last up.2000.5.12

○機械を作るためにはまずどんな材料があり、どの様な箇所に使用するか知っておくことが大切です。

鋼材 俗に言う鉄。もっとも基本的な材料です。
黒皮とミガキについて 黒皮・・・溶解した金属をそのまま冷やした物で表面に参加した金属の黒い層がある物。
     加工後のひずみが小さいが基本的には黒皮の部分に機械加工が必要となる。

ミガキ・・・黒皮を圧延ローラやダイスなどによりのばした物で表面がつるつるして綺麗。
      加工すると歪む可能性が高いのですりわりや研磨には不向きだが常に安定した
      寸法で購入でき、表面も綺麗ので機械加工しなくても良い箇所が増えて便利。
SS材 炭素量の少ない鋼材で機械部品としてもっともよく使用され、安い。
炭素量が少ないので溶接に適しているが焼きが入らないが加工はしやすい。
SS400がもっともよく使われ、よほどの事が無い限りこの材料で部品を作ることが多い。
SC材 炭素がある程度入っている材料、割とよく使われ、やすい。
炭素を含むため溶接をすると焼きが入り、後で加工しにくくなることがある。
S45Cがもっともよく使われるが焼きを入れるときはS50Cなどを使用することがある。
S45CとS50Cではあまり値は変わらないがS55Cは少し高くなる。
SSよりは強いため、安全を買いたいときに使用することもある。
SK材 炭素を多く含む鋼材。SC材より強いがもろい。
簡易な刃物などによく使うらしいがfulmoonはあまり使わない材料である。
研磨されているSKロッドなどは手に入りやすい。
SKD材 通称はダイス鋼。
耐摩耗性がよいのでよくダイスなどに使用する。
真空焼き入れで焼きを入れることが多くSKD−11でHRC58〜60°くらいで使用する。
SKH材 通称ハイス(ハイスピード鋼)。
刃物に適した材質でよく打ち抜き金型などで使用される。
焼き入れはSKH−2で真空二回焼き入れでHRC60〜62°にする。(結構高い)
SUJ材 通称ベヤ鋼。
耐摩耗性に優れ、こすれるとその箇所が一段と堅くなるという性質があるとされ、摺動する
軸に使用されることが多い。
SUJ−2がもっともよく使われ、浸炭焼き入れしたのちにボールブッシュなどのリニアシャフトに使用される。
SCM材 通称クロモリ(クロムモリブデン鋼)。
圧延ロールの軸などによく使用されているらしい。
浸炭して使用する際はSCM415などの低炭素の物を使用すること。
fulmoonは軸はSUJ−2、その他はSCMと使い分けている。(理由は不明)
SNCM材 通称ニッケルクロムモリブデン鋼。
高い材質であるのでfulmoonはまだ使用したことは無いが大型プレスのクランク軸などの高負荷がかかる
ところに使用されている。
アルミニウム 俗に言うアルミ。比重が鉄の1/3なのでアルミをいかに上手く使うかが設計者の腕の見せ所である。
A1000系 純アルミ。
ふつうのアルミである。耐食性がよいがfulmoonとしては機械材料としては弱いため、使用していない。
A2000系 ジュラルミン。
引っ張り強さが高く高力アルミニウム合金とも言われる。しかし、耐食性に弱いので処理などに工夫がいる。
A2014・A2017***機械要素部品などによく使われる。fulmoonもたまに使用。
A2024***超ジュラルミンと呼ばれT4・T6処理処理により引っ張り強さが48kgにもなる。
A5000系 fulmoonとしてはA5052をもっともよく使う。
耐食性がよく、機械的性質も良いので特に問題がなければこの材料を使用している。
A6000系 じん性に富んだ材料であり押し出し成型品によく使用される。
A6063がもっともよく使用されていると思う。
A7000系 超超ジュラルミン。
A7075が比較的手に入りやすいが高い。どうしてもと言うときに使用する。

平板

黒皮 熱間圧延した物で表面に参加した金属の黒い層がある物。
加工後のひずみが小さいが基本的には黒皮の部分に機械加工が必要となる。
ミガキ 黒皮を圧延ローラなどにより冷間圧延しのばした物で表面がつるつるして綺麗。
加工すると歪む可能性が高いのですりわりや研磨には不向きだが常に安定した
寸法で購入でき、表面も綺麗ので機械加工しなくても良い箇所が増えて便利である。
このミガキ板をいかに上手く使うかがコストダウンのポイントである。
酸洗い
SPCC
SPHC

丸棒

黒皮 熱間圧延した物で表面に参加した金属の黒い層がある物。
加工後のひずみが小さいが基本的には黒皮の部分に機械加工が必要となる。
また、旋盤のチャックを痛めやすい。
引き抜き ミガキとも言う。
黒皮をダイスなどにより冷間圧延しのばした物で表面がつるつるして綺麗。
加工すると歪む可能性が高いのですりわりや研磨には不向きだが常に安定した
寸法で購入でき、表面も綺麗ので機械加工しなくても良い箇所が増えて便利である。
このミガキ板をいかに上手く使うかがコストダウンのポイントである。
研磨軸 引き抜き材をセンタレスで研磨した物。
高速回転したりするときにしようする。しかし、本当に芯がいるときは円筒研削した物を自作した方がよい。
メッキ軸 硬質クロームメッキを施した物である。(ふつうの鋼材屋では手に入らず専門の業者で扱っている)
かなり高いが使い勝手が良いので摺動面によく使用するが、焼きが入っていないので2番が甘いので
ボールブッシュなどのリニヤシャフトの代わりには使用しない方が良い。
焼き入れ軸 引き抜きに焼きを入れレベラーでひずみを取った後センターレスで研磨した物。
S45Cの高周波焼き入れの物とSUJ−2の浸炭焼き入れの物があり、fulmoonは単にねじり剛性の
向上等の目的に使用の時はS45Cをリニアシャフトの時はSUJ−2を使用している。
また、さらにメッキを施した物もある。