「さくらと知世の素敵な助言」



「ほえ〜〜〜」



友枝小学校のとある教室でさくらが目を回しながら、何か考え事をしている。
「あら、さくらちゃん!・・・・どうかなされました?」
「あ、知世ちゃん!」
目を回していたさくらの前にクラブを終えた知世がやってきた。
さくらと知世はどうやら一緒に帰る約束をして教室で待ち合わせをしていたらしい。
「なにか考え事でも?」
「う、うん・・・・ひとまず歩きながらはなすよ・・・・」
さくらと知世はひとまず教室をあとにし、帰路についた。
「で、どうなされたんですか?」
知世が学校を出たところで、早速、さっきの事について質問をしてきた。
「うん・・・・実はね・・・・」
「わたしが、雪兎さんにふられちゃったのって・・・・知世ちゃんしってるよね・・・・?」
「・・・・はい。」
「わたし、その時・・・・小狼君のおかげでいつも通り元気になれたんだ・・・・」
「はい、ご存じですわ・・・・李君、やさしいですから。」
「うん!小狼君って本当、やさしくて素敵だよね!」
そう言ったさくらはいつも以上の笑顔になっていた。
そんな笑顔のさくらを見て、知世も笑顔になっている。
「それでね・・・・わたしは1番好きな人に振られちゃったけど、小狼君にはそんな事になってほしくないんだ・・・・」
「だから、小狼君には小狼君の1番好きな人と幸せになって欲しいと思って・・・・」
「・・・・それで、どうしたら李君が幸せになれるか悩んでたんですね?」
察しのいい知世は、さくらが全部説明する前に、さくらの考えに気づいていたのであった。
「うん!そうなんだけど・・・・」
「けど?」
「わたし・・・・小狼君の好きな人知らないから応援したくてもできなくて・・・・」
「それで悩んでたんですね?」
「うん・・・・」
「あ、知世ちゃんは小狼君の好きな人知ってる?」
このさくらの質問に知世は一瞬どう答えたらいいか迷った。 そう、知世は李が好きな人が[さくら]だという事を知っていたからであった。
だが、機転のきく知世はさくらに対してこう答えた。
「わたしも存じませんは・・・・けど・・・・」
「けど?」
「さくらちゃんが李君にしてあげれることはありますわ。」
「本当!?知世ちゃん!」
「ええ・・・・」
知世はさくらになにか伝えると、さくらは李の為になにか出来ると思うだけで笑顔になり「ありがとう知世ちゃん!」と知世に礼を言って、家に帰っていった。


次の日・・・・


放課後、日直の仕事を終えて、帰ろうとしている李の所にさくらが走ってきた。
「小狼君!ちょっといいかな?」
突然、やってきたさくらに李は少し驚いて、顔を少し赤くそめていた。
「な、なにかようか・・・・?」
「うん!明日の日曜日、小狼君ひま?」
「別に用事はないけど・・・・」
「よかった!明日、二人で遊園地にいかない?」
「な!?、なんで、お、俺がお前と二人でいかなくちゃ・・・・」
突然のさくらの誘いに李は驚きを隠せなかった。
「じつはね・・・・」
さくらは李に説明をはじめた。
「わたしが雪兎さんに振られちゃった時、色々小狼君にはお世話になったから・・・・わたしも小狼君の為になにかしてあげたくて・・・・」
「それでね、わたし小狼君が好きな人と両想いになれるようにう応援したくて・・・・」
「だけど、わたし小狼君の好きな人知らないから、応援したくてもできないから、どうしようかな?って思ってたら 知世ちゃんがね・・・・」
李はそれをきいて、少し緊張していた。
知世は李が好きな人がさくらだって事を知っていたからだ。
李も知世が自分の好きな人がさくらだって事をしっている。だから、知世がさくらにどんな助言をしたか、不安でしかたなかった。
「でね、知世ちゃんがね、「李君はあまり女の子と二人でお出かけしたことがないですから、もし李君が好きな人と二人でお出かけする事になった時、なにか失敗でもしたらいけないので、さくらちゃんが一緒にお出かけしてあげて練習してあげてれば李君、好きな人とお出かけする事になった時困らなくてすものでは?」って助言してくれたんだ!」
「大道寺がそんなこと・・・・」
「だからね、わたしじゃ役不足かかもしれないけど・・・・一緒に行かない?・・・・」
さくらが少し困ったような顔をしてそう李に訪ねてきた。
そんなさくらを見て断れるわけもなく「ああ・・・・別にいいぞ。」 と、照れを隠すように顔を、上に方に向けながらさくらに返答した。
「本当!?ありがと!!小狼君!」
さくらは嬉しそうにそうに話した。
(大道寺・・・・俺の為に・・・・)
「ん?小狼君なにか言った?」
「べ、別になにも・・・・」
「あ、小狼君!よかったら今度、小狼君の好きな人教えてね!」
「あ、ああ・・・・(お前なんだけどね・・・・)」
李はそう思った。
そして心は明日のさくらとのデートにむいていた。
「明日!楽しみだね!」
明日は李にとって幸せな一日になるだろう・・・・。


・・・・
「よかったですわね、さくらちゃん、李君。」
教室の入り口から知世が二人のやりとりを見てそうつぶやいていた。
そして、知世の手にはビデオカメラがチャッカリ握られていた。
「ああ〜〜、[さくらちゃん李君を遊園地に誘うの巻き]が撮れて幸せですわ〜〜!!」
「明日はわたしも遊園地に行って、お二人の姿をビデオのおさねれば!」

・・・・李の幸せは知世の手の中に握られているかもしれ ない・・・・。


「さくらと知世の素敵な助言」

ひとまず終わり?

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