歴史から学ぶ

 健さんの「幸福の黄色いハンカチ」 14/12/03


2014年11月10日、高倉健がなくなった。
健さん追悼番組でしばらくぶりにこの映画をテレビで見た。

 前半は武田と桃井の旅の目的を語る 

夫(高倉健)が出所した。
誰も迎えに来ない。
郵便局で無理に離婚させた妻(倍賞千恵子)へハガキを送る。
その内容は次のとおり。
元妻が今も自分を待っているなら、鯉のぼりの柱についている紐に黄色いハンカチをつけておいてほしい。 もう、別の人と暮らしていて自分に会いたくなければ、何もつけなくいい。そのまま、会わずに去る。
この映画では健さん同様、映画を見ている人も、妻からの回答は最後までお預けとなり知ることはできない。
出所した網走刑務所から、自宅のある夕張までの道中で、服役した理由、二人が結婚したいきさつが明らかになる。
網走から夕張まで一緒に旅することになるのが、九州出身で都会で働く若者(武田鉄矢)と車内販売する若い女性(桃井かおり)である。
武田はナンパ目的で新車を買い北海道を旅している。
桃井は失恋した傷心の娘で旅している。
武田は桃井と旅館に一緒に泊まるところまで事を運んだが桃井に泣かれ反省する。
隣の部屋に眠れずにいた健さんが武田を叱る。
「女は弱いものだ。大事にしなければならない。」

 後半は健さんの旅の目的と葛藤を語る  

途中、運転を代わった健さんが検問で無免許運転で捕まったことから、健さんが殺人犯として服役していたことが明らかとなる。
しかし、どうしても悪人に見えない健さんと二人は旅を続けることにする。
また、健さんが夕張を訪れる理由が明かされる。
健さんは離婚した妻に会いたい気持ちと同時に、もう新しい生活を始めているに違いないと思う弱気な気持ちの間で激しく揺れる。
ここで、武田と桃井が妻の回答を確認するよう健さんを説得する。 もし、今も妻が待っているなら妻が可哀想なことになる。 健さんは一生後悔することになるだろう。
このあと、映画は一気にクライマックスのラストに向かって走る。
ラストは、妻が健さんを待ち続けていたことを示すたくさんの風にはためく黄色いハンカチを見つけて再会を果たすシーンである。
若い二人は、健さんたちの再会により恋する意味を知り、はじめて友達から恋人になる。

 どうして感動するのだろう

この映画はどうしてこんなに心を打つのか。あえてまとめると次のとおり。

1.男女を結びつける恋の力の強さだろうか。
2.結婚は所詮見知らぬ他人が一緒に暮らすことで行き違いがあるものだ。そのつもりで一緒になれ。