歴史から学ぶ

「坂の上の雲」を読む(再掲載) 10/08/11

 「坂の上の雲」を読む 

山行が留守がちになったあいだに、「坂の上の雲」司馬遼太郎著を読んだ。面白かった。 日露戦争で、日本がロシアに勝ったのは奇跡であった。 世界からは未知の極東の小国日本が、欧州の軍事大国ロシア帝国になぜ宣戦布告し、勝たねばならなかったか、私なりに理解した。

第1に、日本は、ポーランドやフィンランドのように、ロシアの属国になることを受け入れられなかった。日清戦争で日本が勝利したにもかかわらず、ロシアの強欲により、なにも手にすることができなかった。ロシアは、清国の東北部を植民地化し、アジアに版図を拡大しようとしていた。 一方、日本は明治維新後、列強に追いつくために、急速な近代化をはかり、アジアとの貿易が死活問題となっていた。 第2に、日本は、陸軍、海軍とも近代化に成功した。 軍の近代化について、海軍は英国から、陸軍はドイツから学んだ。 特に、海軍は、幹部の首をすげかえて一挙に近代化を図った。 日本は、たいした輸出品もない農業国のため、英国民やユダヤ系財閥の資金を借りて、軍艦を購入した。 第3に、日本海にロシア戦艦の存在を認めることができなかった。 当時、近代化をはかる日本にとって、中国大陸との海上輸送路の確保はどうしても必要な生命線であった。海軍は、もしロシアと戦争になったら、1隻も残らず撃沈しないと、勝利とはならないことを認識していた。

明治維新後の日本人は、まったく楽天的であったようだ。 坂の上の白い雲に、未来の幸福を描きながら、ただ、坂をひたすら登っていったようだと著者は言っている。






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