「知世と小狼の大冒険」


ぐぅー・・・・

「おなかすいた・・・・」


小狼が自宅のソファーの上の腹をすかせていた。
「あと・・・・うう、4時間もある・・・・」
小狼が腹を空かせていたのには、理由が有ったのだ。
「うーん、いくら腹を空かせてから・・・・といっても、ちょっと限界だな」
小狼はそう呟いた後、ソファーから立ち上がり、外へと出かけていった。

小狼はひとまず、近くのコンビニへと足を向けた。
「ふぅ・・・いくら今日の夜にご馳走を作るといっても・・・・まぁ、少しぐらいなら、なにか食べても大丈夫だろう。」
小狼はそんな事を考えながら、コンビニの中で食べ物を物色していた。

すると・・・・


キラ〜〜ン




・・・・と、小狼の後ろから目が光る様な気配がした。

「この気配・・・・クロウカードか!?」


パコ!!



「いて!」

小狼は思いっきり頭をたたかれた。


「李君、なにがクロウカードですの?」

小狼君の後ろにはニコニコ笑っている知世が立っていた。
「だ、大道寺・・・・だったのか」
後ろの気配は知世だったのだ。
「李君、お腹がすいてきてるのは、わかりますが、間食はいけませんわ〜」

知世はニコニコ笑いながら、小狼に話す。」
「わ、わかった・・・・そ、それはいんだが・・・・そのスリッパはどこからだしたんだ?」
「おほほほ!さぁ、戻りましょう!」

知世は笑いながら、コンビニから出ていった。

「お、お〜〜い、大道寺、どこからスリッパを・・・・」

「おほほほ・・・・」

平和な二人だった・・・・。

つづく。

「知世と小狼の大冒険」(2)


コンビニからでてきた知世と小狼は歩きながら会話をしていた。

「李君、今日は何の日か覚えてます?」
知世が歩きながら、小狼に話しかける。
その質問に、一瞬、間をおいて知世に小狼は返事をした。
「ああ、わかってる・・・・さくらが留学先のイギリスから帰ってくる日だろ・・・」
「そうですわ!成長したさくらちゃんをこの目で確認できるすばらしい日ですわ!」
知世は目を輝かせながら、そう話した。
「ですから、今日はさくらちゃんの為に、ご馳走を作るんですから、夜、さくらちゃんが帰ってくるまで、なにも食べないでくださいね!」
「ああ、わかった・・・」
そう、小狼がお腹を空かしていたのは、こういう理由があったからである。

(さくら・・・・)

・・・・小狼は歩きながら、さくらの事を思い出していた。

(さくら・・・・どんな風に成長したかな・・・・昔にくらべて・・(かぁぁ)

小狼はなにやら、さくらの事を想像して、顔を赤くしてた。

すると・・・・









キラ〜〜ン




と、また後ろの方でなにやら気配がした。

「!?クロウカード・・・・違う!?また大道寺か?」

さすがの小狼、今度はすかさず後ろの気配を感じとった。

「大道寺、そうなんどもくらわな・・・・い!?」
そう言いながら小狼が後ろに振り返って見ると、そこに知世の姿はなく・・・・

「!?なんだって、さらに後ろ・・・・!!?」
「ビュン!」













「大道寺流合気道・肘技・空(そら)!

・・・・ですわ!」


「うわ〜〜〜〜」

小狼は知世の肘をくらって、空高く舞い上がった。

「ドスン!」

そして、2、3メール先まで飛ばされていた。
「ほほほほ、李君、わたしとの会話中に、へんな想像をしたら駄目ですわ!」
地面に少し苦しがってる小狼に、知世をそう話した。

「う・・・ご、ごめん」
「おわかりになれば、良いですわ!」
「そ、それはいいが・・・・い、今の技は・・・・?」


「ほほほほほ」

「だ、大道寺って・・・・・・・・(ガクッ)」


李 小狼・・・・ここに眠る・・・・



終。













「・・・・って、勝手に人を、殺すな!」

「あら、李君、誰に話してるんですの?」

「い、いや、なんでも・・・・と、とにかく、いまの技は?大道寺、おしえろ!」

小狼は知世につめよる。

「おほほほ、わかりましたわ、今のは・・・・」

つづく。

「知世と小狼の大冒険」(3)


1年前・・・・


「知世、ちょっといいかしら?」

大道寺家。知世の母の園美が、知世に話しかけてきた。

「はい?」

「知世、あなたも、もう中学生・・・・話があるの、あとで開かずの間にきてちょうだい」

「!?・・・・開かずの間・・・ですか?」

「そう、まってるから・・・」

開かずの間・・・・それは、大道寺家にあって、知世も入った事もない、謎の部屋。
その部屋の事をしってるのは、園美だけだったのだ。

「・・・・(あのへや・・・いったいなにがるのかしら?)」

知世は部屋の事を考えながら、開かずの間へとやってきた。

「ここですわ・・・・あ、鍵があいてる・・・・」

知世はドアの前に立ち、おそるおそるドアに手を伸ばしてみた。
するとドアの鍵がかかっていなかった。

「緊張しますわ・・・・」

知世は、緊張しながらも、部屋の中へと入っていった。


「!?こ、このへやは・・・・」


「道場・・・・?」

そう、その部屋の中は、広々とした道場であった。

「大道寺家に、こんな道場があったなんて・・・・」

「どう?ビックリした?」

驚いている知世の後ろから、園美の声がした。

「お母様、この道場はいったい・・・・?」

「知世・・・・お父様の事・・・・おぼえてる?」
「お父様??・・・・いいえ、わたしが小さい時にお会いした事はあったかもしれませんが・・・おぼえてないですわ」

突然の園美の質問に知世は少し、ビックリした」

「その・・・・お父様がなにか?」

「今まで、全然お父様がでてこないの、不思議に思わなかった?」


「えっ・・・・」













(いつ出て来て、どのように話に絡んでくるかワクワクしてたのに、出ないまま、原作もアニメも終わって、なんだったの???・・・・

とか、思ってたなんて、とてもいえませんわ)


「わたしは亡くなったものと・・・・」

知世は本音は言わないで、園美に、そう返答した。

「ふふふ・・・・実は違うの・・・・実は・・・・」


つづく。



「知世と小狼の大冒険」(4)


「ひとまず・・・・お父様の話の前に、大道寺家に伝わる事について、教えないといけなの」

園美が知世に説明を始めだした。

「伝わる・・・・事ですの?」

知世は少し首をかしてげた後、園美の話に耳を傾けた。

「知世、この道場をみたら、ある程度の予想はついてるかもだけど・・・・この、大道寺家には、代々伝わる格闘技・・・・というより、武術があるの」

「!?武術・・・・ですの?」

さすがの知世も少し驚いていた。

「ええ、合気道ってあるわよね?それを大道寺流に進化させた、合気道が、代々伝わっての」

「!??そんなのが、大道寺家に伝わっていただなんて・・・・」

「・・・・」


知世は、園美の話を聞いて、困惑を隠せない様子だった。

「ふふ・・・・驚くのは無理もないわ・・・・それで、お父様の事だけど・・・・」

園美が父親の事を話そうとした時、その間に知世が割って入った。

「お母様!少し気になった事があるのですが・・・・」
「な、なに?」

勢いよく質問してくる知世に、少し園美は驚いた。

「あ・・・・たいした事ではないでのですが・・・・、格闘技とか、武道には、流派とかありますよね?」
「ええ、あるわね・・・・たとえば、神谷活心流とか、陸奥・・なだっけ?まぁ、そんなのがあるわね」

「ええ、そうですわ!で、この大道寺流合気道には、そういったのがついてないのですの?大道寺〜〜流みたいな感じで・・・・ですが」

知世のするどい質問が、園美に襲いかかる。

「え、えっと・・・・」















(考えてなかったわ・滝汗)



つづく



「知世と小狼の大冒険」(5)


「流派・・・・ね」

知世はワクワクしながら、園美の返答に期待した・・・・

「流派の名前は、大道寺・・・・・ごめんなさい、忘れてしまったの・・」

「はい??」

園美の返答に知世は肩透かしをくらってしまった。

「実は、お父様が直々、流派の名前をうけついでて、お父様しかしらないの・・・」

「そうだったのですか・・・」

知世は残念そうに、肩を落とした。

「けど・・・」

「なに?知世?」

知世は何かを思い出したかの様に、園美に質問をしだした。





「前回、(考えてなかったわ・滝汗)とか、思ってませんでした?」





(・・・・・知世って超能力者??)

つづく



「知世と小狼の大冒険」(6)


「・・・・まぁ、そんな事はもうどうでもいいわ、とにかくお父様の事についてはなさせて頂戴!!」

園美は知世のするどい指摘のアレコレに、頭に血が上ってきていた。

「そうですわね・・・・お父様の事について、教えていただいきますわ」

知世はようやく質問をやめて、園美の話を聞くことにした。

「で、お父様なんだけど・・・・」

園美はもったいつけるような感じ、一呼吸おいて話した。

「・・・・武者修行にでてる・・・」

「はい?」
小声で話した園美に、知世は聞き返した。

「話をひっぱるだけ、ひっぱていておいてごめんなんだけど、修行にでてるだけなんだなぁ・・・これが」

園美はあっけらかんに、そう話した。

「そんなわけだから・・・・って知世??」

スタスタスタ・・・・・・・

園美の話の途中で知世は、部屋から出て行こうとしていた。

「何所に行くの!?知世!」

園美は呼び止めた。

ピタ!

園美の呼び止める声に反応して、足を止めた知世が園美に向かってこう話した。


「お母様、これだけ話をひっぱておいて、修行だけなんて、お笑いの資格なしですわ!!」




そういい話して、知世は部屋を後にした。




「・・・・と、まぁ、こんな事がありまして、今の技を習得したのですわ!」

小狼に話ていた、知世の説明が一段落をついた。

「なるほど・・・・・」





「って、全然わかんねーーー。」




つづく


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