秘書まなみのサマーキャンプレポートの完全版です。
連載していたレポートは、まなみの原稿を編集して掲載してました。
ここでは原稿そのままの完全版として再掲載します。
いい事も悪い事もいろんな事をそのままお届け。

連載版の同一回  読み比べたい方のために別ウインドウで開きます。


 

その16:呆然




上から見下ろすと左手に大きなビックパイプ右手にスモールパイプが見えた。
スモールパイプの後ろにはびっくりするくらい大きなキッカー。
横にはレールまで揃ってる。

まずはリュックをおろそうとビックパイプの下まで滑り降りてみた。
しかし大きなパイプだね。
日本じゃこんな大きなパイプは作れないだろうねぇってパイプを見上げた。
あ!ライオさんが滑ってる!何で分かったかって?
だって例のライトセイバー持って滑ってるんだもん。(笑)
さすがライオプロ!あんなの持ってでもパイプ入れるんだ〜すごいすごい!!

しかしビックパイプは大きすぎて、今の私には入れそうにないね。
スモールパイプのほうに移動だ。

移動するとスモールパイプの下で、にきくんとまえちゃんが
サンドイッチを食べていた。
もうそんな時間?びっくりして時計を見るともうお昼を過ぎていた。
私もここでお食事タイム。
朝作ったサンドイッチにかぶりつく。ん〜悲しいかなおいしくないね。
ハムはいいんだけど、パンがぱさぱさして食べられない。
2つも作ってきたのに1個の半分しか食べられなかった。
日本のふわっとしたパンがなつかしいよ。

ボーと水を飲んでると、ぽかぽかしてくる。
ウエアを脱いでトレーナーになったけどぜんぜん寒くない。
リュックにつけていた温度計を見ると気温は15度だった。
ゲレンデにしてはあったかいね。見上げるとすごく澄み切った青空だ。
あったかいはずだね。

ふとビックパイプの方を見る。
朝にはなかった、キャンプと協賛ボードブランドのバナーが立てられている。
そのビックパイプの中では次々と大技を決めていくプロの面々が...た、高い。
リップを抜ける高さが半端じゃない。さすが...すごいね...
呆然としている私の後ろにはビックキッカー。
そこに向かってボーダーが滑ってくる...と思ったらとんでもない高さで
ぶっ飛んでいった。
す、すごすぎる...おーい、どこまで飛んでいくんだ...

まさしくそこには、私が憧れていたシーンがあふれていた。
き、来てよかった〜〜〜。

しかし、パイプの下でお昼をとっている日本人キャンパーの話を
なにげに聞いていた私はまたまた呆然。
「おれ、ことしはRAICEの契約が付いたよ。上手くいけばゴーグルもなにか付く
かも。」
「おまえ今年からやっとプロに上がったらしいねぇ。」
「あいつBURTON契約の話がきたけど、考え中らしいよ。」
なんて会話が聞こえてくるじゃないか!
キャンパーといってもれっきとしたプロライダー、契約ライダーだって人が
たくさんなんだ。ひえ〜。みんな上手いはずだよ〜。
も、もしかして私、場違い〜!?
こんな一般ピープルスノーボーダーが来てよかったのか〜〜?

私の不安を知ってか知らずか、うまうまキャンパーたちは
ビックパイプの方へ行ってしまった。
なかば放心状態でスモールパイプをみると、まえちゃんが張り切って飛んでいた。
おっ!まえちゃんうまいじゃん。
大丈夫!普通(?)のボーダーもがんばって滑ってる。
よ〜し、気にしない気にしない!私も滑るぞ〜。





つづく




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