
御伽噺
優しい、優しい御伽話をしてあげる
暖かい陽の光の下で
美しい妖精達が踊っているの
そこに見えるのは
一面の花畑
その上を見上げてみると
果てしなく続く青空
夢のようなその出来事は
夢ではないのかと
たまに不安になった
だけどね
どこからともなく声が聞こえたの
『暖かい心を持っている限り御伽噺は終わらないんだよ』
あれは誰の声だったんだろう
今でもそれは分からない
だけど一つだけ言える事は
私はまだ暖かい心を持っていられるんだ
その事だけだった
あれからどれくらいたったのだろう
御伽噺は終わってしまったの?
そんなことはないんだよ
実はね
御伽噺っていうのは
自分の心の中で作り上げて行くものなんだ
だから私の心の中では今でも
暖かい陽の光の下で
美しい妖精達が踊っているの
そこに見えるのは
一面の花畑
その上を見上げてみると
果てしなく続く青空
そして
隣で微笑む優しいみんながいるの
2002.9.8