碇ゲンドウ

 ネルフの司令。人類補完計画の発案者。葛城調査隊にも参加していたが、セカンドインパクト前日に日本に帰ってきている。欠けた心の補完を最優先に考えている。ユイの夫、シンジの父。旧姓、六分儀ゲンドウでユイと結婚することでゼーレをバックに付けている。

ゲンドウ「3年ぶりだな、二人でここに来るのは。」

シンジはそれ以来来ていなかったが、ゲンドウは毎年来ていることが分かる。

ゲンドウ「人は思い出を忘れることで生きていける。だが決して忘れては行けないこともある。ユイはそのかけがえのないものを教えてくれた。私はその確認をするためにここに来ている。」
シンジ「写真とか、ないの?」
ゲンドウ「残ってはいない。この墓もただの飾りだ、遺体はない。」
シンジ「先生の言ってた通り、全部捨てちゃったんだね。」
ゲンドウ「すべては心の中だ。今はそれでいい。」

キール「だが、あの男でなければ全ての計画の遂行はできなかった。碇、何を考えている。」

それだけにこの計画に賭ける意気込みはすごいものがある。

冬月「この1週間何処に行っていた。傷心もいい。だが、もうお前ひとりの身体ではないことを自覚してくれ。」

ユイが消えて一週間の間、ユイの痕跡はすべて、写真もすべて捨ててしまった。

「この男は自分の妻を殺した可能性がある。」ゲンドウ妻殺し
シンジ「違う!母さんは・・・・・・笑ってた。」

裁判で無罪になったのだが、ゲンドウは一時期マスコミの的だった。
ゲンドウ「シンジ、なぜ戦わない。」
ゲンドウ「シンジ、逃げてはいかん。」
ということから事態を現実視する考えを持ち、現実から逃げようとするシンジとは正反対の性格をしている。雑用、実験などはすべて冬月やリツコに任せ 、裏の計画を進めている。
人工進化研究所ゲヒルンの所長。

ゲンドウ(初号機前)「我々に残された時間はもう残り少ない。だが我らの願いを妨げるロンギヌスの槍はすでにないのだ。まもなく最後の使徒が現れる。それを消せば願いは叶う。…もうすぐだよ、ユイ。」

という言葉からもわかるようにゲンドウとユイの願いは同じもので、ロンギヌスの槍を使った原始への回帰ではない。実際にユイがゲンドウと同じ願いを持っているのかは不明だが、少なくともゲンドウがユイに再会することを望んでいるのは間違いない。

ゲンドウ「所詮、人間の敵は人間だよ。」

ゼーレが自分の道の敵となることを暗示していた。ゲンドウ達はカヲルの正体を知らなかったが、ゼーレは全てをゲンドウに教えているわけではないということである。

ゲンドウ「よくやったな、シンジ。」
ゲンドウ「セカンドインパクトの後に生きていくのか、この子は。この地獄に。」

最後にゲンドウは、ユイと共にリリスの卵に還ることを拒み、シンジの乗る初号機に噛み殺されることを望んだ。シンジに対する罪悪感がそうさせたのだろう。シンジと仲良くすることは、弱点を作ることになり、ゼーレはシンジを盾に計画の遂行を強要するかもしれない。ゲンドウとシンジの距離は決して近すぎてはいけない。しかし、レイが離れ自らの計画の失敗を悟ると、シンジへの謝罪を選んだ。



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