戦争したい人にお勧めの危険なジャンルことFPS(一人称視点シューター)。
洋ゲーへの偏見が根強く残る日本のコンシューマ市場でも、わずかながら知名度が上がってきた。個人的にはまことに喜ばしい。
とはいえ、まだ一部にはFPSとTPSを混同する人もいる。もちろんPCのFPSゲーマーはそんなことはないが、日本におけるコンシューマFPSの台頭はHALOから数えてもわずか6年。いまだ浸透しているとは言えない現状なので無理もない。
NINTENDO64「ゴールデンアイ007」の発売からかぞえると11年も経っているのだが、あちらはコンシューマFPSの操作方法――左スティックで移動、右スティックで視点(照準)操作――が確立する前の作品ということもあり、今の流れとは別と考える方が自然であろう。
FPSとTPSの混同はこの操作法方がほぼ共通していることと、そして両者を分ける最大のポイントである「視点」の類似性による。自分(プレイヤー)の視点なのか、それよりちょっと引いた後方視点なのかという違いは、やはり人によっては些細なものに映る。
「視点がちょっと違うだけじゃん。それだけで別ジャンル扱いってどうなの?」
こう思った人も少なからずいると思う。もっともな意見ではある。レースゲームやフライトシミュレータでも一人称視点(コックピット視点)と三人称視点(後方視点)を切り替えられるものが普通であり、どちらか一方に固定したものはほとんど見ない。
一方、FPSの中にもシリアスサムやゴーストリコン・アドバンスウォーファイターのように、三人称視点と一人称視点を切り替えられるものも少数ながら存在するし、RPGながらFALLOUT3も一人称・三人称視点を自由に選べた。それを考えれば「3Dアクションシューティング」とでもまとめた方が日本のユーザーには分かりやすいだろう。
しかしその類似点を踏まえてなお、FPSとTPSはそれぞれ別の魅力があり、一緒くたにはできないと管理人は考える。
FPSの特徴であり最大の魅力は一人称視点による臨場感だ。例えばTPSだと画面内の敵が銃口を向けているのは画面手前の主人公キャラだが、FPSではモニターのこちら側、つまり自分自身である。
これは口で言っても伝わりにくいので絵で例えて説明しよう。下の2枚の絵を見ていただきたい。