中央アルピニスト学校実施要綱

2001/07/08
技術教育部・登山学校運営委員会
2001年度(第3期)の開設にあたって
アルピニズム=”より困難への志向”、これこそ、登山の全てのジャンルを含めて、その発展の原点でありましょう。
一昨年度来、全般的な登山者教育、とりわけ、より実践的な技術教育を、目指して、本学校を開設してきました。 これは、労山が、取り組んできた、様々な「中央登山学校」を、統一し、カリキュラムの定式化と共に、「学校」を 文字通り「教育機関」として確立することを前提に、その第一歩を踏み出したものでありました。 さらに、年間を通して、全国規模で取り組んだ初めての試みでもあります。 まだまだ規模が小さく、未完成な部分もありますが参加者総意で、その地位を固めていきたいと考えています。
全国の多くの会員の参加を呼びかけるものです。
目的
  アルパインクライミング層の底辺を広げ、掘り起こし、旺盛なクライミング層を再構築する。
            
内容
通年開催とし、秋、冬、春の三節に分け、実技中心の集中講座とする。従って「知識」に属することは、文献の紹介程度にとどめる。
特に、第V節は、雪山の登攀を含む総合技術の修練と位置づける。 節間(休校間)は、個人のトレーニングとし、山行記録等レポート提出を求める。尚、このレポートは、入校時の推薦者の評価を加えることにより、受講生の意欲を高めるような施策を採る。 また、必要に応じ、個人向け「トレーニング・メニュー」を提示する。
    「特例」(今期の試験的試み)  
        *単節の受講を認めます
          ・T節または、U節のみの受講
          ・U節とV節の合わせての受講
           *但し、V節のみの受講は、不可。
           ***詳細は後日、公表いたします。***
  対象
下記の条件を満たし、グレートアップを目指す労山会員
入校条件
1.個人力量
    ・ 無雪期
      UIAA V〜W級ルートの経験者(ゲレンデは含まず)、人工 A1のルートは、必ず
      参考) 谷川岳 一ノ倉沢 中央稜、中央カンテ
        北 岳 バットレス 第四尾根
        剣 岳 八ツ峰Y峰 A、Cフェース 等
        もしくは、同等のルート
    ・ 積雪期については、
      八ツ岳  赤岳主稜
      谷川岳 東尾根 程度のバリエーションルート
    ・ 搬出技術等
      講習会等の実技経験があること。特に自己脱出技術については、マスターしていること
     
2.所属山岳会及び県連の推薦
    受講生の山歴、力量の客観的評価を明記の上、推薦のこと。
    尚、推薦者は、節間の受講生のレポートの点検の責務を持つ。

*不明瞭な場合は、事務局より、推薦者及び本人に確認も有り。

3.遭対基金加入口数
    10口

学校長  西本武志 全国連盟理事長

講師  労山内外の専門家

    (プロガイドも含む)

事務局 全国連盟 技術教育部 登山学校運営委員会

受講費
    通年一活(開校式・オリテ時の食事・宿泊代を含む、交通費は別途)     70,000円

定 員  15名  

受講申込み締切り  2001/8/31(金)  


開校式及びオリエーテーリング
    9/22(土)22:00 集合 谷川岳 「土合山の家」
    内容・・ 趣旨説明 講師団及び事務局紹介 受講生紹介 その他


第T節−無雪期の登攀

    '2001.9/22(金)〜9/24(日)の3日間
      谷川岳 一ノ倉沢/ 幽ノ沢 のルート
      ショートルートの場合は継続とする。
      泊−土合山の家 or テントorビバーク体験

第U節−積雪期の登攀
    打合わせ・グループ分け等−必要により、事前に都内にて
    厳冬期の5日間程度     '02.2/08(金)〜02.2/12(火)
    「冬期登攀」
      八ヶ岳集中(行者小屋周辺ベース)  継続、全天候クライミング 
      西面に限らず、例えば、入山時に、地獄谷から入り、旭東稜をビバーク付きで、登攀し、行者に入る。
      また、阿弥陀南稜を経て(ビバークして)行者に入る等。上記のように、ベースに入るのを、単なるアプローチにせず、
      登攀行為をして、ベースに入るというシステムを採る。
      1日に、2本、易しいルートでも可とし、必ず継続とする。

第V節−残雪期の登攀
    打合わせ・グループ分け等−必要により、事前に都内にて
    2002年5月連休期間   ’02、4/27土)〜5/6(日)
    中心課題は、雪稜・雪壁の登攀技術
      北ア・後立山連峰−不帰岳
      五龍岳
      白馬岳東面 等のバリエーションルートを予定
            *** 変更も、あり得ます。***
      * T、U節で高められた総合的な登攀力を確認、検証し、次の新たなステップの足がかりを作る。

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