歴史から学ぶ

株取引の仮説 日証金貸株残の減少 16/10/16


条件1
(1)株価下落傾向
(2)貸株残が減少

貸株を持つ投資家は、株価下落とともに収益が増加するので、頃合いを見て返済買いをする。
多くの投資家は、少なくとも、自分の損益がプラスに転じてから返済買いをするだろう。
もし、投資家が損失覚悟で、返済買いをすれば、それは、損切りである。
株価下落傾向で、損切りで返済買いをする投資家は少ないだろう。
通常、株価下落とともに、返済買いが増加するので、貸株残は減少し、かつ、0に近くなるはず。
この場合、株価下落傾向は、貸株残が0に近くなるまで継続するに違いない。

条件2
(1)株価下落傾向
(2)貸株残の減少が緩やか

株価下落傾向で、貸株残の減少が想定より小さいなら、現在の株価より低い値で信用売りした投資家が多いかもしれない。
理由は、株価下落傾向で、投資家は、通常もっと株価下落すると推測するだろう。
返済買いを延期するだろう。
一方、株保有者は、株価下落傾向で、売り急ぐだろう。
収益が確保されているうちに、株を売り逃げたい。
この時、株価下落は加速する。
しかし、限度がある。
株価下落速度は、減速し、いずれ反転し、上昇する。

逆の視点から、貸株残の減少が想定より小さいとは、株保有者が、まだ、収益がある状態であることを意味する。
株価下落傾向で、これ以上収益の減少を容認しないなら、損失に転じる前に、株売却で収益を確定するはず。
この時、株価下落はさらに加速するだろう。

重要な点は、株価下落傾向なのに、貸株残の減少が小さい状態であることである。
この場合、唐突に、株価下落は加速するかもしれないということ。
しかし、もし、貸株残が0に近くなると、株価は底値かもしれない。
すなわち、株価の下落は止まるだろう。