秘書まなみのサマーキャンプレポートの完全版です。
連載していたレポートは、まなみの原稿を編集して掲載してました。
ここでは原稿そのままの完全版として再掲載します。
いい事も悪い事もいろんな事をそのままお届け。

連載版の同一回  読み比べたい方のために別ウインドウで開きます。


 

その34:ビックパイプ




時間は2時が過ぎた。
思惑通りパイプに残っている人は減ってきて、
同じ日本人キャンパーぐらいしかいなくなってしまった。

今までずっとスモールパイプでがんばっていたちゅーちゃんと
がちゃもビックパイプの方へハイクしている。
チャンス!私も行ってみようっと!!

ハイクしながらビックパイプの壁の高さを覗き見る...
『ほんと高い壁...』緊張してしまうね。
ビックパイプの上に到着してビンディングをカチカチってはめる。
そうしている間もドキドキが止まらないよ〜。

『入るぞぉぉぉ!』気合いを入れてドロップイン!
でも壁が高すぎてまともにドロップインできなかった。
壁をちょっと横滑りになりながらドロップインしてしまったよ。

でもがんばって壁に向かう。
でもでも...ほんとにほんとにビックだ〜〜〜。
ほんとにこんな高い壁を上まで登れるの?
こんな壁をこえてリップを抜けれるの?
必死で壁を登りきろうって滑ってみたけど、
恐怖が勝ってしまって、リップまで届かないで終わってしまった。

あらためて感じたことは、プロってすごい!!ってことだった。
だって、実際に滑ってみるとほんとに怖いんだよ。
こんな高い壁を登り切ってくるくる回ったりグラブするなんて、
普通の頭じゃ怖くてできないよ。
頭の線2.3本切れてなきゃできませ〜ん。

でも、ビックパイプのほうが、スモールパイプよりかなり整備されてるようで、
バーティカルがすごく滑りやすかった。
もう一回滑ってみたいな...
チャレンジしちゃおうかな〜って思っていたら、
キャバさんがパイプ下に立っていた。
今のへなちょこな滑りを見られていたみたいで
「ぜんぜんだめ!もっともっとリップ抜けちゃうよってところまで耐えないと!!」
ってまた言われてしまったよ。
う〜ん、この壁の高さを耐えるのってかなり根性がいるねぇ。
でも最後の最後までダメダシじゃ〜くやしいね。
よ〜し!もう一回ビックでチャレンジだぁ!!
なんだか最後の最後で一番やる気が出てきちゃったよ。

今度はかなり覚悟を決めた。
『もうだめだ!このままいったら重力に耐え切れなくて落ちてしまうっていうギリギリのところまで耐えてやるぅ!!』

一本目よりかなり気合いを入れてドロップイン。
フロントサイド一本目!
残念ながらスピードが足らなくて、
あえなくバーティカルでワンエイティー...
バックサイドもリップに届かない...

え〜いもっとスピードをつけて次に期待だ〜!
フロントサイドの2本目!!
これはかなりいい感じで壁に突っ込んでいて、
このスピードのままでいったらリップまで登れそうだ。
が、途中で案の定『怖い〜ここで板を返しちゃいたい』
って感情が出てきてしまった。
でも今回は耐えた。まだ返しちゃダメ!!ってかなり耐えたよ。

その結果は...
耐え過ぎて、みごと地球の重力のなすがまま、頭からパイプのボトム
(パイプの底面)にたたきつけられて転がっている私がおりました...
ありがとうヘルメット君おかげで私の脳みそは無事でした。(笑)

しかし、頭から落ちたせいで、せっかくいただいたライオプロのサインが
薄くなってしまったぁ。悲しいよ〜。
でもこの最後の一本がこのHoodのパイプで
一番楽しいラインディングだった。
何かがつかめそうな期待のもてる一本だったように思えて
なんだかうれしくなったよ。

そんな感じで、ボトムを転がり落ちていたというのにニコニコしながら
滑り降りた私に、キャバさんが一言
「まだまだ、ぜんぜんダメって感じだけど、その調子で突っ込んでいっていたらすぐにリップを抜けれるよになるよ」
だって。あ〜最後もやっぱりだめ!で終わっちゃった...残念だね。
でも今後に期待の持てる言葉だったからちょっとうれしかったな。

これで、Hoodでのパイプは終了だ。
この6日間で上手くなったのかへたくそになったのか
よく分かんないままだったけど、これで私のスノーボードが終わるわけじゃない。

Hoodは終わっちゃったけど、
これから日本に帰ったらがんばるぞって思っている私がそこにはいた。



つづく




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