歴史から学ぶ

ウォーレン・バフェット 12/02/25

 投資について 

「ウォーレン・バフェット伝」(アリス・シュローダー著、伏見威蕃訳、日本経済新聞社)を読む。 伝記として、とても面白い。しかし、投資に絞ってみると、いくつか発見があった。
1.バリュー投資をするためには、財務分析の能力と十分な時間が必要なようだ。
2.バリュー投資は、本来、株式投資の王道かもしれない。
3.人的問題をかかえた企業は、投資に値しない。

 財務分析には時間がかかる 

資産価値が高い割りに、株価が低位な企業を探すには、財務諸表を丁寧に、また経年変化もみなければならない。 それには、膨大な時間がかかる。このようにして探した掘り出し物の企業の株を、彼は、シケモク株とよび、初期の投資の基本としていた。それが、後の巨大な資産形成の元となっている。 しかし、シケモク株は、しだいに見つけにくくなり、後年は、成長が見込まれる企業の買収、合併により大株主として資産を拡大している。一方、彼は、「自分の頭で理解できないようなテクノロジーが、投資の決断にかかわってくるような企業には手をださない。」として、インテルには、投資しなかった。

 株式投資の王道 

大きく飛躍を期待する企業は、大きな資金を必要とする。設備投資に金がかかるからだ。多くの投資家は、企業が成長すれば、株価の上昇が期待できることから、今後成長する企業に投資したいと考える。 両者の思惑が一致すれば、その企業は、成長し、株主に大きな利益をもたらすことになる。 バリュー投資は、その意味で、企業を成長させ、社会の発展にも貢献していることになる。

 労使紛争は投資判断のマイナス要素 

ストやロックアウトで、企業活動が停止することを懸念していたようだ。また、人件費が高騰する結果になれば、利益が少なくなるだろう。

 上昇相場ではだれもが天才である 

これは、バフェットが引用した、ケネス・ガルブレイスの言葉である。 忘れてはいけない、言葉であろう。






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