歴史から学ぶ

イスラム原理主義は復古主義 11/06/06

 イスラム原理主義は復古主義 

イスラム原理主義は市民の共感をうることができるのであろうか。 確かに、エジプトのムスリム同胞団のように、市民に浸透している場合もある。 それは、教育、社会福祉などの活動の成果である。 しかし、一方では暗殺、テロ活動など、目的のためには、手段を選ばない姿勢は、ムスリム全体の共感を得ているとは思えない。 ムスリムが行う儀礼的行為のうち、信仰告白、礼拝、断食、喜捨、メッカ巡礼は、他宗教にも類似の行為があり、理解できる。 しかし、ジハードは、明らかに軍事的で好戦的で異質である。

イスラム原理主義には、いくつかの背景があるのではないか。 第1に、ムスリムは過去の成功体験から脱却できないでいるのではないか。 イスラム世界は、最盛期に西のスペインから東のイランまで、版図を拡大した。 ムスリムになると、免税特権を与えられたというが、短期間の拡大を可能にしたのは、軍事力だと思う。 第2に、ムハンマドの教えは、権力者の支配を助けた。イスラム法といわれるように、政教合体した宗教で、法律であり行動規範でもあり、市民の行動を規制している。 イランは、革命で王制が崩壊したが、新体制は、民主主義とは異質で、憲法で宗教指導者を最高指導者と規定している国家体制なのである。 第3に、ジハードは、極端に排他的である。 9.11や自爆テロは、問答無用と言い張る理論である。 9.11のテロ犯は、留学先で高度な知識、技術を学んでいた学生である。 本来の留学目的は、母国の発展、国民生活の向上に寄与することではなかったか。 イスラム原理主義が、多くのムスリムの共感を得たり、国家の発展に資するとは思えない。






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