歴史から学ぶ

21世紀の資本 世界の不平等 2016/03/06

参考書籍:Le capital au XXIe siècle/Thomas Piketty 著/Éditions du Seuil 出版/2013年9月発行

世界の不平等

1.生産の不平等

(1)欧米の生産(財、サービス)の世界全体に占めるシェア 1860年代、50% 1900-1980年代、70%-80%、世界の経済を支配した 1970-1980年代以降、徐々にシェア低下 2010年代初、50% 欧米のシェア低下原因は、人口減である (2)全欧州PIB(国内総生産)の対世界生産シェア 1913年、49% 2012年、25% (3)全欧州人口の対世界人口シェア 1913年、26% 2012年、10% (4)産業革命期間の欧米の発展原因 1)生産拡大が寄与(2-3倍) 2)人口拡大は寄与してない (5)世界の生産状況 世界規模での1人あたり生産高の発散は終了した 1人あたり生産高は、すでに収束段階に入っている 追い上げ現象は、まだ、終わっていない(中国他) (6)世界の1人あたりPIB、2012年、1ユーロ=130円換算 地域        1人当PIB/ユーロ   1人当PIB/千円 世界     10,100       1,300 欧州大陸    24,000    3,100 EU    27,300    3,500 ロシア、ウクライナ 15,400    2,000 米大陸    21,500    2,800 米、加    40,700    5,300 ラテンアメリカ 10,400    1,400 アフリカ大陸    2,600   340 北アフリカ   5,700    740 サハラ以南アフリカ 2,000   260 アジア大陸   7,000    910 中国    7,700     1,000 インド    3,200     410 日本     30,000   3,900 他     7,600    1,000

2.所得の不平等

(1)世界規模の不平等は、次のような国々を敵対させる 1)サハラ以南アフリカ.インド 平均所得、150-250ユーロ/1人、月 2)西欧、北米、日 平均所得、2500-3000ユーロ/1人、月 3)西欧、北米、日グループの国々は、サハラ以南アフリカ、インドグループの国々に比べ、平均所得が、10-20倍 (2)世界の平均所得は、中国レベルに等しい 平均所得、600-800ユーロ/1人、月

3.不平等の収束

(1)富国が貧国の一部を所有するシステムは、不平等の収束に貢献するとの考えは、楽観的すぎる 1)1人当たり生産性の収束はあっても、1人当たり所得の収束は保証されない 一度、投資が実現すると富国が貧国を永遠に所有することがある 2)教育や訓練の水準向上が、不平等収束には、必須である 物的資本投資から人的資本投資へ資金供給の軌道修正が必須である 日本、韓国、台湾、中国が成功している アフリカで困難となっている (2)不平等を収束する力は、知識の普及である 貧国が富国に追いつくには、次の条件で同一レベルに到達すること 決して、より多くの財産を作ることではない 1)技術的知識 2)能力 3)教育 (3)知識の普及過程は、次のような国の能力に依拠している 国民教育に大型投資するため、資金と社会制度を動かすことができる能力 様々な利害関係者に予測可能な法的枠組みを保証することによって (4)基本的な教育は、次を検証して示すことである 1)各国間の不平等の歴史的変化 2)世界の成長の歴史的変化
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