歴史から学ぶ

京都の寺は美しい 17/06/24


京都の寺は美しい

修学旅行で京都に行った. 社会人になってからも,京都の寺を訪問した. 時間が取れる今,しばしば京都を旅する. 京都の寺は,大きくて整っている. 京都の寺に,仏像,襖絵,屏風絵などの美術品がある. しかし,同じ寺に何度も行く理由をあげれば,寺の庭が美しいからだ. 寺の庭の魅力を列挙すれば,次のとおり. 1)庭の前に立つと,落ち着く. 2)桜の時期,新緑の時期,紅葉の時期,庭は見るものに大きな感動をもたらす. 3)庭は,季節,時刻によって変化する.何度見ても飽きない. 4)庭を前にすると,私が日本人であることを意識する.

京都の寺はどうして立派なのだろう

寺がかつて繁栄していたからだ. 1)応仁の乱以前,寺は寺領という寺所有の荘園を経営し財政的に潤沢であった. 2)朝廷,公家,幕府から財政的な支援があった. 3)寺は,門前町などで商業を運営していた. 京都五山などと言われた頃,寺の規模は大きかった. 南禅寺を臨済宗の大本山として,大きな寺が今も残る. 1)天龍寺 2)相国寺 3)建仁寺 4)東福寺 5)万寿寺 室町時代まで京都の寺は巨大だったようだ 今ある寺は,規模縮小して残っている. 1)応仁の乱で京都の街は焼失した. 2)寺領の荘園も含め,荘園は武士に奪われた. 3)寺の商業利権も無くなった. 4)明治時代,神仏分離が実施され寺は打撃を受けた. 改めて,現在の京都の寺を見ると,次のことが言える. 1)応仁の乱以前の寺は,規模が巨大であったのだろう. 2)平安時代,室町時代,寺は,大きな財力を背景に,建物,庭を作ることができたのだろう. 3)寺は,寺格を誇示するために,様々な趣向を凝らして建物,庭を作ることができたのだろう.

多くの禅寺は室町時代に創建された

気になる寺の創建を調べて見ると,次のとおり. 奈良時代 清水寺 778年 平安時代 朝廷,貴族が真言宗,天台宗の寺を庇護した. 東寺 796年 化野念仏寺 811年 二尊院 834ー848年 永観堂(禅林寺) 853年 大覚寺 876年 仁和寺 888年 鎌倉時代 高山寺 1206年 東福寺 1236年 西本願寺 1272年 南禅寺 1291年 室町時代 禅宗は武士に支持された. 天龍寺 1345年 相国寺 1382年 金閣寺(鹿苑寺)1397年 龍安寺 1450年 銀閣寺(慈照寺)1490年 安土桃山時代 常寂光寺 1596年 東本願寺 1602年 江戸時代 高台寺 1606年 法然院 1680年