− 愛天使ウエディングピーチ −
ドキドキお色直し


このゲームは、ウエディングピーチ放映終了後、1月後位に発売される予定でした。
着せ替えをさせると言う純キャラクターゲームであることは最初から判っていました。

あの壮絶な最終回を迎えて終わった後・・・少しして発売の延期が発表されました。
う●この最終回を目の当たりにした奴はゲリの最終回との究極のコンボを食らって再起不能だというのに・・・
あまつさえ、発売日を”半年”も延ばすとは・・・。

そして・・・案の定人々はそのソフトの存在を忘れ去っていきました。
私も企画倒れとばかり思っていました。

そんなある日・・・ファミ通に目を通していると・・・レビューの欄にドキドキお色直しが・・・。
点数は確か2点とか3点とかしか付いてなかった記憶があります。

・・・まさか本当に発売するとは・・・。
と思いつつ、発売日を確認し予算を捻出する計画を立てました。

食費を削り予算を捻出し、いざ発売日。
仕事が終わると同時にソフト屋を探し回りました。
しかし・・・どこにも売っていません。
当時の私はガソリン代ですら死活問題だったので無駄に走り回ることすら出来ませんでした。
ルートを練り、その道沿いにあるソフト屋を片っ端から回りました。

ドキドキお色直しを探し回るメルセデス・・・なんというアホな組み合わせでしょうか・・・。

そして、遂に家から一番離れたとあるソフト屋に1本だけあるのを発見。
すかさず買って帰りました。

家に帰ってとりあえず起動・・・。

アニメと同じOPが流れ始めます・・・
驚いたのが、意外というか何というかムービーがきれいなのです。
サターンのムービーは結構画質が粗い印象を受けたのですが実にきれいなものでした。
・・・まぁねぇ・・・セル自体凄い細かい物じゃないしなぁ・・・。

OPが終わりタイトル画面へ。
なんてダッサイ音楽と画面なんじゃ〜!!
いきなりクオリティは地の底へ転落。

ゲームを開始。
その内容は・・・

*最初に”ももこ・ゆり・ひなぎく”の3人から誰を育てる(?)のか選びます。

1.外出先を選択
  遊びに行く場所を選びます。

2.着ていく服を選択
  季節や行く場所に応じて所持している服から選択します。

3.イベント進行
  遊びに行った先で人に会ったり、服装に応じてイベントが進行します。

4.結果判定・能力値増減
  適切な服を着ていれば選択したキャラに誉められそのキャラの能力値が増減します。
  不適切な服を着ていれば文句を言われ、能力値が増減します。

の繰り返しです。
これ以外一切の操作は無いです。
敵も出ませんし、その為変身することすらないです。
私はてっきり、変身能力を使って着せ替えをしつつ事件を解決するゲーム
(どんなんじゃ)だと思っていたのですが、解決するも何も敵が居ないんじゃ話になりません。
ドキドキなんて言うからバニーガールとか期待していたのに・・・。

キャラ設定はそのまま使用しているものの、変身の部分のみカットされたキャラを使った真・着せ替えゲーム。
それこそがドキドキお色直しの正体でした。

これを中学校3年間分延々と繰り返します。1日単位だったか1週間単位だったかは忘れましたが、
どちらにせよかなりの苦痛であることは言うまでもありません。

ビジュアルノベルはボタンを押す操作以外は読ませる事を主体にしているので、
押すという操作はいわばどうでも良い訳です。
しかし、このゲームは読ませる内容も無く無駄に操作のみを強要されるため、画面から目を離すことも出来ず
つまらないものを見ざるを得ない状況に陥ってしまうのです。
つまり・・・暇つぶしにやると暇になってしまい、あまつさえ”ながらプレイ”すら封じられてしまう・・・。
何というか人にやって欲しくないと自ら主張しているのではないかと言うほどにつまらないです。

その苦痛に耐え続け、遂に3年間が過ぎ卒業の日を迎えました。
・・・まさか高校編とかは無いだろうな・・・。一瞬嫌な想像が頭をよぎりました。

どうやら無事にこれで終わりの様子・・・しかし!!

エンディングで話は一気に成人後の将来に飛び、将来の職の話に・・・。

中学3年間で人生を決めちゃうの〜!!
って言うか、着せ替えさせるだけで人生決まっちゃうの〜!!

これまた、将来の職も凄まじく、着せ替えさせるだけで漫画家になったり等支離滅裂ぶりを発揮します。
極めつけは相撲取りでしょうか。
着せ替えさせるだけで将来相撲取りになってしまうのだから驚きです。
何かトラウマになるような事をさせるのでしょうか・・・って言うか着せ替えなんですが・・・。

”ももこ”と”ゆり”はクリアまで頑張ったのですが、頭にう●こが乗っているひなぎくは耐えきれず断念しました。

これを企画開発した人も恐らくテストプレーくらいはしていると思うのですが、
はたして面白いと思ったかどうかを一度聞いてみたいと思っています。
まぁ、この駄目さ加減がウエディングピーチたる所以かもしれませんが・・・。

大きなソフト屋に行くと、ドキドキお色直しが「高価買取り中」になっているのを見かけます。
高価と言うのは一体いくらのことなのか教えて欲しいですね。
このソフトに対していくらが高価なのかを。

・・・私的には100円とか言われそうな気がしますが・・・
恐ろしくて未だ聞いてみたことはありません。