その30:滑り最終日




とうとう今日で最終日だ。

さて今日もバスに乗ってゲレンデへ。
いつものごとくセンターハウスでまったりタイム。
でも今日はがちゃの様子が少しおかしい。
「じつは今まで黙ってたんだけど露崎さんのファンやねん。めっちゃサインして欲しい。」
ってそわそわしてる。
そっか、今日が最終日だしね、チャンスは今日しかないモンね。
一緒に行ってあげることにしよう。
ついでに私もライオプロのサイン欲しいしね。
で、がちゃは携帯電話に露崎プロのサインをもらった。
私もヘルメットにライオプロのサインをもらったよ。
「オレも板にサインもらおう」
ってにきくんも張り切ってる。
でもにきくんのボードってブラックデッキだよって思っていたら
しっかりホワイトマーカーを持ってきていた。
う〜ん、最後の最後までさすが!だったね。(笑)
そうして、今日も2本のフリーランの後パイプへ向かう。

考えると、私ってぜんぜん上手くなっていないような...悲しいね。
日本を出発するときには
「リップを抜けれるようになって帰ってくる。」
ってはりきっていた。
このキャンプが終わればきっとそれも叶うだろうって、
ここにやってきたのにね。
リップを抜けるどころか、逆にリップを抜けるのが怖くなっていた。
これはきっと靴擦れで思うように板を扱えなくなってしまったのも
あるんだろうが、とにかく怖い...
キャバさんに「もっとリップまで耐えて」って言われても怖くて耐えられない。
最終日だっていうのになんだか私の心は暗いままだ。

そう思いながらも、がんばってパイプに入っていた。
そしたらまえちゃんに言われた。
「ねぇさんはいい形でリップに向かうようになったよ。」
だって...
「うんうん、上手くなってるよ。」
ってがちゃまで言ってくれた。
今までここがダメ、あれがダメって、ダメって言葉しか聞いてなかった
私にはかなりうれしい言葉で泣きそうだった。

みんなと仲良くなってほんとによかった。
コーチングやスタッフ、食生活などほんとにいろいろ不満がつのって
ところどころぶちぎれそうになっていた私だったけど、
こんないい友達がたくさんできたから乗り切れたように思う。
この人たちがいなければ私は不満だらけで、こんなキャンプ来なければ
よかったって思いながら日本に帰っていたと思う。
でもみんなのおかげでほんとに来てよかったって思うよ。

さてさてなんだかんだいっても今日でMT.HOODともお別れだ。
じつは私には一度、やってみたいってことがあったのだ。
それは...
恐れ多くもビックパイプに入ってみたい!ってことだった。
ライオプロはもちろんだが、このビックパイプには
ビックネームがたくさん入っていたのだ。
前セッションではあのピーターラインもビデオ撮影で滑ったらしいのだ。
ぜひ記念に同じパイプを滑ってみたい!

でも
「上手い人しか入っていないから入りづらいね。」
ってみんなになにげに話していた。
そしたら、ますお君が
「2時が過ぎたら人が減ってくるから入ればいいよ。」
って言ってくれた。
いいのかな?ちょっと不安だがぜひ入ってみたい。
文句いわれても今日で最終日だしいいかな?

どきどきしながら2時が過ぎるのを待つことにした。






つづく



教訓:あこがれにかなうものはないのかな。



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