは(振動)ナイフ使いでスーツを着ている(顔と手のみ露出)。
ヘルメットを被らせる戦術的な必然性がなくとも(防具、性格付け)パクリと決め付けるのはやや短絡的か。ヘルメットの存在意義が薄いことが疑惑の元となることは理解できるが・・・参考にしたかもしれないが、非難すべきレベルではないだろう。

8.構図(見開き)


黒猫WJ2003年5号P360〜362

幽白12巻P179〜181
見開きでトレインがクリードを殴り飛ばしたシーン。
見開きの構図、主人公のポーズ、足元、流れが似ている。
コマの使い方や前後の描写、敵のポーズはあまり似ていない。
見開きで幽助が戸愚呂(弟)を殴り飛ばしたシーン。
幽助を左右反転し、重ね合わせるとトレースはしていないことが分かった。偶然似た可能性はあるものの、肩から背中にかける線(筋肉の描写)がとてもよく似ていることから模写したことが窺える。以下細部拡大画像にて比較。

出典

幽遊白書12〜14・18巻、BLACK CAT2・3・5・9〜11巻、WJ2003年5号
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