■ L A S T E X I L E(2クール) ■

原作・企画・制作・シリーズ構成:GONZO 原作・監督・脚本・シリーズ構成:千明孝一
キャラ原案:村田蓮爾 脚本:冨岡淳広神山修一山下友弘
プロダクションデザイン:前田真宏小林誠 レイアウトデザイン:うえだひとし
キャラデザイン:堀内修ムラオミノル田中雄一
音楽:Dolce Triade OP/ED:沖野俊太郎/Hitomi黒石ひとみ
声:浅野まゆみ斉藤千和白木杏奈森川智之喜多村英梨野田順子半場友恵
公式サイト:http://www.jvcmusic.co.jp/m-serve/last-exile/



第14話【エテュード・ラヴィ】★★★★★☆

2003.8.25

■概要

ウルバヌスの攻撃を受け、腐海に沈んでいたシルヴァーナでは艦の修復が急ピッチで進められていた。

そんな中、攻撃を受けた際、ショックで気を失ってしまったラヴィは

クラウスと過ごした幼い頃の記憶を夢にみる。

クラウスの父とラヴィの父はヴァンシップのパイロットとナヴィという関係で

家が隣同士だったクラウスとラヴィは幼い頃から彼らの背中をみて育ったのだ。

ナヴィとパイロットの訓練を父たちから教授されたクラウスたちは

父が任務の途中で死んだと聞かされたあと、

その意思を継いでいつかグランドストリームを越えることを胸に誓う。

まずは空を飛ぶための訓練、それから、家を売り払い、運び屋の仕事を始める二人。

ラヴィの記憶の中にはどんなときでも幼馴染のクラウスの姿があるのだった。

■感想

ここらで小休止。今まで気になっていたものの決して語られることのなかった回想シーンで

クラウスとラヴィの生い立ちが詳細に描かれていましたな。

彼らはヴァンシップを生活の糧にする父親たちの背中をみて育ったために

自分たちもヴァンシップ乗りを目指すことが自然と人生の目標になっていたのでしょう。

アルのお気に入りの山羊の人形が、実は幼い頃、アレックスがラヴィに手渡したものだったということで

いたるところで様々な因果が絡み合っているようですね(笑)

グランドストリームでのクラウスの父たちの最期を大仰なセリフなどで派手に演出することなく、

セリフなし、真に迫った表情を通して描かれていたのにはスタッフの力量を感じました。



第15話【フェアリー・チェス】★★★★☆☆

2003.8.25

■概要

無事救出され、シルヴァーナに戻ってきたクラウスとタチアナだったが、

タチアナはいつもとどこか雰囲気が違っていた。クラウスの服を着て戻ってきたタチアナの姿をみて

二人の間に何かあったのだと思ったラヴィは落ち込んで自室にこもってしまう。

一方、二人の女を悩ませている自覚が全くないクラウスは

自分たちが住んでいたノルキアが陥落した報を受け、

さすがにショックを隠せないようだった。そんなとき、ディーオがクラウスとラヴィの父親たちの写真を

アレックスの自室で見つけたと証拠の写真を見せられ、クラウスは驚愕する。

何故、この写真がこんなところにあるのだ?早速、アレックスに事の真相を問い詰めにいくが、

彼はあっさり真実を暴露。クラウスとラヴィが自分の父親たちのものだと思い込んでいたヴァンシップは

実はアレックスのものであること、共にグランドストリームに挑んだものの

クラウスやラヴィの父親はギルドの手によって命を奪われ、

また、自分も最愛の人を失ったことをアレックスは淡々と語るのであった。

彼の話によるとエグザイルの鍵はギルドの権威を裏付けるものであり、この世界を覆す力でもあるという。

アレックスはギルドに対する復讐ではなく、

世界を変えるためにギルドが守護してきたエグザイルを自らの手で沈めることが

最終的な目標であり、その鍵となるのがアルの存在だというが・・・

■感想

あれ、いつのまにクラウスのやつ、タチアナのフラグ立てたんだ?(笑)

前々回ではお互いの過去を互いに告白して互いの立場というものを理解しあっただけで

恋愛に発展するとまではいかなった気がするんですが。ラヴィが夢みてる間に何かあったんでしょうか?

う〜ん。よく分からん・・

デュシスの移民カプセルの存在だけでノルキア陥落の事実をそれとなく説明しようとした構成の拙さが

ここでも浮き彫りになってますね。いろいろ話が進行しているとはいえ、アナトレーサイドとギルドサイド間で

どういった思惑が交差しているのかもよく分かりませんし、

開戦が迫っているといわれてもいまいち緊張感が持てないです。

せいぜい国を破滅させるしか能がない皇帝とそれを支える苦労屋の宰相という印象が関の山です。

アレックスがクラウスの詰問に対して、あっさり真実を伝えたことも拍子抜けですし、

あれだったらクラウスのいうとおり、早期の内に伝えておけばよかったんじゃないかなぁ。

それにしてもソフィアがアナトレーのプリンセスだったとはね・・・

それほどの地位にある御仁がなんでシルヴァーナみたいな海賊船同様の艦の副官なんかやってるのかが

気になりましたが、いきなりクラウスとキスするとは・・・・

アレックスは諦めてクラウスに鞍替えってやつですか?(笑)

マエストロ・デルフィーネといい、分からないことだらけだ・・



第16話【ブレーク・スルー】★★★★★☆

2003.8.25

■概要

プリンセスとしてアナトレーに戻ったソフィア。

クラウスは昨夜ソフィアとキスをしたことが忘れられず、ディーオに心の乱れを指摘される。

ソフィアが抜けたことで何か思うことがあったのか、モランは自分もシルヴァーナから降りるべきなのでは

と思い直し、タチアナに告白することで一緒に艦を降りようとするが、見事玉砕する(笑)

アルに昨夜どこにいたのかを指摘されたクラウスは自分がソフィアのことで心揺れていることを自覚し、

アレックスに何故、ソフィアを止めてくれなかったのかと抗議するが、

アレックスに「お前は何も分かっていない」と一蹴されてしまう。

アレックスはタチアナのことなどお構いなしに

過去に自らの最愛の人であるユーリスを失わせたギルドに復讐を果たそうとしていた。

アレックスの意図を汲み取ったタチアナはクラウスにラヴィと共に艦を降りるよう勧める。

クラウスがタチアナは何故、艦を降りないのかと問うと

「私の居場所はここしかないから。」とタチアナは自嘲的な笑みを浮かべ、答える。

その頃、帝都ではアナトレーに追い詰められたデュシスが玉砕覚悟で攻め込んできていた。

炎上する帝都。和平を唱えるソフィアは皇帝に軟禁されていたが、

穏健派の宰相であるマリウスが皇帝と刺しちがえたことにより、皇位はソフィアの元に移る。

しかし、帝都に君臨するデュシス残存艦隊といい、戦火は広がる一方だった。

そしてラヴィに一人で艦を降りるよう勧めたクラウスは逆にラヴィに説得されてしまうかたちに(笑)

■感想

今までばらばらに散らばっていた伏線の数々が徐々に繋がりはじめたといったところですかね。

プリンセスでソフィアが皇位についたことでアナトレー軍はデュシスとの和平を叫ぶ穏健派と

徹底抗戦を主張する旧皇帝に属する過激派に分かれるんでしょうね。

まぁ、使者を斬られてあれだけ追いつめられたデュシスが

そんなに容易く和平に応じるとも思えないんですが。

既に帝都も制圧されかかってるわけだし(爆)

で、改めてウルバヌス艦長に返り咲いたヴィンセントは「頼れる男だからですッ!」

の一言で今まで希薄だった自身の存在感をこれでもかッ!といった具合にアピールしてくれたんですが、

過去にとらわれ、全身から殊勝な雰囲気をかもし出しているアレックスと比べると

ソフィアがどちらを選ぶかは一目瞭然ですね(苦笑)

まぁ、ソフィアの帰還艇を危うく撃ち落とすところだった能無し艦長(ウルバヌス新任艦長)(爆)には

誰の目から見てもウルバヌスは宝の持ち腐れだったんで、無事、

ヴィンセントが復帰してくれて清清しました(笑)

「虫ケラどもが騒々しいこと・・・」と実に上品な物言いだったディルフィーネ君はいかにも私がラスボスです

と自己顕示欲満々の表情をたたえていましたが、相変わらず性格は良くなさそうですねー。

弟のディーオにも見限られてるっぽいし。



第17話【メイキング・マテリアル】★★☆☆☆☆

2003.8.25

■概要

皇帝亡きあと、皇位についたソフィアはウルバヌスに乗艦していた。

帝都に君臨するデュシス残存艦隊を前にして

アナトレー軍内部では和平を叫ぶ者と徹底抗戦を主張する者に二分されていた。

和平派のソフィアは全軍即時停戦を命ずる。反対派にウルバヌスが撃沈されそうになるものの

同艦艦長のヴィンセントにより事なきを得る。そうこうしているうちにマドセイン艦隊が到着。

デュシス艦隊はウルバヌスとマドセイン艦隊に挟み込まれるかたちに。

だが、デュシスの司令官はアナトレー側に戦闘の意思がないことを見て取り、

残存艦隊に全軍一時撤退を命じる。

ソフィアはデュシスの司令官との会談に臨む意思があることをマドセインとヴィンセントに告げる。

アナトレーとデュシス。ここにきて両国が生き残る可能性が試されようとしていた。

そんな両国の動きをよそにギルドに攻め込むことを決意したアレックスは

シルヴァーナの物資の補給と船体の修復作業を行うために

進路をホライゾンケープに向ける。

満身創痍のシルヴァーナ。艦内に緊迫した空気が流れる中、モランは自分の居場所を再び、

銃兵に求める。一方、ラヴィにきつく言われたことで落ち込んでいたクラウスは

タチアナの気遣いにも耳を貸そうとせず、八つ当たりまでする始末。

クラウスはラヴィやソフィアのこともあり、ヴァンシップ乗りを辞めて戦闘機乗りに転向しようとしていた。

とはいえ、幼い頃から抱いてきた空への思いをそんなに簡単に捨て去ることはできず、

鬱々とした日々を送っていたのだ。

そんなクラウスの決心が固まる前にシルヴァーナはホライゾンケープに到着。

ギルドのユニット攻略の特殊部隊専用の訓練場と化しているホライゾンケープでは

ヴァンシップをギルドとの空中戦に実用化しようという動きが。

そのためアナトレーのヴァンシップ乗りはそのほとんどが

各地でスカウトされていた。

ラヴィと気まずくて話すことができないクラウスはアルに心の迷いを指摘される。

アルと一緒にホライゾンケープの地に降り立ったクラウスは

アルのことを託して死んでいった運び屋ラルフの兄に出会う。

また、ノルキアにいた頃のヴァンシップ乗りの仲間たちとも再会。

途中でお呼びがかかったラヴィも交えて全員、談笑に興じる。

クラウスとラヴィはここのスポンサーがマドセインであること、

ミナギス海戦で戦場でヴァンシップが活躍したことをヒントに

ギルド攻撃の主力にヴァンシップを採用したことを知らされる。

ミナギス海戦で活躍したヴァンシップとはクラウスたちのことだったのだ。

あれほど戦争の道具にするのを嫌がっていた

ヴァンシップを不本意ながら戦争に巻き込んでしまったことを涙を流して悔やむクラウスとラヴィ。

■感想

う〜ん。今まであえて指摘せず、甘く評価してきたんですが、

内容がこれっぽちも共感できるもんじゃありません。

デュシスのノルキア制圧も唐突で脈絡がなさすぎたし、

そもそも何故、デュシスとアナトレーが争っているのかも分からない。

双方に何の思惑もない戦争なんて緊迫感ゼロですよ。

両国の背後にいるギルドに関してもディーオの姉は一体何がやりたいのかさっぱりだし、

「ユニット」だの「ミステリオン」だの思わせぶりなセリフや用語をちらつかせても

それらが内容に繋がっていっていないんですね。

「エグザイル」の鍵であるアルの存在も相変わらず闇に包まれたままだし、

クラウスの葛藤なんてどうでもいいからせめて彼女の方を充実させてくれ(笑)

そんでもってそれぞれのキャラクターたちが生きている世界、それぞれの思惑が絡み合う基盤が

説明不充分で揺らいでいるため、キャラの心理描写なども全く描かれていません。

ただ、それぞれの個性をもったキャラが思わせぶりなセリフで

作品設定や世界観を淡々と説明しているだけ。

例えるなら役者と舞台が切り離されて別々に存在しているような感じ。

完全にキャラが死んでます。

伏線張るだけ張っておいてあとでそれが全部消化できるかは分からないけど、まぁ、何とかなるだろ、とか

察しのいい視聴者ならあとでネットなり、雑誌なりで情報を補完してくれるだろ、みたいな

スタッフ側の妥協的な一面がひしひしと感じられるような・・・気のせいじゃないはず(笑)

あらすじ見てみると、さも内容がぎっしり詰まってそうだけど、

これだってあちこちから集めてきた情報や推測を元に

書いたものだからなぁ(_ _|||)

ストーリーが意味不明でキャラもいまいち何やってるか分からないアニメほどつまらないものはない。



第18話【プロモーション・ソフィア】★★★☆☆☆

2003.8.25

■概要

デュシスと友好の契を結ぶアナトレー。

現在の世界崩壊の要因はギルドの無策と怠惰が招いたもの、ということで

両国は同盟の盟主にソフィアを迎え、最大の反ギルド勢力となったのだった。

その一部始終を見ていたギルドの盟主・デルフィーネは

今回の両国の同盟を「アナトレーとデュシスの結婚式ね。」と茶化す。

一方、シルヴァーナの方にも新たな動きがあった。

自分たちのせいでヴァンシップを戦争に巻き込んでしまった

クラウスとラヴィはこのまま艦に残ることを決意する。元は銃兵から整備士として艦に乗り込んだ

モランは自分の生き様を戦場に求め、再び、兵士としてギルドのユニット奪還に向かう。

タチアナは途中、抜けたソフィアの穴を埋めるように副官の任につく。

そんな中でもギルドの2人組、ディーオ&ルシオラのコンビは相変わらずマイペースを貫いていた。

整備長にギルドがどんな場所かと訊かれたルシオラは

「私にはマエストロとディーオ様が全て。それがギルドです。」とシラッとした口調で答える。

そして、ユニットを艦に組み込んだシルヴァーナにいよいよ出発の日がきた。

クラウスはアレックスにソフィアの戴冠式を祝福してほしいと言われ、ヴァンシップで先行することに。

無事、戴冠式が終わるかと思われていたその時、

真っ赤なバラの花びらを血の色さながらに大量に降らせる

マエストロ・デルフィーネが出現。これを宣戦布告と解釈したソフィアとは対照的に

ディーオはデルフィーネの出現に怯え、発狂。アレックスは我を忘れて攻撃を仕掛けようとする。

いつになく、感情的な二人をよそにマエストロは再び、天空の雲の上に上昇し、消えていった。

■感想

姉のデルフィーネの登場にすっかり我を忘れて暴走してしまったディーオとアレックス。

ともに暴走の要因は前者は“デルフィーネへの恐怖”、後者は“デルフィーネへの憎悪”

と互いに正反対といってもいい感情だったわけですが、ディーオは対ギルド戦のときが近づくにつれて

イライラし始め、今回、ルシオラやクラウスとの会話でやたら無邪気だったのも実は

努めて明るくふるまおうとしていただけという一種の伏線だったわけですな。

ディーオが姉のことを嫌っているのは過去の彼の言動から推測できたわけですが、

単に嫌ってるだけじゃなくて、恐れおののく対象なわけね(笑)

また、いつもは冷静沈着、ポーカーフェイスのアレックスが恋人の仇を目にした途端、

感情的になり、その表情が鬼のような形相に変化したというのも

いよいよ物語が佳境に入ってきた証拠なのだなぁと思ってみたり。

肝心の仇討ちの理由である女性の死が前回までにほとんど語られていないので

仇討ちの対象現れる→アレックスぶちキレるという相関の弱さがまずいくらい露呈していましたが、

あまり重厚なストーリーを追求する作品ではないと割り切って観てみると気が楽。



第19話【シシリアン・ディフェンス】★★★☆☆☆

2003.8.25

■概要

戴冠式を済ませたソフィアはウルバヌスに乗艦。艦に皇帝旗を掲げ、シルヴァーナに合流する。

シルヴァーナではデルフィーネの艦を目にして我を忘れた迂闊な行動をとってしまったことを反省して

アレックスが自室にこもっていた。ユニット制圧までの6日間のうちにグランドストリーム内にある

エグザイルを確保した後、デルフィーネに降伏を迫ることで合意したソフィアとアレックス。

ユニットをギルドに制御されることなく、グランドストリーム内を航行できるシルヴァーナとウルバヌスの

両艦でグランドストリーム越えに挑むことになる。

一方、エグザイルを確保するというソフィアの艦内放送を聞いたクラウスは

アルを一体、どうするつもりなのか、

とソフィアに直接、問い質しにいくが、アルがエグザイルを起動させるための鍵であり、

アナトレーとデュシス両国を平和に導く最後の希望なのだと教えられる。

アルは私が守るという心強い回答をもらったクラウスは気を良くしてラヴィに事の次第を告げるが、

ラヴィはクラウスが盲目的にソフィアの言葉を信じたことに呆れているようだ。

そんな中、ついにシルヴァーナとウルバヌスの両艦がグランドストリームに突入。

最新技術・無音航行で突き進む両艦。ウルバヌスの音響魚雷発射により、

ついにアナトレーとウルバヌスの命運をかけた作戦に火蓋が切られるのだった。

■感想

今まで完全放置プレイでただのマスコットキャラに成り下がっていたといっても過言ではないアルたんを

今回、無理矢理、話の中心に置いてきたので、

また、エグザイルをめぐって意味深な討論が繰り返されることに。

アルの出生や幼少の記憶などに関する話が全てベールに包まれているため、

エグザイルの話をここで急に持ち出されてもどうもぴんとこないんだよなぁ。

で、前回、姉の艦を見て取り乱しちゃったディーオ君。

彼の額にある誓約の印。ラヴィは「お花が嫌いな人もいるんだよ。」と言って

ディーオに拒絶されたアルを手懐けていたが、デルフィーネが降らせた真紅の花は

ギルドの青年男子でデルフィーネに生涯、忠誠を誓ったディーオにとってそんな軽い意味では

済まされないほど何か業の深いものなのでしょう。実際、誓約の儀式まであと6日と

意味深なセリフを漏らしていたことだし、シルヴァーナに残りたいというディーオの本心とは裏腹に

デルフィーネへの忠誠心がそれに勝ってくるのかもしれない。そうなったらディーオは・・・

シルヴァーナ、クラウスたちに牙を剥く可能性は充分、考えられます。

そこでディーオをいつも傍で支えてきたルシオラの出番ということになるのでしょう。

ディーオやマエストロのために自分の全てを捧げるというルシオラが取るべき道は果たしてディーオか、

それとも姉のデルフィーネか。キャスリング・ルシオラとしての資質が問われることになるでしょうね。



第20話【グランドストリーム】★★★☆☆☆

2003.8.25

■概要

ついにシルヴァーナ、ウルバヌス両艦によるエグザイル捕獲作戦が開始された。

ヴァンシップ隊1番機にタチアナとアリスティア、5番機にはクラウスとそのナヴィ役として

ディーオが指名されるが、誓約の儀式を目前に控えたディーオはデルフィーネのいる空は飛びたくないと

棄権する。シルヴァーナはウルバヌスの発射した音響魚雷により、エグザイルの起動音を探るが、

その間にギルド側もユニット強制離脱でアナトレー、デュシスの艦を次々に沈めていく。

それでもギルドの誓約の儀式が始まる山羊月13日までは手が出せないのだ。

それも全てソフィアを乗せたシルヴァーナとウルバヌスがエグザイルを捕獲、運用できるかにかかっている。

そんなときシルヴァーナの艦内ではいつもの面々がディーオの誕生日を祝うパーティーを開いていた。

ディーオのためにケーキを作ったアルや思い思いにプレゼントを贈るクラウスやラヴィ、整備班の面々に

囲まれ、初めて、誕生パーティーというものを味わったディーオは「こんな誕生週なら何度きても嬉しいよ。」

本当に嬉しそうな顔をする。

そしてすっかり上機嫌になったディーオは、クラウスのナヴィ役を快く引き受けることに。

グランドストリームに詳しいディーオの力を得たクラウスは途中、エグザイルの防衛本能に阻まれるものの

見事、エグザイルを捕らえることに成功する。

だが、そこにデルフィーネの命を受けてディーオの回収にきたギルドの部隊が現れて・・・

■感想

今回のやわらかい感じの作画は良かった。アルたんとかディーオとか顔が丸めで

色彩もパステルっぽくて先週とは完全に別物でしたね。

で、いつの間にやらディーオがシルヴァーナに欠かせない要員になっていてびっくり。

誕生週という試練を迎えるディーオに対しての同情心からパーティーを開いたのかな?

などと思ってしまいましたが、最初はディーオのこと、あれほど嫌っていたアルたんまで

「ディーオ、ディーオ♪」言って懐いてるし。ディーオ自身も当初のプライド高いナルシスト系のやつから

純粋な子供っぽい明るさをもったムードメーカーとしてシルヴァーナになくてはならない存在に

成長していますし、前々から小出しの伏線はあったものの

今回のパーティーでようやくそれを実感できたというところですか。

エグザイルの意味、アレックスとソフィアの思惑のすれ違い、アルたんの夢に出てきた呪文、

など、お話の展開は相変わらず、思わせぶりで出し惜しみが多いので内容に関しては宙ぶらりん。

目下の期待としては次回、ディーオを回収しにきたルシオラ兄とルシオラの兄弟対決というところですか。

既に整備の方々には何人か死者が出てるっぽいですが(爆)



第21話【ルーク・ディーオ】★★★★☆☆

2003.8.30

■概要

エグザイルを捕獲したことで意気揚揚とシルヴァーナに戻るクラウス&ディーオ。

しかしシルヴァーナからの応答がなく、艦に戻っても誰一人として迎えがない。

不審に思った二人は艦内を捜索してみるが、厨房などはさっきまで人のいた気配がするものの

人っ子一人見つけることができない。

最後に探していない場所はブリッジのみになったところで「そこにも人がいなかったら

完全に幽霊船だね。」と楽天的な口調のディーオはブリッジにいる人影を見て戦慄する。

その人影とはディーオの姉であり、ギルドの最高権力者、そしてシルヴァーナの最大の標的である

マエストロ・デルフィーネその人だったのだ。

自分たちが艦に戻るまでにギルドの奇襲を受け、艦内を制圧されたということにようやく

気付いたクラウス。アレックスやソフィアなど一部のクルー以外は全員、

拘束されてしまっていた。

アルを手中に収め、ディーオを迎えにきたというマエストロはミュステリオンの行方を聞き出すために

どこかに潜んでいるアレックスをすぐに探し出すよう、部下たちに命令する。

そのとき、隙をついてタチアナとアリスティアはソフィアを乗せたヴァンシップで艦の外に脱出。

アレックスも陰からマエストロの首を狙って攻撃をしかけるが、ルシオラの兄・シカーダの手刀の前に

あっけなく倒れてしまう。アレックスにミュステリオンの居場所を聞き出すマエストロだが、

アレックスがなかなか口を割ろうとしないので拘束。アルやディーオともどもギルドまで

連行することに。クラウスもディーオの友達という名目で3人と共にギルドに向かう。

程なくしてギルドの城に到着したクラウスとアルはディーオやアレックスとは別に

マエストロ直々の丁重なもてなしを受ける。そしてそこに誓約の儀式を終えたディーオが現れる。

儀式を終え、風貌が変わった彼は以前の無邪気さを備えておらず、

人としての意思を失った人形のような顔をしていた。

■感想

前回のラストでディーオの親友であり、従者であるルシオラとマエストロに忠誠を誓う

側近でルシオラの兄でもあるシカーダの対決という伏線が張られていたので

てっきり今回はルシオラ、シカーダの兄弟対決の中でディーオを庇おうとした

ルシオラがシカーダの手にかかって死んでしまい、泣き崩れたディーオがギルドに連行される、

クラウスたちは呆然とするのみで己の無力さにやりきれない気分になる、

とかそんな運びになると思ってたら、実はルシオラとシカーダは陰で通じていたみたいて

ディーオがシルヴァーナにいるのを密告したのもルシオラみたいだし、

ディーオの従者とはいってもやはりマエストロへの忠誠心の方が勝っていて

「自分にとってはディーオが全て」という以前の言葉もディーオ個人ではなく、

「ギルド最高権力者のマエストロ閣下の弟君としてのディーオ」を指していたんだなぁ

と今さらながらに実感。彼が今後、体を張ってディーオを守るような行動に出る

可能性は低くなったものの後ろめたい気分もあったみたいで

案外、何の心理描写もない状態でマエストロを裏切ってディーオを助けるシーンもあったりするかも。

設定などは割としっかりしてる癖に個々のキャラの内面の描き込みができてないですからねぇ。

アレックスやソフィアが何考えて行動してるのかも伝わってこないし、

アルについてもマエストロとの関係が分かるセリフがディーオとの会話の中で多少はあったものの

アルがどういう環境のもとに育って、何故、エグザイルを起動させるような

特別な能力を持っているのか?ということについては相変わらず触れられていなかったし、

ギルドに舞台を移すのは完全に意表を突かれたけど、「誓約の儀式」だ「アゴーンの試練」だ

終幕に向けてやたらイベントを増やすばかりでラストまでに全部消化できるの?

という不安の方が先に立ちます。個人的に一番の懸案事項はクラウスが純粋なヴァンシップ乗りとして

ラヴィと再び、空に舞い上がるシーンがラストのここぞという見せ場で挿入されてくるかどうか、

ということなんですが、ここまでお預けをくらって何もなかったら駄作決定ですね(笑)


       `
第22話【クイーン・デルフィーネ】★★★☆☆☆

2003.9.5

■概要

ギルド艦の追撃から逃れたシルヴァーナはウルバヌスと合流。ディーオ、アル、クラウス、

アレックスがデルフィーネに連れ去られたことをソフィアに報告する整備班の面々。

一方、ギルドでは誓約の儀式を終えて人が変わってしまったディーオがデルフィーネの命

によりアゴーンの試練に挑もうとしていた。その実態は同じように誓約の儀式を終えた若者同士

による殺し合いで生き残った者ただ一人が次代のギルドの称号を得ることができるというものなのだ。

躊躇なく挑戦者を殺していくディーオを見てアルは悲鳴を上げる。そしてクラウスは

子供が見ている前で殺し合いをさせ微笑まで浮かべているデルフィーネにすぐに試練を止めさせるよう

頼むが、拒否される。そしてついにはアルまでもデルフィーネの手に堕ちた。

拷問を受けるアレックスが耐え切れずにミュステリオンを読んでいく中、それに共鳴する

アル、そしてエグザイル。覚醒したアルにもはやクラウスの声は届いていなかった。

■感想

ディーオが誓約の剣をめぐって過酷な殺し合いであるアゴーンの試練で勝ち残った、

という展開以外は大体、予想の範疇内。デルフィーネの手に堕ち、「自分」という個

を殺されてしまったディーオに続き、アレックスも。そしてついにはアルも

その犠牲者として名を連ねていく。

今までの苦しくも平和で楽しかった日々とはかけ離れた凄惨な光景。

クラウスはただ一人、「正気な人間」を許され、変わり果てた3人の姿を見ていることしかできない。

そして容赦なく自分の思ったことを実行に移していく残酷な絶対者、デルフィーネ。まさに

これ以上はない絶望的な状況という感じですが、20話であんなにもディーオを可愛く描いた

のは視聴者に限界まで感情移入をさせておいて今回でそれを一思いに堕とすという

目論見が少なからずあったからなんでしょう。でも、さすがに一話じゃ無理に決まってるよねぇ。

アルといい、アレックスといい、鍵(キー)となるキャラクターの掘り下げが未だにできてないんで

今回の内容で満足してるのはやっぱりスタッフだけ?


       `
第23話【キャスリング・ルシオラ】★★★☆☆☆

2003.9.11

■概要

まだ幼いころのディーオ。そんなディーオがデルフィーネからのご褒美としてもらったのが

ルシオラの存在だった。しかし、今のディーオはデルフィーネに精神を破壊され、もはや廃人状態。

そんなディーオを見かねてルシオラはクラウスにアルとディーオを託し、一人残ることに。

「ディーオ様に自由をお与えてください。」と懇願するルシオラだが、デルフィーネは聞き入れる

様子はない。デルフィーネ自慢の側近兼刺客であるシカーダを倒したルシオラは

デルフィーネの手によって結晶化してしまうのだった。一方、ギルドの外部では

アレックスたちを助けようとウルバヌス、シルヴァーナがエグザイルの近くまで迫っていた。

また、「誓約の儀式」を機にユニットに攻め込んだデュシス&アナトレー連合軍は幾多の犠牲を払い、

ユニット制圧を完了していた。

■感想

ディーオとルシオラの出会い。幼い頃のディーオは今よりも愛嬌があって可愛い

子供だったようだけど、ルシオラは過去によほどつらいことでもあったのか、自閉症気味

という感じ。ラストでデルフィーネに結晶にされてしまったことも考えると

ただの人間の奴隷というより、ギルドの科学力で作られた仮そめの命なのかもしれない。

デルフィーネに逆らうことは人間が呼吸を止めることと同じであえてそういう体の造りの元、

生まれてきたんだとか。何にせよ死ぬのが早すぎ。せっかくクラウスに諭され、

ディーオをマエストロの称号を継ぐ者ではなく、かけがえのない友達として接する

きっかけをもらったっていうのに。そのルシオラにあっさりと屠られてしまったシカーダ。

ギルド最強の刺客かと思っていたのに弟であるルシオラの方が一枚上手だったとは・・・

デルフィーネは自分の右腕ともいえる側近を殺されたのにも関わらず、平然と笑ってたけど、

利口なのかバカなのかよく分かりません。過去のシーンでも顔見せがあったけど、

デルフィーネは延命処置でも施されてるんだろうか?今、流行のテロメアが長くできてるとかね。

外見上は今も昔もほとんど変化ないんですが、単にディーオと年が離れているだけ?

モランは直前に死亡を匂わせるようなセリフをドウーニャと交わしていたのでそろそろかなぁ

と思ったけど、意識不明の可能性も捨てきれないってことで生存を信じてます。


       `
第24話【シールド・ムーブ】★★☆☆☆☆

2003.9.18

■概要

ギルド本拠から廃人と化したディーオを連れて脱出したクラウスとアルは

マドセイン家で傷の治療を受けたあと、ディーオを一人、マドセイン家に置いて

ノルキアの家に久々に戻ってきた。アルを初めて連れてきた頃のまま

変わらない家の様子にクラウスとアルはホッとした表情を浮かべ、

束の間でありながら安らぎの時間を過ごす。そして、天空ではアナトレー&デュシス連合艦隊

とギルド艦隊が集結。いよいよギルドに戦いを挑む日がやってきたのだ。

ギルド艦の執拗な攻撃に何とか耐え、ヴァンシップ隊の活躍により、敵艦隊を撤退に追い込んだ

連合艦隊側は戦況を有利なものにしていた。ノルキア上空でそんな激しい戦闘が起こっている間、

アルがルシオラから譲り受けた通信用の宝石を使ってシルヴァーナと連絡をとることに成功した

クラウスはヴァンシップで龍の牙へ行ってほしいとソフィアに頼まれる。

ギルドを倒すためにはエグザイル、アルの力を借りるしかないのだと。

■感想

ギルド城から脱出したのはいいけれど、クラウスがディーオを置いてまで自分の家にまで

貴重な時間を割いて戻った必然性が全く掴めない。アレックスはギルドに囚われたまま。

ルシオラが死んだことも知らないだろうし、すぐにでもシルヴァーナに戻って事態を

報告するような危機感がクラウスに足りていないんじゃないだろうか?

というかディーオを一人残して自分たちは勝手にどこかに行ってしまうなんて

命をかけてまでディーオのために尽したルシオラの思いを踏みにじるような行為で

まさに死者に対する冒涜ですよね。「お前はアルさえ無事ならいいのか?」と問い詰めたい感じ。

まぁ、ディーオとルシオラの心配をしていないのはシルヴァーナのメンツに関しても

言えることでラストのクラウスとソフィアの会話にしてもあとはアレックスを助けて

デルフィーネの首を獲れば万事解決、ってな雰囲気でしたし、ラヴィはクラウスのことしか

頭にないんですよね・・・でも、当のクラウスはアル一筋なわけでラヴィは大事な妹としてしか

見ていないようで、ここに至ってもキャラの思惑が絡み合っていない展開に

よく分からなくなってきました。


       `
第25話【クワイエット・ムーブ】★★★☆☆☆

2003.9.23

■概要

母の墓参りを済ませ、ソフィアとの通信で指定された場所、竜の牙に向かうクラウスとアル。

ナヴィの座席に座ったアルは本を読んで勉強したこともあってクラウスのナヴィにも慣れてきたようだ。

一方、エグザイルを思い通りに操り、アナトレーの戦艦を次々と沈めていくデルフィーネは

エグザイルの起動にはミュステリオンは全部必要なかったのだという結論を出し、用済みのアルを

抹殺するべく、刺客を送り込む。そして、合流地点にたどり着いたクラウスたちを待っていたのは

アリスティアの乗ったヴァンシップだった。

どうやらソフィアの提案でアリスやタチアナのヴァンシップを

乗り継いでクラウスをラヴィのところまで誘導したあと、シルヴァーナに向かう

という手はずになっているらしい。

クラウスたちは途中、デルフィーネの放った刺客の攻撃を凌ぎながらも

最終的にラヴィとの再会を果たす。そしてラヴィがこの日のためにスペシャルチューンした

ヴァンシップに乗って3人はシルヴァーナの元に赴くのだった。

■感想

前回、ルシオラの遺言に背いてディーオほっぽといてラヴィのピンチにもすぐに駆けつけず、

アルといちゃついてたMr.ペドフィリアことクラウス(核爆)ですが、ソフィアたちの安否も分からない

状態で普通ならいてもたってもいられず、すぐに竜の牙に直行しそうものだけど、

墓参りしてる余裕まであるとは・・・(笑)

それならいっそアルと駆け落ちしてあとは知らぬ存ぜぬで

どこかの田舎で幸せに暮らしていた方が良かったのでは?


で、エグザイルを起動させるにはミュステリオンは4つでよかったと思い込んでるデルフィーネだけど、

そもそもソフィア連れてくるんじゃなかったのか?

ああ、シカーダ死んじゃったから任務遂行不可能になったとかか。

伏線張るだけ張っておいてそのことごとくを生かさず、殺してますよね。

アレックスも磔にされたままで全然、いいとこなしだし。

戦況がどっちに有利に働いてるのかそれすら定かでない。

前回のラストでシルヴァーナに乗ってたラヴィたちが

今回ではいきなりそれぞれの合流地点に分散してるし、

前回と今回で結構なタイムラグがあるってことか・・・?

何にせよ、展開が唐突すぎてついていくのが大変。

クラウスとラヴィが親たちから譲り受けたヴァンシップでグランドストリーム、最終決戦の場に

飛翔していく・・・って展開で最低限、

二人のヴァンシップ乗りとしての存在意義を示すことができたのは評価したいですが、

最後に亡霊のようにクラウスたちの前に現れたディーオ登場で興醒め。

「了解〜♪」、「やぁ、一日ぶり♪」っていう本来のセリフ回しに戻ってたところからすると

廃人から完全復活したのでしょうか?

せっかく命を賭けてまでディーオをマエストロの元からわざわざ引き離したルシオラの

勇気ある行動が全て水泡ですよ・・・


       `
最終話【リザイン】★★★★★☆

2003.10.5

■概要

エグザイルの触手に艦隊の1/4を殲滅させられても決して怯まないソフィアはこの戦いを

「消耗戦」にすることを全クルーに宣言する。勇敢なヴァンシップ隊や触手の囮を買って出た

ウルバヌスのおかげでついにデルフィーネの旗艦の正面を捉えるシルヴァーナの砲台。

しかし、そのとき、デルフィーネはアレックスに首を絞められて既に絶命していた。

アレックスが戦死したことを知り、ショックを隠せないソフィアだが、まだ、やることが残っている。

エグザイルをあるべき場所に返すためにはアルの力が必要なのだ。

ディーオの追撃を退け、グランドストリームを越えてデュシス側にきたクラウスたち。

ミュステリオンを次々に唱えていくことで徐々に真の姿を現すエグザイル。それは巨大な宇宙船だった。

■感想

結局、エグザイルが何なのか、人類の中で何故アルだけ、エグザイルに干渉することができるのか、

など肝心な問題は決して明かされることはなく、無駄な伏線の数々が裏の設定として残っただけでした。

敵・味方問わず、薄っぺらい人間関係、人物描写も最終回に至ってここに極まれり、といった感じ。

何をしたいのか、最期まで分からなかったクイーン・デルフィーネ。陽気な言動でクラウスたちの前に現れた

ものの壊れた心は決して戻らず、非業の死をとげたディーオ。

愛すべきアレックスとそれなりの関係を築くことができず、

彼の閉ざされた心の扉を開くことができなかった副官のソフィア。

それでもクラウスとラヴィが戦争の傍観者でも、加担者でもなく、純粋なヴァンシップ乗りとして

世界のために大役を務めた意味は大きいと思うし、

どこまでも高みへ・・・という当初は憧れでしかなかった空を自由に飛べるようになるところまで

自分たちが成長した、また、その権利を勝ちとったということで

辛うじて一矢報いたと思う。

まぁ、中盤まで見せたキャラ設定や世界観がみせる大作感はあくまで雰囲気だけの

ものであって、みる側がそんなに高いハードルを要求しなければ、

GONZOの作品では一番、成功している作品といっていいでしょう。

魅力的なキャラを最後までフルに活かしてくれてありがとー。


       `