その19:2日目




6時30分、昨日と同じように目覚めて、顔を作る。
ん?顔は大丈夫だか首がやたらと赤いゾ。
首だけ日焼け止めの重ね塗りが甘かったようだ。
それに耳が焼けてる...メットかぶっているのになんで?
もしかして休憩時間だけでこんなになったのかな...
そうだとしたらほんとすごい陽射しなんだね。
今日は首も耳も念入りにやらなちゃね。

今日はパンケーキの他に、ちゅーちゃんお奨めのシナモンベーグルを
とってみた。テーブルにシロップが用意してあったので、
パンケーキにたっぷりをかけてみる。お〜これはうまい!
ここに来て初めておいしく感じたよ。
ベーグルにはチーズクリームをたっぷり塗って食べてみる。
これもおいしかった。これなら食べれるぞ。
私は考えた、食べれるものをお弁当にしよう!
シロップたっぷりのベーグルとパンケーキを頂いて
持って行くことにしたよ。

部屋に帰って滑る準備。
今日は靴擦れ部分にバンドエイドを貼った。
『大丈夫!大丈夫!』自分に言い聞かせるようにして準備は完了。
バスに乗り込み、センターハウスへ。
ウォーミングアップも終了だ。
昨日と同様喫煙場所でプロの面々を拝む。
あぁぁぁでも、だめだ〜。あんまり気分がのってこないよ...

そんな気分のままリフトに乗り込む。今日はまえちゃんと一緒だった。
つい、まえちゃんに愚痴ってしまったよ。
「このキャンプって思ったほどコーチングしてもらえないんだね」
って。すると、まえちゃんも同じように思っていたみたいで
「おれもちょっとがっかりしてる。こんなにほったらかしでパイプ
させられるなら、友達とあーでもない、こーでもないって滑ってる方が
楽しいよ。」だって。
私だけが思っていたわけじゃないんだね。

そのあとパイプに着いてからもいろいろ話してみた。
「このキャンプは自分のペースで自由に練習できるから、コーチングの
必要がないレベルで滑れる人には最適。もし、そうじゃなくコーチング
が必要なら自分からどんどん聞いていかないと教えてもらえないらしい
よ。」だって...

う〜ん。やっぱりコーチングが必要なレベルの私にとっては、
選択ミスだったんだ。それにどんどん聞いてって言われても、
ずっとキャバさんがパイプについていてくれるわけでもないしね...
でもそんなこと来てみないと分からないことだね。

昨日と同じくパイプを細かく刻むようにがんばってみる。
今日はまだキャバさんの姿もみえないね。一人でがんばってみる。

1時が過ぎた頃にまたスタッフがビデオ撮影を始めた。
進歩があったかどうか、これでけっこう分かるんだよネとか言ってるよ。
ふん!じゃ〜もっとしっかりコーチングの計画立ててよね。
とか思うが、気にしない気にしない。

滑っているとキャバさんがあらわれた。教えてもらわなきゃ!
さっそく見てくださいってお願いして滑ってみる。
こんどは、体の角度がおかしいって言われてしまった。
板と体は垂直にしてバーティカルを登らないとダメ。とのこと。
ハテ???私の体、板に対してどうなっているの?分からないよ。
突然滑れなくなってしまった...

悩んでいたら、今日はアクティビティーがあるので、2時に下山する
ようスタッフから連絡があった。
時計を見るともう2時が迫っていた。
え〜もう降りなきゃいけないじゃん。
そんなことは朝のうちに教えておいてね〜。

結局、滑り方が分からないままに2日目のパイプが終わってしまった。
あ〜進歩がないどころか後退していってない!?




つづく



教訓:人間は前に進むだけでなく、後ろにさがる事もできるようになっているんだよ。



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