歴史から学ぶ

21世紀の資本 欧州統合 2016/03/11

参考書籍:Le capital au XXIe siècle/Thomas Piketty 著/Éditions du Seuil 出版/2013年9月発行

欧州統合

ユーロの歴史 1992年、マーストリヒト条約の中で、ユーロ創造が決定された 2002年1月、ユーロ紙幣が発行された 貨幣統合は次に導く (1)政治統合 (2)税統合 (3)予算統合 (4)とどまることなく、より狭い範囲の統合 欧州中銀 1.1980年代末、1990年代初、中銀に求められた機能は、次のとおり (1)中銀は、一連の出来事が過ぎるのを見ているだけで良い (2)低インフレの維持を保証する 2.1970年代のスタグフレーション後、中銀機能が見直された (1)唯一の目標である低インフレ維持のため、政治権力から独立である (2)その結果として、次の中銀の機能が求められた 1)国家なき通貨の創造 2)政府なき中銀の創造 3.2008年危機直後、不活発な中銀構造は、粉砕された (1)中銀が果たすべき決定的役割を発見した (2)欧州の制度的協定の不適応性が明白となった (3)無限に貨幣発行する権力とは、次のことを正当化する 1)厳格な法令と明確に定義された使命に基づき貨幣発行を規制すること 2)政府の長に、通貨発行の変更権限を与えないこと 欧州中銀(BCE)の特殊性 (1)他の中銀に比べ、より厳しい規制を受けいている 低インフレ目標は、完全雇用と成長目標を否定する (2)法令により、BCEは発行時に国債取得ができない 最初に、ユーロ圏の民間銀行から国家に、貸し付ける 次に、BCEは、国債を中古市場で買い戻す (3)BCEの基本的問題点 1)BCEは、17の国債と17の政府を相手にしている 2)BCEが、安全装置としての役割を果たすことは、この文脈から困難である 2007-2008年危機で、欧州各国の金利が発散したが、単一通貨ユーロ使用により、通貨の切り下げが不可となった ユーロ発行前、通貨の切り下げの可能性があった 通貨の切り下げは、次のことを可能とした (1)競争力の復活 (2)経済活動の復活 通貨主権の喪失の対抗策は、次のとおり (1)中銀が担保付き債務に介入する必要がある (2)中銀は、低利率か予測可能利率に介入する必要がある 公債問題の解決には、次のとおり (1)ユーロ圏の公債の共通管理 (2)または、共通管理を望む国の中での共通管理 共通負債ストックの返却には、共通負債の解消の速さを決定しなければならない このことは、ユーロ圏の財政赤字を決定することである そのためには、結局、ユーロ圏の議会予算を作る必要がある 最良の解決策 (1)国民議会の議員によって予算を作る (2)国民的民主的正当性に基づき、欧州議会主権を構築する (3)すべての議会と同様に公開討論後にこの評議会は多数決で決定する 次が税の道具となる (1)資本累進課税 (2)会社の利益課税 会社課税は、信頼できる完全な銀行情報自動交換システムが必須となる 理想的な課税システムは、個々の株主、債権者が支払う所得税、資本税の源泉徴収税となるだろう 欧州諸国の今日の優先事項は、欧州大陸に公的権力を構築すること 次のことを可能にするために (1)大陸公的権力は、資産資本主義の制御を取り戻すことができる (2)民間利益を取り戻すことができる (3)欧州福祉モデルを上昇させることができる
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