歴史から学ぶ

21世紀の資本 21世紀への教訓 2016/03/11

参考書籍:Le capital au XXIe siècle/Thomas Piketty 著/Éditions du Seuil 出版/2013年9月発行

21世紀への教訓

資本主義の中心的矛盾:r>g 研究の一般的教訓 1.市場経済と民間資産の活力ある発展は、発展そのものの中に大きな収束力と力強い発散力を内包している (1)収束力は、特に、知識と能力の普及に関係している (2)発散力は、民主的社会、民主的社会の基盤となる社会的公正の価値観に対する脅威となる 2.不安定な本質的な力は、次に関係している (1)民間資本の収益率rが大きい (2)かつ、rは、長期で所得と生産の成長率gに比べ、より高い 3.不等式:r>g は次を示す (1)過去から来た資産が、生産と賃金の拡大の速さよりも早く、再資本化される (2)この不等式は、根本的論理的矛盾を示す (3)起業家は、必然的に年金受給者に変身する傾向を持つ.また、徐々に労働しか持たない人々を支配する傾向を持つ. (4)一度作られると、資本は生産拡大より早く自分自身を再生産する (5)過去が未来を貪り食う 4.長期の富の分配の原動力に関して、結果は圧倒的となる 次の条件が加わると (1)もし、初期資本の大きさに基づいて所得の不平等が加わると (2)もし、資産不平等の発散プロセスが世界的規模で起これば 5.成長を担うのは、次の投資 (1)教育 (2)知識 (3)クリーンな技術 しかし、成長は、4%ー5%を超えないだろう 長期で、成長は、1%-1.5%になるだろう 6.資本収益率が、4%-5%であれば、不等式:r>g は21世紀に再び標準となるだろう 7.民間収益を成長率以下に下げるために、資本収益に大きな課税は、ありうる 8.最良の解決策は、資本への年累進課税である (1)競争力を維持しながら、不平等の連鎖を回避できる (2)新しい初期の蓄積が、休みなく生産されるインセンティブを維持しながら、不平等の連鎖を回避できる 例 税の尺度          税率/年 100万ユーロ         0%-0.5%/年      100万ユーロー500万ユーロ   1.0% 500万ユーロー1000万ユーロ  2.0% 1000万ユーロー数千万ユーロ  5.0% 数千万ユーロー10億ユーロ  10.0% 9.歴史的経験は次を示す (1)過度な資産不平等は、起業家精神と無関係 (2)過度な資産不平等は、成長にとって何ら有益でない (3)過度な資産不平等は、共通の利益に反する 1789年宣言、第1条の表現のとおり 10.課題は、次のとおり (1)資本累進課税の解決策は、次を必須とする 1)高度な国際協力 2)地域の政治的統合 (2)この解決策は国連に頼れない.国連は以前の社会的妥協の中で作られた (3)より純粋、完全な競争により特徴付けられた巨大市場のようなものを建設する必要がある 11.ピケティの提言 (1)すべての市民は、真剣にお金に興味を持つべきである (2)お金をたくさん持っている人は、彼らの利益を守ることを決して忘れたりしない (3)見ることを拒否する人は、最も貧しい人たちのことを滅多に問題にしない
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