歴史から学ぶ

 東京ラブストーリーは古い話しか? 13/07/21

 今見ても新鮮 

1991年1月に、フジTVから放映された。 今から20年以上前のドラマである。 確かに、古いと言えば古い。 しかし、何度見ても、私には、実に新鮮である。 どうしてだろうか。 きわどい会話は、既に20年以上経ているが、度肝を抜かれる。 現在もなお、色あせていない。 だが、それが理由ではない。

強く印象づける理由は次のとおり。
第1に、このドラマは、青春時代が決断の連続であると言っているからだ。
さとみは、高校時代からずっと思い続けていた三上と付き合いはじめたにもかかわらず、三上と別れ、カンチを選ぶ。
三上のいる医大のクラスメイトの長崎尚子は、新婚旅行先の空港で、新郎を捨てて、とんぼ返りで帰国して、三上との人生を選ぶ。
カンチは、高校時代から意中の人であるさとみが忘れられず、リカと別れる決断をする。
また、リカ自身も、カンチの故郷である松山で、カンチから身を引くことを決意する。
皆、実に、苦渋の決断をして、新しい人生の第一歩を歩み出している。
思い通りに行かなくとも、決断をしなくてはならないのが青春なんだと、回を重ねるたびに言い聞かせている。

第2に、皆、常に前向きであるからだ。
全編を通じて、立ち止まらず、前へ行こうとする言葉が多い。 とりわけ、次の言葉がいい。

*1 (リカ)あたしね、ずっとこのまんまでいたいって気持ちなんて、今まで感じたことはなかった。 明日、悲しいことがあるってわかっていても、あたし明日が来るのがうれしかった。

*2 (リカ)その日その日の思い出をピッカピカのバッチにして胸にはって歩いていくの。っね!

*3 (リカ)もうこれで、カンチはさとみちゃんのことでいっぱいなんだね〜。 空き部屋なんて、これっぽっちもないんだね〜。でも、あたし白旗あげるつもりないから!

*4 (リカ)落ち込んでた?もう大丈夫!そんな私は今朝燃えるゴミと一緒に捨ててきました。

*5 (リカ)今このときのために、今までのいろんなことがあったんだって、そんな風に思えるように。

第3に、恋の解説が秀逸であるからだ。
会話に出てきた次の言葉をじっくり味わってほしい。

*1 (さとみ)嫌いになんかなれたら、どんなにらくだったろう。

*2 (リカ)そんなさあ、一生のうち人を好きになるなんて、そうそうあるもんじゃないんだから。 好きになったら、あっという間なんだけどさ。

*3 (さとみ)別れる前のほうが、もっと辛かったから。

*4 (リカ)例えば、カンチがさとみちゃんのことを忘れられなかったとしてもさ、あたしの好きは負けない。1グラムも減らないよ。 あたしが見つけた恋だもん。誰にも壊せない。たとえカンチでも。

*5 (リカ)誰もいないから寂しいわけじゃないから。 誰かがいないから寂しいんだから。

*6 (リカ)どんな元気な歌聴いてても、バラードに聴こえる夜もある。

*7 (リカ)世間がなんと言おうと、世界中を敵に回したって、愛さえあれば、乗り越えていけるよ。

*8 (さとみ)でも、三上君と出会わなければ、こんな切ない気持ちって、一生知らずに済んだのかと思うと。

*9 (リカ)好きって一言が早口言葉500回いうよりも難しい時ってあるもんね〜。

*10 (さとみ)恋は盲目ってよく言ったもんね。終わったとたん、いろんなものが、はっきり見えてきちゃった。

青春ドラマが、結構残酷だけど、見るものを魅了してやまないのは、苦悩、決断、不屈の闘志が展開されるからだろう。

 心が渇いたら、煮詰まったら、見てほしい 

1991年は、日本のバブルの終盤。まだ、皆、元気であった。 ファッションは、すごくトレンディであった。何よりも、女性が元気であった。 心が渇いたら、ぜひ見てほしいものだ。
また、仕事で煮詰まったら、じっくり見てほしい。
今していることも、長い人生の中では、いずれどこかで、きっと、力になるに違いないと思えるだろう。

 そろそろリメイク版がみたいものだ 

10年ごとに、旬の役者で、リメイク版を作れないものだろうか。今、そんな噂さえ聴かないが。
Shall we dance? では、すぐにハリウッドが反応したのに、なぜだろう。
あまりにも、日本的だからか。いや、そうは思わない。
青春時代の、永遠の課題だと思うが、どうだろう。
日本でも、ハリウッドでもいいが、トレンディな服装で身を固めた若い役者のリメイク版をTVや映画で見てみたい。