〜審判ウォッチング〜




えび太流、審判ウォッチングの楽しみ方。




まずは試合開始前。
ビジターチームの打撃練習終了直後に行われる、メンバー表交換の為にその日出場の審判員がグラウンドに出てきます。しかし、通常そこにはその日球審を努める審判員は出てきません。(まあ、たまに球審なのに出てきたり塁審なのに出てこなかったり、ということもあるようですが)

先発メンバー発表。
両チームのメンバー発表に続けて、審判団と公式記録員の発表があります。メンバー表交換の際に見かけた審判が、どこを担当するか予想しておくのも楽しみの一つです。

試合開始直前。
審判団のお出ましです。バッターボックスの後ろに整列することもあれば、そのままばらばらと自分の持ち場に向かうこともあります。塁審は外野まで走っていって、色々確認をします。(多分ボールが転がってないかとか、そういうことでしょう)

運よく始球式があると。
球審はベンチ脇から”ピッチャー”をマウンドまでエスコートします。始球式での「プレイボール!」は、実際の試合開始時のそれよりも、はっきり言うことが多いようです。そして、始球式が終わるとそのボールを出場記念に(?)手渡しでプレゼントしてあげます。

試合開始。
何はなくとも、球審の「プレイボール」がかからないと、試合は始まりません。(実際には「プレイ!」だけで始まる方が多いです)

試合中、球審を見る楽しみ。
ストライク・ボールの判定から、ホームベース上のクロスプレイまで、見所は実に多彩。ストライクコールだけでも、人それぞれ全く違います。
スタンダードな、上に拳をあげるタイプ。(これは若手に多いです)
横に向かって、指をさすようなタイプ。(中堅・ベテランに多い)
指どころか身体全体で横を向くタイプ。(バッターのいない方に向くことが多いです)
など。
そして、球審一番の見せ場は「見送り三振」に対するジェスチャーですね。これもまた、ストライクコール同様に様々なポーズがあります。
ストライクコールと全く同じポーズ。(若手はほとんどこれですね)
スローイングの様に右手を降りおろすポーズ。(蹴り上げ、というそうです)
真横を向いて片手を引くポーズ。(弓引き。これやってる方って体格のいい方が多いのは気のせい?)
真横や正面に向かってパンチするポーズ。(突きorパンチ)
などなど。

判定とは別に、個人的に思う「球審の一番かっこいい瞬間」というのがあります。
それは、『バッターがボールを打ったときに、その打球の行方を追ってマスクを左手で外して駆け出す瞬間』。
あれがたまらなく「かっこいい!」のですが・・・どんな瞬間か、ニュアンス的にわかります???

試合中、塁審を見る楽しみ。
球審と比べると、判定を下す回数がずっと少ない塁審。でももちろん、見所はたくさんあります。

1塁塁審は、内野ゴロでフォースアウトの場合にきわどいタイミングだったりすると、ひときわ派手にジャッジする姿が見られます。そんな時は、好守備・好走塁に対してよりもその大きなコールに拍手してしまいます。
2塁塁審は、ランナーの進み具合によってはダイヤモンドの中に入って判定しなければならないので、野手から見てピッチャーと重ならないように後ろを確認している光景をよく見かけます。結構気を使って、大変そうです。また、バッテリーが相談する際の時間を計る係でもあります。
3塁塁審は、他の塁審と比べると動きとしては少ないのですが・・・左打者のハーフスイングの判定などがあります。
その他、投手交代の際ブルペンがグラウンド内やベンチ脇にある場合には1・3塁の塁審がお出迎え(?)に行くシーンが度々見られます。

そして、3アウトになると、人知れずバトルが繰りひろげられています。(いや、実際「バトル」かどうかは分かりません)そのバトルとは、ピッチャーズプレートの掃除。
みなさん競って「掃きに」行ってるように見えて仕方ないんですが…(^^;)

そして、忘れちゃいけない。
審判員も「チームプレー」なんです。
打球の飛んだ位置によって、4人の審判員はそれぞれお互いの持ち場をカバーするように動きます。だから、3塁打打ったランナーに目をやると、サードで球審が「セーフ」のコールをしていたりします。
こういう動きは、実際球場に行って、自分の目で確かめないと分かりづらいのではないでしょうか。そんな細かい部分の動きをこの目で見たくて、球場に通ってしまうんです。テレビじゃそんなところは追ってくれませんもんね。




審判見るならファームがお勧め
これはもう、断言します。
ファームほど、審判ウォッチングに適した試合はないです。なぜなら・・・

安い・近い
たいていの球場は、1000円も払えば入場できます。しかも、ほとんどの球場が全席自由なので、バックネット裏最前列にだって座れます。しかも開門直後でなくても。だから、上の試合では考えられないような距離から試合を見ることができますよ。

静か
別に鳴り物入りの応援は嫌いではないのですが、やはり審判を見るとなると、静かに越したことはないですよね。その点、ファームは静かです。鳴り物入りの応援があっても、両チーム共にということは滅多にないので、ストライクコールはもちろんのこと、球審が左手に持つインジゲーターを動かす音まで聞こえてくることがあります。

あとこれは、ファームの醍醐味とは微妙に違うかも知れませんが・・・

リプレイが出ない
テレビやオーロラビジョンの存在のせいで、自分の目ではない「画像」を見てあーでもないこーでもない、と偉そうにのたまうおっしゃる方が多々おりますが、そんなもん、ファームの試合を見慣れてると「自分の目で見極められないんだから一番近くで見てる審判の判定が正しいんだ!」と自然と思うようになります。どんなに視力が良くたって、プロのアンパイアにかなう視力の持ち主なんて、そうはいないんですから。



審判を見ていると、いかに彼らがルールに則って試合を進行しようとしているかがよくわかります。端から見ると不可思議な動きも、実はルールブックに書いてある事柄を忠実に遂行しているに過ぎないんですよね。それを知るためにも、ルールブックは読んでおくといいですね。私も去年初めて読んで、長年の謎が解けた事がたくさんありましたから。そして、読み進むうちにこう思うはずです。
「これだけの内容が全て頭に入っていて瞬時に出てくる審判ってすごいなあ・・・」と。

150キロのボールを見極めるすごさと、あれだけややこしいルールを即座に適用できるすごさ。
そんなすごさを実感するために、球場で審判ウォッチングしてみませんか?


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