恵庭岳登山ガイド

恵庭岳に登る前に様々な知識があると、登山の楽しさが倍増します
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恵庭岳の特徴
恵庭岳の素顔
登山のポイント



恵庭岳登山
レポート
GOGO! Eyen-Iwa

恵庭岳の特徴

北海道みやげの支笏湖の絵はがきに、必ずと言って良いほど写っている、緑に覆われた富士山に似た山が恵庭岳(エエン・イワ)です。支笏湖の美しさを引き立てる山が恵庭岳であるならば、また恵庭岳の力強さを引き立てる湖が支笏湖であり、両者の関係は夫婦のようにも見えます。
標高1320メートルの恵庭岳は石狩平野の南西部に位置し、整った円錐形の山容からすぐにその存在がわかり、道央のどの地域からも眺めることができます。山間部は支笏洞爺国立公園内にあり、観光名所であるだけに夏場は多くの登山者で賑わいます。しかし登山口及び山頂には山小屋もキャンプ場もないため、日帰り登山が強いられます。

恵庭岳の魅力は何と言っても、自然の奥深さと変化に富んだ風景。少しだけ危険が伴うスリリングな山行と豊富な高山植物の群生を目のあたりにできることです。
道都札幌に近い地の利もあって、登山者の数は道内でも比較的多く人気のある山です。標高こそ1300メートル程しかなく、何か物足りなく感じられるかも知れませんが、急峻なうえ登山口からの標高差は1000メートル以上もあり、登り応えは充分あります。コース中には総延長80〜90メートルに及ぶロープ登りあり、一歩間違えると転落事故につながるトラバースあり、落石をにしながらのコンパクトな岩登りありと、札幌圏の山にあって登 山醍醐味をすべて体験できる貴重な山です。

恵庭岳頂上からのロケーションは言葉に言い表せない感動があります。北海道でも有数の面積を誇る支笏湖が、地図で見てとるように堤型の全形を実感することができます。また北から石狩湾、札幌、北広島、恵庭、千歳の街並み、新千歳空港、最後に太平洋に面した苫小牧市街地と、石狩平野のスケールを実感できます。振り返ると北海道三大秘沼と言われるオコタンペ湖の神秘な輝きが眼下に広がり、遠く羊蹄山やニセコ連山を眺めることもできます。特に空気の澄んだ秋ほど良く見えます。

ご存知ですか?恵庭岳はお隣の樽前山同様、今でも活火山に指定されています。中腹にある爆裂火口のスケールとは裏腹に地味であはありますが、今でもわずかの噴煙が上がり、硫黄臭が立ち込め位います。恵庭岳は生き続けているのです。
恵庭市と千歳市の境界線は恵庭岳上で区切られていますが、地図上では今なお不明確なままです。むしろ自然の中では行政の境界線なんて無用なのかも知れません。山の中はどこの市でも、誰のものでもありません。むしろ山の中に入れてもらう謙虚な気持を持ちましょう。

登山道の反対側は今から28年前に開催された、札幌冬季五輪の滑降競技コース会場でした。世界の精鋭たちが精神と肉体を競い合い、国内初の冬季五輪は成功のうちに終了しましたが、多くの問題も抱えました。大会終了後に自然に戻すために数多くの木々が植林されましたが、今でも冬になるとコース跡が斜面に浮き出てきます。自然ってそう簡単に取り戻す事ができないことを訓えてくれました。
環境破壊については長野五輪でもいろいろと物議をかもし出しましたが、もし札幌五輪が28年後の現在の開催でしたら、おそらく恵庭岳は自然のままだったのではないでしょうか。これからも先、人間は自然を支配することはできないし、自然は人間の思い通りにはならないのです。


登山のポイント

恵庭岳登山口付近の駐車スペースは、さほど広くはありません。そのため週末ともなれば登山者で混雑し、国道脇の自転車道沿いに車が縦列駐車します。あくまでも他人に迷惑がかからぬようにお願い致します。またマイカーのない方はバスも利用できます。ただし10月中旬以降は春まで運休になっています。
恵庭岳の標高は、北海道の山の中では平均的ですが、標高差やコースの起伏、周囲の環境を総合すると、決してあなどれない山でもあります。岩場や崖、急斜面がありと変化に富んだコースですので、慎重な登山が求められます。初めてチャレンジする方で、登山中に「しんどい」と感じられたら無理をしないで引き返し、次回再チャレンジして下さい。


登山の際には「レインギア(雨具)」を忘れずに。また水筒や食料、照明器具、防寒衣類の携帯等も必要不可欠です。これら登山用具は万が一に備えて、重くなり過ぎないように準備しましょう。
登山口に着いて仕度を終えたら、まずは入山届を済ませましょう。ポロピナイ登山口に記帳場があります。記帳して自分が入山していることを第三者に知らせることにより、もしも登山中に迷ったり不慮の事故にあって途方に暮れた時、(千歳市山岳遭難救助隊の皆さんが)必ず助けにきてくれるでしょう。
庭岳には山小屋やキャンプ場はありません。(もちろん水場やトイレもありません)日帰り登山が原則ですのでご注意を。


見晴台から眺める支笏湖

見晴台から望む山頂

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