歴史から学ぶ

21世紀の資本 20世紀福祉国家の進化 2016/03/09

参考書籍:Le capital au XXIe siècle/Thomas Piketty 著/Éditions du Seuil 出版/2013年9月発行

20世紀福祉国家の進化

経済、社会生活で公的権力の役割が進化した 国民所得に占める税、課徴金の大きさが変化した 4国(米、英、仏、スエーデン)の比較 (1)19世紀、第1次大戦前まで、税は、国民所得の10%以下 1)国家は、経済、社会生活にわずかしか関与していない 2)国家の主要機能は、国民所得の7%-8%で可能 (警察、裁判、軍、外交、一般行政など) 3)軍事費は、一般に2%-3%対国民所得 米、4%以上 サウジアラビア、湾岸諸国、10% 4)この時代の国家の特徴 a.いくつかの道路や最低のインフラに資金手当している b.ある程度の学校、大学、医療にも資金手当している c.しかし、大規模な受け入れ可能な教育、健康の公共サービスは十分と言えない 19世紀、教育、健康予算は、一般に1%〜2%対国民所得 (2)1920ー1930年代から1970-1980年代まで、富国全体で国民所得に占める税や公共支出のシェアが増大する 特に、社会的費用 先進国で税のシェアが2倍 北国で5倍以上 その後、1980-2010年間、この税シェアは安定する 各国の税シェアは多様である 1)米、30%対国民所得 2)英、40% 3)欧州大陸諸国、45%-55% 独、45% 仏、50% スエーデン、55% 4)日本、32%-33% 5)カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、35%-40% (3)富国は、20世紀に税、共通経費を変化させた 税、共通経費のシェア.1/10対国民所得から、1/3-1/2対国民所得へ (4)「国家の回帰」の内容 1)国家がルールを設定する 例 1980-1990年代以降、金融市場の規制が緩和された 2)国家が、資本の生産者、所有者として介在した 例 工業、金融部門の国有化 過去、30年間で国有化の役割は減少した
Copyright (c) Easy_Backpacker.All rights reserved.