その22:不満




今日はもう辞めよう...
この3日間、高いお金出してきたのにうまくならなきゃ損だって
ずっと気持ちを張り詰めて滑っていた。
こんな気持ちで上手くなれるはずがないね。
足ももうもたないだろうし。
ここには‘滑ること’だけじゃなく‘楽しいこと’がたくさんある。
この3日間だけですごく感じていた。

例えば日本では味わえないような大自然。
目の前に広がっている青空や山麓もすごくきれいだ。
それにビデオ撮影の中にいるかのようなハーフパイプの風景。
そこにいるって考えるだけで胸が一杯になってくるよ。
そしてなによりも、新しく出会った人達との交流。
みんなバカがつくほどのボード好きだ。
冬にはゲレンデに篭っていたり、夏にはキャンプを渡り歩いていたり、
みんな私がやってみたいと思っていたことを実際に実践している
すごい人達ばかりだ。同じボーダーとして尊敬しちゃう。

このキャンプに来ないで日本の中でしか滑っていなければ、
知り合うことも喋ることもできなかっただろう。
それに私ってかなり年齢的にコンプレックスを抱えてここに来た。
日本の友達には
「その歳で本当に行くつもり?変わってるね。」
「その歳なら結婚して子供産んでなきゃ、変!」
ってさんざん一般的常識論を唱えられてきていた。
だけど、ここの人たちは29歳だけどボードが好きだからって
理由だけでここに来た私を「それでいいんだよ。」って受け入てくれる。
そんな人達と、この3日間でどうしてこんなに?
っていうほど仲良くなれた。
そのことがすごくうれしくて楽しい。
明日からの3日間はその‘楽しいこと’を楽しもう。
気持ちの整理がついたよ。

あとはもう、ガツガツしないでのんびり行こう。
急に気持ちが楽になった。
持ってきていたポテトチップを食べる。ん、うまいね。
のんびり休憩していると、
「このキャンプだけで上手くなれるって勘違いしてはだめだよ。
このキャンプで学んだことを日本に持って帰って、何度も練習して、
はじめて上手くなるんだよ」
ってライオプロが語っていた。
なんてタイミングがいいんだろうね。まさしく私がその勘違い野郎だよ。
そうだね、じゃ〜とりあえずキャバさんに教えてもらった
「きっちりワンエイティー回して、パイプを細かく刻んでいく」
「板と体は直角に」

っていうことだけはちゃんと学んで帰るよ。
それで日本に帰ったら、いっぱいいっぱい練習してがんばるよ。
でも、今日はもうおしまいね。明日からがんばるよ。
気持ち切り替えた。もう滑るのが楽しくないなんて思わないよ。

でもね、ここのキャンプの運営にははっきりいって不満なままだよ。
とくに一人のスタッフに対しての不満を良く聞いた。
ぜんぜん働いてない。
私達が高いお金出して滑りに来ているってことをまったく理解して
いないんじゃないか。
そのお金から給料もらっているのなら、それはちょっと許せない。
とかいろいろ...
それにこんなこと書いちゃったら大問題かもしれないけど...
スタッフが女性キャンパーに手を出していいの?
ほんとにスタッフとしての自覚が足らないんじゃないのかな?
っていうような事件もありました..
キャンプ側はどうしてこんなスタッフを雇っているんだろうね。
このキャンプは雑誌とかでもよく見かけ、有名なキャンプとして
名が通っている。
その名前に甘えてだらけちゃってるんじゃない?







つづく



教訓:問題は起きた時が解決する時。時間はなにも解決してくれないよ。



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