船木誠勝 一対 この世は全て一対になっている。
男がいて女がいる。光があって影がある。
船木誠勝と鈴木みのる。
この2人は一対である。どちらかが存在しなかったら、もう片方も存在しない。
時には兄弟のように。時には親友のように。時には夫婦のように。
2人が出会ったのは偶然なのだろうか?
神が定めた運命ではないのか?

中学卒業後、船木は新日本プロレスに入団する。
同じく履歴書を事務所に持ち込んだ鈴木は門前払いをくらう。
雑誌に載っている船木を見て「なんだよ、同い年じゃねぇか」と思った。
そのころから勝手にライバル視していた。

高校卒業後、鈴木も新日本プロレスに入団。すでに3年のキャリア差が出来ていた。
アマチュアレスリングで活躍した自分は結構いけるんじゃねぇのか?と思っていた。
しかし、その考えは船木によっていとも簡単に崩される。
「うわぁ〜、強えぇ〜!!」
これが本当のプロレスだと思った。本物のプロレスラーだと思った。

船木誠勝 一対 2人は10年以上一緒にいて、2回しか対戦していない。
一度目はUWF時代、2人の理想のレスリングをやりたかった。
誰かがつまらないと言ったけれど、真剣に応援してくれたファンもいた。
二度目はパンクラスのリングだった。
ただ目の前の相手しか見えなかった。
自分の全てを相手にぶつけた。
ゴングが鳴って、2人共涙が溢れ出て来た。

「あと1回」と鈴木は言う。
簡単に組んでいいカードではない。
できることなら最高のシュチュエーションでやってもらいたい。
もうどちらが強いとかは関係無い気がする。
ただ船木がいて、鈴木がいるという簡単なことを確認したいのかもしれない。

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