歴史から学ぶ

21世紀の資本 年1%成長とは 2016/03/07

参考書籍:Le capital au XXIe siècle/Thomas Piketty 著/Éditions du Seuil 出版/2013年9月発行

年1%成長とは

年1%成長は、社会を大きく変える 1人当たり生産成長率が年1%程度であることは、とても速度が早いことを示す (1)30年間の年1%成長は、累積で35%増となる (2)30年間の年1.5%成長は、累積で50%増となる 欧州、北米、日本の直近30年間の1人当たり生産成長率は、わずか1%-1.5%である しかし、我々の生活は大きく変化した 1980年代初、次のものは、存在しなかった (1)インターネット (2)携帯電話 (3)多数の航空会社のアクセス (4)多数の医療技術拠点 (5)大規模な長期研究 通信、輸送、健康、教育分野における変化は、雇用構造を大きく変化させた 1人当たり生産が、30年間に35%-50%進展するとは、次を意味する (1)今日、実現している部分の1/4-1/3が、30年前に存在しなかった (2)今日の1/4-1/3の取引や仕事は、30年前に存在しなかった 過去の社会の相違点 (1)18世紀社会は、成長が0%-0.1%/年程度であった 0.1%〜0.2%/年の成長社会は、1つの世代から次の世代へ、ほとんど似たものを再生産した 職業構造、財産構造も、また、同じように再生産された (2)しかし、19世紀初以降の1%/年成長は、先進国事例のように、永遠に深く変化する社会である 1%/年成長は、次に対して重大な結果をもたらす 1)社会的不平等構造 2)富の分配の原動力 例 財産は新しい活動分野を素早く創る 同時に、資産不平等を創る 1)過去から来たそれほど大きくない資産不平等 2)遺産から来たそれほど決定的ではない資産不平等 経済成長は、単純に民主的、実力主義的な希望を満足させることは出来ない 民主的、実力主義的な希望は、特別な社会制度に依拠すべきである また、単に、技術や市場の発展力に依拠すべきでない
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