歴史から学ぶ

21世紀の資本 年金の将来 2016/03/07

参考書籍:Le capital au XXIe siècle/Thomas Piketty 著/Éditions du Seuil 出版/2013年9月発行

年金の将来

年金公共システムは分配原理に基づく 給与から集められた拠出金が直ちに退職者の年金受給者へ支払われる 分配システムは世代間連帯の原則に基づく 定義から収益率は、経済成長率に等しい 世代間連帯システムとは (1)現在の年金受給者のために拠出金が支払われる (2)我々は、次を期待している 子供達が将来、我々のために同じことをしてくれるだろう 問題点 将来の年金の資金手当を可能にするために、拠出金は、給与全体の上昇よりも、より高く上昇するだろう 理由 年金の分配システムは、20世紀中頃導入された その時、理想的状況があったからだ (1)人口増加率、生産高とも上昇した 欧州大陸諸国の成長率は5% (2)高い成長率は、分配システムに大きな収益をもたらした 1940-1980年代に拠出した人々は、彼らが拠出した金額に比較にならない高い年金支払いを受け、また、現在も続いている 今日、状況はまったく違う 富国の成長率は、年1.5%に低下している しかし、次の選択は誤りである 分配による年金システムを資本化による年金システムに置換すること 理由 (1)ある年金受給者世代を見捨てることになる 投資回収に時間がかかるため (2)資本収益率は変動しやすい 従って、リスクが大きい (3)給与上昇率は資本収益率に比べ低いと思われる しかし、給与上昇率の変動は、1/5-1/10の間にある 老齢化の課題 (1)80-90歳で死ぬ世界において、60-70歳で死ぬ時代に確立されたパラメータを維持することは困難である (2)退職年齢の引き上げが、従業員と年金受給者にとって、低成長において利用可能資産を上昇させる唯一の方法とも言えない 理由 1)労働により個人的実績を上げてきた人々にとって、60歳で退職することや現役期間より引退期間の方が長いのは、不愉快だろう 2)知的職業従事者は、70歳まで今の地位を希望するだろう 3)しかし、次のような人たちは、退職年齢の引き上げを希望しないだろう a.若い頃から働き始めた b.厳しい仕事や満足感が少ない仕事をしている c.合法的に、より早い退職を熱望している 21世紀の年金システム (1)分配による年金システムは、将来の理想的福祉国家の一部として継続されるだろう
Copyright (c) Easy_Backpacker.All rights reserved.