その21:3日目




今日も昨日と同様、朝起きて、顔を作って朝食。
お!一つ発見。サンドイッチを作るテーブルにポテトチップが。
今日はこれも持っていこう。
部屋に帰って滑る準備。
昨日インナーを改良したから必要ないかな?とも思ったが、
念のため小指の靴擦れ部分にはバンドエイドを貼っておいた。

準備も整って、8時半頃板を積んでバスに乗り込む。
40分ほどでバスはセンターハウスに到着。
あれ?今日は昨日より日本人が増えているゾ
と思っていたら、今日からハイカのセッションが始まるらしい。
へ〜!あの(?)キャンプか〜。そっちに変えてくれ〜。
なんていえる訳がないね(笑)

しかし今日で滑りも3日目。
いろんなことに慣れてきたね。
一緒に来ているキャンパーのみんなともずいぶん仲良くなった。
朝のまったりタイム(朝の休憩時間をこう呼んでた)では、
みんなとおしゃべりするのがすごく楽しみになっている。
ほんと笑いが絶えない。
滑りに関してはすごく不満が残るが、こういう部分はすごく楽しくて
気分がいいね。
いつものように、ゆーちゃんと喫煙所に向かいおしゃべり。
女一人でキャンプなんて不安だとか言っていたのなんて嘘のようだ。
一人で来てみてよかったって思えてくるよ。

さ、がんばって滑るよと気合をいれてリフトに向かう。
最初はいつものようにフリーラン。
滑りながらますますがんばろうって気になってくるね。

フリーランを終えて、いつものように途中からは板を脱いで
リフトまで歩いていく。
が!ここで、ものすごい激痛。歩くのが辛いほどの激痛だ。
昨日までは小指が痛かった。
でも今日は小指よりかかとの痛さがものすごい。
痛いのを我慢して、みんなに遅れながらもリフトまで歩いた。
リフトを降りるともう一本フリーラン。
ところがほんとに激痛。かかとが痛くてバックサイドが踏み込めない。
どうやら昨日のカスタマイズは失敗だったようだ。
小指がインナーから顔をだして自由になった分、足全体が前へ移動
出来る状態になってしまい、かかと部分がかなりこすれてしまうようだ。
ヘタにいじるんじゃなかった...
これはやばいっ!って思っている私を置いてみんな滑り降りてしまった。
このままじゃ、みんなを待たせちゃう。あわてて木の葉落しで滑り降りた。

下では、みんな私を待っていた。きゃ〜、は、恥ずかしい...
「ど、どうしたの?」キャバさんが驚いている。
「かかとの靴擦れがきちゃいました」と言うと、きゃばさんは
「だれかテーピング持ってない?」って聞いてくれた。
運良くゆーちゃんが持っていて、そのテーピングをキャバさん自ら
私のかかとに貼ってくれた。

今日も2本のフリーランの後、さっそくパイプへ向かう。
一本滑ってみる。
だが、せっかくのテーピングもフリーラン一本分しかもたなかったようだ。
かなり痛い...これはほんとに大誤算。
いつものブーツを持ってきていれば...かなり後悔した。
パイプの滑り方も訳わかんなくなっているし...
でもここまできて滑らないともったいないね。
気持ちを振り絞るようにハイクしていく。

でも、だめだ...私ってほんとに滑りに気持ちが現れるタイプなのだ。
ドロップインしてはみるが、リップに登る気がおきない。
自分でもわかるくらい、やる気なさそうにダラダラ滑り降りてしまった。
そんな滑りを見ていた、ますおくんにも言われてしまった。
「もっと一本一本大切に滑らないとだめだよ。」って。
『分かってるよ!分かってるけどダメなんだよ』
心の中でイライラした私がいて今にも爆発しそうだ。
そうこうしているうちに、またビデオ撮影が始まった。
こんな姿は映して欲しくない。

私の中で何かが切れてしまった...
いつもボードで滑っているだけで楽しかった。
それなのに、‘ボードが楽しくない’こんなことは初めてだ...






つづく



教訓:意味のある形を変えれば問題はおきます。



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